シン
>『まずはギアノスだ。ちゃ ちゃっと狩るぞ』
>ハイネ
>『あいさー』
>シンの先陣をきる掛け声、ハイネのよくわからん雄叫びを合図に戦闘開始。
>ギアノスとガウシカもすぐにシンとハイネに気づいたらしく、ギアノスはこっちに寄ってきて、ガウシカは離れていく。
>ハイネ
>『うりゃあ』
>またしても奇妙な声をあげ、大剣を振り下ろす。ギアノスは華麗なバックステップでその攻撃を回避する。ここからハイネのアクロバットが発動する。
>大剣を振り下ろした勢いを利用して、ハイネ自身がジャンプ。
>そのまま、ギアノスにのしかかった。
>1頭終了。残り2頭。
>
>シン
>『はぁ』
>シンの斬撃と、ギアノスのクローが激突。互いにひるむことなく連続攻撃を続ける。
>先に攻撃を受けたのはシンだった。
>斬りつけた剣に噛みつかれ片腕を封じられた状態で、ギアノスのクローをモロにくらってしまった。
>シン
>『うぅ…』
>負けじとシンも斬り返す。その一撃でギアノスの右腕をはねた。
>『ギャアァ』と叫び声をあげ、噛みついていた剣を離す。
>シン
>『ふぅ』
>ギアノスに攻撃されたのも、大したことはない。出血もない。
>両者一定の距離をとり、先に攻めたのはギアノスだ。左腕のクローを出す。
>シンも右腕の剣で受け止める。
>『ギ~ン』と鈍い音が響く中、さらにギアノスは口を開け牙をむき出しにして噛みついてくる。
>シン
>『』
>シンはもう片方の剣を水平方向に大きく振るう。
>またしてもギアノスが剣に噛みついた。
>しかし…
>『ハァア』
>シンは力を振り絞って、そのままギアノスの上顎を斬り裂いた。
>体力の返り血がチェーンシリーズの防具を赤く染める。
>シン
>『…』
>シンは倒れたギアノスを見つめる。
>昔、父親に連れられてこの雪山に来た時、ギアノスすらもものすごい強敵に見えた。それを今、自分の手で倒したことに、少しばかり感動を覚えていた。
>さて、これで残り1頭だ。
>ハイネ
>『そうら』
>大剣を振り、その反動でライダーキック。さらに、連続で斬り上げと振り下ろしを連発する。
>ギアノスも多少の攻撃を受けつつも、致命的だけははずしている。しかし、ギアノスが反撃するスキはない。ハイネの攻め方がうまいのだ。
>その時、キズのせいでギアノスが一瞬ふらついた。
>ハイネ
>『』
>ハイネはそれを見逃さなかった。
>ハイネは、ギアノスのキズのある足に回し蹴りをいれた。
>ひるんだギアノスは完全に無防備となった。
>ハイネ
>『もらったぁ』
>ハイネは大きく大剣を振り上げる。
>その瞬間、ハイネの腕が凍りついた。
>ハイネ
>『な…?』
>ハイネの斬撃はかわされた。
>ギアノスは一歩さがり、体勢をひくくする。
>シン
>『ハイネ、早く砕け。凍傷 になるぞ』
>シンが叫ぶ。
>さっき、一瞬のスキをついてギアノスが“氷液”を吐いたのだ。
>ハイネ
>『くそっ』
>ギアノスが後ろ足を軸に飛びかかってくる。
>ハイネ
>『』
>シン
>『させるか』
>シンが片方の剣をギアノスに投げつける。
>見事ギアノスに命中。奇声とともに地面に墜落するギアノスに、シンはもう一方の剣で斬りかかる。
>シンの剣がギアノスの首をとらえた。
>はねることはできなかったが、討伐には成功した。
>シン
>『大丈夫か、ハイネ?』
>シンが駆け寄る。
>ハイネ
>『ああ、問題ないよ』
>ハイネもさっきのシンの一言で、手早く氷を砕いていた。大事はなさそうだ。
>早速、剥ぎ取り。
>
>シン
>→[ギアノスの鱗]×1
> [ギアノスの皮]×2
>ハイネ
>→[ギアノスの鱗]×2
> [竜骨【小】]×1
>
>ハイネ
>『で、次は本命だな』
>ギアノスを狩り終えて、残るは本命のガウシカが8匹。
>2人は応急薬を1本ずつ飲んで態勢を整える。
>ギアノスに続いての連戦だが、2人は迷わずに戦いをしかけた。
>
>追跡者
>『ホント、どんなモンスタ ーが相手でも、ギリギリ の戦いを見せてくれるわ ね。見てて飽きないわ~ 』
>苦笑しつつ、2人を見下ろす。
>確かに、ポポの時もガウシカの時もギアノスの時も、余裕ということはなかった。
>
>そんな追跡者の思いとは裏腹に、今回のガウシカ8匹は簡単に終わった。
>まぁ、攻撃してこない相手に手こずるという方が難しいかもしれないが。
>
>シン
>→[ガウシカの角]×3
> [ガウシカの毛皮]×2 [生肉]×2
> [ホワイトレバー]×1ハイネ
>→[ガウシカの角]×2
> [ガウシカの毛皮]×3 [生肉]×1
> [ホワイトレバー]×2
>目的のガウシカの角はこれでちょうど10個。
>あとはこれを納品したらクエストクリアだ。
>シン
>『なぁハイネ、クエスト終 了時間までまだだいぶあ るけど、まだ採取とか続 ける?』
>まだクエストが始まって8時間程度。制限時間は24時間なので、かなり余ってしまった。
>今回は雪山に詳しいシンがいたので、これだけですんだのだ。
>シン
>『と言っても、ホットドリ ンクはもうないから、そ れ使わないエリアに限る けど』
>ハイネ
>『そうだな。ちょっとだけ 拾いモンしていくか』
>余った時間はまだまだあるので、その時間を活用するのも悪くないだろう。
>以前に、クエストのクリア時間がそのハンターの実力を示すと言ったが、この程度のクエストのクリア時間など何の参考にもならない。だったら、その時間を活用する方が頭がいい。
>ハイネ
>『ところでよ、こっちの時 間はいいのか?そろそろ 3時間だろ?』
>ハイネが空になったホットドリンクのボトルを示す。シン
>『あ、そうだ。忘れてた。 急げ』
>あわてて駆け出すシン。
>やれやれとそれをおいかけるハイネ。
>
>追跡者
>『もういいかな。あたしも 失礼させてもらおっと』今のシンとハイネのやり取りを見ていた追跡者が立ち上がる。
>そのまま姿を消した。
>
>ホットドリンクの持続時間は間に合わなかった。
>洞窟の出口ギリギリのところで効果がキレてしまった。
>しかし、多少スタミナをけずられた2人であったが、そのまま拠点のキャンプ地に戻り、集めたガウシカの角を納品する。
>これで今回のクエストも見事クリアだ。
>シンはその後、ギアノスの返り血で汚れた防具を、クソ冷たい水で洗い、ハイネと薬草等を採取していた。そうして一通り採取も終わり、今度こそ終わりだ。
>2人は雪山上空で滞空している運び屋の2人を呼び、雪山を後にした。
>
>気球の中…
>ハイネ
>『なぁシン、ポッケ村に戻 らなくてもいいのか?こ こからなら近いし、オレ はいいぜ』
>シン
>『んん~、今はいいよ。も うちょっとたってからに する』
>少し考える素振りを見せたが、答えは即答で決まっていた。
>