トピア「というわけで私の報告は以上です。次はスコアさんどうぞ」
装備強化プランの提示で大分長くなったが、トピアの報告が終了して次はスコアの番である。
スコア「パワー・スラッグの採取と畜産実験、地下鉱脈への採鉱機設置、地下集合住宅建設、引っ越しまではトピアさんと一緒だな。その後はこのコアベースの門が内側に開かないように改修し、この元自宅を食堂兼会議室に改造、それから蠱毒型牧場の壁の内側にタレットを設置した。これにより終端部に溜まっていた集団を逐次始末することが出来、ほぼ手放しで稼働するようになった。途中ブラッドムーンが到来したが問題は無いようだ」
ラリー「おお、あれが安定するようになったのか」
スコア「とはいえ敷地面積当たりの生産効率はクラフトピア式畜産の方が格段に高いからな。ポータル量産のためにはトピアさんに協力してもらった方が良いと判断した」
サティ「トピア、お願いね?」
トピア「任されました! サティ姉さんや工場長、ラリーさんに比べれば私はまだまだ仕事が少ないですからね」
スコア「今日はモルファ狩りに行って、装備を強化してもらって、トピアさんと一緒に畜産施設を増強する。そこで今までのタスクが一通り終わるので……」
マイン「オイ待て、コアユニットの操縦訓練が予定に入っておらんぞ。我は個別に時間をかけて指導するつもりは無いからな。この後すぐに全員我がコアで訓練を受けてもらう。基本的な指導は1時間もあればいいだろう。その後の習熟は各自勝手にやれ」
トリオ「それもそうじゃの。時間は有効に使わねばな」
時間の無駄を無くすための提案ならば誰も異論は無く、
スコア「ではモルファ狩りの前に操縦訓練をするとしよう。畜産施設増強の後の話に戻るが、ポータルの強化が出来ないか色々と試してみたいと思う」
トリオ「ふむ、強化と言うと?」
スコア「起動までの時間短縮、それから距離の延長だな」
ラリー「出来るのか?」
スコア「分からん。だが、前者は要するにマナの供給を早めれば良さそうだから、トピアさんが言っていたようにマナポーションでも使えばどうにかなりそうな気配がある。後者は今の仕様でどこまで届くのかをまず調べる必要があるな。ここから大陸西海岸までは問題なく届いたようだが、大陸東西の端から端くらいは試しておきたい。距離としては7,000km程度になるな」
ラリー「ってことはまた俺の出番だな。東海岸に仮拠点を置いてくるくらいならお安いご用だぜ」
スコア「頼んだ。私の報告は以上だ。次はラリーだな」
ラリー「おう、昨日は朝一で
トリオ「あの青紫色の奴か。言っといてくれんと転移装置とは分からんぞい」
ラリー「朝に何事も無ければここで報告する予定だったんだよ。結局その会議中に何も説明せずに出かけたのは俺のミスだが」
トリオ「幸い嬢ちゃんの方が気付いたから何とかなったがの」
トピア「パイロンという発動条件のある転移装置の話は伺ってたのでもしかしてとは思いました」
ラリー「早めに気付いてくれて助かったぜ。ここに設置してあるのは
トピア「今まで使ってなかったと思ったら、そういう条件で動くものなんですね」
ラリー「話を戻すと、それから夕飯後に
サティ「それでガイドが突然焼死して厳戒態勢になったんだから、今後はそういうことははっきり言いなさいよね?」
ラリー「ハハッ、ワリーワリー」
一応謝罪の形を取ってはいるが、ラリーのノリは軽い。反省しているかは微妙なラインである。
テクス「突然焼死って一体何があったんでござるか?」
スコア「ここの集合住宅にガイドという職業の住民がいてな。彼を象った呪いの人形を溶岩に落としたことでそれと同時に本人が焼死したんだ」
テクス「……ファンタジーは恐ろしいでござるなあ」
実際に効果のある呪いなど、実在するだけで恐ろしいものである。せめて防御手段が欲しいところだ。
ラリー「んでその
スコア「大分増えたな」
トリオ「うむ、良い仕事ぶりじゃ」
ラリー「それで昨晩トピアやスコアと装備を色々試したついでに銃と基礎
トピア「実弾銃は残念な結果でしたが、魔導銃の存在は盲点でしたね。エンチャントを付与すれば護身用としては十分な性能に仕上がると思います」
サティ「ちょっと興味あるけど、この安全服の上に防具って装備できるのかしら? ヘルメットもあるのだけれど」
この面子の中で特にサティは銃の攻撃力が当てにならないために遠出には護衛が必要というのを気にしていたのだ。
ラリー「
サティ「じゃあ残念ながら無理ね。この安全服自体に業務に必要な機能が備わってるもの」
トピア「サティ姐さんは戦闘よりも工場整備がメインなのでそっちが優先ですよね」
ラリー「マナ消費0をつけないならお勧めは単純に攻撃力が高くておかしな挙動をしない
サティ「ええ、手に入ったらお願いね」
ラリー「分かった。それで今日の予定だが、この後操縦訓練に行って、それから東海岸への仮拠点設置、モルファ狩り、
トリオ「おう」
ラリーはタスクを書き出した紙をトリオに渡してスキャンしてもらい、ディスプレイに表示させた。しかしラリーの言葉通り、それはもう大変な量になっていたのだった。