ガオガイガーのバリエーションにはそれなりの数がある。
まずは『勇者王ガオガイガー』第1話から登場してゾンダーと戦ったノーマルのガオガイガー。形式分類は重機動スーパーメカノイド。主題歌にも歌われる僕らの勇者王、
巨大メカライオンのギャレオンに凱が
しかしこのガオガイガー、緑の星から地球にやって来たギャレオンの破損したブラックボックスを解析してどうにかこうにか再現したものだけあって、初出撃時点ではとんでもない欠陥機だった。何しろ
一体どこの
そのトライアンドエラーの積み重ねが後のスターガオガイガーやガオファイガーなどに繋がっていくのだ。
次に『勇者王ガオガイガー』後半、対機界31原種戦で活躍したスターガオガイガー。ガオガイガーのステルスガオーをウルテクエンジン搭載のステルスガオーIIに変更したものだ。
ただしこのウルテクエンジンの小型化が間に合っていないため巨大な2つのエンジンをそのまま搭載する形になっている。必然的に前面投影面積増大や重量バランス悪化などのデメリットがあり、基本的には宇宙用となっている。
しかしスパロボでは単純にガオガイガーのパワーアップ形態として扱われる。ではこれは間違っているのかと言えば、一概にそうとは言えない。単純な上位互換ではないだけでパワーアップ自体はしているというのがより正確な表現だろう。
理由はウルテクエンジンによる出力向上もそうだが、そのウルテクエンジンに取り付けられたファントムリングとプロテクトリングの存在も大きい。これらを利用することでブロウクンマグナムをブロウクンファントムへ、プロテクトシェードをプロテクトウォールへとパワーアップさせることが出来るからだ。その効果は侮れず、FINALの更にあとの時代に作られるガオガイゴーでは、ガオファイガーと違ってコアマシンのガイゴーにリングジェネレイター機能が無いのでこれを補うためにステルスガオーIの上位互換であるIIIを蹴ってIIに先祖返りしているくらいだ。
あとはメタ的な理由として、巨大なウルテクエンジンを搭載したシルエットが力強くてかっこいいのと、後継機乗り換えイベントとして使えるというのもありそうだ。
スターガオガイガーという名前は、勿論宇宙用という意味もあるが、よく見ると頭の上にステルスガオーIIの後端部分が三角形に突き出していることで足を開いて立ったときの正面からのシルエットが星型になっている。
しかし原作劇中ではたった一度しかスターガオガイガーと呼ばれておらず、それ以外は単にガオガイガーと呼ばれている。まあ確かに違いは背面のステルスガオーIIだけなのだが。
次に続編『勇者王ガオガイガーFINAL』の初期機体として犯罪組織やソール11遊星主と戦ったガオファイガー。正式名称ファイティング・ガオガイガー、主題歌にも歌われる闘う勇者王だ。続編『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~』の中期参入機体としても活躍する。
ギャレオンが護と一緒に星の海の旅に出てしまったために新たなコアマシンとしてファントムガオーが開発され、ファントムガオーと凱が
外見上の最大の特徴は、胸にライオンがついていないのでリアルロボット寄りのデザインになっていることだ。ガオファイガーは緑の星から伝えられたテクノロジーをベースにしてはいるものの純地球製の重機動ファイティングメカノイドであり、更なる技術の進歩によりギャレオン抜きでもスターガオガイガーの性能を凌駕している。
その高性能の秘訣は従来ではGストーンを使い捨てにするしかなかった弾丸Xを昇華させたエヴォリュアル・ウルテク・パワーというブースト機構だ。弾丸Xと違ってGストーンを使い捨てにする事は無いが、高出力と引き換えに継戦能力は下がっている。
ところで「ガオガイガーのコアマシンがガイガーならガオファイガーのコアマシンはファイガーじゃないの?」という疑問は誰しも抱く所だろうが、どうも商標問題でファイガーが使えなかったらしい。作中でその呼び名が使えないわけではないが、玩具として商品化する際に「ララァ・スン専用モビルアーマー」のような哀しみを背負うことになる。
次は『勇者王ガオガイガーFINAL』の最終機体で、ソール11遊星主と戦ったジェネシック・ガオガイガー。人呼んで最強の破壊神、勇気の究極なる姿。
ギャレオンを対ゾンダー用に調整する前のジェネシックギャレオンに戻し、これに凱が
作中ナレーションでも破壊神扱いされているだけあって面構えがより野性的というかシャープで凶悪になっており、デザインは地球製ガオガイガーとは全体的に違うのだが、見た目上の最大の特徴は頭から
滅茶苦茶強そうな外見と破壊神という肩書きに負けずにその戦闘能力、特に破壊力はガオガイガーシリーズの中でも際立って高いのだが、原作では吃驚するくらい苦戦する。ソール11遊星主のアンチプログラムなのに何故かソール11遊星主に相性負けしているという不思議な状態だったが、これはソール11遊星主がそれだけジェネシックと勇者達を警戒して幾重にも対策を張り巡らせていたせいだと作中で凱も看破している。
その苦戦するイメージが強いせいか、ジェネシック・ガオガイガーは対ゾンダー用に調整されていないのでそのままゾンダーと戦うと同化されて負けるなどという説が巷に流布されているが、これは脚本家にはっきり否定されている。そもそもGストーン自体がゾンダーへの抵抗力を持っているため、そんな事実は存在しないということだ。
では一体何のための調整だったのかという肝心の所には言及されていないので推定するしかないが、全ての挙動の破壊力がいちいち高すぎてゾンダー核や原種核の摘出が出来ないためであろうと考えられる。つまりゾンダー化した人間の犠牲を許容すればそれぞれのゾンダーロボの破壊までは出来るが、大元のマスタープログラムへの対処が不可能なので延々戦い続けることになる。実際スパロボ
そもそもガオガイガーやガオファイガーはヘル・アンド・ヘブンの時に両手を組んで相手にぶち込みそのままコアを引きずり出すという動作を当たり前のようにこなしているが、これでコアを傷つけずに引きずり出すのはかなり無茶な芸当だ。ジェネシック・ガオガイガーもヘル・アンド・ヘブン・アンリミテッドは使っているが、これが命中すると基本的に標的は爆散するため、摘出に使えるような技ではないだろう。
ところで星をも砕くゴルディオンクラッシャーがジェネシック・ガオガイガーの必殺技の代名詞のようになっているが、経緯からしてこれはガオファイガー用に作られていたものなので規格が合っておらず、ジェネシック・ガオガイガーからの
ではジェネシック本来の同等の装備は何かと言えば、破壊規模が小さい代わりに消費も小さく、まるで通常攻撃のように繰り出せるゴルディオンネイルだ。むしろそのような小規模サイズで作れなかったために開き直って巨大な規模で作られたのが地球製ゴルディオンシリーズと言える。星をも砕くゴルディオンクラッシャーはまさにその極致だ。
ジェネシック・ガオガイガーは、想定する相手が再生能力特化だったからそのアンチプログラムとしては仕方ないのだが、こいつだけ『破壊神』という通常は敵寄りの概念の扱いを受けている。そして後の『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~』では
なおジェネシックとは起源、創始を意味するジェネシスから生まれた造語であり、医薬品に使われるジェネリックとは無関係である。
形式分類はジェネシックメカノイド。スパロボαにおける最強機体の一角を占める。
今回来ているスーパーロボット軍団に存在した経歴があるガオガイガーバリエーションはここまでの4種で、ここから先は続編の『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~』登場メカになる。その内ガオガイゴーとファイナル・ガオガイガーはスパロボ30にだけ登場しており、ベターマンと合体した夢装ガオガイガーや夢装ガオガイゴーはそのスパロボ30にすら登場していない。
今現在の凱の乗機の選択肢は第4集団
ノーマルのガオガイガーにするにはステルスガオーIが足りないし、場所が宇宙空間なのでスターからノーマルに戻す意味も無い。コア摘出能力持ちの中で最も戦闘能力が高いガオファイガーはソール11遊星主との戦いで修復不能なほど破壊されてしまった。
今回凱が選択したジェネシック・ガオガイガーは、破壊範囲が大雑把でコアの摘出という繊細さを要する作戦には全く向いていないのだが、それでもなおこちらを選んだのは、出現した機界新種が大幅にパワーアップしているため、まずはそれを倒すための戦力を優先した形だ。
とはいえ、凱は決して人質救出を諦めたわけではない。
巨大ゾヌーダロボのスキャンの結果、
ただしその2箇所がスキャンを通さないためにそういった結論になっただけで、
ここで困るのが、ゾンダーロボやゾヌーダロボはコアを摘出すると僅か数秒で爆発するということだ。つまり先に救出したのが
ジェネシック・ガオガイガーをはじめとするスーパーロボット軍団が出撃して巨大ゾヌーダロボを取り囲んだところに、
轟雷3機はともかく、スーパーロボット軍団の周囲を更に囲むゼントラ特盛りの1個基幹艦隊は何のために連れてきたのかと一同はぎょっとした。
その動揺を収めるべく仮面のゼロ、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが口を開いた。なお彼の正体は
ゼロ≪
甲児≪おい何を――!?≫
混成スーパーロボット軍団に所属している者達は、皆が
しかし500万隻を伴って現れたからには、いざというときには始末するという言葉は全く冗談には聞こえない。
実際人質を無視するならば、ベルカ砲でも乱射すれば簡単に巨大ゾヌーダロボを仕留めることが出来るだろう。或いは100万倍強化した
トピア≪ですから、
つまり、失敗したときの尻拭いはこっちでやるから後の余力など考えずに全力を尽くせとトピアは言っていた。
スーパーロボット軍団からすると仲間は勿論大事だが、そのためにこの世界を危険に晒すことは出来ない。考えたくはないが、頭のどこかで万が一のための対処余力を考えざるを得ないのだ。
凱「――感謝する!!」
山程貰った補給物資が裏目に出てしまったのは何とも言いがたいが、こちらの確率時空でも最大の勢力を誇る
万が一の備えとして超銀河グレンラガンやダイバスター、先ほど和解に至ったマジンガーZEROを控えに残す算段だったが、万が一を考えなくていいのならばアークグレンラガンやバスターマシン7号の状態で戦力として出せる。
ならば凱のやることは、迷いを捨て勇気を以て戦うことだ。GSライドは勇気に応えてくれる。
凱「勝負だッ! ブロウクンッ! マグナムッ!!」
ジェネシック・ガオガイガーの右手首が高速回転し、腕の振りかぶりに合わせて弾丸のように打ち出された。地球製ガオガイガーと違って前腕は射出せずに残ったままなので重量は小さいが、貫通力は抜群だ。
打ち出された拳は、巨大ゾヌーダロボのバリアと少しばかりせめぎ合ったあとにバリアごと右肩を貫通した。
流石の