TS転生娘はバッドエンドがお嫌い   作:美しい正露丸

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プロローグ

プロローグ

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。最近はとても暑いし湿気はするしでやになっちゃうよねぇー 

ん?俺?

 

俺は今ね絶賛

 

 

「おい!人が轢かれたぞ!」

 

「運転手はどうなってるんだ!」

 

「早く救急車を呼べ!お前大丈夫か!?意識は………」

 

死の間際なんですねー

はぇーどうしてこうなったもんか出勤の時間とかいう全人類が嫌いな瞬間に憂鬱になって信号を渡ろうとしたその時なんかクラクションするなぁと思ったらいつのまにか空を飛んでた。やっぱ人間て死ぬ前すごい冷静になるもんなんだね、まぁ特に未練とかはないしなぁ俺が死んで悲しむ人とかいないし、あ一つ思い出したわ学生の頃からずっとやっていたギャルゲー。あれのリメイクが今度出るって言ってたなそれがやらないのが唯一の未練かな。

てか長くないもう語る事ないよ?あーでもだんだん意識が遠のいていくような感じがする。てか今更だけどこの死に方なんかなろう系みたいだよなもし転生するならさっき言ってたゲームがいいなー、なんてなに言ってるんだかあーあとは望むのなら

 

次の人生は一度でもいいから愛されてみたいなぁ…

 

 

 

はい。まぁここまで来たら予想はついてると思うんだけど転生…しましたね。

本当にあるんだなこういう事、体験してみて思ったのは赤ちゃん時代というのはめちゃくちゃ恥ずかしい。だってさ考えてみて中身おっさんが年下のその、あの…あれを飲むのは流石に抵抗がある。先達の方々はどうしていたのか不思議でしょうがない、それはそれとして一番の違和感というか悲報というかまぁ下についていたのがなくなりましたね南無阿弥陀仏一度も使うことがなくて申し訳が立たない、まぁ立つものがなくなったんだけどね。

はいつまらないもうさおっさんなんだからやめようよそういうの泣くよ?赤ちゃんだから泣くのが仕事なんだけど。とまぁここまで特に意味のない自己語りしたわけでここいらで両親の話をしよう。まず母親、猫屋ちよ顔は美人よりというか前世だったらモデルやってるぐらいスタイルがいい…うんこれだけで世の男性たちから恨みを買いそうではある、性格は厳格そうで天然、ほんとになんでこんな中身おっさんの子供が産まれたのだろう…。父親は、猫屋あきと顔は優しげなイケメン動物とか好きそう(ど偏見)まぁなんというか顔面偏差値高すぎやしません?え?これで普通とかだったら前世の世界はどうなるの?まぁ顔のことは置いといて、両親は俺に沢山の愛を注いでいると思う…?わかんねぇわどんくらいが愛を注いでいるのかどうか分からん前世が0だから何倍か表現できないんですよねーでも居心地はとても良い。正直もうこの時点で転生して来てよかったと思ってた、2歳までは。

 

 

その日は俺の5歳の誕生日記念の日。父はとても仕事人でいつも忙しそうであまり遊びに連れていくことはなかったそれでも幸せだった毎日愛してると言われ成長一つ一つに泣くほど感動したり始めて人に愛されてどうしようもなく幸せを実感していただからこそだったんだろうか俺は交通事故に愛されていたみたいだった。行きのことだった父は一度も事故を起こしたことのない人だ信号を曲がる時前から暴走したトラックが突っ込んできた、なにが起こったのかわからなかったただ全身が殴打されたような痛みを感じ眼前に広がる赤が心を抉った

 

「お母さん……お父さん……」

 

肺からむせかえるような血の匂いがしたそれでもここで声をかけなければならないと必死に身体を動かした、母はただ頭を撫でるだけ手はとても冷たかった父もこちらを心配したような目をして手を伸ばしていた、でも声は帰ってこない。あぁなんで世界は俺が幸せになるのを嫌ってるいるのか俺はゲームでもバッドエンドは嫌いだった何故ならそれが原因で泣いたり曇ったりする顔を見るたびに胸がプレス機に潰されたような痛みが広がるから。結局事故を起こしたトラックは飲酒運転だったらしい、別に復讐とかはない、なぜならそいつももうこの世にはいない、どのみちいたとしてもこの怒りは自分にしか向かない、本来不幸になる人間が幸せになろうとしていたからこれは自業自得だ。葬式では俺はひたすらただ呆然と立ち尽くしていた、周りの人間は同情したような目を向けてなにも言ってこない。俺はひたすら両親たちだったであろうものを抱いて時間を過ごしていた、母は俺を守ったそのおかげで目立った怪我はなかっただが俺はそれなら一緒に連れていってほしいと思った。一度死んだだから二度目もおんなじだと思った。誰が引き取るかの話の時もそんなんはどうでもいいただ生きてるのが辛かった。結局引き取ったのは母の姉方の夫婦に引き取られたが目当ては遺産と事故の保険金だったのだろう引き取られてそうそう俺は物置部屋に押し込まれた。事故のせいか俺は顔から表情が抜け落ちていた鏡で見ると母譲りの白銀の髪は輝きを失いまるでおばあちゃんのようだ、父から譲り受けた空のような澄み切っていた瞳には雲がかかりなにも映そうとはしていないようだ。流石に世間体を気にしたのか幼稚園には通わせてくれていた。そこで俺は運命の出会いをした。もう何年も前に感じたその記憶は鮮明に蘇った。

 

「ねーあなた名前はなんていうの?私は月乃ひかり!綺麗な髪だなー。ねぇお友達になろ!」

 

俺の好きなギャルゲーの主人公の名前そして明るい名前によくあっている

金髪、父ににている空をそのまま映したような澄んだ青色の目、間違えるわけがない彼女こそがこの世界の主人公なんだと。

 

 

 

 

 

 

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