汚染領域の隔離作業は順調に進んだ。
途中で
まだ昼には早い時間に赤い森その2を
そして昼食の時間、カミールから朗報がもたらされた。全ての新型スキルと新型エンチャントのデータ入力が完了したのだ。
トピア「素晴らしい仕事ぶりですよカミールさん、それにシュミットさん」
スコア「つまりこれで最終装備の設計が可能ということだな? よくやってくれた」
カミール「まあワタシ達の力をもってすればこのくらいはな」
カミールは眼鏡に手を添えて知性アピールしており、シュミットも自慢げに腕を組んでいた。実際誇るだけの実績であるので文句は無い。
トピア「というわけで引き続きお二人で私達の装備の設計をしてもらっていいですか?」
カミール「いやそれは……いいのかい?」
トピア達の最終装備を作るための下調べ作業をやっているだけと認識していたカミールが戸惑いの声を上げた。
トピア「最終的には私が監修しますが、お二人だけでも8割か9割は詰められるはずです。方針としてはまず
何故槍と弓の両方のパターンを試すのかというと、槍ではまず空回りの方が強い確信があるのだが、弓は両手武器のため盾を装備出来ず、盾専用の強力なエンチャントをつけられない条件でも空回りの方が強いのかを確認する必要があるからだ。
槍もどう見ても両手で持ってるだろうというのは
なお先に防具の精錬だけでもやらないのは、その防具自体を別のものに入れ替える可能性を考慮した結果だ。
カミール「……分かった、ワタシ達の能力を信用してのことならそれに応えてみせよう」
シュミット≪オバチャンも頑張っちゃうだわよ≫
トピア「宜しくお願いします」
ラリー「んじゃ俺らは隔離作業に戻るか」
聖騎士「承知した」
スコア「次のバージョンがどれだけ強くなっているのか楽しみだな」
午後の仕事でトピア達は最後に残った汚染領域である
作業にはもう慣れたもので、作業を進めながら
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これだけの装備品を合成して完成する
これらのうち炎上、凍え、ノックバック以外の10種類は
ともかく
そして夕飯までには
トピア「何事ですか?」
トリオ「これは惑星外からの落着物警報じゃの。ものは恐らくBETA着陸ユニット、落着予想はここじゃ」
工場長が食堂兼会議室に衛星観測地図を表示した。
落着予想2と銘打たれた東西に長い楕円状のエリア。ナンバーが2なのは、現在BETA還元施設になっている落着ポイントを1つ目とカウントしたためだろう。
トピア「おお、落着予想が出来るようになってる……というかコアめっちゃ増えてますね!?」
トピアの言う通り、マインが設置したコアの数が昨日の4倍に増えていた。宣言通り2日分進めたのだ。
ラリー「随分捗ってんなコアの設置」
マイン「フハハ、
サティ「まあ電力確保は私も手伝ったんだけど」
スコア「このエリアに落着するとして、設備の損害予想はどうなんだ?」
マイン「コア012から016は設置したばかりだ。周辺施設は限られている。コア自体に当たったら問題だが、見たところそれも無かろう。つまり飛んで火に入る夏の虫ということだフハハハハ!」
テクス「たまたま都合の良いところに来てくれて良かったでござるな」
トピア「落着までの時間はどのくらいですか?」
トリオ「あと3時間といったところか……」
などと対策を検討していたところ、また警報が鳴った。
トピア「……もしかしておかわりですか?」
トリオ「そのようじゃの」
工場長が再びディスプレイに表示した地図には3つ目の落着予想エリアが追加されていた。
テクス「これは厄介な所に」
カミール「はじまりの島に直撃する可能性すらあるのか!?」
トピア「島の面積は小さいので直撃の可能性は高くないですが、開戦前に避難誘導が必要ですね。まずアヌビス様、はじまりの島の住民全員に危機の到来を通達出来ますか?」
アヌビス神「XX(可能だ)」
トピア「ではまず最寄りの楔の塔に避難するように通達をお願いします。ただミルウィン丘陵の塔は壊してしまったのでそこは直接ポータルを設置して、あと現地で避難誘導する人が必要ですね」
トピアが顔を見回すと、ファムと聖騎士が行きたそうな顔をしていた。
トピア「では聖騎士さん行けますか?」
聖騎士「無論だ。人々を守るのは我が使命!」
マイン「何故聖騎士なのだ?」
トピア「元々島の災害対策を担当していたので有事の際の行動に信用があり、更にさっきまでドリルユニットを操作していたのでコアユニットでの移動が可能です」
この場合の災害とは解き放てば大変なことになると目されていたファーヴニルのことだ。
サティ「なるほど適任ね」
トピア「では私のコアユニット・ガンマを貸しますのですぐに行ってください。戦闘にも参加してもらいますから時間前に戻ってきてくださいね」
スコア「避難先はここの地下集合住宅の空き部屋を全部使って構わない。まあなるべく上から詰めてくれると有難いが」
聖騎士「承知!」
聖騎士はコアユニット・ガンマを封入したプリズムを受け取ると、フルプレートアーマーの金属音を鳴らしながらポータルへと駆けていった。
トピア「落着まで3時間となると、戦力増強をする時間はありますね……カミールさん、装備強化の草案は出来てますか?」
カミール「無論だ、全員分出来ているぞ」
カミールが眼鏡に手を添えて自信満々に答えた。
トピア「流石です。ならば戦闘班集合! やりますよ!」
スコア「初のBETA戦に装備強化が間に合うとは僥倖だな」
ラリー「まあ間に合うように超特急でやってるからな」
戦闘班の士気は高かった。落着直後のフェイズ0ハイヴを攻略するだけならばトピア一人でも何とかなったのだ。油断さえしなければ重
ただ最低限、住民達と自分達が捕獲されないように気をつけなくてはならないが。そういう意味でははじまりの島近くというのは丁度急所を突く形であった。