並び立つスターガオガイガーとガオファイガー。
スターガオガイガーは分かる。凱の出撃時点で選択肢はジェネシック・ガオガイガーとスターガオガイガーの二択だった。ならばガオファイガーが出撃出来ないというのは
そうではない。実際に凱の出撃時点ではガオファイガーはほぼ全損しており、修理の目処も立っていなかった。
トリオ「どうやら間に合ったようじゃの」
サティ「そうね。なかなか面白いことを考えるものだわ」
サイボーグのゼータ「サイボーグドコロカ超AIノ勇気ヲモ力ニ変エルGストーン……創造力ガカキ立テラレマスネ」
スチームパンカーのホープ「うーん、興奮してきたぁ!」
そして最近忘れがちだが、インファクトリ級は航宙
コアマシンのガオファーが
そしてこのガオガイガーを2機揃えるプランを立て、生産力の貸出交渉をしたのは、当然
ゼロ「これで条件は全てクリアされた。チェックメイトだ」
作戦プランはこうだ。運悪く
インファクトリ級1個基幹艦隊500万隻の偉容を万が一の為の殲滅用戦力として意識させておくのも半ばフェイクだ。本命は生産力の方だった。
ルルーシュはガオファイガーの設計図並びに必要なマテリアルの情報だけを対価として交渉を押し通したが、
無論
生産ラインが動き始めてしまえば早いもので、ルネ用に最終調整している間にガオファイガーはもう予備の10機分までコアマシンとガオーマシンが揃っている。量産を想定して設計されただけのことはある。まあGストーンサイボーグやエヴォリュダーの数が少なすぎて結局予備機にしかならなかったわけだが。
こうして摘出能力を持つタイプのガオガイガーが2機揃ったことで、最大の問題点がクリアされた。
ルルーシュの勝利宣言に、おお、本場ものだ、とトピアが唸った。巨大ゾヌーダロボにしがみついたままだが、相性勝ちしているので大分余裕がある。
先ほどしがみついていた巨大ゾヌーダロボの頭にヘル・アンド・ヘブンが直撃していたが、咄嗟に避けたので特にダメージは受けていない。
凱&ルネ「ヘル! アンド・ヘブンッ!!」
スターガオガイガーとガオファイガーが2機並んで両腕を交差したあと斜め下に伸ばし、再びヘル・アンド・ヘブンの構えを取った。その右手から攻撃エネルギー、左手から防御エネルギーが迸る。
凱&ルネ「
呪文を唱えて本来反発する攻撃・防御エネルギーを融合させ、両手を組み合わせると、2機のガオガイガーが同時に突進を開始した。その狙いは巨大なゾヌーダロボの胸部と腹部だ。
ゾヌーダは失策に気付いた。元の36mサイズのゾヌーダロボならば、スペースの都合上2つのヘル・アンド・ヘブンを同時に胸部と腹部に命中させるのはそれなりに困難だった。だが今やゾヌーダロボの全高は400m前後。
しかしヘル・アンド・ヘブン発動中は防御力が弱まっている筈だ。ゾヌーダはそれを狙ってカウンターの簡易攻撃端末を多数繰り出すが、ガオガイガー達は攻撃は最大の防御と言わんばかりにそれらを砕きながら突き進んでくる。恐らくフル改造相当の威力であろう。
迎撃が叶わぬとみて、せめて狙いを外すように巨大ゾヌーダロボは回避を試みたが、それも不可能だった。いつの間にか轟雷3機に加えてガンバスターまでしがみついており、先ほどとは違って全く身動きがままならなかった。
ノリコ≪絶対に逃がさないんだから!≫
まあしがみついて動きを停めてから殴るというのは、ちょっと絵面が集団いじめのように見えなくもないが、人質なんか取る方が悪いのだ。
凱&ルネ「ウィィィタァァァァッ!!」
ガンバスターとマジンガーZEROの猛攻によりバリアが穴あき状態になっている巨大ゾヌーダロボ相手に、スターガオガイガーが胸に、ガオファイガーが腹に両拳を着弾させた。
しかしゾヌーダロボが通常の10倍以上巨大ということは、コアも10倍深い場所にあるということだ。フル改造の威力で装甲は貫通したものの、コア部分には腕が届かなかった。しかもゾヌーダは奥の手として巨大ゾヌーダロボの
だが、勇者は怯まなかった。
凱「オオオオオッ! 本当の――『勇気』の力を見せてやるッ!!!!」
勇者達≪オオオオオオオオオオオオオッ!!!!≫
凱の宣言とともに勇者達が一斉にありったけの『勇気』を振り絞ると、冗談のように圧力が増して、ドリルニーを皮切りにヘル・アンド・ヘブンの力を纏った
これは複合精神コマンド『勇気』に含まれる『熱血』の与ダメージ2倍効果もあるが、それに加えて
なお、勇者達はこの調子でもまだ真化融合を会得していなかった。既にバグ染みているのに、この上更に真化融合を会得したら益々手が着けられなくなるだろう。
何故会得していないかと言えば元々
凱だけならそれでも気合と勇気で何とかしそうな気もするが、ルネに至ってはまずガオファイガーへの搭乗経験が足りていないので到底無理だ。この状況で凱だけ頑張ってもタイミングがずれるだけだ。
ゾヌーダ≪ゾヌーダァァァァァ……!!≫
巨大ゾヌーダロボの内部へと突き進んだ凱とルネは、遂に機界新種核と人質収容ボックスを掴んだ。それを通信越しのアイコンタクトで意思疎通すると、全体に向けて通信を送った。
凱&ルネ「脱出!!」
両機はタイミングを合わせて後退を開始し、巨大ゾヌーダロボにしがみついて拘束していた機体もその場を離れ始めた。その間にもコアを失った巨大ゾヌーダロボの損傷部分から光が迸り、脱出と同時に爆発に至った。
爆発の被害については、ゾンダーロボサイズの相手の爆発ならばガオガイガーが毎回至近距離で受けても大丈夫なくらいなので、ガオガイガーより頑丈なガンバスターや轟雷にとっては全く影響がなかった。スターガオガイガーとガオファイガーが急いで脱出したのも両手で掴んだ仲間の安全のためだ。