【完結】匠 VS BETA   作:MMZK

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 [2023/08/05]1話と2話の統合・書き直しに伴い、旧1話の方を消して以降のナンバリングを修正しております。つまり002以降は従来より話のカウントが1つずつ減っておりますのでご注意くださいませ。

 [2025/12/01]武器攻撃力比率5倍が判明した後でスケール不一致を疑うのはおかしいので削除しました。その他加筆・修正しました。


042. 実はルナチタニウムやスペースチタニウムというオチでしょうか?

 次のラリーはかなり項目が多いので分割する。まずは植物素材から。

 

木材(Wood)/栽培可/発見済/森林地帯(Forest)に生える木

ボーリアルウッド(Boreal Wood)/栽培可/発見済/雪原(Snow)に生える木

ヤシの木(Palm Wood)/栽培可/発見済/(Ocean)オアシス(Oasis)の砂地に生える木

マホガニー(Rich Mahogany)/栽培可/発見済/ジャングル(Jungle)地下ジャングル(Underground Jungle)に生える木

エボンウッド(Ebonwood)/栽培可/発見済/不浄(Corruption)に生える木

シェードウッド(Shadewood)/栽培可/発見済/真紅(Crimson)に生える木

パールウッド(Pearlwood)/栽培可/未発見/聖域(The Hallow)に生える木

アッシュウッド(Ash Wood)/栽培可/発見済/地下世界(The Underworld)に生える木

王朝の木(Dynasty Wood)/限定販売/未発見/旅商人(Traveling Merchant)からの購入のみ

不気味な木(Spooky Wood)/ドロップ/未発見/パンプキンムーン(Pumpkin Moon)時に出現する嘆きの樹(Mourning Wood)がドロップ

カボチャ(Pumpkin)/栽培可/未発見/パンプキンムーン(Pumpkin Moon)を引き起こすメダリオンの材料になる

サボテン(Cactus)/栽培可/未発見/木材より少し強靱な素材

干し草(Hay)/栽培可/未入手/ターゲットダミー(Target Dummy)の材料

サンゴ(Coral)/栽培可/未発見/一部ポーションや松明、ヘルメットの材料

(Bamboo)/栽培可/未発見/建材、家具素材

 

トリオ「木の分類がやたら詳細じゃの」

 

サティ「何か深い意味が?」

 

ラリー「いや、武具素材として使うと大差無いんだが、それぞれ違った風味の家具が出来るんだ。これ、同じ種を違う土壌に植えることで種類が変わるんだぜ」

 

トピア「おお、家具に一家言ある感じですか?」

 

ラリー「おう、同じ機能の作業台すら38種類作れるぜ?」

 

トピア「それは凄いですね!」

 

ラリー「そーだろそーだろ」

 

 他の面子はこの非常時に家具の素材や装飾にこだわっている場合じゃないだろうと思っている中、トピアだけが食いついていた。何故なら自分の作業台の見た目が非常に気に入らなかったので。それを知っているサティは小さくため息を吐いた。

 

スコア「家具はいいとして、このパンプキンムーンというのは何だラリー?」

 

ラリー「これもモンスター襲撃イベントの一種だぜ」

 

スコア「またか、バリエーション豊富だな」

 

ラリー「たかが襲撃イベントと侮って貰っちゃ困る。魔女のホウキ(Witch's Broom)はこのパンプキンムーン(Pumpkin Moon)にしか出現しない嘆きの樹(Mourning Wood)がドロップするんだ」

 

サティ「たかがカボチャ、されどカボチャってことねぇ」

 

ラリー「まあ栽培するのが若干面倒なんだが」

 

トピア「カボチャなら既に自動農場で育ててますので使ってもらっていいですよ?」

 

ラリー「おお、そいつは助かるぜ!」

 

 二人は良い笑顔でサムズアップを交わした。

 

 次に土壌素材である。

 

粘土(Clay)/土壌/発見済/植木鉢(Clay Pot)の原料

(Sand)/土壌/発見済/ガラス(Glass)の原料

(Mud)/土壌/発見済/原料として直接使うことは殆ど無いがクロロファイト(Chlorophyte)を栽培出来る

(Stone)/土壌/発見済/耐熱性があり、足場や壁に便利な素材。後述の宝石の木からも大量に得られるので余る

(Cloud)/土壌/未入手/空中に置ける足場として便利

 

トリオ「雲……?」

 

 土壌素材の中に平然と混ざる雲が異彩を放っている。

 

サティ「足場になる雲なんていうものがあるのね」

 

ラリー「おう、上に家を建てることが出来るくらいしっかりしてるから便利だぜ」

 

スコア「訳が分からんが、魔法ありきならそういうものもあるか……」

 

トピア「ファンタジーというかメルヘンですねえ」

 

トリオ「宝石の木も気になるが、後述するなら後でええかの」

 

 そしてメインとなる鉱石類は更に多いので2つに分割する。

 

(Copper)/散在/発見済/Tier1鉱石

(Tin)/散在/発見済/Tier1鉱石

(Iron)/散在/発見済/Tier2鉱石。武具以外にも用途が多い

(Lead)/散在/発見済/Tier2鉱石。武具以外にも用途が多い

(Silver)/散在/発見済/Tier3鉱石

タングステン(Tungsten)/発見済/未発見/Tier3鉱石

(Gold)/散在/発見済/Tier4鉱石

プラチナ(Platinum)/散在/発見済/Tier4鉱石

メテオライト(Meteorite)/散在/未発見/Tier5鉱石。隕石落下点に散在。序盤で無限に撃てる光線銃装備を作ることが出来るが後半では攻撃力が足りない

デモナイト(Demonite)/散在/未発見/Tier6鉱石。不浄(The Corruption)に散在。マギルミネッセンス(Magiluminescence)の材料になる

クリムタン(Crimtane)/散在/発見済/Tier6鉱石。真紅(The Crimson)に散在。マギルミネッセンス(Magiluminescence)の材料になる

黒曜石(Obsidian)/量産可/未入手/Tier7鉱石。熱耐性が高い。溶岩を水で冷やして作るだけなので無制限に製造可能

ヘルストーン(Hellstone)/散在/未発見/Tier8鉱石。熱を発する特性がある。地下世界(The Underworld)に散在

 

 

トリオ「このTierというのは?」

 

ラリー「基本的にTierの数字が大きい方が強靱で上位の素材になる」

 

サティ「鉄よりも銀・金・プラチナの方が上なのね。何でかしら?」

 

トピア「あ、それはうちも同じですね。マナの影響でしょうか? それよりも気になるのがメテオライトなんですが、これ武具としては半端なんですよね? 入手したら人工岩盤の材料になるか試してみてもいいですか?」

 

 人工岩盤の材料として、目的の鉱脈そのものの素材と別に隕石素材が必要になる。しかしクラフトピアセパレートワールドでは隕石素材はごく稀にしか手に入らなかったので、それが大量に調達出来るとなれば状況は一変する。

 

サティ「許可するわ」

 

トリオ「是非やるべきじゃの」

 

ラリー「……いやまあいいが、生産組の食いつきが大分激しいな」

 

トリオ「そりゃあもし希少素材が量産可能になったら大変なことじゃけえの」

 

スコア「わかる」

 

 引き続き鉱石の後半が以下のラインナップだ。

 

コバルト(Cobalt)/散在/未発見/Tier9鉱石

パラジウム(Palladium)/散在/未発見/Tier9鉱石

ミスリル(Mythril)/散在/未発見/Tier10鉱石

オリハルコン(Orichalcum)/散在/未発見/Tier10鉱石

アダマンタイト(Adamantite)/散在/未発見/Tier11鉱石

チタニウム(Titanium)/散在/未発見/Tier11鉱石

聖鉄(Hallowed)/ドロップ/未発見/Tier11。ツインズ(The Twins)デストロイヤー(The Destroyer)スケルトロンプライム(Skeletron Prime)がドロップする。パンプキンムーンメダリオン(Pumpkin Moon Medallion)エクスカリバー(Excalibur)の材料

クロロファイト(Chlorophyte)/栽培可/未発見/Tier12鉱石。周辺の(Mud)を侵食して少しずつ増えるので栽培が可能。有力な誘導弾の材料になるほか、シュルーマイト(Shroomite)スペクタイト(Spectre)といった合金の材料にもなる

ルミナイト(Luminite)/ドロップ/未発見/Tier12鉱石。最強のクトゥルフである月の支配者(Moon Lord)だけがドロップする。最終段階の武具や掘削機材、貫通弾の材料

 

スコア「ツッコミ所が多いな……?」

 

トリオ「ミスリル、オリハルコン、アダマンタイトとどんどん強力になっていくかと思ったら何故かチタンが入ってきたの。こりゃあアダマンタイトが弱いのかチタンが想定外に強化されておるのかどっちじゃ?」

 

トピア「うちだとチタンは銀と金の間で、アダマンタイトは遥かに上なんですけどね……あ、そうだ。チタンの片手剣で素手に対しどのくらいのダメージを上乗せ出来ますか? うちは30くらいです」

 

ラリー「確か52だな」

 

トピア「チタン結構強いですね……では銅の片手剣は? うちは16です」

 

ラリー「9だな」

 

スコア「うちは33なんだが?」

 

ラリー「大分ばらついたな?」

 

サティ「みんな当たり前のように銅の剣を作るのね?」

 

 こんなところもゲーム染みているなとサティは訝しんだ。

 

トピア「ばらつきは工作精度や魔法的な何かの影響ですかね? ともあれ、銅の片手剣はこちらより弱いのにチタンでは上回るということは、ラリーさんのところのチタンが大分強いですね。実はルナチタニウムやスペースチタニウムというオチでしょうか?」

 

サティ「そのルナチタニウム、スペースチタニウムというのは?」

 

トピア「架空の巨大ロボット兵器や宇宙戦艦のかなり強い装甲材です」

 

トリオ「伝説のアダマンタイトより強いならイメージ的にはそっちの方が合うのう」

 

サティ「架空のものはともかく、実物が手に入ったら普通のチタンと比べてみる必要があるわね」

 

トリオ「分析は任せるぞい。……そういえば前半と後半が分かれておるのはどういう基準なんじゃ?」

 

 リストが分かれているだけでなく、メテオライト(Meteorite)の説明にはっきりと「後半」と書かれていることに気付いたトリオがラリーに質問した。

 

ラリー「ああ、俺の地元世界は肉の壁(Wall of Flesh)の討伐前後ではっきり分かれててな。浸食領域が広がるのもそうだが、Tier9以上の上位鉱石もそれ以降でしか入手出来ねえんだ」

 

トリオ「ほうか……」

 

 トリオにとって全く意味が分からない現象だが、魔法世界なら世界規模でそういうこともあるだろうと流すことにした。

 

サティ「このクロロファイトで製造出来る誘導弾というのはミサイルのこと?」

 

ラリー「いや、弾丸が魔道具化して追尾するようになるんだ。便利だぜ」

 

サティ「……つまりうちで言うホーミングライフル弾を魔法的に作ったようなものなのね」

 

トピア「ん? ラリーさんのところは銃が実用レベルで……ああ、自身のステータスに攻撃力(A T K)が無かったんでしたっけ」

 

ラリー「そうだな。銃に攻撃力(A T K)の影響があるのかは試してみたくもあるんだが、銃は持ってきてねえんだよな。いや低級の銃を新しく作った方がわかりやすいか?」

 

トピア「まあ重要度は現状そこまででもないので、時間があったらお願いします」

 

ラリー「分かったぜ」

 

 誘導弾の話が一段落したと見て、再度トリオが質問する。

 

トリオ「この最上位に当たるルミナイトじゃが、ゼニスの主材料はこれかの?」

 

 説明に「最終段階の武具や掘削機材、貫通弾の材料」とあるので、そう読める。しかしラリーの回答は否であった。

 

ラリー「いや、ゼニス(Zenith)は別々の10種類の剣を合成して作る最終兵器だからな。系統が全く違うんだ。しかも材料の一つになるテラブレード(Terra Blade)ですら既に3段合成状態なんだぜ」

 

トピア「ああ、ゼニスは複数作れなくもないけど100を超えるような量産は現実味が無いっていうのはそういうことなんですね」

 

スコア「理論上不可能でないだけ逆に量産が辛い気配があるな」

 

ラリー「そういうことだ。敵勢力がほっとけば増える状況じゃ流石にやってる暇がねえからな」

 

 そして更に次の追加リストには、宝石類が記載されていた。

 

アメジスト(Amethyst)/栽培可能/未入手/

トパーズ(Topaz)/栽培可能/未入手/マギルミネッセンス(Magiluminescence)の材料になる

サファイア(Sapphire)/栽培可能/未入手/

エメラルド(Emerald)/栽培可能/未入手/

ルビー(Ruby)/栽培可能/未入手/スライムクラウン(Slime Crown)の材料になる

コハク(Amber)/栽培可能/未入手/箱のポーション(Crate Potion)の材料になる

ダイヤモンド(Diamond)/栽培可能/未入手/魔法の鏡(Magic Mirror)の材料になる

※宝石類全ての共通点として、フェーズブレード(Phaseblade)フェーズセイバー(Phasesaber)、魔法の杖、ローブ、フック、光る建材、光るトロッコ、色つき松明の材料になる。また宝石のどんぐりに加工出来るため宝石の木を繰り返し栽培出来る

 

スコア「宝石の木と言われた時点で分かってはいたが、栽培出来るのか……」

 

サティ「宝石の木と宝石のどんぐり……またメルヘンチックな概念が出てきたわね」

 

ラリー「これが資金稼ぎには有用な手段でな。それなりの規模の宝石樹園を洞窟(Cavern)に作ったもんだぜ」

 

トピア「運用は割と実用路線なんですね」

 

ラリー「種まきと伐採が全部人力なのが面倒だったがな。宝石の木は宝石部分以外石で出来てるから、ついでに石材が大量に手に入るってわけだ」

 

トピア「うーん、上手く組み合わせれば自動化出来そうな気もしますね。マルチスリングと、回転のこぎりと、壁力と、コンベアと……あとは物流ロボットでしょうか?」

 

サティ「行けそうな気がするわね?」

 

 宝石樹園の実際の運用を聞いて、トピアは早速自動化の方策を考え始めた。トピアの農園の作り方を見ているサティも概ねその想定を共有出来ていた。

 

ラリー「自動化出来るのか?」

 

トピア「回転のこぎりが脱走さえしなければですね。それが一番のハードルなんですが」

 

ラリー「お前んとこののこぎり、脱走すんのかよ……」

 

 流石の大地の冒険者(テラリアン)も、勝手に脱走するのこぎりというのは想定していないようだった。だが理想郷の建設者(クラフトピアン)からすれば、密室からですら当たり判定の隙間を縫って勝手に脱走する回転のこぎりを封じ込めるのはかなりの難題なのだ。作物が実ったタイミングを自動判別する刈り取り機を石を切れるように改造する方がまだ簡単かもしれない。

 といったところでまたトリオ工場長から質問が飛んだ。

 

トリオ「おう、この特徴のところに書いてあるアイテムの説明をしてもらえんかの?」

 

ラリー「いいぜ。『マギルミネッセンス(Magiluminescence)』は照明になるついでに加速とトップスピードが2割伸びる有用なアクセサリだ」

 

トピア「それは有用ですね」

 

ラリー「次に『スライムクラウン(Slime Crown)』はキングスライム(King Slime)を繰り返し狩るときに使う召喚用消耗品だ」

 

スコア「コアベースの近所にも出たあれか」

 

ラリー「それだな。『箱のポーション(Crate Potion)』は、釣りをするときにアイテムの入った箱を釣り上げる確率を上げる消耗品だ。箱には結構有用なアイテムが入ってるんだが、今回はやる暇があるか微妙だな」

 

サティ「時間が無いものね」

 

 釣りにはどうしても時間が掛かる。それを専門でやってくれる人員が別にいればどうとでもなるのだが、今のところの人員は(マイスター)五人とアヌビス神だけだ。まさかアヌビス神に釣りを頼むわけにも……いや暇そうだから趣味として勧めればワンチャンあるのでは? などとサティは考えたが、一旦棚上げした。

 

ラリー「『魔法の鏡(Magic Mirror)』は最後に寝たベッドに瞬間移動するアイテムだ。魔法の鏡(Magic Mirror)はこの『シェルフォン(Shellphone)』の材料の一つでもある」

 

トリオ「なるほど、説明感謝する」

 

 テレポーションのようなものかとトピアは理解した。テレポーションにも同様の効果があるが、あれは消耗品でなおかつ量産しづらいので、使い減りしないアイテムならほぼテレポーションの上位互換と言えるだろう。

 

トピア「ところでこのフェーズブレードやセイバーというのは?」

 

ラリー「ああ、普段は柄だけの剣でな。使うときは光の刃が伸びるんだ」

 

トピア「あー、ライト……もとい、レーザーセイバーという名前でうちの世界にもありますよそれ。見た目は抜群にかっこいいんですよね」

 

ラリー「性能的に最後まで使うには微妙なのが残念なんだよな」

 

トピア「ですよねえ」

 

 光の剣の扱いはどちらの世界でも似たり寄ったりのようであった。ゴルンノヴァの実装が待たれる。

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