エリア11。
ここはかつて日本と言われていた。しかし今はブリタニア軍に制圧され、主要都市はブリタニア人のための租界として改修され、日本人はイレブンとしてゲットーと呼ばれる租界郊外の瓦礫地帯で生きるか名誉ブリタニア人となって日本人としての名誉や誇りを売り渡してブリタニア人の奴隷として生きるしかなかった。
そのため各地でレジスタンス活動が活発化。ブリタニア軍への攻撃も苛烈化していくがブリタニア軍部隊の虐殺行為も横行していった。
そんな中、エリア11‥‥いや日本において三つのレジスタンス組織が誕生した。
一つは旧日本軍を主体とする日本解放戦線
二つ目は西日本を中心に旧兵器で戦う、サムライの血。
そして三つ目が旧大阪を中心に活動する近衛軍である。
この物語はこの三つ目の組織である近衛軍を創設した一人であり、現在ナイトメアフレームに真っ向から対抗できる上に完勝できる戦術機開発の第一委任者となっている篁唯依中佐の物語である。
「‥‥なるほど、確かにこの方式であれば解決するな。しかし大丈夫なのですか?ブリタニア人であるあなたが我らのようなレジスタンスに組するとは国を裏切ると同義ですよ?フランク・ハイネマン氏??」
「構いません。そもそも私や私がいた会社は国の為に働いてきましたが裏切ったのはあちらですし、人種差別は私は好みません。それに苦労して作った機体で国際法違反を繰り返されては私への侮辱です」
「なるほど…」
ここは近衛軍の拠点である大阪城地下。
ここではKMFに対抗可能な戦術機の開発拠点として日本敗戦後から建造が進められていた。
そして今、篁中佐はブリタニアから会社の同僚兼開発者仲間とともに近衛軍に亡命してきたハイネマン氏とともに新型戦術機の開発を行っていた。
「しかし、貴方は近衛軍の創設者の一人とお聞きしているのですが…このような開発者畑の場所で働いていてよろしいのですか?私からすればあなたのような実戦経験豊富かつ指揮官としての才能もある人材はもっと上の立場にいるべきであると思うのですがねぇ」
「構いません。むしろ篁家は代々武士の刀を作ってきた一門。衛士や日本解放のために戦う有志のための刀を作っているのですから本望です」
「そうですか‥‥それでこの不知火・弐型Phase3や試作型電磁投射砲の開発にも熱心なのですね」
「ええ。この機体と砲であればブリタニアのグロースターにも対抗できるでしょう」
そうして開発スタッフと共に開発を進めていた篁であったが‥‥
「篁中佐ー!!」
「雨宮中佐?どうした??」
「でっ殿下からのご勅令が届いたのですが‥‥!」
「なに?」
そうして受け取った内容を読んだ篁は頭が真っ白になった。
「こ、この私が…少将?」フラフラ~バッターン!!
「た、篁中佐!」
「誰か担架を!!早く!!」
そう言いながら篁中佐は倒れてしまった。
こうして篁中佐は少将への昇進が決まった。
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