攻撃命令を受けた無人の
だがそれから数秒後、約2光秒先の
今使用した武装はMeisters 巡航ミサイルタレットMk.3 Type G。レールガンMk.3 Type Gが核弾頭を使用可能になったことで影が薄くなってしまったミサイルタレットMk.2 Type Gの次のバージョンである。
■名称:Meisters 巡航ミサイルタレットMk.2 Type G
・サイズ:5m×1m×1m
・弾頭:8kg指向性爆薬弾頭(D型)、10kg通常爆薬弾頭(E型)、2kg指向性重水素弾頭(N型)から任意選択
・威力:536万DMG=53.6MJ(D)、最大669万DMG=66.9MJ(E)、最大114兆DMG=1.14PJ(N)
・消費電力:0MJ/発 (※2.5倍モードでは5MJ/発)、N型弾頭のみ保持冷却と起爆加熱に電力が必要なため100MJ/発が別途消費
・間接射撃射程:200km
・直接射撃射程:5km~10km(地平線)
・連射速度:0.2射/秒 (※2.5倍モードでは0.5射/秒)
・弾数:無限
・備考:見敵必殺モード搭載、垂直発射設置可能、G元素カフェ1を少量使用
■名称:Meisters 巡航ミサイルタレットMk.3 Type G
・サイズ:5m×4m×4m
・弾頭:32kg指向性爆薬弾頭(D型)、30kg
・飛翔形式:時空勾配推進(G)と空間跳躍(J)から選択
・威力:2144万DMG=214.4MJ(D)、62億8千万DMG=62.8GJ(S)、456兆DMG=4.56PJ(N)、最大7
・消費電力:1MJ/発
・間接射撃射程:無限
・直接射撃射程:観測可能な限り
・連射速度:0.2射/秒 (※2.5倍モードでは0.5射/秒)
・弾数:無限
・備考:見敵必殺モード搭載、垂直発射設置可能、G元素カフェ1を少量使用、ミサイル本体に共通で使い捨て核融合炉、時空勾配推進システム、二重空間超越レーダー、小型ワープエンジンを内蔵
見て分かる特徴として、まずランチャーとミサイルが4倍太くなっている。体積としては16倍だ。しかしそれぞれの弾頭の炸薬搭載量と威力は4倍程度にしか増えていない。これは内蔵する機構がかなり複雑になったからだ。レールガンMk.4/XLのベルカエフェクターの代わりにワープエンジンを載せた形だ。
このワープエンジンも核融合炉と同じで、超空間に入って出てくる1往復分しか使えない使い捨てタイプだ。それでもワープエンジンは複雑な機構なのでかなりスペースを取り、そのため体積が16倍になっても炸薬が4倍にしかならないという事態になったのだ。
しかしミサイルに核融合炉を搭載したため発射時の電力を自前でまかなえるようになり、タレットを搭載する本体側から電力をチャージする必要が無くなった。消費電力はミサイルタレットMk.2 N型弾頭のわずか1/100だ。最大発電量が300GWに限られる
弾頭は4種類に増え、指向性のないE型通常爆薬弾頭が廃止されてS型の
対消滅弾頭はレールガンでは電磁加速に反物質保持機構が耐えられず不採用となったが、こちらでは重力加速とワープで運搬する原理上慣性力がほぼ掛からないため暴発の危険性が低く、採用となっている。
それで一文字艦長が指示したP/Jというのはこの対消滅弾頭(P)を空間跳躍(J)させて敵艦直近に飛ばすということなので、いざ敵にやられるとたまったものではない。
対消滅弾頭の攻撃力は額面上は7
まず
レールガン1基を2.5倍モードで使うとして、秒間1.25発で1.25×43
ミサイルタレット80基から対消滅弾頭を2.5倍モードで80×0.5=40発/秒発射するとして、140
同じ400m2で比べるとミサイルタレット25基相当なので43
逆に威力に大差無いのになぜ消費電力が膨大なレールガンを搭載しているかと言えば、
空間跳躍ミサイルの利点は相手に迎撃されにくいことであり、それは命中しやすいというだけでなく、自爆しにくいというのが最大のポイントだ。対消滅弾頭が至近距離で爆発すると艦載機だけでなく艦隊そのものにさえ影響が出てしまう。
そのため
ちなみに前衛艦隊が
さて、反射されてしまうレーザーは
艦載機単独で戦艦を相手にして1分掛からないのであればそれは優秀と言ってもいいのだが、時間をかければかけるほど反撃で味方艦隊がダメージを受けるのでなるべく早く処理したい。そこで1対1ではなく
レールガンは射線が通っている相手にしか当たらないのでミサイルのみを使うことにすると、1対1では69秒かかるが、総掛かり1億対40万では0.28秒という数字が出てくる。実際には撃ってから届くまで数秒かかるのでDPS上の計算でしかないが、それでも数秒で片付けられるのなら味方の損害は極めて限定される。
そして実際それを叩き付けた結果、まず残存6万体が対消滅弾頭の爆発の嵐に揉まれて見事に砕け散った。
1分ほど遅れて到着したGAMMA援軍はやや多めに50万体ほどであったが、即座に叩き込まれた約80億の対消滅ミサイルの前には1秒ももたずに同じく宇宙の塵となった。艦載機を展開する暇も無い。毎度お世話になっているランチェスターの法則が数の暴力に微笑んだ結果だ。ケンシロウ、数の暴力はいいぞ!!
なお超空間を経由して飛ばす原理上、跳躍ミサイルをワープアウト前の相手に当てることも実は出来るが、超空間にデブリを増やしたくないので可能な限り実空間で仕留めている。
オペレーター「GAMMA艦隊合計60万体撃滅! 残存反応並びに増援ありません!」
門兵1≪やったぜェ!!≫
門兵2≪バケモンどもめ、人類の力を見たか!!≫
敵艦隊撃滅成功とあって、
というのも、現在出撃している
そもそも生産力がオーバーフロー気味な
一文字「艦載機回収始め! ……とりあえず空間跳躍ミサイルも有効でしたね」
ラダビノッド「うむ、
ラダビノッドは新種GAMMAの戦力評価速報に署名し、一旦ローカルデータベースに保存してから総司令部の戦略情報統括システムへ転送した。これは戦闘記録詳細にラダビノッド以下艦隊司令部要員の見解を添えたものだ。
見解は戦闘中から戦闘後に暇を見てはメモした程度の情報を集積したものだが、熟練者が揃った
そう、戦訓を得るためならば、魔術機連隊も機を見て出しておくべきなのだ。
一文字「敵の迎撃が激しくなりましたが、この次の恒星系に珪素生命体が居住可能な惑星がある筈です。艦の修復が終わって味方艦隊が到着したらそこまでは進軍したい所ですね」
この珪素生命体が居住可能な惑星とは、シイレント人の居住可能環境を調査した結果出てきた条件に照らし合わせたものである。BETAやGAMMAの創造主たる
なおここまで1,000光年ほどの進出でその条件に該当する惑星は200ほどあったのだが、文明を持つ生物が住む星は0であった。一応原始人的な存在はいたので、もしかすると文明が退行したのではと調査を行ったが、先史文明の痕跡は無かったし、BETAから物資を受け取ってもいなかった。
ラダビノッド「ははは、君は欲張りだな。……エーベルバッハ中将、次の進軍後は魔術機隊にも出てもらうぞ?」
アイリスディーナ≪は、
ラダビノッド「うむ、大いに結構。
アイリスディーナ≪了解!
アイリスディーナの号令に対し、待ってましたという声の合唱が通信の向こうから聞こえてきた。流石はデグレチャフ元帥お墨付きの最精鋭だ。戦意が溢れるほどに漲っている。
ラダビノッド達はその様子に頼もしさを覚えた。ラダビノッドも当初は若者達を戦場に出すことにかなり抵抗があったのだが、