【完結】匠 VS BETA   作:MMZK

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343. 第13章までの登場人物紹介

Muv-Luv(マブラヴ)世界

 

 

 

盧 雅華(ルゥ・ヤァファ)

 マブラヴ トータル・イクリプスの登場人物で、暴風(バオフェン)小隊の構成員。

 ほぼネームドモブで、黒髪のオールバックポニーテール。

 

 本作では地球連合(ユナイテッドアース)戦闘団魔術機連隊構成員で現在の階級は少佐。アユマユオルタネイティヴ世界の攻略を担当した。

 

 

 

李 玲美(リー・リンメイ)

 マブラヴ トータル・イクリプスの登場人物で、暴風(バオフェン)小隊の構成員。

 ほぼネームドモブで、灰色に近い髪のショートカット。

 

 本作では地球連合(ユナイテッドアース)戦闘団魔術機連隊構成員で現在の階級は少佐。アユマユオルタネイティヴ世界の攻略を担当した。

 

 

 

王 壽鳳(ワン・ショウフォン)

 マブラヴ トータル・イクリプスの登場人物で、暴風(バオフェン)小隊の構成員。

 ほぼネームドモブで、髪は茶色のお団子頭。

 小隊構成員トリオが三人続けて喋る際に前のボケに対して「いや、全く意味が分からないが」とツッコミ気味のコメントをつけるポジション。

 

 本作では地球連合(ユナイテッドアース)戦闘団魔術機連隊構成員で現在の階級は少佐。アユマユオルタネイティヴ世界の攻略を担当した。

 

 

 

斑鳩 崇継(いかるが たかつぐ)

 マブラヴオルタネイティヴ本編に少しだけ出てくる。五摂家の一つ斑鳩家の当主。

 帝国斯衛軍第16大隊の指揮官で、甲21号作戦(オペレーション・サドガシマ)の際には伊隅 あきらを助けるなどのそれなりに華々しい活躍をして斯衛軍と武御雷(たけみかづち)の精強さを見せつける。

 しかし次の桜花作戦(オペレーション・チェリーブロッサム)では世界中の軍隊が死力を振り絞ってハイヴに圧力を掛ける囮作戦に協力している中で、帝国斯衛軍だけが専守防衛を名目に国内の防衛という戦略上全く意味の無い行動をしており、彼はその召集と作戦後の処遇を月詠 真那に告げるという汚れ役で出てくる。別に崇継の意向で真那を処罰するわけではないのだろうが、武御雷(たけみかづち)の貸与という真那の独断行動がもたらす斯衛の政治的利益を評価しながら人格消去という厳罰を通達するせいで悪役にしか見えない。参加した方が政治的利益があると分かってるなら何で桜花作戦(オペレーション・チェリーブロッサム)をサボったんだ。

 マブラヴアンリミテッド ザ・デイ・アフターでは沙霧のクーデターを鎮圧したついでに政権を乗っ取って白銀 武の上司をやっている。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第3の世界で名前だけ登場。この世界では桜花作戦(オペレーション・チェリーブロッサム)での非協力的行動が祟って城内省と斯衛軍自体が凋落しており、崇継は斯衛軍の中では比較的まともな立ち回りをしているが目立った地位には就いていない。

 ザ・デイ・アフター世界でも登場しているが、こちらは本当に名前だけ。

 

 

 

伊隅(いすみ) あきら

 マブラヴオルタネイティヴに登場しているキャラだが、元々は同じâge-soft(アージュソフト)作品でありマブラヴエクストラと世界を共有する『君がいた季節』の攻略可能ヒロインの一人。伊隅四姉妹の四女。

 オルタネイティヴ世界では日本帝国陸軍に所属しており、甲21号作戦(オペレーション・サドガシマ)では帝国斯衛軍第16大隊に救われてどうにか生き残った後、姉のみちるが演習中に事故死したという通知を受けて悲しみに暮れる。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第3の世界で名前だけ登場。元々オルタネイティヴ4直属A-01部隊であった伊隅戦乙女隊(いすみヴァルキリーズ)が表舞台に立った際にみちるの本当の死因を知ることになる。

 

 

 

◆中根

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、日本国防隊19大隊長。

 現実を省みない上からの滅茶苦茶な命令と絶対に生きて帰るという息子との約束を果たす為に、協力関係にある民間軍事組織(PMC)のイモータルズに全てのリスクを押しつけ、功績の横取りまでしようとしてそのヘイトを一身に集めようとするが、管理官の無意識のリーディングのような不思議な能力でその意図を見抜かれて態度が軟化する。

 しかし日本国防隊自体がBETAの侵攻開始から13年間初心者のままという驚くべき駄目組織であり、中根自身もリスクを減らすための戦術的判断が全く出来ずに無駄に駄々をこねて散々イモータルズの足を引っ張っているので、そもそも普段から真面目に訓練しろと言われたらおしまいの台無しぶりである。

 

 

 

東雲 祉乃(しののめ しの)

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、日本国防隊の二尉。

 日本国防隊の中では非常に珍しい真面目な軍人で、おかしいことをおかしいと言えるので却って周囲から浮いている。そのせいか、イモータルズとの連絡役を任されたりしており、国防隊が隠している危機情報を密かにイモータルズに伝えたりする。

 日本国防隊の中で唯一ビジュアルがあり、ゲーム中ではガチャでSRキャラとして引く事が出来る。

 実は古いアニメや特撮が好きというタカヤ・ノリコのような趣味をしている。

 ディメンションズの1周年前夜祭イベントシナリオ『イモータルズ衛士達南へ』(※ギャグ時空)ではカチンコを持たせると人が変わってしまい、満足いく映像撮影の為に実験用BETAを持ち出すヤバイ人になっていた。なお水着イベントなのにこの人だけ水着ビジュアルが無いのだが、代わりとばかりに新実装された落書き風SDキャラが妙に可愛い。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第1の世界で登場。日本とグレーテル達との連絡役となったほか、イモータルズの真白にも気に掛けられていた。

 

 

 

◆管理官

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、イモータルズ所属のプレイヤーキャラ = 主人公。ビジュアルはなく、名前もプレイヤー入力方式なので定まっていない。TACネーム:パペットマスター。

 ストーリー上開始時点で頭を負傷して記憶喪失になっており、プレイヤーと一緒にディメンションズ世界のことを知っていくことになるのだが、管理官は何しろ部隊長なので、記憶喪失の状態で作戦指揮をするのは実務上でも信用上でも無理があるということで次席の御剣 冥夜(ソードダンサー)に一旦指揮を任せることになる。

 本編ではそれなりに誠実な人間の筈なのだが、ディメンションズの『無限力兎博録(ナユタとばくろく)デウカリオン』イベント(※賭博ギャグ時空)では、借金をしているのにカジノ勤めのストレスで浪費が抑えられずにどんどん借金を増やしてしまうというそれまでとは打って変わった駄目人間ぶりを見せる。そのせいで部下の衛士の殆どに見捨てられ、そこから彩峰 慧(クワイエットウルフ)に拾われて博徒としての実力を発揮していく。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第4の世界で登場。ディメンションズのメインシナリオ第(4)章終了時点で匠衆(マイスターズ)からの介入を受け、避難民救出問題をクリアする。

 

 

 

朱土岐 真白(あかとき ましろ)

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、イモータルズ所属。TACネーム:スノウホワイト。

 その名前の通りに髪が紅白のツートンカラーになっており、表側が白、裏側が赤になっている。その女性らしからぬ言葉遣いのせいで結構ガラが悪く見えるが、他の衛士が人類を守るという目的のために理不尽を我慢しすぎるので、むしろ言うべき文句を言う真白の方が一般的な感性に近い。その証拠に、第4の世界ではイモータルズに理不尽を押しつけようとする人間がいないので、真白の口から出る文句はかなり減っていた。

 ディメンションズの作り直し前である『イモータルズ:マブラヴオルタネイティヴ』でも実は登場していたが、こちらでは礼儀正しい別人のような性格だった。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第4の世界で登場。

 

 

千木良世 紫宵(ちぎらせ よい)

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、イモータルズ所属。TACネーム:ドーンパープル。

 紫宵(よい)は御剣 冥夜の髪を桃色にした2Pカラーのような見た目で、周囲からも冥夜とそっくりと言われているが、性格はかなり違い、食い意地が張っていてマイペース。世界には三人のそっくりさんがいるので三人目を探しているというのが鉄板ネタ。

 頭が緩そうな発言が目立つが、時折重そうな過去を何でもないように語り始めたりするので、どうも空気を和ませるために敢えて脳天気な振りをしているのではないかという疑いがあるムードメーカー。

 食いしん坊でありながら、美味しいものを食べる幸せを積極的にお裾分けしようとするよい子である。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第4の世界で登場。

 

 

◆カリン・エドワース

 マブラヴ:ディメンションズの登場人物で、第4の世界の横浜基地在住。TACネーム:ジャーナリスト。

 カリン・エドワースは米国籍のジャーナリストで、日本に取材に来ていた際にBETAの侵攻で帰国出来なくなり、そのまま横浜基地にとどまっている。

 カリンはその高いコミュニケーション能力とルー語のような英語交じりの奇妙な言葉で横浜基地の避難民達の世話係という割と重要な役目を果たしている。しかしそれだけでは満足出来ないらしく、戦術機のシミュレーター訓練を必死にこなしていた。

 このシミュレーターのAI挙動は白銀 武の戦闘機動をベースとして鎧衣大尉達のデータを追加したものであり、生半可な腕では勝利することは出来ない。だがそれを突破出来ないと同じAIが実装されている無人機より役に立たないのでなかなか出撃許可が下りなかった。

 結局訓練修了は間に合わず、半ば脅迫のような真似をしてまで地球脱出作戦に衛士として出撃するに至ったが、そこでHSSTの不足により全員は脱出出来ないという厳しい現実を知る。

 恐らくディメンションズのメインシナリオ章末に毎回出てくるエドワーズ・レポートの著者だと思われる。

 

 本作ではマブラヴ:ディメンションズ関連第4の世界で登場。匠衆(マイスターズ)の介入で地球上全てのハイヴを壊滅させた為、脱出の必要が無くなった。

 

 

 

■スーパーロボット大戦OG(オリジナルジェネレーションズ)世界

 

 

 

◆シュウ・シラカワ(白河 愁(しらかわ しゅう))、ラングラン名クリストフ・グラン・マクソード。

 第2次スーパーロボット大戦から登場しているスパロボ最古参オリジナルキャラの一人。ラングラン王国の王族の一人でもある。

 魔装機神の主人公であるマサキ・アンドー(安藤 正樹(あんどう まさき))のライバルキャラなのだが、初登場時からラスボスの究極ロボヴァルシオンの隣に居座りながら実はラスボスよりシュウが乗った武装機甲士グランゾンの方が強いという強烈なインパクトを残す。特にこの頃の魔装機神サイバスターは唯一のMAP兵器持ちである反面耐久が紙だったので、これはマサキが一方的にライバル視してるだけなんじゃないのかと思うような力関係だった。

 幼少時に邪神ヴォルクルスの生贄にされて精神支配を受け、色々と暗躍した後に一旦プレイヤー部隊に敗れて死亡してから復活してヴォルクルスの支配が解け正式に味方になるという流れをスパロボ初期シリーズ、αシリーズ、OGシリーズで繰り返す。

 自由をこよなく愛し、それを邪魔する者は絶対に許さないという側面を持つが、それさえ尊重すれば本来は穏健な性格。

 パイロット技能が優れているだけでなく、数々の博士号を持つ天才科学者であり、シラカワ博士とも呼ばれる。特に異星技術や錬金術を駆使してエリック・ワン博士と共同で作ったグランゾンの性能は異常の一言。グランゾンの時点でヴァルシオンより強いのに更に奥の手のネオグランゾン形態まであり、こちらは魔装機神最終章まで魔装機神世界最強の一角を死守し続けた。

 一方でグランゾンのブラックボックスに特異点を仕掛けられて戦乱の元になったことに途中まで気付かないというお茶目も発揮していたが、気付いたら自力で修正出来てしまうあたりやはり天才。

 

 本作に登場しているシュウは『武装機甲士Alternative』(https://syosetu.org/novel/35042/)出身で、この世界ではマブラヴの地球とラ・ギアスが繋がっている。

 このシュウは虚憶(前世記憶)を持っている為、ヴォルクルスの呪縛を受ける危機を事前に察知して母が病む前に地上に帰して難を逃れた綺麗なシュウである。

 しかもこの虚憶のせいで、世界によってそれぞれ仕様が違うグランゾンの強みをほぼ全部載せというとんでもなくピーキーなグランゾンが誕生する。

 地上に出た後は地上に盟友ビアン・ゾルダーク博士がいないことに気付き、BETAに対抗するべく地球人類をまとめる為に自ら動いてディバイン・クルセイダーズの結成を目指す。

 

 全部載せ仕様のグランゾンが完成すればBETAなど物の数ではない筈だが、本作ではグランゾンが完成に至る前に三千世界作戦(オペレーション・オーバー・ザ・ワールド)が発動して現地ハイヴを魔導衛士が攻略。匠衆(マイスターズ)の研究開発部長である香月 夕呼が交渉を担当して外部顧問という形でひとまずの引き入れに成功した。

 

 

 

AG(エージー)

 第3次スーパーロボット大戦Zに登場。見た目は丸っこいややレトロな形のロボット。

 当初はDEMコーポレーションのエージェント(AGent)ロボを自称しており、インターミッションを取り仕切っていたが、タマゴロボット的な外見はただの被り物で、中身の見た目はジエー・ベイベルという老人。実態はジエーが自ら並行世界のジ・エーデル・ベルナルを召集して統合した疑似高次生命体であり、『All Gathered』を意味する。加えて単にジエーをひっくり返したというのもあるだろう。

 実質的に第1次スパロボZのラスボスであるジ・エーデル・ベルナルと同一の存在ではあるが、追加でエルガン・ローディックなどの良心が加わったことで、かつて敵対した第1次当時よりは大分マイルドになっている。

 主な構成メンバーは主人格ジエー・ベイベル、補佐エルガン・ローディックなど、世界によって見た目も名乗る名前も大きく違うが、本名は共通してジ・エーデル・ベルナルである模様。

 AG(エージー)としてのプロフィールが嘘八百であったことから始まり、御使いの精神攻撃で使い物にならなくなる事態に備えて無断で自軍パイロット全員にAG(エージー)の支配下になるバインド・スペルを仕込んでおくなど、そのやり方には色々と問題があった。しかし実際それが窮地を切り抜ける一助にはなっていたことと、第2次Zを通じて信用のあるエルガン・ローディックが補佐役についていたことから、ボコボコにするだけで辛うじて許された。

 その目的はスパロボZ世界の全ての元凶と言える『御使い』の討伐。その意味ではZ-BLUE(ズィー・ブルー)とは利害が一致していた。

 御使いアドヴェントに「私に刃向う君は、悪魔として生きるがいい」と言われた際には「悪魔、上等! お前を倒すためなら、何だってやってやるよ!」と返答しており、疑似真化を含むあらゆる手段を以てして邪神の討滅を目論む悪魔というダークヒーロー的要素を持っていることが分かる。

 至高神Zとの最後の戦いを終えた後、AG(エージー)は目的を果たして満足げに因果地平の彼方へと去った。なのでマブラヴ世界には来ていない。

 

 

 

◆ジ・エーデル・ベルナル

 第1次スーパーロボット大戦Zから登場。見た目は水色の長髪の美青年。

 第1次スパロボZの黒幕にしてラスボスであり、別名黒のカリスマ。快楽至上主義者であり、スパロボ界きってのド変態である。次元力でジエー爺さんに姿を変えて折檻されて楽しんでいたりもする。

 快楽追求の為に戦乱を起こしており、そのためプレイヤー部隊であるZEUTH(ゼウス)と敵対して敗北を喫する。

 スパロボZ世界の全ての元凶と言える『御使い』討伐という目的があったのも事実で、そのためにスフィアにあれこれ関わっていたのだが、第1次の時点ではその目的は明かされず、しかも快楽の追求についてはほぼただの趣味なので迷惑の方が酷かった。

 なおこの頃から自分が正しいとは一言も言っておらず、自分が神だとか正しいとか臆面も無く言う奴が大嫌いというポリシーは一貫している。

 

 

 

◆ジエー・ベイベル

 第1次スーパーロボット大戦Zから登場。見た目は頭がやたら歪な形のおじいさん。

 有能な科学者であり、スパロボZの重要技術である次元力制御に長け、疑似スフィアまで作り出しているのだが、自分で作った人造人間エーデル・ベルナルに折檻されて喜ぶド変態。その正体は並行世界のジ・エーデル・ベルナルの一人である。

 AG(エージー)の主人格と真の外見がこのジエー爺さんになっている。

 

 

 

◆エルガン・ローディック

 第2次スーパーロボット大戦Zから登場。見た目は目つきの鋭い髭のおじさん。

 ジ・エーデル・ベルナルの並行世界の同一人物の一人なのだが、人格はかなり異なり、何と普通に良心がある。

 第2次Zでは国連平和理事委員会代表としてソレスタルビーイング、オペレーション・メテオ組、黒の騎士団など定義上のテロリストを含むプレイヤー部隊、国連救助隊ZEXIS(ゼクシス)を組織しとりまとめていた。

 平和を追求する姿勢に疑いは無いもののZEXIS(ゼクシス)に時折試練を課す(危機を認識しながら見逃す)といった不可解な行動も見られたが、どうも最終的に『御使い』の討伐を見据えたものだったようで、目的の為に手段を選ばないあたり、やはりジ・エーデル・ベルナルの一人である。

 彼の試練によって戦死者まで出ているのだが、目的自体はまともで、他人を操ってせせら笑うのではなく自らを危険に晒すことを厭わず、最終的にZEXIS(ゼクシス)に未来を託して命を落とした為に、ジ・エーデル・ベルナルの中では最もZ-BLUE(ズィー・ブルー)に信用されている。

 第3次Zでは死後にAG(エージー)に合流していたことが明かされた。

 

 

 

■真マジンガーZERO世界

 

 

 

◆マジンガーZERO

 最終にして原初の魔神。マジンガー世界におけるゲッターエンペラーのような存在。

 兜 十蔵博士が過去に情報を送る光子加速器ミネルバXを利用して作り上げた『真のマジンガーZ』であり、7つの魔神パワーを全て解放した時に目覚める。しかしその目覚めた人格が問題で、強さ以外に全く興味が無いマジンガーZ最強論者なので、敵を蹴散らすついでに過剰火力で毎回地球を滅ぼしてしまう。なのでファンからは『クソコテ』と呼ばれる。

 ただでさえ異常に強いのだが、このZEROをどうにかする為にループを繰り返すと却って大多数の並行世界をZEROが支配することになり、いずれZEROが時間をも支配する並行世界の神となってしまう。

 

 本作では『幼女が魔改造されたクマに乗って時獄と天獄を生き抜く話』(https://syosetu.org/novel/230196/)の番外編『幼女とあいとゆうきのおとぎばなし』に登場している原作終了後ZEROさん(かみさま)と、スパロボX-Ω(クロスオメガ)マブラヴコラボイベント『未来への選択』で兜 甲児の語りの中だけに登場した推定暗黒大将軍編当時のZEROが参戦。

 前者は兜 甲児との和解の結果「数々のスーパーロボットの偉大な先祖であるマジンガーZ」という所に自尊心を持つようになっている上に幼女をマジンガーの巫女として可愛がっているのでまだ話が通じるが、後者が和解に達していないクソコテ全盛期なのが問題だった。そのため、幼女を介して対話に挑み、最終的に熱気 バサラとみんなの歌で「みんなを守るマジンガーZのかっこよさ」という評価基準を認識させ、話が通じる状態になった。

 味方になった後は、対機界新種戦でバスタービームに対抗して摂氏マイナス1億2千度の極低温冷凍ビームをその場で作って物質昇華に対抗するなどの活躍をし、更に謙遜という文化まで覚えた。

 

 

 

◆兜 十蔵

 ご存じマジンガーZの生みの親にして兜 甲児のおじいちゃん。

 真マジンガーZERO世界では過去に情報を送る光子加速器ミネルバXを作り上げたことで研究の濃縮が可能になり、マジンガーZでの世界征服など色々やらかした挙げ句に最終的にマジンガーZEROという厄災を生み出してしまった。

 しかも最後の濃縮トリガーは孫の甲児を救う為だったのが何とも救われない所である。

 

 

 

◆Dr.ヘル

 ご存じマジンガーZの敵役。

 真マジンガーZERO世界では当初十蔵博士に対し出遅れていたのだが、十蔵博士がライバルを作る為に過去に研究成果をばらまいた所為でバードス島の研究が進んでマジンガーZより先に世界征服を始め、結果的に悪のDr.ヘル軍団 VS 正義のマジンガーZという構図が出来上がることになる。

 周回によってはゴードンヘルがやたら強化されていたり、偶然過去に送られて現代で闇の帝王になっていたりする。しまいには十蔵博士と偶然遺伝子が同じなので十蔵博士の研究成果であるマジンガーZは自分のものだなどと主張し始める。そんなの双子の兄弟の成果をかすめ取るのと何も変わらないのだが、何しろクソコテ全盛期のZEROには善悪の分別が無いので、あっさり受け入れられてマジンガーZERO地獄(ヘル)モードが誕生した。

 

 

 

◆兜 甲児

 ご存じマジンガーZの主人公。

 真マジンガーZERO世界では不完全な記憶を持つループ主人公となり、マジンガーZに勝手に出撃されたり、心の隙が生じた所を取り込まれたり、サイボーグになってまで戦い続けたり、グレンダイザー仕様になってたり、偶然引き継ぎが上手くいってRTAが出来るようになったりする。

 最終的には並行世界の神となったZEROと対峙し、想像を超えるものを認識出来ない弱点を突いてマジンガー以外の派生ロボットでボコボコにしながらマジンガーZから生まれる可能性を諭して和解する。

 

 本作ではスパロボX-Ω(クロスオメガ)マブラヴコラボイベント『未来への選択』に登場したZERO世界仕様のサイボーグ甲児、スパロボα世界の普通のマジンガーZ仕様の甲児、スパロボZ世界の衝撃! Z編仕様の甲児の3人が並行世界統合に巻き込まれて一つになり、身体構造上は最も強いサイボーグ甲児になっている。しかもZERO世界仕様のサイボーグ甲児はゴードンヘルとの決戦後にガオガイガー世界と融合してGストーンサイボーグの技術が導入されており、原作より更に強くなっている。

 バサラと一緒に歌ってZEROの説得に成功した。

 

 

 

◆ミネルバX

 マジンガーZのパートナーロボ。

 当初のミネルバXは巨大な円環状の粒子加速器であったが、ループが進む程に仕様が変化し、元の大型加速器とリンクした子機のような人間大のパートナーロボットが生み出された。そしてミネルバXに諜報活動をさせるため、更に人間そっくりのアンドロイド(ガイノイド)へと作り替えられた。これが近年のスパロボにも出ている美少女ミネルバXだ。

 兜 甲児と違ってループの際に完全に記憶を保持している為、ループの主体は実はこちらのミネルバXの方。

 

 

 

◆あしゅら男爵

 ご存じマジンガーZの敵役幹部(やられキャラ)

 右側が女性、左側が男性という唯一無二クラスの奇っ怪な容貌をしているので知名度が非常に高い。

 普段はコミカルな所があるのだが、覚悟を決めて不可逆・不退転の機械獣あしゅら男爵になるとかなり手強い。

 『幼女が魔改造されたクマに乗って時獄と天獄を生き抜く話』(https://syosetu.org/novel/230196/)では幼女の後方保護者面の一角を担う。

 

 

 

◆剣 鉄也

 ご存じグレートマジンガーの主人公。ZERO世界では主にゴードンヘルとの決着後、vs 暗黒大将軍編から登場する。自称プロ勇者。

 ZERO世界のグレートマジンガーは7つの魔神パワーのうち再生、強化、吸収、変態の4つを標準搭載している上に魔神化が最初から無い為に、安定して高性能という特徴を持つ。そのためグレートはマジンガーZの危機に鉄也がシミュレーター訓練進捗73%で出撃したにもかかわらず登場と共に殆どの戦闘獣を圧倒的実力でねじ伏せた。

 しかしその強さが却ってZEROの目覚めを促してしまうという皮肉な結果になる。マジンガーZをズタボロにした相手を一方的に打ち負かす後継機なんてものをあのマジンガーZ最強論者のクソコテが認める筈がなかったのだ。

 鉄也は出撃時点で既に死を覚悟しており、ZEROの覚醒で世界が終わる中、次のやり直しを決意したミネルバXに「命を頂戴」と言われて「いいぜ」と即答するほど覚悟が決まっている。その精神性には無理を言っている自覚があるミネルバXの方が逆に驚いていた。

 鉄也はグレートブースターの光子力エンジンを使って魔神パワーをフルブースト、ZEROが認識していない新たなるマジンガー、グレートマジンカイザーに進化させ、自身の死と引き換えに見事にミネルバXの願いを叶えた。

 次の世界ではやや大人げない性格になっていたためにミネルバXに幻滅されてしまうものの、それは前の世界の鉄也を勇者として特別視していた裏返しでもあった。

 ZERO世界の鉄也は、実は甲児の父である兜 剣造の遺伝子をベースに戦闘用に調整したクローンである。そして死ぬたびに次のクローンを起動していたのだが、その事実を知ってもなお、人間の限界を超えて戦い続けることが出来ると極めて前向きに受け取っていた。やはりこの世界でも鉄也は勇者であった。

 なおグレートマジンカイザーは登場から僅かな時間だけとはいえZEROと互角に戦うという凄まじい活躍をしているのだが、ZEROが既に知っている機体がZEROに通用しないことなどが原因で、スパロボではX-Ω(クロスオメガ)以外には全く登場しておらず、同じポジションのマジンエンペラーGに出番を喰われている。これはグレートマジンカイザーがマジンカイザーにグレート要素を足しただけのデザインであるのに対しマジンエンペラーGは独自性のあるデザインになっていることも原因かもしれない。

 

 本作では今のところ台詞はないが、戦闘には参加しており、ファンであるトピアにサインをねだられている。

 

 

 

■マクロス世界

 

 

 

◆熱気 バサラ

 マクロス7の主人公で、ロックバンドFire Bomberのギタリスト兼ボーカリスト。軍は嫌いだが、バンド丸ごと統合軍公認のサウンドフォースに所属するようになる。

 アニマスピリチアやスピリチア異常コードC(ツェー)とも呼ばれており、Dr.千葉が提唱したサウンドエナジー理論では他の追随を許さぬレベルのチバソング値を記録したレジェンド。マクロス7以外ではこの数字が出てこないので単純比較は出来ないが、マクロス史上でもバサラの歌パワーは恐らく最強と推定されている。何しろ育ったバサラが他の作品に出てくるとそこで戦争が終わってしまうので出せないとまで言われる程だ。

 そのような客観的数字はともかく、バサラは三角関係だのなんだのは知ったこっちゃねえとばかりに歌で相手を感動させることに人生を捧げている、アーティスト根性の権化のような存在だ。そのためにバルキリーで戦場に飛び出して相手に歌を聴かせるという奇行を繰り返してきた。

 そもそもバサラは歌には山や銀河を動かす力があると思っていた。出来ないならば自分の力が足りないだけだと思っていた。およそ常識とはかけ離れたぶっとんだ発想だが、だからこそ常識的に考えて出来る筈のないことが出来てしまったのだ。マクロス7全49話をかけて、バサラは本当に歌でプロトデビルンとの和解を成立させた。

 これはマクロス世界でも燦然と輝く随一の実績だ。歌はマクロス世界のテーマの根幹であるが、実際のところ、バサラのように歌そのもので和解に至った例は他に無いのだ。

 歌にかける情熱が宇宙一の歌バカ一代、それが熱気 バサラだ。

 

 原作世界では戦いを肯定するような勇ましい歌は一切歌わなかったのだが、αナンバーズに長く帯同することで「守る戦い」に一定の理解を示し、他の歌手達と一緒に『GONG』を生み出して霊帝ケイサル・エフェスとの決戦を勝利に導いた。

 

 本作のマブラヴ世界では新たなインスピレーションを得て『未来への咆哮』『暁を撃て』『Name〜君の名は〜』『Metamorphose』といった楽曲ラインナップを増やしていたが、更にZEROとの対話(セッション)の為に『守護神(The guardian)』を作り出し、守る戦いのかっこよさを認知させるに至った。

 αナンバーズとZ-BLUE(ズィー・ブルー)のバサラが統合されているが、本人は殆ど気にしていない。

 トピアにサインをねだられた。

 

 VF-19改ファイヤーバルキリーに匠衆(マイスターズ)提供の万能転移機関(ユニバーサルワープエンジン)Mk.3/SSを搭載されたことで行動半径が広がりご機嫌だったが、ZEROとの対話(セッション)で派手に壊れてしまった為、現在は修理待ちでややストレスを溜めている。

 

 

 

◆マクシミリアン・ジーナス

 初代マクロスから登場している人類最強クラスのエースパイロットだが、今回はマクロス7時代の艦長姿。通称マックス。

 第37次超長距離移民船団マクロス7船団長 兼 超大型可変万能ステルス宇宙攻撃空母『バトル7』艦長。2045年当時で50歳なのだが天才なので老いという概念が無いらしく、見た目は若々しいまま。

 艦長としても有能だが、パイロットとしての技能も磨き続けているので全く衰えておらず、時には専用の水色のVF-22SシュツルムフォーゲルIIで出撃する。

 

 

 

◆ミリア・ファリーナ・ジーナス

 初代マクロスからミリア・ファリーナとして登場しているメルトランディ最強のエースパイロット。マクロス7時代の市長姿で登場。

 初代時代にライバルのマックスと電撃星間結婚を果たし、マクロス7時代ではシティ7の市長を務めている。こちらも49歳だがマックス同様全く老いていない。

 マックスとの間に七女を儲け、更にメルトランディ少女兵一人を養女にして育てているが、女性に等しく優しいマックスに焼き餅を焼く内に浮気を疑い始め、更に子供の教育方針で対立したことで、マクロス7時代の初めには夫婦仲が冷え切ってしまっている。

 市長としての責任感は強いのだが、元々戦闘民族メルトランディなので「市民を守るのは市長の義務」というポリシーがかなり直接的なものになっており、軍とはぐれていた際にはシティの危機と見るや自ら私物のVF-1Jバルキリーを持ち出して出撃していた。しかもその旧型バルキリーで被弾せずにしっかり撃退した。こうした行動力ゆえに市民からの支持率は高い。

 娘のミレーヌがガムリンに勝手に貸し出したVF-1Jバルキリーが撃墜された際には「私の大切なバルキリーをぉ……!!」と顔を赤くして悶えていたので、結婚当時の思い出は大切にしている模様。

 VF-1Jをガムリンに壊されてしまった為にその代替としてVF-17Sナイトメア元金龍機、更にVF-22SシュツルムフォーゲルIIに乗り換え、マックス不在時には艦長代理までこなしてバロータ戦役を最後まで戦い抜いた。パーソナルカラーは赤。

 なお歌がプロトデビルンに有効と判明してからは市民を守る為に軍楽隊ジャミングバーズの公募オーディションに水着で参加しており、市民には好意的に受け止められていたが、普通に落選した。

 

 

 

◆エキセドル・フォルモ

 初代マクロスからゼントラーディ軍のゼム一級記録参謀として登場し、最終決戦ではブリタイ・クリダニク司令と一緒に地球人側で戦った。今回はマクロス7仕様のエキセドル参謀。

 マクロス7時代では脳が小さくなることを嫌がってマイクローン化していないので地球人の6倍程の体格があり、バトル7のブリッジには下の階層から頭だけ突き出すという奇妙な状態になっている。

 エキセドルの名前は初代TVシリーズと7が共通で『エキセドル・フォルモ』、初代劇場版で『エキセドル4970』となっているが、容姿は初代劇場版と7で脳がアフロのように肥大化した緑色の巨人、初代TVシリーズでは地球人類にもいそうな茶色い肌と赤い髪のおじさんとなっている。

 この食い違いは一体何なのかと言えば、映像化されたマクロスシリーズはマクロス世界の後の時代に作られた映像作品なので、つまりは名前の設定が初代TVシリーズと7で共通、エキセドルを演じる役者が初代劇場版と7で共通ということになる。

 バトル7では天才マックスが作戦立案までしてしまう為参謀としての出番は案外少ないのだが、その代わりにマックス艦長とミリア艦長代理が両方出撃してしまった時の代理という大事な役割がある。スパロボでもマックス出撃時には自動的にエキセドルがバトル7の艦長になる。

 また、その豊富な知識故にプロトデビルンの存在を最初から知っており、ゼントラーディとしてほぼトラウマになっているプロトデビルンの脅威に怯えながらも遺跡調査などでも活躍した。

 

 

 

◆ギギル

 マクロス7の第1話から登場するプロトデビルンの一人。見た目は禿げた粗暴なおじさんだが、見た目に反して一途な愛に生きる男。そもそもこの禿の見た目はプロトデビルンに憑依された地球統合軍のオートルマウワー大尉のもので、本体はバルキリーよりも遙かに巨大。

 ギギルは同じプロトデビルンのシビルをほぼ片思いという形で愛している。そのシビルが自由奔放すぎてプロトデビルンのリーダーであるイワーノ・ゲペルニッチの命令を聞かずに始末されそうになった為、シビルを守るためにプロトデビルン同士の内紛で自爆を敢行。その際にプロトデビルンのバルゴを道連れにした。

 実は最初に歌い始めたプロトデビルンで、そのダミ声故にあまり上手くはないが、愛するシビルを護りながら歌った『Power to the Dream』はバサラの心を打った。

 

 

 

◆シビル

 マクロス7のエピソードの途中で目覚めた人間サイズの少女型プロトデビルン。好奇心が強く、バサラの歌に興味を示すが、ゾクゾクを我慢出来ずに撤退するという人類から見ると謎の行動を繰り返す。

 最終盤では歌うことでプロトデビルンのエネルギー源であるスピリチアを自ら生み出せることに気付き、バサラの隣でシビルも歌い出したことで暴走したゲペルニッチにも歌わせて戦いを終結させるという活躍をする。

 

 

 

◆ジャミングバーズ

 マクロス7に登場した対プロトデビルン民間協力隊。ボビー・ラコステ、龍鰐 昌平(たちわに しょうへい)、マディソン・フランケルらが所属する「ジャミングボーイズ」とチトセ・リップル、金子・ミッシェル、マリリン・リンカーベルらが所属する「ジャミングガールズ」の男女混合編成。第一次採用はこの3人ずつの合計6人。

 サウンドフォース(= Fire Bomber)がプロトデビルンの撃退、バロータ軍パイロットの洗脳解除といった効果を上げた為に、地球統合軍のバートン大佐がこれに対抗して公募で組織したもの。しかしジャミングとついていることからも分かる通り、攪乱など歌の軍事利用を前提としたユニットであるため、特にバートン大佐は歌のことを何も分かっちゃいないとしてバサラには毛嫌いされていた。

 その不遇ぶりを示すかのようにまず持ち歌がマクロスIIからの使い回しの『バルキリーで誘って』1曲しかなく、女性用の歌であるこれをボーイズも一緒に歌わされる。しかも訓練ではおじさんのバートン大佐も大真面目に一緒に歌っているので絵面が非常にシュール。

 民間人を促成錬成しただけであるためジャミングバーズのパイロット技能は皆無で、複座型のVF-11D改の後ろに座って歌うが、覚悟が出来ていないので戦場に出ても怯えて歌を中断することもしばしばだった。やはりそもそもの心構えが良くなかった所為か、結成以来最終話直前まで歌エネルギー変換ユニットの最低要求値1,000チバソングにも到達せずにほぼ何の役にも立っていなかったが、最終話で機体を失ったミレーヌが合流した際のセッションで初めて歌エネルギー変換ユニットを稼働させることに成功、艦隊の防衛に尽力した。

 そもそものコンセプトに決定的なずれを感じるが、そもそもバートン大佐の理想が歌で攪乱してゼントラ―ディに勝利したリン・ミンメイであることから、このような方向性になってしまったと思われる。

 ユニット名からして明らかに歌バサラこと福山 芳樹のバンド「HUMMING BIRD(ハミングバード)」が元になっているのにこんなに不遇でいいのかと見ている方が心配になる人々であった。

 無論スパロボでもプレイヤー部隊に参入することはない。

 

 

 

◆ガジェット・M・千葉

 通称Dr.千葉。サウンドエナジー理論の提唱者で、リン・ミンメイの熱狂的なファン。部屋がミンメイポスターで埋め尽くされているので一見ただのオタクにしか見えない。

 しかしその能力は確かで、個人が装着する歌エネルギー変換ユニット、バルキリーに装備するサウンドブースター、バトル7のマクロスキャノンを改造したサウンドバスターといった新兵器を次々に生み出す。好きこそものの上手なれを体現したような人物であると言える。サウンドフォースのアドバイザーを務める。

 サウンドエナジーを定量化した「チバソング」という単位があまりにも有名だが、1,000チバソングで起動可能な歌エネルギー変換ユニットはともかく、サウンドブースターを起動出来る10万チバソングというハードルがあまりにも高すぎて適合可能な人間が少ない為か、マクロス7以外に単位もシステムも登場しない。

 参考までに、一般人で平均100チバソング、一流アーティストで1,000チバソング程度とされており、初期バサラですら3,000チバソングでしかないので10万チバソングというハードルが如何に非実用的であるかが分かる。但しFire Bomberのベース兼ボーカルであるミレーヌ・フレア・ジーナスはバサラに続いてその基準をクリアし、同じくドラム担当のビヒーダ・フィーズに至っては歌わずにドラムでこれをクリアしたので、アニマスピリチア以外には無理というものではないらしい。

 歌を真面目に研究してきたせいか、同じミンメイファンでもバートン大佐と違って歌手の調子が気分に左右されることを普通に理解しており、軍事行動を強要する事も無いので、軍が嫌いなバサラにも話が分かるおっさんとして好意的に認識されていた。

 

 

 

◆オズマ・リー

 マクロスF(フロンティア)の登場人物。S.M.S.スカル小隊隊長にしてランカ・リーの血の繋がっていない兄。やや過保護。

 パイロットとしての腕前も人格も優れているが、Fire Bomberの大ファンであり、フォーメーションにいちいちFire Bomberの楽曲名をつけている。

 初代マクロスのスカル小隊隊長であるロイ・フォッカーから小隊名や機体色を受け継いでいるが、ロイ・フォッカーやダイヤモンドフォース隊長の金龍がパインサラダという死亡フラグを立てて死んでしまったのに対し、こちらのオズマはパインケーキという死亡フラグを見事へし折って最後まで生き残った。

 原作本編ではバサラ本人に遭遇することはなかったのだが、スパロボZ世界ではマクロス7船団が迷い込んだことで念願の対面(クロスオーバー)を果たす。ファンであるためゲームシステム上でもエースボーナスでFire Bomberからのバフ効果が2倍になるので普通に強い。

 

 本作では今のところただのFire Bomberファンとしてしか出番が無い。

 

 

 

◆ランカ・リー(李 蘭花(リー・ランカ))

 マクロスF(フロンティア)の登場人物。二人のヒロインの内の一人で、主にアイドル系統の歌を歌う緑色の小さい方。人呼んで超時空シンデレラ。

 生来フォールド細菌を宿している為副作用無しでバジュラと意思疎通が出来、5歳の頃にうっかりバジュラを呼び寄せて調査船団を壊滅させてしまう。その精神的ショックで記憶障害になるが、オズマ・リーによって救出されて妹として育てられる。

 マクロスフロンティア船団ではそのフォールド細菌適性を見込まれて軍の作戦や実験にも参加することになる。

 スパロボZでは流されて軍務で歌っている所をバサラに見つかって、バサラがZ-BLUE(ズィー・ブルー)に説教をかますことになる。

 

 

 

◆ブレラ・スターン

 マクロスF(フロンティア)の登場人物。ランカの血の繋がった兄。

 ギャラクシー船団の技術で身体の大部分をインプラント化した機装強化兵(サイバーグラント)、いわゆるサイボーグ。戦闘能力は高く、戦場ではサイボーグ専用のVF-27γルシファーに乗って戦う。

 最初の対面時にはランカは記憶障害で、ブレラは記憶操作の所為で互いに覚えていなかったが、互いに『アイモ』を知っているということから徐々に大切なことを思い出していくことになる。

 インプラント経由でギャラクシー船団に意思を制限されて簡単に操られてしまうという大欠点を持っているが、特定の箇所を物理的に壊せば洗脳は解除出来るらしい。

 

 

 

■勇者王ガオガイガー世界

 

 

 

◆獅子王 凱

 勇者王ガオガイガーシリーズの主人公の一人。ガオガイガー、スターガオガイガー、ガオファイガー、ジェネシック・ガオガイガー、ファイナル・ガオガイガーのパイロット。

 元は最年少宇宙飛行士だったが、衛星軌道上でゾンダー司令EI-01に接触したことで大怪我を負い、治療の結果最初のGストーンサイボーグとして生まれ変わった。GGGでは機動隊長を努めている。

 その2年後のゾンダーEI-02出現を皮切りに数々のゾンダーを打ち倒し、木星決戦でZマスターを打ち倒したことで遂にゾンダーの活動を停止させた。

 木星決戦後、地球に帰還した際に恋人の(みこと)が機界新種に変異。激闘の末に機界新種核の浄解に成功し、その副作用でエヴォリュダーとなる。

 『ガオガイガーFINAL』ではソール11遊星主と戦いこれを倒すが、死力を尽くした結果たった二人を報告の為に帰すだけの余力しかなくなっており、それ以外の人員が帰還するのは時間スケールの差もあって地球時間で10年後になったことが続編『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~』で語られる。

 狐森 レイコ曰くチョーベリーカッチョイイロン毛(チョベリカチョロン)様。

 

 本作の凱は並行世界統合に巻き込まれたことでX-Ω(クロスオメガ)のマブラヴイベントシナリオに登場した木星決戦後のサイボーグ凱とαナンバーズ所属のFINAL終了時点のエヴォリュダー凱が融合しており、結果として上位互換のエヴォリュダー形態になっている。

 対機界新種人質奪還作戦に参加し、激闘の末に(みこと)と護の同時救出に成功した。

 

 

 

天海 護(あまみ まもる)

 勇者王ガオガイガーシリーズの主人公の一人。小学生ながらGGG特別隊員の肩書きを持っている。それはゾンダー核を人間に戻す浄解という能力を持っている為。

 出身は三重連太陽系の緑の星で、そこで両親に付けられた名前はラティオ。ゾンダーに対して有効な力を持って生まれた為、これを研究して作られたのがGストーン、そこからアルマとの分業を見越して浄解機能を省き出力を上げたのがJジュエルになる。

 しかしゾンダーへの迎撃態勢が整わないまま三重連太陽系は滅ぼされてしまい、メカライオンのギャレオンに乗って地球へと逃れてきた。地球ではギャレオンによって子供のない天海夫妻に預けられ、実子のように愛を注がれて元気いっぱいまっすぐに育った。

 ガオガイガーFINALでの地球帰還者二人の内の一人。

 

 本作では(みこと)に予防浄解をした後に見舞いに訪れた際に機界新種に襲撃され人質になってしまうが、無事救出された。

 

 

 

卯都木 命(うつぎ みこと)

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、GGGのオペレーターにして獅子王 凱の恋人。ファイナルフュージョンで毎回実行ボタンの防護カバーを叩き割る担当。その修練の成果なのか、FINALではジェネシックマシンが封印されたGクリスタルをも叩き割った。

 首都圏に落下したEI-01に両親を殺された上に気絶したあと機界新種の種子を植え付けられ、神経に擬態していたそれが木星決戦後に地球軌道上のGGGオービットベースで発芽。機界新種ゾヌーダへと変異させられてしまう。

 機界新種は物質昇華と強力無比なバリアを併せ持つ恐るべき敵であったが、GGGの奮闘によりどうにか浄解が成功し、副作用で(みこと)はセミ・エヴォリュダーとなる。

 (みこと)の災難はそれだけにとどまらず、勇者王ガオガイガーとFINALの間でガオファイガー用の新ガオーマシンごと犯罪組織バイオネットに拉致されている。

 更にFINALではジェネシックマシンを解放する為に無理に真空中に飛び出し、生身でソールウェーブまで喰らった為に瀕死の重体となっている。

 

 本作の(みこと)は並行世界統合に巻き込まれたことで木星決戦後の人間の身体に機界新種潜伏中の(みこと)とFINAL終了時点のセミ・エヴォリュダー(みこと)が融合しており、体質としてはセミ・エヴォリュダーとなっていた。厄介なことに機界新種はセミ・エヴォリュダーの生機融合神経に完全になりきることが出来た為に予防浄解を免れ、最重要警戒対象である護が見舞いに来たときを見計らって機界新種へと変異、初手で(みこと)と護の二人が人質に取られることになってしまった。

 ルルーシュが立てた作戦とスーパーロボット軍団の奮闘、匠衆(マイスターズ)の助力により二人は無事救出された。

 機界新種が完全擬態する余地が無い人間の身体に戻すという匠衆(マイスターズ)の提案を受けて、治療予定を調整中となっている。

 

 

 

 

◆大河 幸太郎

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、表向きの身分は宇宙開発公団総裁。その正体はGGG(ガッツィー・ジオイド・ガード)並びに後継組織GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)の長官。

 ややもすると過剰なくらいに果断で、成功率を勇気で補うことが出来るという、俗に言う『勇者算』の第一提唱者。本当に勇気が力になる世界だからいいのだが、現実でこれを言われると非常に困る。

 無印とFINALの間、ガオファイガー完成後には一旦GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)長官を退任していたのだが、GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)地球追放の際にはわざわざGGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)に復帰してソール11遊星主討伐作戦の指揮を執った。

 

 本作ではその果断さがプラスに働いて、速やかに匠衆(マイスターズ)と協力体制を築いたことでマジンガーZEROとの対話や対機界新種人質奪還作戦の成功に寄与した。

 

 

 

◆スワン・ホワイト

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、GGGのオペレーターの一人。アメリカ人であり、やや片言の日本語が特徴的。

 (みこと)が居ないときには代理でファイナルフュージョンの実行を担当する。FINALでは大河長官と一緒にゴルディオンクラッシャー発動承認手続きを担当していた。

 

 

 

◆ルネ・カーディフ・獅子王

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、フランス政府直下の対特殊犯罪組織シャッセールに所属し、獅子の女王(リオン・レーヌ)のコードネームを持つGストーンサイボーグ。小説『獅子の女王』で初登場し、映像作品ではFINALから登場する。血縁上は獅子王 凱の従姉妹にあたる。

 14歳の頃に犯罪組織バイオネットに母を殺された上で拉致され、拷問で忠誠を無理矢理誓わされた上に不完全なサイボーグに改造されるというなかなか壮絶な過去を持つ。更にバイオネットへの反乱を企てるも失敗し、瀕死の所をシャッセールに助けられて父の雷牙の手でGストーンサイボーグに再改造された。

 再改造後でも全身の機械化率が50%と低い為に冷却が不十分で、外付けの冷却コートで不足を補っている。

 勇者ロボ軍団では同じシャッセールに所属する光竜・闇竜と仲が良く、ソルダートJとも共闘する内に絆を育んだ。

 ルネの外見は凜々しいキムタカ美人だが、サイボーグとしての性能が不十分な上に乗機が無いので、悪党に嬲られるシーンが異様に多い。

 そんな不遇なルネも続編『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~』で漸くガオファイガーという乗機を手に入れることになる。

 

 本作ではガオファイガーを乗りこなせる貴重なGストーンサイボーグというポジションから対機界新種人質奪還作戦で満を持して登場し、凱のスターガオガイガーと共に見事に作戦を成功させた。

 匠衆(マイスターズ)から戦闘能力を落とさずに普通の人間に戻せるプランの提案をされて、かなり気になっている。

 

 

 

◆ソルダートJ

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、獅子王 凱のライバル。三重連太陽系の赤の星で作られた31体の生体サイボーグからなるソルダート師団の生き残りであり、正式名称はソルダートNo.J-002(ナンバージェイダブルオーツー)。ジェイアーク並びにジェイダー、キングジェイダーのパイロットである。

 当初はゾンダー化していた為に機界四天王ピッツァとして登場し、凱のライバルとなる。その後、EI-01パスダーとGGG(ガッツィー・ジオイド・ガード)との東京決戦においてパスダーに反逆。燃え尽きる寸前に戒道 幾巳に浄解されて本来の姿を取り戻した。

 ソルダートJとしては対原種戦序盤でGGG(ガッツィー・ジオイド・ガード)が原種に壊滅させられた所にジェイアークに乗って初めて登場し、ガオガイガーを敗北させた原種複数相手にその圧倒的戦力を見せつけた。

 木星決戦でZマスター相手に捨て身の攻撃をし、密かにザ・パワーに救われるが宇宙の果てに飛ばされた。

 宇宙の果てで宇宙の収縮を観測し、それがソール11遊星主の手によるものだと気付くが、逆にソール11遊星主に感づかれて囚われの身となる。

 遊星主大戦では当初拘束されていたが、ルネのGストーンによって解放され共闘するようになる。

 幾巳やトモロとの仲間意識はあるが、それ以外の人間との協調性は基本的に低い。

 

 対機界新種人質奪還作戦では出撃しなかったが、代わりに幾巳の警護に就いていた物陰の気配さん。

 

 

 

戒道 幾巳(かいどう いくみ)

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物で、天海 護と同等の浄解能力を持つ。その正体は三重連太陽系の赤の星で対ゾンダー用にラティオの能力を複製して作られた生体兵器アルマシリーズの1体。

 基本的に口数が少なくてそっけなく、他人と距離を取ろうとするが、自分を育ててくれた養母は大切に思っている。また、赤の星出身のソルダートJやトモロには仲間意識がある。

 木星決戦ではキングジェイダーでZマスター相手に捨て身の攻撃を敢行し、密かにザ・パワーに救われるが宇宙の果てに飛ばされた。

 Jによってソール11遊星主の魔の手から逃がされ、木星圏で護と再会するも遊星主の攻撃を受け、Qパーツと共に地球へ帰還。オーストラリアに落着するが、この後半年程記憶を失っていた。

 GGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)に同行して三重連太陽系に赴き、単独行同時にアベルに拉致されてピア・デケム・ピークの生体コンピュータ兼人質にされたが、どうにかソルダートJとルネが救出に成功した。

 ガオガイガーFINALでの地球帰還者二人の内の一人。

 

 本作では木星決戦直後の(みこと)の意識がベースになっている機界新種が先入観で幾巳は死んだと思い込んでいた為、ルルーシュの作戦でキングジェイダーを敢えて出撃させず幾巳を隠したままにし、機界新種核摘出後の最後の仕上げとして意識外からの浄解を成功させた。

 この慎重策は、機界新種の初期状態相手には本来相性勝ちしているはずの護が不意を打たれて人質にされてしまい、後が無かった為。

 

 

 

◆トモロ-0117

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。ジェイアークの制御を司る生体コンピュータである。

 当初はゾンダー化しており、機界四天王ペンチノンとして登場していた。EI-01パスダーとGGG(ガッツィー・ジオイド・ガード)との東京決戦において瀕死になっていた所を幾巳に浄解され、生体コンピュータ・トモロとしての姿を取り戻した。

 生体コンピュータの割に超AIよりも機械っぽい喋り方をする。

 

 本作ではマイク・サウンダース1世~12世のピンチヒッターとしてオールスター合体ガオファイガーのステルスガオーIIIを担当した。

 

 

◆風龍

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 風龍はビークルロボ竜シリーズの3号機(三男)でミキサー車に変形(システムチェンジ)する。カラーリングは緑で、合体では右側担当。雷龍と合体(シンメトリカルドッキング)すると撃龍神、炎竜と合体(シャッフルドッキング)すると強龍神になる。こちらの風龍側に合体形態用の金色の頭が内蔵されており、そのため合体後に「龍」の字がつく。

 なお竜シリーズと言っても竜に変形(システムチェンジ)するわけではなく、個体識別名に竜や龍の文字が付けられたシリーズである。

 

 本作では原作同様にオールスター合体スターガオガイガーのドリルガオーを担当した。

 

 

 

◆雷龍

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 雷龍はビークルロボ竜シリーズの4号機(四男)でダンプカーに変形(システムチェンジ)する。カラーリングは黄色で、合体では左側担当。風龍と合体(シンメトリカルドッキング)すると撃龍神、氷竜と合体(シャッフルドッキング)すると幻竜神になる。こちらの雷龍が長方形型の胸板を装備している。

 

 本作では原作同様にオールスター合体スターガオガイガーのドリルガオーを担当した。

 

 

 

◆ゴルディーマーグ

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 ゴルディーマーグはゴルディオンハンマー+マーグハンドに超AI人格を持たせた事実上の自走ゴルディオンハンマーだ。超AIが最適化されているためか、ゴルディオンクラッシャーやゴルディオンアーマーに移植搭載されたこともある。

 

 本作ではオールスター合体ガオファイガーのドリルガオーIIを担当した。

 ゴルディオンハンマーは初代ガオガイガーの切り札的存在であり、コア摘出機能も備えているが、対機界新種人質奪還作戦では連携のしやすさという観点で1つしかないゴルディオンハンマーは適しておらず、ゴルディーマーグもサポートに回ることになった。

 結果的にではあるが、ゾヌーダロボが巨大化しすぎてゴルディオンハンマーの釘の長さが足りないという難点もあった。

 

 

 

◆マイク・サウンダース13世

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 マイク・サウンダース13世はマイク・サウンダースシリーズの13号機(十三男)で、普段はコスモロボと呼ばれる3頭身くらいのマスコットめいた体型のロボだ。見た目に違わずマイクは性格もフレンドリーなので子供達に大人気だ。そのためスパロボ30ではガンマックスにコメディアン枠扱いされていたが、戦闘用のブームロボ形態では他の勇者達と変わらない体型で、マイクロフォン型のドカドカーンVやギター型のギラギラーンVV(ダブルブイ)を使って味方への活性化バフ、敵への麻痺デバフや破壊の波動(ソリタリーウェーブ)といった多方面の活躍をする。

 マイク・サウンダース13世は末弟だが、マイク・サウンダース部隊の隊長を務めており、他の兄達12機は塗装に赤が使われていないので色数が少ない。

 

 本作ではオールスター合体ガオファイガーのドリルガオーIIを担当した。

 原作ではその兄達12機が木星決戦で全機喪われてしまい、第4集団側のGGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)でも同様の状況だったのだが、第1集団のαナンバーズでは最後まで兄弟全員どうにか生き残ることが出来ていた。マイク・サウンダース部隊は非常に仲良しなので、統合時に突然兄達が全員喪われた記憶と全員生き残った記憶が混在するようになったマイク・サウンダース13世は大慌てで兄達のもとへ走り、全員の無事を確認して安堵の涙を流した。

 

 

 

◆氷竜

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 氷竜はビークルロボ竜シリーズの1号機(長男)でクレーン車に変形(システムチェンジ)する。カラーリングは青で、合体では右側担当。炎竜と合体(シンメトリカルドッキング)すると超竜神、雷龍と合体(シャッフルドッキング)すると幻竜神になる。こちらの氷竜側に合体形態用の銀色の頭が内蔵されており、そのため合体後に「竜」の字がつく。

 

 本作では原作同様にオールスター合体スターガオガイガーのライナーガオーを担当した。

 

 

 

◆炎竜

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 炎竜はビークルロボ竜シリーズの2号機(次男)で梯子車に変形(システムチェンジ)する。カラーリングは赤で、合体では左側担当。氷竜と合体(シンメトリカルドッキング)すると超竜神、風龍と合体(シャッフルドッキング)すると強龍神になる。こちらの炎竜がゴーグル型の胸板を装備している。着地が苦手な左側超AIの元祖。

 

 本作ではオールスター合体スターガオガイガーのライナーガオーを担当した。

 

 

 

◆光竜

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 光竜はビークルロボ竜シリーズの5号機(長女)でメーザー砲車に変形(システムチェンジ)する。カラーリングは桃色で、合体では右側担当。闇竜と合体(シンメトリカルドッキング)すると天竜神になる。

 所属はGGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)ではなく、フランス政府直属の対特殊犯罪組織シャッセールとなっている。同じシャッセール所属のルネとは姉妹のように仲がいい。

 ところで個別だと女性的で可愛らしいデザインなのに、合体して天竜神になると途端にゴリマッチョ体型になる。

 超AIの育成期間を無理に圧縮した結果、何と実戦投入時の精神年齢が5歳となっている。

 

 本作ではオールスター合体ガオファイガーのライナーガオーIIを担当した。

 

 

 

◆闇竜

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 闇竜はビークルロボ竜シリーズの6号機(次女)で多弾頭ミサイル車に変形(システムチェンジ)する。カラーリングは黒で、合体では左側担当。光竜と合体(シンメトリカルドッキング)すると天竜神になる。

 所属はGGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)ではなく、フランス政府直属の対特殊犯罪組織シャッセールとなっている。同じシャッセール所属のルネとは姉妹のように仲がいい。

 ところで個別だと女性的で可愛らしいデザインなのに、合体して天竜神になると途端にゴリマッチョ体型になる。

 光竜と同じく実戦投入時の精神年齢が5歳であったが、修理時に再教育を施した為にこちらは成人女性に近いメンタルになっている。

 

 本作では原作同様にオールスター合体ガオファイガーのライナーガオーIIを担当した。

 

 

 

◆ボルフォッグ

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラ。人格と感情を持った超AIロボである。

 ボルフォッグはGGG諜報部の隠密型ビークルロボで、パトカーに変形(システムチェンジ)する。更にホバーバイク型のガンドーベル、ヘリ型のガングルーというサポートメカと合体することで、ビッグボルフォッグという戦闘形態になる。

 ボルフォッグはビークル形態が他と違ってトラック型ではないので、基本の人型形態のサイズが小さく、ビッグボルフォッグでも他のビークルロボの基本形態程度の21.8mしかない。しかし隠密型と銘打つだけあって忍術のような技を多数使えるので戦闘能力も低くなく、非常に有能だ。

 

 本作では原作同様にオールスター合体スターガオガイガーのステルスガオーIIを担当した。

 

 

 

◆機界新種ゾヌーダ

 勇者王ガオガイガーシリーズの登場キャラで、無印ガオガイガーのラスボス。EI-01が卯都木 命(うつぎ みこと)に植え付けていた機界新種の種子か成長して身体を乗っ取ったもの。

 全身と髪の毛状の部分が桃色で、仮面ライダーのような黄色い大きな目がついている。表情は読めない。また語彙も「ゾヌーダー……」と「ハァー」の2つしかない。

 エネルギーを吸収し金属を土塊に変える物理昇華という特性が非常に強力で、ロボを形成する前の時点でGGG(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)のオービットベースをほぼ壊滅させた。

 ディビジョン艦の1つを材料にしてゾヌーダロボになった後は更にビームやロケットパンチ、バリアがつき、特に異常に強力なバリアで受け止めて物質昇華というコンボが必殺のゴルディオンハンマーすら完封する凶悪さを誇る。

 ガオガイガーの攻撃がおよそ全て通じなかったが、生身の護を吹っ飛ばしてしまったショックで(みこと)の意識が覚醒してバリアを弱めた為に隙が生じ、ガオガイガーに敗北した。

 

 本作では(みこと)が並行世界統合に巻き込まれたことで結果的にセミ・エヴォリュダーの身体に機界新種の種子が宿ることになり、セミ・エヴォリュダーの生機融合神経に完全になりきることで予防浄解を免れた。更に未来の(みこと)の記憶から自身の敗北の経緯を知ったことから最重要警戒対象である護が見舞いに来たときを見計らって機界新種へと変異、初手で(みこと)と護の二人の人質を取る事に成功した。

 豊富な物資によるゾヌーダロボの強化と、人質救出の順番によっては護が死んでしまうという条件のお陰で混成スーパーロボット軍団を相手にかなり粘ったが、スターガオガイガーとガオファイガーの同時ヘル・アンド・ヘブンで人質を同時に奪還され、ゾヌーダロボを喪失。更に意識外から幾巳の浄解を受けてセミ・エヴォリュダーに戻されてしまった。

 その後また神経に擬態しているかは不明だが、(みこと)の記憶バックアップを取った上で身体と神経をオーバーリザレクションで人間に戻す予定となっているのでほぼ詰んでいる。

 

 

 

■トップをねらえ!世界

 

 

 

◆タカヤ・ノリコ

 トップをねらえ!の主人公。

 主人公タカヤ・ノリコ、そのCVの日髙 のり子、主題歌を歌う酒井 法子というトリプルノリコの一角。

 無類のアニメ・特撮好きなので、似た趣味を持つ東雲 祉乃とは気が合いそうだが、些細な好き嫌いによって喧嘩しそうでもある。

 開始時点では地球帝国宇宙軍付属沖縄女子宇宙高等学校の生徒で、宇宙怪獣の襲撃で行方不明になった父を追う為に宇宙パイロットを目指していた。しかしこの時点では身体能力が高い反面マシーン兵器の操縦は全く駄目という、いわゆる落ちこぼれであった。

 父が艦隊を全滅させてしまったことから「全滅娘」などと中傷されており、更に新任コーチの意向でトップ部隊の候補生として選ばれたことでいじめが陰湿化、自ら辞退を申し出る事となった。しかしコーチのオオタ・コウイチロウによって努力するアマノ・カズミの姿を見せられ、努力と根性に開眼。徐々に実力を身につけて学園でも有数の実力者であるカシハラ・レイコをマシーン兵器の一騎討ちで打倒するに至り、晴れてトップ部隊入りを果たす。

 その後、マシーン兵器を使った宇宙怪獣との実戦で何も出来ずにパートナーのスミスを喪い、宇宙がトラウマになってしまったが特訓自体は続けており、地球帰還時の艦隊全滅の危機で一念発起して未完成の決戦兵器ガンバスターで半ば独断出撃、宇宙怪獣の撃退に成功する。

 更にカズミとパートナーを組んで太陽系絶対防衛戦で太陽系を襲撃する6億5千万(トップ2歴史設定基準)の宇宙怪獣を撃退、カルネアデス計画では天の川銀河中心部の戦いでヱルトリウム艦隊と共に100億の宇宙怪獣を相手にブラックホール爆弾バスターマシン3号を防衛。宇宙怪獣の攻撃で故障した起爆装置の代わりを果たしたことでウラシマ効果でカズミと一緒に1万2千年後に飛ばされる。

 その1万2千年後の世界では伝説のパイロット『ノノリリ』としてカズミと混ざったようなイメージで伝えられている。

 余談だが、ガンバスターはスパロボでも屈指の強さなのだが、その一方で宇宙怪獣で最も弱い兵隊怪獣バボラーにすら苦戦するマシーン兵器RX-7の性能不足ぶりがBETAに対する戦術機よりも酷い。ここからガンバスターまで飛躍したオオタ・コウイチロウは只者ではない。

 ノリコはスパロボ世界でもその華々しい戦績で女性パイロットの中でも特に目立つ存在となっており、特に第3次Zでは1万2千年前にカルネアデス計画を完遂した歴戦の勇士としての登場となった。

 

 本作では並行世界統合に巻き込まれてαナンバーズとZ-BLUE(ズィー・ブルー)のノリコが融合しており、どちらも歴戦の勇士である上に真化融合まで会得した状態となっている。強い。

 マジンガーZEROとの対話、対機界新種人質奪還作戦の両方に戦力として参加しているが、どちらも相手を倒すのが主目的の作戦ではないので、武力的な意味での全力は発揮出来ていない。

 あとトピアにサインをねだられた。

 

 

◆オオタ・カズミ

 トップをねらえ!の登場人物で、ガンバスターのサブパイロット。火器管制手やレーダー手を務めている。

 婚前の名前はアマノ・カズミ。沖縄女子宇宙高等学校におけるノリコの先輩で、他の多数の生徒からもその美貌と実力からお姉様と慕われていた。しかし優雅に見えるカズミも水面下では鉄下駄階段上りなどの努力を欠かしておらず、その姿勢がノリコに努力と根性の大切さを認識させることになった。

 トップ部隊に入ってからはノリコとペアを組むが、気遣いもあって実力不足を理由にペアの解消を申し出たことで結果的にノリコを精神的に追い詰めることになる。しかしノリコが自分の殻を破って成長するとカズミの方の精神的脆さが目立ち始め、逆にノリコに助けられ励まされるようになる。

 カズミが精神的脆さを見せた太陽系絶対防衛戦の場面では、亜光速で宇宙怪獣と戦っている内にウラシマ効果で地球では何ヶ月も経過してしまって、宇宙放射線病で余命幾ばくも無い想い人であるオオタ・コウイチロウに二度と会えなくなるかもしれない、という事情がカズミを追い詰める。しかし、冷静に考えてみるとそれだと宇宙怪獣が太陽系外縁に来てから地球に到達するまで数ヶ月かかってしまうことになるので、以前ヱクセリヲンとすれ違ったときに亜光速を発揮して青方偏移→赤方偏移のドップラー効果が起きていたのと比べると、あまりにも速度が遅すぎる。

 また、天の川銀河中心部一帯にスレイブを敷き詰めて巨大なブラックホールを形成するバスターマシン3号はともかくとして、ヱクセリヲンの縮退炉をブラックホール化する作戦でブラックホール化した途端に周囲の宇宙怪獣が吸い込まれるのは物理的におかしい。ブラックホール化したところで質量自体は変わっていないので重力も変わらない筈だからだ。仮に縮退炉が正常稼働している間は強力な重力を何らかの方法で封じ込めているなら解放後に違いが出るかもしれないが、そう考えたとしても軍艦一隻の縮退炉に天体以上の質量が搭載されていることになるため、それはそれでおかしい。

 カズミは太陽系絶対防衛戦のあと根性で生き残っていたオオタ・コウイチロウと結婚してオオタ・カズミになり、新しく編成されたヱルトリウム艦隊に同行したノリコとは暫く別の時間を過ごすことになる。

 そして最終第6話で銀河中心殴り込み艦隊に合流した時にはノリコとカズミにはウラシマ効果でそれなりの年齢差が出来ていた。まあ見た目上は髪型が変わっただけで老けてはいなかったのだが、このビジュアル変更とモノクロ演出のせいで第5話の太陽系絶対防衛戦における豊富なフルカラーカットインビジュアルが使えなくなる為、スパロボに出るときには何らかの理由を付けて第5話までの容姿が継続されることになる。ただしスパロボαでもZでも最終話時点でオオタ・コウイチロウは故人となっている。

 最終話では最初ノリコが単独でバスターマシン3号の中心核に赴いてバスターマシン1号の縮退炉を使って起爆しようとしていたが、ここにカズミが押しかけてガンバスターに合体。こうすれば縮退炉が2つになり、片方使っても帰る目処が立つという理由で運命を共にすることになった。

 

 本作では並行世界統合に巻き込まれて元々歳を取っていないカズミと不思議な力(さくがのつごう)で年齢が巻き戻ったカズミが統合され、実戦経験はどちらも同じくらいなのだが後者の方が夫婦生活の期間が大分長かったので、自分で自分を妬む羽目になった。

 

 

 

■コードギアス世界

 

 

 

◆ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア

 コードギアス 反逆のルルーシュ並びに同R2の主人公。

 物語開始時点では一般ブリタニア人ルルーシュ・ランペルージとして日本の私立アッシュフォード学園に在籍しているが、その正体は神聖ブリタニア帝国第11皇子ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。

 運動能力は一般人程度しかないが、その頭脳は天才的で、戦略・戦術・詐術・人心掌握術に長ける。高度な情報処理能力を要求するドルイドシステムなどは彼以外に扱えないと言われる程。

 しかしなまじ作戦立案能力が高いせいなのか、突発的なトラブルで慌てることも多く、「これで全ての条件はクリアされた」という勝利宣言の後でスザクに強引に突破されるなどして目標達成を逃すことが結構多い。また、決定的に事態が悪くなると全ての罪を一人で被ろうとする悪癖がある。

 

 幼少の頃に母のマリアンヌを暗殺され妹のナナリーも後遺症が残る重傷を負ったことで皇帝である父シャルル・ジ・ブリタニアに責任を問いに行ったところ「与えられたものだけに縋るお前は生きているとは呼ばない」などと逆に糾弾され、妹共々人質扱いで日本に送られた。しかもその日本は送られて約1年後にブリタニアの侵攻を受け、現地で仲良くなった枢木 スザクとも生き別れることになった。

 その後、表向きは妹共々死亡したことにして没落貴族アッシュフォード家の庇護下に入るが、それまでの経緯からブリタニアと皇帝に深い憎しみを抱くようになった。

 

 17歳の時、ルルーシュはブリタニア軍とテロリスト扇グループとの戦闘に巻き込まれ、謎の少女C.C.(シーツー)に遭遇した。ここでC.C.(シーツー)に異能の力であるギアスを授けられ、各人に一度限り命令を強制するこの力を使ってブリタニアに復讐し、ナナリーに優しい世界を作ることを決意した。

 その手段として、頭数を補う為に日本奪還までの利害が一致するレジスタンスを主導して事を為そうとし、その手駒がたまたま最初に縁があった扇グループだった。扇グループはリーダーに主体性が無く殆ど烏合の衆だったが、適性を調べる内に紅月 カレンという強力無比なエースの存在が判明した。

 ルルーシュはブリタニア人では日本人の信用を得にくいことから、そして何よりナナリーの身柄を狙われない為に、奇妙な仮面を被りゼロと名乗った。ゼロは河口湖ホテル占拠事件で他のテロリストから人質を救出したことを契機に私設軍隊『黒の騎士団』の創設を宣言し、行動で他のテロリストとの違いを示した上で確固たる正義のあるレジスタンスを標榜する。まあ当然プロパガンダであり、ギアスで軍人以外も操っていたりするのだが、宣言した以上は表向きはそれを遵守するつもりではあった。

 しかし意図しない所で民間人、よりによって級友シャーリーの父を巻き込んでしまい、自らの血塗られた道を嫌でも自覚することになる。

 ゼロ率いる黒の騎士団は日本駐留ブリタニア軍に次々に痛手を与えていくが、カレン以外は弱兵という難点がある為、最強の個であるスザクとランスロットに妨害されてあと一歩で戦略目標達成を逃し続けていた。この時点ではルルーシュとスザクは戦場で対峙していることに、それぞれ全く正反対の手段で日本を解放しようとしていることに全く気付いていなかった。

 次にルルーシュの前に立ちはだかったのは異母妹のユーフェミア・リ・ブリタニアの『行政特区日本』設立宣言だった。日本人に対し融和的な政策を打ち出されることで却って黒の騎士団の存在意義が揺らいでしまったのだ。

 ルルーシュはどうにかユーフェミアの一手を打ち破る策を模索するが、直接対話でそれが純然たる善意であることを知り和解。手を組むことを決意するが、よりによって絶対に聞く筈がない強制命令の例え話で意図せずギアスが発動してしまい、ユーフェミアの手で日本人を殺させてしまう。

 ルルーシュはこの事態を収拾する為、ユーフェミアの善意を踏みにじると知りながらも窮余の一策で行政特区日本構想がユーフェミアの罠であったことにし、代わりとばかりに合衆国日本の設立を宣言。決起した暴徒を吸収してブリタニア軍との第一次トウキョウ決戦(ブラックリベリオン)に突入する。

 しかし戦闘の最中によりによってナナリーを誘拐されてしまい、ゼロが指揮を放棄したことで作戦は失敗。ルルーシュ自身もスザクの手で囚われの身となって第1期は終幕となる。

 

 囚われたルルーシュは皇帝シャルルによって記憶を書き換えられ、一旦ユーロ・ブリタニアに送られて軍師ジュリアス・キングスレイとして活動、その後監視役の偽の弟ロロをつけられて再びアッシュフォード学園に通うことになる。

 

 第2期にあたるR2では、第一次トウキョウ決戦(ブラックリベリオン)から1年後、再会したC.C.(シーツー)によってルルーシュは記憶とギアスを取り戻し、再びゼロとして黒の騎士団を率いることになる。

 それからゼロはギアス嚮団の制圧を目的として中華連邦へと亡命、合衆国日本と合衆国中華を中心とする超合衆国を建国する。しかしギアス嚮団制圧の際に理由を告げずに非戦闘員を殺害させたこと、第2次トウキョウ決戦でナナリーがフレイヤの爆発に巻き込まれた際に団員を省みない命令をしたことなどの不信が積み重なり、自身の素性とギアスをシュナイゼルに暴露されたことで黒の騎士団に粛清され掛ける。

 しかしこの時、ロロの捨て身の献身によってルルーシュは逃がされた。ルルーシュは大切な妹の居場所を奪いシャーリーの命まで奪った(※劇場版では死んでない)ロロを憎んでおり、最終的に憎しみの暴露までしていたのだが、そうと知りながら命懸けで自分を救ったロロをこの時漸く大切な家族として認めた。

 ルルーシュはロロを弔ったあと皇帝シャルルを倒す為にCの世界に赴き、父母の身勝手すぎる真意を知ることになる。それは人類の意識を統合して嘘のない世界を作るというものだ。そうなればもはや生死は大した問題ではないという。実際母のマリアンヌは死んでからも他人の身体を乗っ取る形で意識だけが生き延びていた。

 しかしこの計画には致命的な欠陥がある。シャルルとマリアンヌは嘘がなくなれば優しい世界になると脳天気に思い込んでいたが、その目的の為に世界各地の遺跡を求めて盛大に侵略戦争を起こしているのだから、嘘がなくなっても彼らは本気の憎しみをぶつけられるだけだということだ。

 父母の真意を知ったルルーシュは、集合無意識にギアスをかけて思考エレベーター・アーカーシャの剣を破壊。父母諸共消滅させた。

 シャルル達を倒した1ヶ月後、スザクを伴ったルルーシュは神聖ブリタニア帝国帝都ペンドラゴンをギアスで制圧し、神聖ブリタニア帝国第99代皇帝に即位した。即位した当初はそれまでのブリタニアの政策を全否定し、貴族制度を廃止するなどして植民地からの絶大な支持を得るが、そのやり方は徐々に独裁から恐怖政治の色を帯びていく。そうしてルルーシュは『ゼロレクイエム』の準備を進めた。

 ゼロレクイエムとは、このまま植民地をただ開放しても憎しみの連鎖が続きかねないので、その憎しみを独裁によって()()()()ルルーシュに集める極秘計画だ。そして最終的にルルーシュがスザク扮する『ゼロ』に倒されることによってこの計画は完遂された。

 

 シスコン故か、慈しむべき妹とそうでもない妹を見分ける妹ソムリエのような眼力を持っており、スパロボXではナナリーと同じ車椅子生活の妹でも全く違う、アンジュの妹シルヴィアの腐った性根を一目で見抜いていた。

 スパロボZ世界では第2次Z破界篇から登場、第2次Z再世編でゼロレクイエムイベントが発生するが、スパロボなのでカレン以外の味方も強い上に善良な人間が多く、それまでにルルーシュがやる必要があった不審な行動も少ないので、味方部隊から離脱しないルートが存在する。その場合はトレーズとミリアルドがその役割を引き継ぐことになる。また、どちらのルートでも最終的に生存する。

 

 『幼女が魔改造されたクマに乗って時獄と天獄を生き抜く話』(https://syosetu.org/novel/230196/)ではどこからかMADを受信した幼女に「ニッポンポン」と呼ばれている。

 

 本作に参戦したルルーシュはZ世界で敢えて自らゼロレクイエムを実行したルートを辿っており、悪逆皇帝として顔を知られている為に出身世界でのまともな居場所が無い。

 対機界新種人質奪還作戦でその作戦立案能力の高さを見せつけ、その後匠衆(マイスターズ)の勧誘を受けてC.C.(シーツー)に背中を押される形で外部顧問に就任する。

 

 

 

C.C.(シーツー)

 コードギアスシリーズの登場人物。緑の髪の美女。

 初登場時は日本(エリア11)総督のクロヴィス・ラ・ブリタニアに囚われ、移送中に移送物を詳しく知らない扇グループとブリタニア軍で身柄の奪い合いになり、どちらの手からも離れたところで偶然ルルーシュに遭遇。自分の願いを一つ叶えることを条件にルルーシュにギアスを与えた。

 その願いの内容はなかなか明らかにしなかったが、端的に言えばギアスを育てて『資格者』にし、不老不死を押しつけること。C.C.(シーツー)が先代のシスターにされたのと同じ事だった。

 C.C.(シーツー)はシスターに不老不死を押しつけられた後はギアス嚮団の嚮主をやっていて、その当時にシャルル達とも面識があり、元は計画の協力者でもあった。しかしマリアンヌ殺害の経緯を知ってからは嚮主をV.V.(ブイツー)に押しつけて行方をくらませた。それで暫くしてまた捕まったのが冒頭の出来事だ。

 以降、ルルーシュの共犯者としてつきまとい最期までを見届けることになる。

 

 劇場版で総集編の後の続きになる『復活のルルーシュ』ではゼロレクイエムで一度死んだルルーシュの身体だけを辛うじて蘇生したあと、吃驚する程甲斐甲斐しくルルーシュの抜け殻の世話をしながら遺跡を巡ってルルーシュを完全に復活させる手がかりを探している。つまりやりたがらなかっただけで実は家事もかなり出来る。

 不老不死を他者に押しつけたいと思っているのは本心だが、そこに躊躇いがある為に機会があっても何だかんだ理由を付けて実行せずにいるあたり、善性を隠し切れていない。

 

 

 

◆カレン・シュタットフェルト

 コードギアスシリーズの登場人物。学園ではそのままだが、レジスタンス活動では母方の苗字を使って紅月 カレンと名乗っている。野生のエース。

 表向きはアッシュフォード学園の生徒で、ルルーシュのクラスメイトでもある。レジスタンス活動で不定期にサボることがある為、学園では病弱な令嬢を装っている。しかし実際には元気が有り余っている本人の性質と正反対な病弱の演技は疲れるらしく、あとで後悔していた。

 元はレジスタンスの扇グループに所属していたカレンは、ゼロに見出されて頭角を現し、推しも押されぬ黒の騎士団のエースとなった。その実力は正規の訓練を受けていないにもかかわらずスザクとほぼ互角で、原作中での最強パイロットの一人に数えられる。

 こちらは赤い髪の美女で、日本とブリタニアのハーフだ。ブリタニア貴族であるシュタットフェルト家の唯一の後継者なので普通に暮らしていれば将来は安泰だったのだが、シュタットフェルト家で純日本人の母が使用人扱いで露骨に冷遇されていたことと、純日本人の兄がレジスタンス活動をしていたのが原因で彼女自身もレジスタンス活動にのめり込み始めた経緯がある。

 カレンは勝手に敵視して父親と碌に話をしていなかったが、カレンの母の冷遇は概ね後妻の意向で、父は日本人とのハーフであるカレンに家督を譲ろうとしていたので、シュタットフェルト父も話せば分かる人だった可能性が結構高い。

 カレンは身体能力もかなり高く、C.C.(シーツー)にはゴリラ呼ばわりされることもあるが、見た目上は筋肉質ではなく、おしとやかな演技をしていれば深窓の令嬢でも通るくらいだ。

 当初はゼロに心酔しており、逆にルルーシュのことはあまり好ましく思っていなかった為、正体を知った直後はショックで硬直しルルーシュの拘束を許す結果となった。R2では終盤ルルーシュに好意を寄せるような描写もあったが、その想いは報われていない。

 その腕前だけでなく、ちょっとエッチな扱いを受けることにも定評がある。

 

 

 

枢木(くるるぎ) スザク

 コードギアスシリーズの登場人物。

 原作最強パイロットの一人で、ルルーシュの幼なじみ。

 ルルーシュが日本に人質として送られた際に住み込むことになった枢木家の息子。父の枢木 ゲンブ日本国首相はルルーシュ達を土間に住ませるという明らかな冷遇をしており、そんなにブリタニアと戦争がしたかったのかと首を傾げるような状況であったが、スザクはそれとは関係なく、当初子供同士で喧嘩しつつも次第にルルーシュ達と親友とも言える仲になった。

 しかしその1年後にブリタニアとの戦争が始まり、ルルーシュ達兄妹と生き別れることになる。

 

 生き別れている間にルルーシュと正反対の方針で日本を取り戻すことを決意しており、第1期開始時点では名誉ブリタニア人の資格を取ってブリタニア軍に所属していた。

 この頃には「間違った方法で手に入れた結果に、意味は無いと思うから」が口癖になっており、正式な手順で日本を解放することにこだわっていた。その手段とはナイトオブラウンズの中でもナンバーワンのナイトオブワンになって領地として日本(エリア11)をもらい受けるというものだった。

 一見筋が通っているようだが、しかしこの手段には問題があった。まずその「正しい過程」である出世街道を走るにはブリタニアの命令に唯々諾々と従って大量の日本人を手に掛ける必要があり、そこまでしたとしてもその出世もナイトオブワン任命も、皇帝をはじめとするブリタニア人の意向一つでどうとでもなってしまうものだった。所詮名誉ブリタニア人はブリタニア人ではないのだ。

 もう一つ問題なのがこの方法だと仮に成功したとしてもかなりの年数が掛かってしまうことで、その間に教育を受けられない日本人の教育水準はだだ下がりしてしまい、政権を担えるような人材がほぼいなくなってしまうということだ。

 

 実際のところスザクが「正しい手段」にこだわるのは、日本とブリタニアの戦争を終結させる為とはいえ、徹底抗戦を唱える父をその手で殺害してしまった過去が原因だった。スザクのその行動により結果的に日本はブリタニアの圧政を受けることとなり、スザクは後悔した。つまり望んだ未来にならなかったのはそれが正しい手段ではなかったのが原因に違いないという結論に至り、自らそれに縛られることになったわけだ。

 もうお分かりと思うが、スザクはルルーシュの対極に居るキャラなので、もの凄く強い代わりに頭があんまり良くないのだ。

 なお少々設定が異なる小説版では、ゲンブが政治的事情でナナリーの命を奪おうとしていたのでそれを阻止する為、というのが親殺しの理由に加わっている。

 

 スザクは日本解放の為に正反対の手段を執るルルーシュと互いにそうとは知らずに戦い続け、その最中で心優しいユーフェミアの騎士となり、まずは日本の一部から開放していこうとするも、ルルーシュのギアス暴走で台無しになる。客観的に見るとユーフェミアは争いに向いていないので皇位を継承する可能性はほぼ皆無だ。皇帝に権力が一極集中している体制の中で日本全体を穏便に解放出来たかは大分怪しいのだが、皇帝シャルルの目的からすると本当に欲しいのは世界各地の遺跡だけなので、ルルーシュの手を借りてそのあたりを利用すれば何か勝ち筋はあったのかもしれない。

 第1期の最後にスザク自らの手でルルーシュを捕縛。第2期の終盤前で皇帝シャルルを打倒したあとからルルーシュの仲間として同行、最終的に『ゼロ』を事実上の二代目として引き継ぐことになる。

 

 スパロボZ世界ではルルーシュが普通に生存しているので、ゼロ役をやったのはゼロレクイエムの間だけとなっている。

 

 

 

◆ナナリー・ヴィ・ブリタニア

 コードギアスシリーズの登場人物。ルルーシュの最愛の妹にしてお兄様大好きっ子。

 幼少時に母の殺害現場を目撃したことで脚に歩けなくなる程の傷を負い、記憶と視力を封印されるというなかなか悲惨な目に遭う。その後ルルーシュと一緒に日本に送られ、世間的には死んだことにしてナナリー・ランペルージを名乗るようになる。

 

 物語開始時アッシュフォード学園中等部の生徒であり、身体的事情により兄と共にクラブハウスで暮らしていた。

 第1期の最後にV.V.(ブイツー)に攫われ、無自覚に人質に取られたことでゼロが戦線離脱し、第一次トウキョウ決戦(ブラックリベリオン)はブリタニアの勝利となった。

 

 第2期ではユーフェミアの遺志を継いで自ら日本(エリア11)の総督となる。

 第二次トウキョウ決戦で死んだと思われていたが間一髪で救助されていた。その後シュナイゼルにゼロの正体とギアスについて吹き込まれ、自分にそれを隠していたルルーシュとスザクを軽蔑するようになる。

 ナナリーは基本的に心優しいのだが、一人で生きていけないナナリーをルルーシュが愛情一杯に過保護に育てたせいで外の世界の厳しさが見えておらず、ルルーシュが人を傷つけてまで何の為に戦っているのか全く理解出来ないという所があった。

 ダモクレス要塞に移ってからはルルーシュの罪を裁くべくフレイヤの発射装置、ダモクレスの鍵を持つ。これは後のゼロレクイエム同様に世界中の敵意と悪意を引き受ける意味もあったのだが、その覚悟によってシャルルのギアスを打ち破り開眼したことで逆にルルーシュのギアスが通用するようになり、ダモクレスの鍵を奪われてしまう。

 その後、ゼロレクイエムでゼロに討たれたルルーシュの手を取った所で漸く真意に気付く。

 

 

 

扇 要(おおぎ かなめ)

 コードギアスシリーズの登場人物。そのやらかしぶりからシリーズファンのヘイトを集めていることで有名。

 当初はレジスタンス扇グループのまとめ役であったが、実際はカレンの兄である紅月 ナオトの死後に組織を引き継いだだけで、能力は凡庸で優柔不断であった。人当たりがいいのでまあまあ人望があり、そのため自分では向いていないと思いつつもリーダーをやっていた。

 ゼロが黒の騎士団を立ち上げてからは副司令としてその補佐につく。超合衆国建国後はなんと事務総長。それだけの能力があったかといえば微妙であり、殆ど年功序列と言って差し支えない。

 扇は凡庸な分問題を起こしていないのかと言えば全くそんなことはない。

 まず扇は記憶喪失のブリタニア軍人ヴィレッタを誰にも相談せずに匿って恋人にしてしまった。

 次に、記憶が戻ったヴィレッタや敵国首相シュナイゼルの言い分を鵜呑みにして、決定的な証拠がないにもかかわらず、ゼロのそれまでの不審な行動の累積から自分達がゼロのギアスに操られていたと信じて全くの思い込みで黒の騎士団からゼロを排斥した。

 しかもゼロの代わりに黒の騎士団トップになった扇には追い出した後の展望が全く無く、リーダーシップも発揮しないので黒の騎士団は殆どシュナイゼルの手駒として都合よく使われるようになった。

 それでまんまと最後まで生き残ってヴィレッタと結婚し、しまいには日本の首相にまでなっているのだから、こいつは一体何なんだとなるのも仕方ないだろう。

 

 劇場版総集編ではやらかしが大分ましになっており、シュナイゼル達から色々吹き込まれた際にもそのまま鵜呑みにせずにゼロ本人の言い分をちゃんと聞こうとする姿勢があったが、それをシュナイゼルの部下に妨害されるという流れに変更された。

 

 スパロボZ世界の扇は残念ながら前者の方だが、スパロボの自軍では黒の騎士団以外にまともな判断力を持つ人間が多いので、結果的にルルーシュ追放からのゼロレクイエムを回避するルートが発生している。

 

 

 

怒首領蜂最大往生(どどんぱちさいだいおうじょう)世界

 

 

 

陽蜂(ひばち)

 陽蜂(ひばち)は名前の通り首領蜂シリーズの顔とも言える『蜂』、しかも真ボスシリーズ『ヒバチ』の1種だ。正確には怒首領蜂の『蜂』を指す肩書きではあるが、『最終鬼畜兵器』の一種と言った方が通りが良いだろうか。つまりは弾幕、いわゆる飽和攻撃の鬼である。

 見た目としては、エレメントドーターの1体である陽蜂(ひばち)は、通常は機動兵器サイズの美少女ロボだ。緑色のツインテールが可愛らしく、無邪気な言動も一見可愛らしい。

 ただしその折角の可愛らしさも、美少女的な容姿からリアルタイプの蜂ロボに変身する上に、蜂形態になっても同じ可愛らしい声で喋り続けるため、却って不気味さがある。

 また、陽蜂(ひばち)はエレメントドーターとして元々人間のお世話をする仕事をしていたのだが、「みんなにはみんなの、もっとふさわしい()があるの」と言い出して善意で人間を新たな形に進化させようとしたことで戦争になったため、無邪気な言動も善意の暴走という点において全く油断出来ない。

 

 そんな陽蜂(ひばち)は、原作世界で撃破された際にその爆発で出来た次元の歪みへとコアだけ脱出させ、存在維持のために幼女の建造途中機体、巨大ハロに宿った。

 陽蜂(ひばち)に出会った幼女が同類意識もあってその境遇に理解を示したことで、幼女は陽蜂(ひばち)守護(まも)るべき、幸せにすべき全てになった。

 

 現状の陽蜂(ひばち)は温かみ溢れる幼女の影響でその物騒さはなりを潜めており、特に迷惑行為を働いてはいない。しかし切り札の全力発揮モードとして裏の裏ボスである最終()()兵器・陰蜂(いんばち)形態まで備えている。

 この陰蜂(いんばち)形態は弾幕飽和攻撃が陽蜂(ひばち)形態よりも更に凶悪なのは勿論だが、フィフス・ルナを丸ごと作り替えて作ったものなのでかなり巨大で、そのバリア(へいきだもーん)は核爆発をも通さない。そういう意味では幼女を守るのに必要な力なのだが、敵対者には絶望の塊にしか見えない過剰戦力であった。

 その戦力に目を付けた汚職軍人に丸ごと接収されそうになった際には反撃で部隊を壊滅させ犯罪経歴拡散で社会的に抹殺したが、これは正当防衛であろう。物理的に殺さないだけ優しさがある。

 

 

 

■アクエリオン世界

 

 

 

◆トワノ・ミカゲ

 幼女に随行しているトワノ・ミカゲは『アクエリオンEVOL』の登場人物で、敵側ボスキャラとして第3次スパロボZに参戦していた。彼がどうして幼女にくっついて回っているのかと言えば、不動 ZEN(アポロニアス)との一件で幼女に救われたせいだ。

 

 まずトワノ・ミカゲは天翅族の頭翅(トーマ)の憎悪の転生体である。そして2万4千年前、その頭翅(トーマ)はアポロニアスの婚約者だった。男同士でか、と腐臭が漂いそうになるが、天翅族の性別は外見と必ずしも一致せず、子作り事情も人間とは全く違うのでとりあえず置いておこう。

 2万4千年前当時、天翅族と人類は戦争をしており、天翅族の方が圧倒していた。いがみ合っていたので、天翅族は人間に堕天翅族と呼ばれていたし、人間は天翅族に翅無しと呼ばれていた。

 しかしこの戦争は、元々天翅族だったアポロニアスが人間側についたことで人類の勝利に終わった。

 アポロニアスは人類にとっての英雄となったが、ここに人間の女戦士セリアンとの恋愛が絡むことで話は変わってくる。アポロニアスは種族だけでなく婚約者まで裏切って他の女に走ったことになるのだ。

 

 そうして1万2千年後にまた人類と天翅族の戦争が再発するのが初代アクエリオン本編なのだが、初代アクエリオンはTVシリーズ『創聖のアクエリオン』とOVAシリーズ『創星のアクエリオン』の2種類があり、それぞれストーリーが全く違う。これは互いに並行世界という扱いだからだ。

 時系列としてはOVA創星の方がやや先行しており、頭翅(トーマ)はアポロニアスの太陽の翼であるアクエリオンと翅の契りを結び受胎しようとしたが、アポロニアスの転生体()()()アポロがシルヴィアだけを想っていたことで流産し、受胎能力まで失った。まあこれはアポロの意思を無視して勝手に受胎しようとしたところに問題があるのだが、その絶望で地球全土が凍りつき、頭翅(トーマ)はアクエリオンの「地球復活拳」に灼かれて死んだ。

 次にTVシリーズの創聖では、創星の影響で頭翅(トーマ)は最初から受胎能力を失った状態で目覚めた。その最後のエピソードにおいて、頭翅(トーマ)はアポロニアスの転生体()()()()()アポロとアクエリオン合体を果たし、ともに世界の崩壊を防ぐべく人柱として眠りにつくことになる。

 

 何故こんな結末になったのか。これは並行世界において勝手に受胎しようとしたことからも分かるが、頭翅(トーマ)が憎い裏切り者アポロニアスを死出の道連れにしたということではない。

 アクエリオンの前期主題歌『創聖のアクエリオン』をご存じだろうか。そう、あの名曲(ラブソング)だ。実はあの歌詞が頭翅(トーマ)()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言えばその想いの深さが伝わるだろう。つまり1万2千年後でも本当に頭翅(トーマ)は自分を裏切ったアポロニアスをまだ愛していた。だからこそ、愛しい人と共に眠るならばそれでよしとしたのだ。

 

 これで頭翅(トーマ)とアポロニアスの和解が果たされたかに見えたのだが、ところがどっこいこれで綺麗に終わらなかったのがまた1万2千年後の戦いの原因になった。

 頭翅(トーマ)は最後の最後でとんでもない勘違いに気付いた。このアポロは、アポロニアスではなくそのペットの翅犬ポロンの転生体だったのだ。アポロニアスの転生体はアクエリオンチームを指導する不動 GENの方だった。

 ややこしいことに、OVA創星ではアポロ、TVシリーズ創聖では不動 GENと、並行世界でアポロニアスの転生体は全く別の人物になっていたわけだ。

 

 更に、この時人柱になったのはポロンの転生体であるアポロ、休眠から目覚めた天翅族頭翅(トーマ)、セリアンの負の部分の転生体であるシリウス・ド・アリシアの三人だ。

 セリアンの正の部分を受け継いだシルヴィア・ド・アリシアはこれに含まれておらず、つまりアポロニアスの転生体である不動 GENからすると恋人に横恋慕する犬と、何故か自分を追い続ける鬱陶しい元婚約者と、恋人の面倒くさい部分を()()()()()()()()()()()()()()()()()()()形だ。邪悪すぎるぞアポロニアス。

 

 1万2千年越しの和解の場でまたしても裏切られたことで、1万2千年の愛を貫いた頭翅(トーマ)も流石に激怒した。だが、愛深き頭翅(トーマ)はそれでもまだ愛を捨てられなかった。そのため心が2つに割れてしまい、怒りと絶望と憎しみの塊だけが頭翅(トーマ)から分かたれた。その憎悪が更に1万2千年後にトワノ・ミカゲとして転生し、アクエリオンEVOL本編で暗躍して地球とアルテア界の両方を破滅に導いていくわけだ。

 要するにミカゲの破滅的行動の犠牲になった者達はアポロニアスと頭翅(トーマ)()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言える。全く以て酷い話だ。

 なお当代のアポロニアス転生体の名前は不動 ZENで、ここまでのことをやらかしながら相変わらずアクエリオンチームの師匠面をしていた。

 

 そういった事情を感応で受け取り、人間側でありながら理解を示したのが幼女だった。

 曰く、アポロニアスとセリアンの物語は何故か愛の神話扱いされているけれど、本来の婚約者をいなかったことにして勝手に自分達だけの世界に入るのが美しい愛だとは到底思えない。

 曰く、あんなダメ男に振り回されるのは時間の無駄。

 曰く、憎しみを向けても却って優越感を与えるだけなので、あんなのは一発ぶん殴って忘れるくらいでいい。

 

 長年頭翅(トーマ)をみじめに貶めてきたあの「神話」を真っ向から否定する人間がいるとは、ミカゲは全く想定していなかった。ミカゲは幼女の暖かさに浄化され、アポロニアスへの想いを捨てることが出来た。以来、ミカゲは幼女を嫁にするべくつきまとうようになったのだ。




 今回ここまでで4万字弱。
 12:46に本編の続きも投稿します。ストックの残りがかなり厳しいです。
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