なお同日に入っていたマイナス評価でしっかり相殺されました。
防壁世界の数は有限であったため、魔導衛士達は他にも様々な世界を制圧していった。
ある世界では特定蛋白質を断たれて余命幾ばくも無いクリスカ・ビャーチェノワ少尉を抱えたユウヤ・ブリッジス少尉が逃避行の最中であった。
そこに差し向けられたマーティカ・ビャーチェノワ少尉 + 再洗脳済みイーニァ・シェスチナ少尉との戦いをユウヤは制したものの、マーティカ自身も
そういうわけでマーティカにとどめを刺すように頼まれてやりきれない思いになっていたところで、彼らは目覚めた。
ユウヤは即座に聖水とオーバーリザレクションでクリスカとマーティカとイーニァを治療した。そして開口一番に出てきた台詞が以下のものだ。
ユウヤ「よし、とりあえずソ連を潰すぞ」
クリスカ「……潰すのはハイヴとBETAではなかったか?」
ユウヤ「この人を人とも思わない所業! BETAも同然だッ!! ふざけるな、ふざけるなよクソ野郎共ッ!!」
ユウヤのまなざしが怒りに染まっていた。サンダークだかベニャーエフだか知らないが、本当にあの国の連中は碌な事をしない。並行世界融合でソヴィエト共産党が復活するなら、デグレチャフ元帥も提言していた通り完全に消滅するまで念入りに潰そうとユウヤは決心した。何度復活しようと、何度でも地獄の底まで追い詰めてやる。
イーニァ「ユウヤは優しい、ね?」
ユウヤは傍目に見て明らかに近寄りがたい状態であり、イーニァはこの四人の中で唯一魔導衛士ではなく
そんなイーニァの温かさに触れたユウヤも少しは落ち着いて深呼吸した。
マーティカ「ユウヤ、
ユウヤ「まずは……そうだな、まずはそうしよう」
ユウヤ達は手分けして全てのハイヴを潰し、楔の塔を建てた。
そのあとに心置きなくクソ野郎共を殴って、クリスカ達の不幸に関わった全員の四肢をへし折った。
後日、この件に関してソ連から
ある世界では大空寺研究所で
この世界では君が望む永遠系統の人物、特に大空寺 あゆや玉野 まゆがキーパーソンになっていた。また、
その辺りのパロディ要素の盛り込みぶりからすると、全体的にマブラヴのギャグ編にも近いテイストの世界観であった。まあスパロボで北斗の拳をやってる世界もあるのだから、たまにはこんなマブラヴもあるのだろう。
まあつまりここは、
根本的にシリアスが行方不明なので案外そのままで勝てそうな雰囲気もあったが、
皆元テストパイロットなので、強化型BETAにも対抗出来る地球製スーパーロボットの存在は気になるのだが、
ある世界では2001年12月25日にオルタネイティヴ4の凍結が決定し、その3年後、2004年にオルタネイティヴ5主導の
並行世界の記憶が流入したことでG弾大量投下の副作用はもう分かっているはずなのだが、オルタネイティヴ4という対抗馬がなくなったことでオルタネイティヴ5推進派のブレーキが壊れており、更に内部に以前より勢力を増したキリスト教恭順派が紛れ込んでいたことで、結果的にG弾投下は強行された。連中は善意で人類を絶滅させようとしているので、G弾でBETAが滅びず人類が滅ぶならばむしろ好都合なのだ。
タリサ「ああもう、結局こうなるのかよ!?」
ドーゥル≪時間が無い。手分けして迎撃するぞ!≫
ヴァレリオ≪了解!≫
ここにはイブラヒム・ドーゥル中佐、篁 結衣中佐、タリサ・マナンダル少佐、ヴァレリオ・ジアコーザ少佐、ステラ・ブレーメル少佐の五名が向かっていた。ユウヤを除くXFJ計画の面子だ。
彼らは轟雷に合体してから手分けして魔導銃剣で全てのG弾を迎撃、その後グレートブラスターでハイヴを攻略した。
ステラ≪――何とか間に合ったわね≫
タリサ「あと何人かいれば迎撃がもっと楽だったんだけどな」
流石にユーラシアに投下された20発以上のG弾を同時に迎撃するのは轟雷でもそれなりに大変な作業だった。
そう考えると12・5事件に八人も向かわせたのは流石に多すぎるという話だったが、将軍殿下の一大事ということで立候補者が多かったのだ。今更言っても仕方が無い。
ヴァレリオ≪……隊長、何か気になることでも?≫
任務はほぼ完了したが、ドーゥルが黙って何か考え込んでいるので、ヴァレリオが水を向けた。
ドーゥル≪いや、今更ながら疑問に思ったのだ。連中、本当に副作用が分かってなかったのだろうかとな≫
ヴァレリオ≪あー、言われてみればそうっすね?≫
結衣≪厄介な話ですね≫
タリサ「……おいVG、どういうことだ?」
表情を見るにどうも自分だけが分かってないらしいと気付いたタリサは、こっそりヴァレリオに尋ねることにした。まあ小声で訊いても他の面子にも聞こえているのだが、それを突っ込まないのは武士の情けだ。
ヴァレリオ≪いや、だってよ、今回の場合、
そう、G弾でBETAを殲滅出来て地球も無事ならバーナード星系まで逃げる必要は無い筈なのだ。となれば、倒せないかもしくは地球が駄目になることまで計算に入れていた筈だ。
タリサ「言われてみりゃ、バーナード星系にそのまま住めるかは分かんねえもんな」
本拠地世界のバーナード星第1惑星が地球人に適した環境になっているのは、クラエル神がてこ入れした影響が大きい。そうでなければある程度のテラフォーミングが必要と考えていい筈だ。
ステラ≪……そう考えると、最初から恭順派が介入していた可能性もあるわね≫
ドーゥル≪あり得る話だな≫
このような状況ですら人間の敵は人間だと疑わざるを得ないとは何とも度し難いことだった。
ある世界では、オルタネイティヴ5で地球人が植民したバーナード星第1惑星にハイヴとBETAが突如出現した。地球で言う2070年代のことだ。
衛星軌道上の防衛は
植民開始してからそれほど経っていないので人口も10万人から大して増えておらず、既にハイヴが整えられた状態では人類がまたBETAに敗北するのは時間の問題であった。
この世界のバーナード星第1惑星には、並行世界論理和統合の結果、御剣 冥夜、鎧衣 美琴、珠瀬 壬姫、榊 千鶴、彩峰 慧の五人が全員存在していた。彼女達は武に授かった我が子を守るためこの世界に飛び込んでいった。
冥夜「よもやこの子まで狙おうとは!!」
美琴「この子は傷つけさせない!!」
壬姫「絶対に守ってみせるんだから!!」
千鶴「許すわけにはいかないわッ!!」
慧「温厚な私もこれにはキレた」
魔導衛士達の中でも特に
冥夜の娘「かあさますごい! かあさまつよい!」
冥夜「ハハハ、そうだ、かあさまは強いぞ、そしてそなたのとうさまはもっと強かったのだ!」
娘達は丁度地球と父の存在を教えられて
冥夜達は植民星の安全を確保すると娘を乗せたまま地球へと向かった。彼女達が駆る迅雷や轟雷の中ほど安全な場所はないからだ。
轟雷に搭載されている
冥夜達五人は地球に到達すると
冥夜達はオーバーリザレクションで二人の体を再生した後に地球全土のハイヴを滅ぼして楔の塔を建設した。
BETAに因果導体のループ特性を見抜かれて脳だけにされた挙げ句死なないように囚われていたという、かなり重い話の筈なのだが、数十年ぶりに復活した武は困惑した。
まず、冥夜達が父は母よりも強いのだぞと教えてしまったことで、娘達の期待の重さに困惑した。この世界の武はあくまで熟練の衛士程度であって、惑星全体のBETAを滅ぼすような力は無いのだ。
更に別々の並行世界が統合されたことでまるで武が同時に五人を孕ませたかのような状況になってしまっており、娘達もそう理解している上に武自身にもその全ての記憶があるので大いに混乱した。五人も先を越されたと騒ぐ純夏をなだめるのも大変だった。