【完結】匠 VS BETA   作:MMZK

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 17日ぶりにプラス評価を戴きました。ありがとうございます!
 今回は第6章以降に新登場・名前が判明した人物と神、それからこれまでに登場したBETA全種の紹介です。


175. 幕間2までの登場人物、登場神、登場BETA紹介

Terraria(テラリア)世界

 

 

◆クトゥルフの狂信者

 青いローブを纏った怪しげな連中で、狂信者(Lunatic Devotee)青い狂信者の弓兵(Blue Cultist Archer)の2種類がいる。

 原作ゲームではダンジョン(Dungeon)の入口で儀式をしているこの連中4人を殺害するとそれが生贄になって狂気の崇拝者(Lunatic Cultist)召喚→4種のピラー(Pillar)召喚→月の支配者(Moon Lord)召喚という一連のルナイベントになるのだが、自らを生贄にする踏ん切りは付かなかったのか、勝手にイベントが始まることは無かった。

 本作では楔の塔による文明教化の影響で交配所Sで狂信者を幾らでも量産できるようになってしまい、気軽に生贄を捧げて無限にルナイベントを発生させる厄介な存在になった。

 

 

 

収税吏(Tax Collector)のウォーレン

 加入するなり住民から税金を徴収しようとして不評を買い、モモ王女に差し止められた。台詞はまだ無い。

 

 

 

Muv-Luv(マブラヴ)世界

 

 

 

◆ステーク(白銀 武(しろがね たける))

 オルタネイティヴ世界で桜花作戦を成功させてエクストラ世界に帰った白銀 武から剥がれ落ちた後悔の塊。

 元々複数の白銀 武の集合体だったことから分離が容易だったのだが、因果導体ではなくなったから帰らざるを得なくなった、という理解から、残るための執念で無意識に再び因果導体の特性を取り戻してしまった。

 しかし存在としての量が足りないこと、オルタネイティヴ世界への帰還を願う人がいないこと、因果導体の元がオルタネイティヴ世界にいないことから結局オルタネイティヴ世界に実体化することはかなわず、ただ時代の推移を見届けるしかなくなる。その後、人類の旅立ちを見届けて自ら消えようとするも、因果導体としての性質が祟って結果的に香月 夕呼や社 霞が必死で成し遂げた偉業を無かったことにしてしまう。

 人類のために頑張る香月 夕呼や社 霞を私利私欲で妨害し続けた地球人類の様子を見続けたため、地球人類に対する信用がかなり低下しており、折角果たされた人類の旅立ちを素直に祝福出来なかったのが自ら消えようとした原因。

 因果導体として後悔の払拭、つまり大切な人達を救うという宿願を達成するまで歴史がループし続けるようになってしまったが、実際にループを繰り返してみた結果、大切な人達を死なせないことと人類を救うことの両立が自力ではどう頑張っても不可能という結論に辿り着き、事実上世界の歴史を前に進めることが出来なくなった。これをどうにかするためクラエル神の提案に従いクラフトピア世界で修行と研究に明け暮れるようになる。

 しかしクラフトピア世界でも因果導体の性質が祟って存在を認知されるたびに忘れられてしまうため、名前と口調を変え、南瓜のかぶり物と全身鎧で全てを覆い隠すことでどうにか理想郷の建設者(クラフトピアン)の『ステーク』として過ごしていた。

 それから53年が経過して旅立ちの日が来たが、準備した内容が理想郷の建設者(クラフトピアン)のフォーマットを逸脱しすぎていたためBETAに阻害されている状態では世界の壁を越えることが出来ず、やむなく開通させるための進路啓開役をトピアに託すことになった。

 トピア達がハイヴ01攻略の際にG弾の爆発を再創造のボタンで消し飛ばしたことで世界に穴が空き、九十九とトピアの絆の力を加えてどうにか魔術機『迅雷』とともにオルタネイティヴ世界へと帰還することが叶った。

 クラエル神に普通に恩がある第一の信徒。

 

 

 

■神々

 

 

 

◆クラエル神

 Craftopia(クラフトピア)世界の創造主にして管理神。女性型。

 原作でも「偉大なる神(クラエル)」という名前は出しているのだが、それが自分を称えながらの名乗りなのか上位者の紹介なのか判然としないので、姿と名前がセットで認知されていない残念な神。通称女神的存在(クラエル・ザ・グレート)

 見た目は青い髪に鹿の角を生やした女性。鼻も若干獣っぽい。

 

 価値観が人間とは大幅に乖離しており、適当に選んだ人間を世界滅亡ボタンを押すしかない状況に追い込んで世界を滅ぼした罪をひっかぶせて労働を強いるといった悪逆非道を平気でやらかす。

 どうも信仰から力を得るのが目的のようであり、そのための世界のバランスのようなものをゲームを参考にして練り上げているのだが、そもそも人間の価値観を理解出来ていないので全く上手くいっていない。

 ステークを勧誘した時点ではかなりまともだったように見えるが、その後の信徒の勧誘がうまくいかないあまり存在Xの邪教にはまって迷走している。

 

 適度に脅威でありながら倒してしまっても後腐れの無いBETAを駆逐することで信仰を集めるイベントを企画し、他六柱の神と共謀して七人の(マイスター)をオルタネイティヴ世界のバーナード星系第1惑星に送りつける。

 楔の塔7つの完成とワールドLv8:神々の時代到達により教化で世界の境界線を安定化させる機構を仕込んでいたが、その判定基準でBETAも教化対象に入れてしまうというやらかしをしてしまい、危うく宇宙規模の一大事になりかける。

 

 

 

◆フィステイン神

 オリ神。

 Satisfactory(サティスファクトリー)世界の管理神。男性型。

 システム整備の鬼で、世界の完成度には定評がある。戦闘よりもあまり邪魔の無い環境で計画的に工業化を進めることを好む。しかし科学を推し進めすぎてあまり信仰されていない。

 名前はメーカーのCoffee Stain Studiosから。

 

 

 

◆トゥーブ神

 オリ神。

 Factorio(ファクトリオ)世界の管理神。男性型。

 工業化と匠の技を好む。

 宇宙一レベルのトリオ工場長の技の冴えを自慢にしているが、科学を推し進めすぎてドワーフ以外にあまり信仰されていない。フィステインと仲が良い。

 名前はメーカーのWube Softwareから。

 

 

 

◆リロー神

 オリ神。

 Terraria(テラリア)世界の管理神。男性型。

 冒険を好む。そのため邪神の討伐を住民の自助努力に任せており、何故助けてくれないのかという疑念からあまり信仰されていない。

 冒険は当人の強い意志によって実行されなければならないという信条により、テラリアンの派遣には当人が選ぶ形を取った。ただし素材供給の都合で必要な環境を丸ごと送り込んだ。

 名前はメーカーのRe-Logicから。

 

 

 

◆グスト神

 オリ神。

 Core Keeper(コアキーパー)世界の管理神。男性型。

 探検を好み、地下に古代文明遺跡が残るように世界を誘導した。スコアを地下に閉じ込めた元凶であり、勿論碌に信仰されていない。

 人材派遣の際には地下古代文明遺跡を丸ごと送り込んだ。

 名前はメーカーのPugstormから。

 

 

 

◆ペディオ神

 オリ神。

 TerraTech(テラテック)世界の管理神。女性型。

 ブロックの組み合わせによる自由な創造を好む。

 子供が大好きなので見た目がずっと子供のままの小人族(ランティノイド)を溺愛している。当神はペドではなく母性だと主張している。

 科学文明を推進しているので一般にはあまり信仰されていないが、小人族(ランティノイド)には信仰されているので割と満足している。それはそれとして愛する小人族(ランティノイド)を守る力が足りないのは問題なので今回の信仰獲得イベントに参加した。

 名前はメーカーPayload Studiosのから。

 

 

 

◆アヴェニュー神

 オリ神。

 Mindustry(マインダストリー)世界の管理神。男性型。

 戦闘と兵站、生産が一体化した総力戦を好む。戦神の類いである。

 彼自身もブロンティストであり、余人には理解しがたい価値観の上に無駄に名前を隠していたので一部のアビスエルフ以外には信仰されていない。

 名前はメーカーのAnukenDev.から。

 

 

 

■BETA

 

 

 

突撃(デストロイヤー)級、俗称ルイタウラ

 (マイスター)達が最初に遭遇したBETA。

 全長18m、全幅17m、全高16mの大型種。頭に甲殻を被った6本足の短足猪のような見た目。BETAの中では醜悪さが薄い方だが、性能は凶悪。最大170km/hで走行し、前面甲殻が推定防御力(DEF)80万を誇るというBETA第一の関門。この甲殻は角度によっては120mm 装弾筒付翼安定徹甲弾(A P F S D S)を弾く。正面以外はソフトスキンなので飛び越すか迂回して正面以外から攻撃するのが手っ取り早い攻略法だが、飛び越すための滞空時間が長いとレーザーで撃ち抜かれるというのがマブラヴ地球ではよくある風景。

 なお匠衆(マイスターズ)の場合は空回りフルエンチャントラストプリズム(Last Prism)装備や各種タレットで普通に防御を貫通して焼き払っている。

 生体重機としての役割は地盤を掘削するシールドマシンの刃の一つで、複数の突撃(デストロイヤー)級が足をくっつけ合って円形のシールドマシンになる模様。

 

 

 

闘士(ウォーリアー)級、俗称バルルスナリス

 全長1.7m、全幅1.5m、全高2.5mの小型種。逆関節二足歩行で、象の鼻のような位置に1本の腕がついている。人間と大差無いサイズで、当たりさえすれば普通のアサルトライフルでも討伐可能だが、対人探知能力が高い上に人間を軽く一撃で殴り殺す程度には力が強く、おまけに俊敏なので歩兵が相手をするには大分辛い相手。

 ポータルを通行可能な程度の小さいサイズでも生産可能というのは本作の独自解釈。

 

 

 

戦車(タンク)級、俗称エクウスペディス

 全長4.4m、全幅1.9m、全高2.8mの小型種。蹄のような六本脚に人間のような二本の腕、首の上には顔の代わりに黒い粒が並んだ頭部。そして腹部にはやたら歯並びの良い大きな口がある。

 人間よりは大きく、強靱な顎は戦術機の装甲を容易に噛み砕くので侮れないが、ソフトスキンなので36mm砲弾でも簡単に倒せる。問題はその数で、討ち漏らすとその凶悪な攻撃力を発揮して色々悲惨なことになる。

 

 

 

要撃(グラップラー)級、俗称メデューム

 全長19m、全幅28m、全高12mの大型種。蠍のような体型で、尻尾の先端に目鼻の無い頭のような器官があるが、これは感覚器官であって、実際の頭部は蠍と同じ位置にある。蠍の鋏部分が突撃(デストロイヤー)級と同等の硬度を誇り、これを使った格闘戦能力が驚異ではあるが、突撃(デストロイヤー)級よりもソフトスキン部分が多いので下手に近寄らなければ普通に36mm砲弾で倒せる。

 生体重機としての役割は岩石などの粉砕。

 

 

 

要塞(フォート)級、俗称グラヴィス

 全長52m、全幅37m、全高66mの大型種。マブラヴ地球で桜花作戦発動前に発見された種の中では最大を誇る。蜂のような胴体に8つの小さな穴が空いたのっぺらぼうの頭、人間のような肩、腕から生えた杭のようにまっすぐな8本の脚部から構成される。尻尾の先端から射出される衝角つき触手、その衝角から分泌される強酸性溶解液が戦術機の装甲からパイロットまで溶かしてしまう。一方、対人探知能力は低く、尻尾の触手以外の攻撃が無いので図体の割に手数は少ない。

 要塞(フォート)級と呼ばれるだけあって全体の防御力は突撃(デストロイヤー)級よりも高く、比較的弱い関節部に120mm 装弾筒付翼安定徹甲弾(A P F S D S)を撃ち込むのが推奨されるほど。単純な戦闘能力以外に小型種のBETAを原料まで溶かして運搬する能力があり、光線(レーザー)級なら6体まで運べる。

 生体重機としての役割は掘り出した資源の分解と運搬。

 

 

 

兵士(ソルジャー)級、俗称ヴェナトル

 まりもちゃんの仇。

 全長1.2m、全幅1.4m、全高2.3mの小型種。大きく膨らんだ下半身から短い8本足が生え、ほぼ人間の上半身にキノコ状に膨らんだ頭、その頭には唇の無い口と穴のような目がついている。対人探知能力は最も高く、闘士(ウォーリアー)級にはやや劣るが戦闘能力もそれなりに高いので、普通の人間が生身で倒すのは難しい。勿論理想郷の建設者(クラフトピアン)やファンタジー人類はその普通の人間にはカウントされない。

 地球で発見されたBETAの中では最も小型だが、最大の特徴は()()()()()()()()()()()()()()()()ということ。廃材利用なのでコストが安いようだ。本作の舞台であるバーナード星系のはじまりの星やその衛星では人間が捕獲されていないため、幸い話題に上っただけで登場はしていない。

 生体重機としての役割は不明だが、人間と同様の五本指があって器用なためか、地球では人体実験を担当している。

 

 

 

◆重頭脳(ブレイン)

 BETAの司令統括ユニット。柱状の台座の上に頭脳(ブレイン)級同様の松ぼっくり状の反応炉構造があり、その上から更に目玉が6つついた目玉触手1つとその他多数の触手が生えている。戦闘ユニットではなく1つのオリジナルハイヴから派生した全ハイヴにおける唯一の司令官だが、触手によってラザフォード(フィールド)を中和したり相手のエネルギーを吸収したり制御を奪ったりもするので戦闘能力も案外侮れない。

 着陸ユニットにこの重頭脳(ブレイン)級が搭載されており、着陸地点にオリジナルハイヴを形成する。他の派生ハイヴには通信端末兼補給基地の頭脳(ブレイン)級が配置される。

 本来の役割は生体重機の監督なので戦略・戦術に対する理解は浅いが、資材射出の軌道演算が出来る程度には基本的演算能力が高い。

 はじまりの星ではハイヴ00、01、08の3体が存在した上に事故で水中に設置されたハイヴ00の事情から月との通信までしていたため情報の重要さを特に強く認識するとともに三人集まれば文殊の知恵効果で異様に知能が発達してしまい、その異常に高いトラブル対応能力と諜報能力で匠衆(マイスターズ)を苦戦させた。

 原作でも社 霞と鑑 純夏の念話を横から乗っ取る程度の精神感応能力があったが、本作ではハイヴ00からの通信の困難さを打開する必要性から色々と試行錯誤したことと、ハイヴ00の近所に在住しているアヌビス神、そしてラリーが使った言語パックの影響で人間の精神に互換性のある念話能力を身につけている。

 地球に到達した個体と違って資源マッピング機能が故障していない上にはじまりの星は異様に資源が豊富だったので、水中に居を構えて適応に苦戦したハイヴ00以外は本来の速度で版図を広げ、わずか半年で最大の大陸をほぼ征服するに至った。

 なお成長して段々大きくなるため着陸直後は弱いというのは本作独自解釈。

 

 

 

◆原光線(レーザー)

 光線(レーザー)級の原型種。光線(レーザー)級と違って首が短く、胴体の膨らみも小さく、足が逆関節になっている。

 生体重機としての役割はレーザー推進による資源打ち出しや岩盤溶解作業と推定されている。

 

 

 

光線(レーザー)通信級

 本作オリジナルBETA第1号。

 原光線(レーザー)級を改造して作られたBETAで、月と交信している光線が観測されただけでその姿自体は未確認。

 ハイヴ00の着陸ユニットが事故で水中に不時着してしまったため、状況をどうにかするべく月と連絡を取るために作られた。その後は月を中継して遠く離れたハイヴ01や08と交信するためにも使われている。

 なおこの他者との文通とも言える不便な間接的交流により自他の識別が深まってより一層の思考が促され、却って重頭脳(ブレイン)級の成長が促されたという面がある。

 原作の地球のハイヴと月のハイヴで連絡を取っている様子が無く、つまり重頭脳(ブレイン)級や頭脳(ブレイン)級の通信距離には限界があるのではないかと推定出来、その不便をどうにかするために生み出された種と言える。しかし事前に受信設備や信号法則の打ち合わせが無かったため、実際に通信出来るようになるまでにはかなり時間が掛かったようである。

 

 

 

光線(レーザー)級、俗称ルクス

 全長1.2m、全幅1.6m、全高3.0mの小型種。全体の色は若干緑がかったライトグレーで泡の塊のような胴体にまばらに長い毛が生え、胴体後方下部には赤黒く短い尻尾。胴体から下に生えたほぼ人間そのものの二本脚、闘士(ウォーリアー)級に似た二本指の足。腕は無く、胴体前方から上方向に湾曲して伸びた幅広で長い首。その上には大きくつぶらな目玉が二つ並ぶ。

 この目玉から照射されるレーザーが射程200~300kmもある上に狙いがほぼ必中で航空機や戦術機を瞬時に溶かすというBETA第二の関門。一応最大出力に至るまで3秒ほどの予備照射があるため若干の回避や反撃の猶予はある。照射インターバルは約12秒。

 大体の場合それなりの数で集中運用されており、マブラヴ地球の戦力ではまず対レーザー弾頭弾(ALM)を撃ち込んでこれをレーザーの熱で蒸発させることで重金属雲を発生させレーザーを阻害、更にBETAのフレンドリーファイア禁止特性を利用して他のBETAを障害物にすることで接近・撃滅する光線級吶喊(レーザー・ヤークト)戦術を実行し、熟練の衛士でも犠牲を出しながら辛うじて倒せるという難敵。

 なお匠衆(マイスターズ)の場合は光線(レーザー)級が顔を出した瞬間に自動迎撃レーザーで撃ち抜くことで対処しているので、迎撃能力が飽和したり射程外から攻撃されたりしない限りは殆ど苦戦していない。

 

 

 

頭脳(ブレイン)級、俗称反応炉(リアクター)

 重頭脳(ブレイン)級の通信中継端末にして生体重機へのエネルギー供給システム。大広間(メインホール)の床から反応炉部分が松ぼっくりのように生えて緑色の光を発しており、裾野に大量にある半球状突起部分は一般BETAへのエネルギー供給コネクタになっている。

 漫画版では横浜ハイヴの個体が全高60m以上はあるように描写されている。

 頭脳(ブレイン)級が成長して大きくなるというのも本作独自解釈。

 

 

 

電波妨害(ジャミング)

 本作オリジナルBETA第2号。

 光線(レーザー)通信級を更に改造して作られたBETAで、頭から背中に生えた硬化した体毛を使って強力なノイズ電磁波を発生させる。

 近距離の通信妨害に限るなら地中に隠れていても有効なので、電波通信に頼る(マイスター)達の情報伝達を一方的に阻害することに成功した。実は未だに根本的な対策が出来ていない脅威。

 

 

 

◆重光線(レーザー)級、俗称マグヌスルクス

 全長15m、全幅11m、全高21mの大型種。光線(レーザー)級を更に発展させたBETA。泡の塊のような胴体からまばらな体毛と人間のような脚が生えている所までは同じだが、足の先が蹄になっていて、尻尾が長い。またほぼ胴体に埋まった首の先端に大きな目が1つだけついていて、目の周りにはまつげが生えている。飛ばない鳥のようなシルエットで、見方によってはキモカワイイと言えなくもないのだが、最大の違いは戦術機並のサイズと、1,000kmという長大な射程。おまけに36mm砲弾が効きにくく120mm砲での攻撃が推奨される程度には防御力もあり、その性能は凶悪の一言に尽きる。なお体色は光線(レーザー)級と同じ灰色系統だがやや赤い。

 光線(レーザー)級同様に予備照射があり、照射インターバルは約36秒。

 

 

一輪車(アインラッド)

 本作オリジナルBETA第3号。

 直径30m、幅15mの大型種。いわゆる車輪に百足のような大量の脚が生えた形状をしており、突撃(デストロイヤー)級を軽く上回る最大250km/h程で移動し、その回転力によって熱の集中を阻害するため機動兵器搭載レベルのレーザーをおよそ受け付けない。また、車輪の内側に他のBETAを搭載して高速で運搬することが出来る。戦闘用に設計されただけあり、総じて突撃(デストロイヤー)級の上位互換のような性能を誇る。

 元々は諜報(スパイ)級を使って(マイスター)達の会話内容から着想を得たものだが、車輪の有効性を認知したBETAがどっかいく少佐のような車輪(ザンスカール)信仰に傾倒し、次々に輪っか状のBETAを生み出す契機となる。

 名称はザンスカール帝国が生み出した傑作SFS(サブフライトシステム)『アインラッド』から。

 

 

 

母艦(キャリアー)級、俗称メガワーム

 全長1,800m、全幅176m、全高176mの大型種。原作ではぶっちぎりで最大のBETA。頭から尻尾に向かってすぼまる、太いバットのようなシルエットをしている。口を閉じた状態を正面から見るとシールドマシンにもよく似ており、実際生体重機としてはシールドマシンとして大規模掘削を担当している。

 掘削のついでに他のBETAを内包して運搬する役割を担っており、恐ろしいのはその重量と防御力。その外殻は何と46cm砲弾が直撃しても耐える(※榴弾か徹甲弾かは定かではない)。

 高速スピンでレーザーを無効化する動きは原作には無く、これは母艦(キャリアー)級初登場時点でBETAの車輪(ザンスカール)信仰が始まっており、筒状の母艦(キャリアー)級にもこれが応用出来ると気づいたため。軽やかな跳躍の動きは高速スピンを実現するための副産物である。

 

 

 

重輪車(ツインラッド)

 本作オリジナルBETA第4号。

 直径30m、幅30mの大型種。一輪車(アインラッド)級の発展型で、2つ繋げて幅を倍にしたような見た目になっている。積載可能量は2倍だが、足の数が増えていないので速度は低下し、最大で170km/h程度までしか出ない。問題は更に強化された防御力で、甲殻の内側に電撃防御用の不導体層がある。この不導体層は母艦(キャリアー)級が口を閉じた状態のように車輪の側面にも展開することが可能で、自身だけでなく運搬するBETAも電撃から保護することが可能になっている。この収納・展開式の側面保護機構を搭載するのに一輪車(アインラッド)級の15m幅では足りなかったらしく、運搬力が増えたのは副次的なもの。

 速さが優先の場合は一輪車(アインラッド)級、防御力優先の場合は重輪車(ツインラッド)級と使い分けられている。

 

 

 

海月(ジェリーフィッシュ)

 本作オリジナルBETA第5号。

 闘士(ウォーリアー)級の水中適応型で、鼻と脚全てが触手状になっており、この3本を使って水中を泳ぎ、敵にしがみついて締め付けるようになっている。

 

 

 

咬魚(ピラニア)

 本作オリジナルBETA第6号。

 戦車(タンク)級の水中適応型で、蹄状の脚が鰭状になり、魚のように泳いで噛みつくことが可能になっている。

 

 

 

海老(ロブスター)

 本作オリジナルBETA第7号。

 要撃(グラップラー)級の水中適応型で、尻尾が鰭状になり、海老のように泳ぐことが可能になっている。

 

 

 

(オルカ)

 本作オリジナルBETA第8号。

 突撃(デストロイヤー)級の水中適応型で、足が鰭状になり、水中での高速移動が可能になっている。

 

 

 

大王烏賊(クラーケン)

 本作オリジナルBETA第9号。

 要塞(フォート)級の水中適応型で、脚部が触手になり、ダイオウイカのような姿になっている。

 また、溶解液を墨のように射出することが可能になっており、水で薄まってしまうので有効射程は短いが、大量に散布されると道を塞がれてしまう。

 

 

 

水輪(スクリュー)

 本作オリジナルBETA第10号。

 一輪車(アインラッド)級の水中適応型で、他のBETAと合体してスクリューのように機能して加速させる。

 後の連結輪翼(ドッゴーラ)級の原型になった。

 

 

 

(ホエール)

 本作オリジナルBETA第11号。

 母艦(キャリアー)級が水中適応したもので、口の部分が推進機構と攻撃手段を兼ねており、水ごと対象を吸い込んでスクリューで粉砕するようになっている。

 

 

 

◆超重光線(レーザー)

 原作最強のBETA。

 重光線(レーザー)級と要塞(フォート)級と頭脳(ブレイン)級を組み合わせて作られた全高90m近い巨体の化け物。重光線(レーザー)級と同等のレーザー照射膜を3つの放射節に3つずつ、合計9つ持ち、通常出力ならインターバル約0.2秒で交互照射が可能。極大出力照射なら10分弱のインターバルと引き換えに1射で重光線(レーザー)級の10倍の射程と10倍以上の威力、具体的には数百の極超音速再突入体と装甲駆逐艦20隻を蒸発させるほどの出鱈目な威力を発揮する。極大照射はそのあまりの熱量により上昇気流で超巨大光線属種積乱雲(レーザークラウド)を発生させるため、重金属雲戦術も効かない。近接防御能力も高く、射程1,200mの小型衝角触腕を100本以上、加えて射程1,000mの中型衝角触腕、射程800mの大型衝角触腕を備えている。また、頭脳(ブレイン)級の能力なのか周囲の光線(レーザー)属種にエネルギーを供給してインターバルを短くすることが可能なので他の光線(レーザー)属種を引き連れていると迎撃能力が鉄壁。全体的にどこをどう取っても地球の戦力で相手をするには大分厳しい相手と言える。

 なお匠衆(マイスターズ)戦闘班の前には地表構造物(モニュメント)の頂上という高所に陣取って射界を確保した超重光線(レーザー)級が3体同時に出現したが、この極大照射に耐えるミラージュシールドとバリアと核融合炉、長射程武装を以て正面から撃ち合って撃破した。

 

 

(ゲート)

 オリジナルハイヴにおいて大広間(メインホール)と重頭脳(ブレイン)級が鎮座する部屋の間の通行を管理する隔壁型BETAで、その部屋を結ぶ横坑(ドリフト)の両端に設置されている。

 直径が200mを超える開口部とそこから伸びる補給導管、そしてその先端の脳で構成されている。しかし補給導管から脳の形がしなびた陰茎にしか見えないので非常に卑猥である。

 思考力や攻撃力は無い。

 原作では寡兵では食い止められない大量の追撃BETA群をせき止めるために破壊せずに開閉する必要があったが、匠衆(マイスターズ)戦闘班や星屑の聖十字軍(スターダスト・クルセイダース)には十分な殲滅能力があるため、躊躇無く破壊された。

 

 

 

二輪艦(モトラッド)

 本作オリジナルBETA第12号。

 全長200m。超重光線(レーザー)級の全長を伸ばして40程の銃座に光線(レーザー)級を搭載し、斜め前と斜め後ろに連結した4つのプロペラで空を飛ぶという頭上の悪魔。

 超重光線(レーザー)級の攻撃性能を備えながら、高度を自由に取れるようになった上にそこそこの速度で動けるようになったことで好きなだけアウトレンジ攻撃してくる極めて厄介な奴。わざわざ銃座を備えたのは随伴の光線(レーザー)属種を連れ歩けなくなったため。当然インターバル短縮能力は健在。

 はじまりの星の資源が非常に豊富で、BETAの資源マッピング機能が故障しておらず、その上早くから戦時体制と認識して資源の仕送りを控えめにしていたので各ハイヴには大分資源を貯め込んでいたらしく、何とこの悪魔的存在が100体以上量産された。

 ネーミングは二輪艦で編成されたザンスカール帝国のモトラッド艦隊から。こちらも飛行形態では二輪を左右に分割して水平に展開する。

 

 

 

諜報(スパイ)

 本作オリジナルBETA第13号。

 体長5cmの芋虫状BETA。戦闘能力は皆無で、通信能力だけがある。匠衆(マイスターズ)が本拠地にしていたコアベースでは天然の芋虫がそこらを這い回っていたため、決戦終盤まで誰も存在に気付かなかった。

 その通信能力が念話の類いであるため、人間の表層的考えを少しだけ読み取ることが可能であり、(マイスター)達が実際に話し合っていた内容以上に情報を抜き取られていた。

 あまりに厄介なため、諜報(スパイ)級専用の探知機を工場長が作る羽目になった。

 本作のBETAが大幅強化された原因の一つ。やはり情報戦は重要である。

 

 

 

二輪戦艦(アドラステア)

 本作オリジナルBETA第14号。バーナード星系在住BETAの準最終兵器。

 二輪艦(モトラッド)級を更に発展させたもの。頭脳(ブレイン)級の代わりに重頭脳(ブレイン)級をコアにして母艦(キャリアー)級をも取り入れることで大幅な性能向上を果たし、全長2kmと10倍のスケールになっている。銃座は約4,000まで増え、迎撃能力が極めて高い。

 貴重な資源である★×12アダマンタイト合金を更に構造強化した甲殻を纏っており、防御力(DEF)母艦(キャリアー)級の倍くらいはある上にラザフォード(フィールド)まで備えている。

 相手がマブラヴ地球文明ならこれ1体でなすすべも無く滅ぶ所だが、匠衆(マイスターズ)との決戦では航宙工作艦とかいう詐欺染みた看板を掲げたインファクトリの1EW主砲でラザフォード(フィールド)ごと艦体中央をぶち抜かれた。訴訟。コアとなる重頭脳(ブレイン)級自体は艦橋部分にあったので生き残ったが、これは運が良かっただけだ。

 名前はザンスカール帝国のモトラッド艦隊に所属する二輪戦艦アドラステア級から。

 

 

 

連結輪翼(ドッゴーラ)

 本作オリジナルBETA第15号。

 半径100m、幅50m。水輪(スクリュー)級に重頭脳(ブレイン)級の触手機能を組み込んで大型化し、更に諜報(スパイ)級が技術情報を盗んできた可変誘電体多層膜を組み込んだもの。そのプロペラで空中を高速で飛行し、逆回転するタイヤが連結して巨大なリングを構成することでインファクトリの主砲レーザーをも反射した。金色に輝くのはエンジェル・ハイロゥ再現のためではなく、匠衆(マイスターズ)が採用している橙色のレーザーを反射するため。

 なお可変誘電体多層膜には本来ナノマシンが必要だが、逆に構造強化をナノマシン無しで元々実現しているのがBETAなので、細胞一つ一つに機能を付与するだけで何とかなった。

 名前はザンスカール帝国の合体蛇腹MAドッゴーラから。

 

 

 

天使の光輪(エンジェル・ハイロゥ)

 本作オリジナルBETA第16号。バーナード星系在住BETAの最終兵器。

 二輪戦艦(アドラステア)級が連結輪翼(ドッゴーラ)級の連結した巨大レーザー反射リングを纏った状態。直径はザンスカールのエンジェル・ハイロゥと同じ20km。

 このリングは防御とカウンターのために纏っており、実は二輪戦艦(アドラステア)級の攻撃も阻害するが、攻撃能力は相手が躊躇う程度にあれば良いと想定しており、本当の目的は念話能力による睡眠デバフが効くまでの時間稼ぎである。

 要するに兵器の正面戦力ではもう追いつけないのでかくなる上は生物としての弱点を突き、永遠に眠らせて全てを解決しようという搦め手の最終手段であった。

 これも諜報(スパイ)級が仕入れてきた情報から設計されたもので、念話で和平を訴えかけるオルタネイティヴ3計画と精神感応で全てを眠らせるエンジェル・ハイロゥが発想の元である。諜報(スパイ)級が優秀すぎる。

 名前はザンスカール帝国の最終兵器エンジェル・ハイロゥから。この星のBETAは最後までザンスカール尽くしであったが、大体トピアのせいかもしれない。

 

 

 

自爆(デストラクト)

 本作オリジナルBETA第17号(仮)。

 本作未登場。その名の通りG弾と同じ五次元効果爆発を起こす自爆専用のBETA。

 プランだけはあったが、信管部分まで用意するとなると作るために最低でも頭脳(ブレイン)級用の素材が必要で、更に戦場になるハイヴが壊滅する可能性が非常に高いため、結局採用されなかった。

 この自爆(デストラクト)級のプランを流用してハイヴ01の重頭脳(ブレイン)級が自爆カウントダウンによる退去勧告を行ったが、空間ごと問答無用で消し飛ばす再創造のボタンには敵わなかった。




 本日12:46から第9章を開始します。
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