ファイナルハンターG   作:N_ローゼン

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仲間

>

>ギルバート

>『シン・アスカ』

>自分の名前が呼ばれ、舞台へあがり、ギルバートの前に立つ。

>ギルバート

>『シン・アスカ。貴殿を本 日をもって、ギルド公認 のハンターとなることを ここに認める』

>もう言い飽きているだろうとツッコミを入れたくなるほど、何度も言っているセリフを口にし、認定書とライセンスカードを渡す。

>シンもここは頭を下げて、突き出されたそれを受け取る。

>後ろで寝ていたハンター

>『…ん?』

>シンがちょうど舞台に上がってきた時、さっきまで爆睡していたハンターが目を覚ました。

>その横の女性ハンター

>『ちょっと、いつまで寝て るつもりよ、アンタ』

>寝ていたハンターの隣にいた女のハンターが、肘を突き立てて問うてくる。

>この二人しか聞こえないほどの極小さな声で。

>後ろで寝ていたハンター

>『あ?だってジジィの話眠 いだろ?』

>ジジィとは、もちろんギルバートのこと。

>あきれた顔をする女のハンター。

>寝ていたハンターは、ふと前を見る。

>シンが認定書とライセンスカードをもらっていたシーンだった。

>後ろで寝ていたハンター

>『…』

>寝ぼけ眼で、シンの顔を凝視する。

>シンは気づいていなかったようだが。

>後ろで寝ていたハンター

>『…ふ~ん』

>少しうなづき、また夢へと戻っていく。

>その横の女性ハンター

>『ハァ…』

>ため息をつくのは、その隣の女のハンター。

>

>認定書とライセンスカードを受け取ったシンは、来た方とは反対の階段から降り、もといた自席へ戻る。

>ライセンスカードがすごく気になっているようだ。

>シンがライセンスカードを見ていると、残りはすぐに終わった。

>するとまたしても、ギルバートの演説が始まった。

>ギルバート

>『一流のハンターとは、勝 つことだけを考えるので はなく、臨機応変な考え のもと…』

>さらに小一時間ほど語りだす。

>よくそんなに話すことがあるなと、関心するシンであった。

>ギルバート

>『これをもち、今年度の授 章式を閉会する』

>ギルバートが手短な言葉で最後をくくる。

>『やったと終わった~』とどこからともなく聞こえてきそう、辺りはそんな空気だった。

>ギルバートが舞台の上から去っていく。

>後ろにいた5人のハンターもギルバートに続く。

>シンが気にしていたあの爆睡のハンターは、隣の女性ハンターにぶん殴られ、嫌な目覚めを味わっていた。今回、この授章式に臨んだ新人ハンターは64名。

>そのうち、80%が10代後半から20代前半の若者だ。

>シン

>『ふぅ~』

>伸びをする。

>この後は、受付にて新人ハンターに武具の一式が支給される。

>新人ハンターは、この支給される武具をまとい、初めての狩りに出るのだ。

>シンはすぐに立ち上がろうとしたが、舞台の右上に飾られているあるものに目がいった。

>シン

>『…』

>そこには、【粉骨砕身】と書かれていた。

>伝説のハンター“白銀の竜王”の格言である。つまりシンの父のことだ。

>シンもこの言葉は耳について離れないものになっていた。

>その意味は、力続く限り、全力で事にあたること。

>シンがその本当の意味を理解するのは、もう少し先になる。

>気がつけば、辺りの人は少なくなっていた。皆、武具を受け取りに受付までいったのであろう。

>シンも急いで立ち上がり、受付に走る。

>

>受付付近、武具を受け取りにきた新人ハンターでごった返しになっていた。

>アウル

>『何?今日なんかあったっ け?』

>クエストの申し込みにきた現役のハンターが足を止める。

>ちなみに、このアウルは辻江のことです。

>スティング

>『あ~、アレだろ?授章式 。今日は新人ども授章式 があるのさ』

>ステラ

>『…そうなの?』

>男2人、女1人のペアが、受付で群れる新人ハンターたちを見ている。

>受付の女の子たちは、あわてることもなく、慣れた手つきで順番に武具を渡していく。

>シンはまだ来ていない。

>この時シンは、ホールから受付までの廊下を走っていた。

>ハイネ

>『ちょっといいかな?』

>走るシンの前に、待ち伏せでもしていたのではないかというぐらいのグッドタイミングで青年が現れる。

>見たところ、自分と同じくらいか、ちょっと上くらいかな、とシンは勝手な年の推察をした。

>シン

>『えっと~~…、ハイネ 』

>ハイネ

>『ピンポ~ン』

>さっきの授章式で名前を呼ばれていたのを思い出した。

>ハイネは人差し指を立てて、オーバーに喜んだ。

>ハイネ

>『キミの名前はシンだった よね?本名でいうとオレ は、ハイネ・ヴェステン フルス』

>とりあえず本名を名乗り、自己紹介をする。

>やはり年上だろうか。

>ハイネ

>『単刀直入に言うな?オレ と組まないか?』

>は?、って感じだ。

>突然だし、単刀直入すぎだし。

>シン

>『組むって…』

>シンは疑問形に対し、疑問形で返した。

>ハイネ

>『オレたちって新人じゃん ?で、よく言うだろ。新 人が生き残るにはダチ( 仲間)を多く作れって』これはセオリーだ。

>一般的によく言われることである。

>ハイネ

>『で、オレさ、授章式ん時 から、ずっと探してたん だよ。ダチ(仲間)にすん なら誰がいいかな~、っ てさ』

>ハイネがギルドカードを、人差し指の上でクルクル回す。

>シン

>『それがオレってこと?』ハイネ

>『その通り』

>ギルドカードをつかみ、親指を立てたポーズをとる。シンはしばらくじっとしていた。

>別に、ハイネと仲間になるのが嫌で、考えていたわけではない。

>シン

>『オッケ』

>シンもポケットからギルドカードを取り出し、ハイネのギルドカードに、まるで乾杯をするように重ねた。ハイネ

>『よっしゃ~、これからも よろしくな、相棒』

>調子よく肩に手を回してくる。

>シン

>『おう』

>ハンター人生始まって、最初の仲間(ダチ)ができた。

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