【完結】匠 VS BETA   作:MMZK

135 / 387
[2023/11/09]ゼニス一式装備に旧型エンチャントとして新型 守護神を宿した エンチャントが付与されていたため修正しました。


135. つまりまだミラージュを出すタイミングではないということだ

 トピアは戦況についての情報を聞きながらコア025の西の離れ島へと向かった。これはコア経由の移動ではなく、コア025管轄エリアの前線近くに設置されたポータル経由での移動だ。スコアが指導した人員はしっかり仕事をしているようだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 聞くところによると、当初は上陸阻止出来ていたが上陸地点が南側に流れ始めたことで設置作業中のエリアに近づいているらしい。

 防衛ラインの敷設は基本的な優先順位として

 

1.その戦域担当のコアを守れ

2.観測が困難な海を抜けられないようにしろ

3.その他の部分に上陸される分にはそこで叩くので後回しでいい

 

 となっている。しかしコア025はハイヴ20からまず間違いなく襲撃が来ると予想されていたのでこの優先順位を一旦無視してコア正面の海域を後回しにして離れ小島から防衛ラインを構築し始めており、それが半ば当たった形だ。しかしコアから前線がやや遠く、上陸前に探知出来なかったので上陸地点が予想から若干ずれ、防衛ラインの南端の方に当たってしまったようだ。

 

トピア「光線(レーザー)属種は来ていますか?」

 

マイン≪確認出来ていない。つまりまだミラージュを出すタイミングではないということだ≫

 

トピア「まあそれには同意しますよ。ちょっと疲れますけどね!」

 

ラリー「アレを出すほどの事態でもねえわな」

 

 新型のトキソピッドであるトキソピッド・ミラージュは第一目的としてハイヴを一気に落とすため、その次には光線(レーザー)属種に対抗するための決戦兵器だ。光線(レーザー)属種も出てきていないのに気軽に出してしまっていざハイヴ攻略をするときに対策されていては目も当てられない。

 

トピア「……見えました! もう防衛ラインの南端を超えたところに来てますね!」

 

マイン≪海岸線ぎりぎりに出て最優先で突撃(デストロイヤー)級を殲滅しろ。その間にタレットの設置を進めて押さえ込む≫

 

 タレットの設置位置は海岸線から5kmほど後退した所だ。つまり戦域はタレットのレーザーが届くか届かないかギリギリの距離ということになる。ぎっちり詰めてタレットを設置していけば並んでいる端までのエリアは制圧力が十分であるため、トピア達はタレットがカバーし切れていない南端の戦域に流れてきたBETAを撃退していくことになる。

 

 防衛ラインに設置する設備1単位はFICSIT製の基本土台8m×8m×1m×2段とその間を繋ぐ金属梁1m×1m×4m×4箇所、下の土台に巡航ミサイルタレットMk.1×6(※左右の端1mを梁が塞ぐ)、上の土台にレーザータレットMk.3×4、そのレーザータレットの後ろ側に電力ケーブル内蔵レールが這う形となっている。隣の土台と高さが違う場合は配線レールが上下にずれるため、高低差分の鉛直配線レールが追加される。最後に隣の設備ブロックからの配線接続ミスや破損による断線をチェックするための小さなランプが付いており、これが光っている設備ブロックと光っていない設備ブロックの境目が繋がっていないことが一目で分かるようになっている。

 海岸線とタレットの間5kmに障害物があり射線を遮る場合、破砕や伐採が簡単ならそれを実行して撤去し、無理なら土台を積み上げて障害物より高い位置にタレットを設置して射線を確保するようにしている。それでも物陰はどうしても出来てしまうが、どのみちBETAがそこでとどまっているのならば幾らでも対処のしようがある。

 防衛設備のすぐ後ろには30m×30mの加速ドーム+放射線遮蔽カバー+ストレージロジスティクスアタッチメントのセットが設置される。コンクリート製のカバーが分厚いので実際には60m×60mくらいになる。この設備は土台50個=約400mごとに設置され、電力はレーザータレット用の電力供給端子から取得する形になる。加速ドームの効果範囲は半径250mなので最大496m=62ブロック置きでも機能するが、配置が直線ではないことや高低差を考慮するとこの数字も多少上下するので、いちいち計算することを避けるために50ブロック置きでよいとされている。

 防衛設備のすぐ後ろには20m×20mの修復プロジェクターも配置されている。こちらは半径106.2m、直径212.4mが効果範囲だが、同じく余裕を持って20ブロック=160m置きに設置されている。

 タレットのうち、レーザータレットMk.3が30万DPSなので長くても4秒あれば突撃(デストロイヤー)級1体を仕留められる。巡航ミサイルタレットMk.1ならば5秒に1体仕留められる。つまり1/4×4+1/5×6=秒間2.2体の突撃(デストロイヤー)級を処理出来る。突撃(デストロイヤー)級の幅は17mなので、ぎっちり詰めて横並びで迫ってくるとしておよそ土台2つ分、幅16mの火力を1体の突撃(デストロイヤー)級に振り分けられる。つまり秒間4.4体だ。突撃(デストロイヤー)級の全速力は秒速にすると47.2m/秒。1/4.4秒で前進出来る距離は10.7m。そして全長が18mということは1体の半分強が進む頃には始末して次の個体への攻撃に取りかかれる。加速ドームを配置して2.5倍速モードにすれば当然処理能力は更に2.5倍だ。問題はその死骸の処理が必ずしも適切に出来ず、次の標的への射線を遮ってしまうことだ。

 一応ある程度近いところであれば建設ロボットが死骸を自動回収するように工場長がルーチンを組んでいるのだが、大体のBETAは上陸直後のポイントに横たわっている。そして流石に大型BETAの巨体が大量に転がっているとそれを簡単に踏み越えることは出来ず、一部BETAが死骸をどけようと試みる傍らで後から上がってきたBETAは迂回ルートで進行しようとする。そうして当初の上陸地点より戦線が広がってしまい、防衛設備が整っていない南側のエリアに到達しようとしているわけだ。

 

 海岸線に積み重なっているBETAの死骸とそれを迂回しようとするBETAの群れから、トピア達はそういったことを何となく理解した。

 

トピア「了っ……解!」

 

 トピアはキャノピーを開け放ってガンマGを収納しながら飛び降り、ロケットパックで地表を舐めるように飛行してBETAに接近した。海中で速度が落ちたせいか色々な種類のBETAが混ざっているが、優先目標は突撃(デストロイヤー)級だ。突出して移動速度が速いため、防衛ライン構築速度を超えて後ろに抜けてしまう可能性があるためだ。既に迎撃中のエリアでは死骸が積み重なって邪魔という事情もあるが、実際南へと迂回しようとする面倒な動きが起きている。むしろ他の小型種は突撃(デストロイヤー)級の速度を上げさせないために多少残しておいた方がいいという考えもある。

 トピアは戦車(タンク)級や闘士(ウォーリアー)級の頭上を飛び越え、タイムロックを掛ける手間も惜しんで上陸してきたばかりの突撃(デストロイヤー)級に中華斬舞(ちゅうかざんまい)を叩き込んだ。そして次に頭を覗かせた突撃(デストロイヤー)級を見つけてはロケットパックで急行して中華斬舞(ちゅうかざんまい)で一突き。ロケットパックに工場長謹製のロケット燃料を積み込んだからぎりぎり間に合う機動防御である。

 

トピア「ひとつ人の世生き血を長い省略! 5つ、6つ! 7つ!」

 

 やろうと思った口上が意外と長くてトピアが諦めたところで、理想郷の建設者(クラフトピアン)の機動力を数字にしてみよう。

 まず全く装備が無い状態、1倍で理想郷の建設者(クラフトピアン)が地上を全力ダッシュした場合には100m走で実測10秒前後。この時点でオリンピックの100m走世界記録に迫っているのだが、100m/10秒=10m/秒=36km/hになる。地上移動速度2倍にして72km/hだ。以前述べたように人間の限界は軽く超えて自動車並の速度になっているが、突撃(デストロイヤー)級の170km/hにはまだまだ及ばない。

 次に空中移動速度。従来のジェットパックでは上方向にしかまともに加速出来なかったので上昇速度を基準にすると、クラフトピア産ジェットパックにクラフトピア産のジェット燃料を搭載して空中移動速度がデフォルト等倍の場合、上昇加速が終わった状態からスタートして実測値で100m/6秒=16.7m/秒=60km/hになる。この時点で上昇だけなら実は大分速い。

 燃料をFICSIT製に入れ替えると水平移動速度は増すが、上昇速度はほぼ変化しない。

 同じFICSIT製燃料をロケットパックに入れた場合、全方向の移動速度が1.5倍になる。つまり90km/hだ。ただし燃費は4倍悪化する。

 そしてロケットパックに工場長謹製のFactorio工業ロケット燃料を入れると、ここから更に速度が2倍になって180km/hで遂に突撃(デストロイヤー)級を追い越す。機動軽槍兵の装(フォーム・スピーディー・スピアマン)Mk.7B-では空中移動速度が115%なので、これを加味すると207km/hになる。ただし燃費は更に8倍悪化して元の32倍に達しているので長時間戦闘が出来ないという難点があった。

 

 次に燃費の話をしよう。クラフトピア産ジェットパックにクラフトピア産ジェット燃料を搭載して全力運転した場合、1個/秒の消費になる。

 まずこの1個の容量がよく分かっていなかったのだが、FICSITやFactorio工業の計測器具を使って計量してみた所、4リットルであることが判明した。その原料のドラム缶入り原油はその50倍の200リットル。ドラム缶入り原油から10ケースのジェット燃料を作ることから、生成出来ているのは40リットル分で、つまり原油の2割がジェット燃料になっている。

 FICSITの燃料容器は1m3、Factorio工業で燃料を入れているドラム缶は50リットルで、ロケット燃料の容器は10リットルだ。FICSITの燃料を使う分には1ケースで従来の250倍も使えるので大変助かっていたわけだが、これが10リットルケースとなるとクラフトピア燃料ケースの2.5倍にまで低下する。更に問題なのがロケット燃料のスタック可能数が一般的部材の1/10しかないことで、1スタックに入る燃料の容量はクラフトピア燃料ケースの0.25倍、1/4になる。

 つまるところ、燃費が32倍悪化している上に1スタックあたりの所持量が1/4しかないので1スタックあたりの飛行可能時間が最終的に1/128に悪化しているのだ。クラフトピアジェットパックにクラフトピアジェット燃料の組み合わせでは1スタック100個=400リットルで100秒、FICSIT燃料ならその250倍の100m3で25,000秒、およそ7時間飛べたのに、ロケットパックにロケット燃料の組み合わせだと1スタック10個=100リットルでたったの0.78秒しか飛べないのだ。オクタリンのかばんでも1スタック99個で7.8秒、テラリアンインベントリでも1スタック999個で78秒だ。あまりにも燃費が悪すぎて到底何時間も戦えない。

 一応FICSIT製ターボ燃料という選択肢もあったが、ロケット燃料ほど劇的に速度が上がらなかった。また、Factorio工業製のロケット燃料をFICSITの燃料容器に入れ替えるという選択肢もあるにはあったが、この忙しいときにそんな工場設備を作っている暇はない上に燃費が悪いという問題自体は解決していない。

 

 これを解決したのがラリーと聖騎士が獲ってきた飛翔記章(Soaring Insignia)だ。ラリーは普段最上級の飛行モジュールであるセレスチャルスターボード(Celestial Starboard)と組み合わせて使っていたが、これは元々1.6秒しか飛べなかったロケットブーツ(Rocket Boots)をも無限に飛べるようにするとんでもないアクセサリなのだ。ロケットブーツ(Rocket Boots)にはどういう原理なのか燃料補給は必要なかったが、一度に飛べる時間が限られていたことに変わりはない。

 実際に試してみたところその効果がクラフトピア製のロケットパックとFactorio工業製のロケット燃料にも十全に適用され、トピア達は無制限に飛べるようになったわけだ。とんでもない加速が出来る代わりに燃費が最悪なロケットパック+ロケット燃料と無限飛行を可能にする飛翔記章(Soaring Insignia)のシナジー効果は絶大だ。

 ただし、現在の飛翔記章(Soaring Insignia)はエンチャントとモディファイアだけ付けて運用している。何故かと言えば★×12精錬石もラッシュ銀貨も足りないからだ。

 

 また、ラリーが地下ジャングル(Underground Jungle)自然の恵み(Nature's Gift)を確保してきたため、これをマナポーション(Mana Potion)と合成してマナフラワー(Mana Flower)にしてある。こちらは★×4なので精錬済だ。

 マナフラワー(Mana Flower)には合成による上位版が3系統あり、以下の追加効果がある。

 

神秘的な花(Arcane Flower):敵に狙われにくくなる。状況によっては誘引が出来なくて困ることになる

マグネットフラワー(Magnet Flower):マナスターの回収範囲を約20タイル(=40ft)増やす。マナスターはラリー関連のMOBを倒すと出てくるほか、固定設備の星の彫像(Star Statue)から生み出される

マナクローク(Mana Cloak):被ダメージ時に敵にダメージを与えマナを回復する星を生み出す。しかしそもそもダメージを受けない前提で戦うので意味が無い

 

 要するにどれもこれも対BETA戦では追加機能にあまり意味が無いので、「マナが足りない場合に自動的にマナポーションを使用する」という肝心な機能だけが付いているマナフラワー(Mana Flower)を精錬強化したのだ。

 

 そんなわけで現在のトピアの装備は以下のようになっている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 機動軽槍兵の装(フォーム・スピーディー・スピアマン)Mk.7B-+ではチャージスピアLv1(Max)が、円環魔導士の装(フォーム・サーキュラー・ソーサラー)Mk.5改-+ではアークヒール(Max)と英知Lv6(Max)が外れた形だ。飛翔記章(Soaring Insignia)の精錬が出来ていない分の性能も低下しているが、今回の戦術目標を達成するために必要な速度と継戦能力を備えている。

 槍の方はコバルトの薙刀(Cobalt Naginata)ガーストリィグレイブ(Ghastly Glaive)に変更するプランもあった。これはオールドワンズアーミー(Old One's Army)のドロップアイテムで、槍で突くと同時に竜の頭の形をした魔法弾を飛ばす武器である。最大の売りはこの魔法弾にスキルの威力が乗ることなのだが、肝心の魔法弾が10mも飛ばないので、既にコバルトの薙刀(Cobalt Naginata)に付与されている中華斬舞(ちゅうかざんまい)が外れるデメリットの方が大きいと見て採用を見送られた。

 

ラリー「ぬるいぬるいぬるいぜェ!」

 

 海から顔を出した突撃(デストロイヤー)級が走り出す前に200km/hを超える速度で急行して中華斬舞(ちゅうかざんまい)の一突きで倒すという超高速モグラたたきにトピアが興じている一方で、ラリーは前回同様にゼニス(Zenith)で周囲ごとまとめて刈り取っていた。相変わらず殲滅力が高い。

 ラリーの装備も一部変更されている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 セレスチャルスターボード(Celestial Starboard)×115%の空中移動速度では突撃(デストロイヤー)級に追いつけないため、ロケットパック+ロケット燃料に変更した形だ。装備変更により欠落したスキルはハイリザレクションLv4(Max)であり、流石にこれが使えないと万が一の際に問題がある。更にロケットパックが新型レシピ装備なのでこれにハイリザレクションをつけると新型スキル仕様で性能が露骨に低下するため、タイムロックと位置を入れ替えてタイムロック(新)Lv3(Max)とハイリザレクションLv4(Max)を付け直している。ラッシュ銀貨7枚という手痛い出費だが、飛行装備の精錬が出来たことで攻撃性能はむしろ8%上昇している。

 

聖騎士「ここは通さぬ! 散れい!」

 

 同じロケットパックで飛び回りつつ、前回とは武器が変わっているのが聖騎士だ。いや見た目はホワイトフェーズブレード(White Phaseblade)のままなのだが、鎧袖一触で突撃(デストロイヤー)級を仕留めながら剣から橙色に光る衝撃波を飛ばして周囲のBETAを片っ端から滅殺している。つまり重ね着でホワイトフェーズブレード(White Phaseblade)に見せているだけで、中身はラリーに同行して新しく入手した むらっけのある むらのある 万古の 天の火を降らす 伝説の フライングドラゴン(Flying Dragon)だ。何故光の剣に擬態しているのかと言えば、光の剣は民衆受けがとても良かったのと、光の剣から光の衝撃波を飛ばすと益々カッコイイからだ。性能的にも単純に殲滅力が上がるので、この武器へのスキル付与で必要なラッシュ銀貨3枚はトピアが許可して使わせていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 聖騎士の装備では武器についた鎧袖一触Lv3(Max)は維持しているが、英知Lv6(Max)が外れているのでマナの燃費は悪化している。

 

スコア「片っ端から消し飛ばす!」

 

 一方スコアはというと、戦線の移動に応じて移動しているだけで細かくは動かずにその場からマグナムショットで突撃(デストロイヤー)級や要塞(フォート)級を一撃必殺しながら、合間に秒間6発のペースで光の矢を放っている。ファントムスパークではない。むらっけのある むらのある 万古の 天の火を降らす 幻の パルスボウ(Pulse Bow)だ。これもスキルを付けるのにラッシュ銀貨が必要だったが、マグナムショット1つなので1枚で済んだ。

 しかし秒間6発といえば360発/分。もはやサブマシンガンにも近い連射力でしかも貫通弾をぶっ放していることになる。これ一本で自衛まで出来る優れものだ。弓の連射速度というのは毎回手動で弦を引かなければならないので結局使い手の手の速さに依存するような気もするのだが、連射速度の速い弓はつまり引くのに力が要らず、エンチャントによる攻撃速度増強は特に疲労も増やさずに2倍速にしてくれる。この組み合わせで秒間6発を達成しているのだ。それでも長時間戦っていてスタミナが減ってきたら小さなスタミナポーション一瓶で解決出来る。ファンタジーの強みである。

 実はスキルを付けていない むらっけのある むらのある 万古の 天の火を降らす 幻の エアリアルベイン(Aerial Bane)も持ってきているが、パルスボウ(Pulse Bow)が優秀すぎて今のところ出番が無い。海から頭を出した瞬間に撃っているので後続にはあまり当たっていないが、実はマグナムショットにすら貫通特性が付くという恐ろしい状態になっているのだ。これだけの攻撃力を誇りながら現状ラリーの次に殲滅力が高い。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 こちらも英知Lv6(Max)が外れている。

 なお武器がファントムスパークではなくなったため装備セット名も幻想弓士の装(フォーム・ファンタズマ・シューター)に変更されているが、これはファントムスパークの頭文字PSだけ残した形だ。

 

 

 そうしてトピア達が暫く機動防御戦闘を続けていると、またマインから通信が入った。

 

マイン≪025の防衛は完了だ。戦闘班はコア026に急行せよ≫

 

 

【挿絵表示】

 

 

 コア025にもまだまだBETAは押し寄せているが、それを十分押しとどめるだけの防衛設備が整ったようだ。東側の防衛設備構築をやっていた人員を引っこ抜いて西側に回したため順調に西側の防衛設備カバー範囲は広がっている。

 送られてきた情報によると既にコア020に第4の戦線が出来ており、こちらは自動迎撃が機能しているのでお呼びが掛かっているのはその次の第5戦線、コア026の管轄エリアだ。

 この時点でほぼマインが予想した通りに北西から西を経由して南西まで5つも戦線を抱えていることになる。流石はBETA、数の暴力にものを言わせてきたわけだ。海中移動距離が長いから遅れているだけで、もう少しするとコア019や024の管轄エリアにも押し寄せるかもしれない。

 コア026はハイヴ24からはまず来ないという見通しで優先順位通りにコアに近い島から防衛設備の構築を始めていたので西の端の島の上陸地点への備えが全く無い状態だ。恐らくハイヴ10あたりから来たのだろうが、既に上陸したBETAを押し返す戦いとなるとまた一層の殲滅力が求められる。

 

トピア「よし、一旦後退してから移動です!」

 

ラリー「転戦か!」

 

聖騎士「次の戦場へ!」

 

スコア「防衛戦かつ殲滅戦か、まあ何とかするしかないな」

 

 トピア達は戦闘を打ち切って後退し、そこで魔法の鏡(Magic Mirror)を使って一旦自室に戻ってからポータル経由でコア026の前線へと向かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。