どうも。東北きりたんです。クラスメートの巻き添えでハイエースされたと思ったら、アルセウスの野郎が別件でやらかしました   作:SOD

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 書きたいなと思ったら書く。明日生きてるとは限らないのだから。

 見切り発車。私の好きな言葉です。
 
 


特に仲が良い訳でもないクラスメート4人。ポケモン世界に拉致られる

 

 

 みなさんこんにちは。東北きりたんです。午前3時にポケモンのランクマッチでマスターボール級に到達して、気持ちよく惰眠を貪っていました。

 すると何故かおかしなことに、タコ姉さまがブチ切れて私の部屋に突撃してきまして、可哀想なきりたんは、仕方なく嫌々支度をして学校へ向かっていたんです。が。  

 丁度家の壁で十字路になっている所に差し掛かったところで偶然、同級生で別に幼馴染みとかではないアイドルをしている音街ウナと偶然出会いまして。更にはもう一方の方から、双子で有名な鳴花姉妹も現れまして。特に仲がいいわけでも無ければ、そもそも友達がいない私は、無視してそのまま学校の方へ歩を進めようとしたまさにその時!!

 

 

 『ーー取り敢えず全員クルマに突っ込め!! ヒャッハー!!!!』

 

 

 

 拉致監禁(ハイエース)されました。

 

 

 

 最初は意味も分からずに、埃っぽい個室に監禁されてしまったのですが。そこは私、引き籠もり常習犯のきりたんです。友達もいない、休み時間に遊ぶ人も居ない。そんな人間が必然的に伸ばすスキルツリー『聞き耳』の技術によって、どうやらアイドルの音街ウナを攫うついでに、巻き込まれたらしいことを把握しました。

 髪の毛の色が似ていることから、音街ウナと鳴花の青髪の方が同室で奴らから『どっちが音街ウナだ?』と聞かれていますが……いや、調べればいいじゃないですか。

 (小学生とは言えわざわざ四人も拉致してる辺り、頭は悪いみたいですね。

 しかし困りましたね。今時ロリコンなんて珍しくも無いし、下手したら私もレイプ……いや、それどころか、最悪コトが済めば殺される可能性もあるわけですか。

 ああ、床が硬い。ずん姉さまの太ももが恋しい。

 ここはどうにかして逃げ出さなければ。

 ……………出来れば、学校が終わるまで粘ってから。あ、なんか急に眩しい!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「………………と、ここまでがわたしの記憶なわけですが……」

 

 何かが急に光ったと思ったら、さっきまでいた埃っぽい部屋から一変。なんか見るからに『研究室です』って主張している部屋に立っています。東北きりたんです。

 

 「何事……?」

 

 床で縛られていた筈の私は、今は安っぽい病院の待合室とかに置いてある椅子で寝ていました。待遇としてはランクアップでしょうか。しかし…………。

 

 「壁とか床とか、やたら赤いし生臭いんで、プラマイ的にはマイナスですね。まあ、ネット環境がありそうなだけマシになりましたけど。さてと」 

 

 何もすることが無いので、取り敢えずパソコンでも立ち上げますか。ライフイズゲーム。ゲームが無ければきりたんは生きてはいけないのです。

 

 「おや、デスクトップがポケモンですか。これはもしやユナイトとか期待出来るのでは?」  

 

 カタカタと小さくてキュートなお手々を駆使して、色々調べて見ましょう。普通は人のパソコンを勝手に触るのはご法度ですが……ほら、今わたしは拉致されている被害者です。世間は可哀想な子の行動は基本許してくれるものですよ。

 許して、お兄さまぁ……(きゅるるん☆)

 

 「ーーちっ、ネットゲームどころかスタンドアロンじゃないですか。クソがよ」

 

 そうとなればこんなところに用はありません。さっさとこんな童貞(イカ)臭い場所からは脱出しましょう。というか、敢えて目を逸らしてましたけど、壁とか床の赤いのは、明らかに『血』なんですよね。東北に住んでいた頃見たことありますよ。具体的にはこんな所で名前を言ってはいけないあの災害の時に。

 

 《ピロロロン!》

 

 「……ん? スマホですか?

 

 ってことは、電波は着てるんですね。丁度いいからこれで助けを呼んで、その後クレカの情報とか入ってたら、意味も無くソシャゲに課金してガチャ回して遊んで待ちますかね」

 

 音のした方にテクテクテク。可愛いあんよをよちよち出して、スマホの方へ向かいます。いや〜1度やってみたかったんですよね。破滅的なガチャ。出来れば赤の他人の金で。

 幼気な小学5年生を拉致したんですから、人生の破滅くらいは覚悟してますよね? お覚悟を。

 

 「………………!!

 

 こ、この孤独(クソダサデザイン)なシルエットは……!??」

 

 

 私が机の上で見つけたのは、中学生が日常生活で使ってたら絶対にイジメの対象のされそうなクソダサフォンこと…………。

 

 「アルセウスフォン……!? アラサー世代の戦隊モノの変身アイテムみたいなこのセンス(首とかが)ハサミギロチンなアイテムが何故ここに!?」

 

 レジェンドアルセウスをしていた時に出てきたアイテム。アルセウスフォン。間違いありません。違ったらずんだもんが腹を切ってお詫びします。

 

 「こんなものを作って遊んでいるような人の所に拉致られたんですか私? こんな幼稚な物を作って遊んでいる人が誘拐犯なんですか……? アレ? もしかしてマジで私の貞操危ないのでは……?」

 

 これは一大事です。とにかく電源入れて、普通のスマホの改造品とかだったらどうにかして外部に連絡を…………。

 

 

 『全てのカケラを集めろ』

 

 

 「…………何だこれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東北きりたん視点→音街ウナ

 

 

 「…………ここは、どこだろう?」

 

 さっきまで手足を縛られていた筈のロープが無い。ランドセルも無い。メガネ……は今は無くても良いや。伊達メガネだし。

 

 場所は……倉庫。かな? 缶詰があるし、ダンボールもいっぱい積まれている。

 

 「……さっきまでいた誘拐犯はどこに行ったんだろう? それに、一緒に誘拐されたはずのヒメちゃんに、ミコトちゃん。

 

 …………あと、たしか転校生の……東北さん」

 

 さっき、誘拐犯は音街ウナはどっちだって、ミコトちゃんと二人並べて聞いてたから、多分3人は巻き込まれただけ。

 でも……相手が凶悪な犯罪者なら、もしかしたら酷い目に合ってるかもしれない。

 

 「とにかく、3人を探さないと。誘拐されたのは、わたしの巻き添えなんだから……!」

 

 やることは決まった。次は……情報が欲しい。

 

 ダンボールの中に何か無いかな?

 

 「…………これは…………伝票……なのかな??」

 

 ダンボールの外側に、一枚の紙が貼ってあった。ここの住所だけでも分からないかなと思って見てみたけど…………。

 

 「何だろうこの文字。日本語でも英語でもない。

 

 全然読めない……でも、どこかで見た覚えがあるような……??」

 

 せっかくの情報かと思ったけど、今は取り敢えず諦めよう…………アレ?

 

 「………………何、この缶詰め。

 

 全部この伝票と同じような文字で書かれてる……」

 

 はっと気づいて、私はとにかく部屋の外に意識を向けた。何か。何かあるんじゃないかって…………そうすると、思ったよりずっと早く、探していた物が見つかった……ううん。見つかってしまった。

 

 

 『ゴオオオオオオオオォォォーー!!!!』

 

 

 「何よ…………コレ」

 

 急いでいた。でも、私はそっと扉を開けていた。

 

 

 私は、私に殺意を向ける……炎に包まれた巨大なゴリラのような生物に、襲われた。

 

 

 「きゃああああああああーー!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 音街ウナ視点→鳴花ヒメ

 

 

 「地が呼ぶ! 天が呼ぶ!! 助けを求めてヒメを呼ぶ!!」

 

 ビシッ!! っと、カッコいいポーズを決めたヒメちゃん。でも、誰も見てないからだ〜れも褒めてくれない。不服です。

 

 「誰かーいませんか〜?」

 

 悪い奴らに攫われて、目の前が明るくなったと思ったら、なんとヒメちゃんはそれまで捕まっていた敵のアジトからワープして、給食室にいました。机と椅子しか無かったけど、おいしそうなカレーの匂いがしたので、かしこいヒメちゃんは名推理であそこが給食室だと分かったのです!

 

 でもやっぱり誰も褒めてくれない。ミコトーミコトはどこー?

 迷子のミコトを探して、今は白くて長い廊下を歩きながら、ミコトを探していきます。ヒメちゃん。お姉ちゃんなので。えっへん。

 

 「ミコトーヒメちゃんは寂しいよー!」

 

 おーいと大きな声で呼んでみますが、迷子のミコトは見つかりません。

 

 「見つかったのは、このモンスターボールだけかー…………」

 

 どこだったか忘れちゃったけど、赤と白でモンスターボールにめっちゃそっくりなモンスターボールを見つけた時は、少しだけ元気が出たけど……ヒメはそろそろ泣きそうです…………。

 

 

 「うう……うう………っ」

 

 泣いちゃだめ。泣かせてはダメ。スカートのはしをぎゅっと握って、ヒメは歯を食いしばります。でも、本当に出ちゃいそうで…………。 

 

 「ミコトー! ミコトー!!

 

 

 トイレどこー!!? ヒメちゃん漏れちゃうよぉー!! おパンツの着替えもう無いのにー!!」

 

 

 

 

 

 

 鳴花ヒメ視点→鳴花ミコト

 

 

 「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!!」

 

 血だ……血で濡れてる……! あっちも……こっちも……っっ!!

 

 「ひぃっ……ひぃっ……!」

 

 それに……ボクの手も……っ。

 

 「いた……いたんだ…………っ。ポケ、モン……っ!!」

 

 ヒメがやってたモンスターを集めるゲーム。ピカチュウくらいしかよく知らなかったけど…………分かる。アレが何なのか……この赤い機械が表示してる…………っ!!

 表示されてる奴は緑だけど……他の情報は一致してる。間違いない。

 

 アレは……あのポケモンは…………。

 

 

 「あの研究者の死体を食べているのは……“バンギラス“だ」

 

 

 (今、ロッカーに隠れているのが見つかったら……ボクもああなるの……? 食べられる……? 生きたまま? 嫌だ……嫌だ……嫌だ……助けてお母さん……っっ!!

 

 狭い。苦しい。怖い。逃げたい。帰りたい。

 

 どうしてボクはここにいるの!? さっきまで人間の誘拐犯の所に居たのに!! そっちでもいいから帰してよ!! こんなところになんていられない!! ボクをお家に帰してえ!!!!)

 

 

 

 恐怖心と戦いながら、物音を立てないように、見つからないようにだけに意識を集中させていたボクには、気付くチャンスなんてあるわけ無かったけど、ボクが手に持っていた赤い機械には、さっきまで無かったメッセージが表示されていた。

 

 

 

 『全てのカケラを集めろ』

 

 

 でも……そんなの無理だよね。ボクが気付けるわけがない。

 

 だって……目の前にあんな怪物がいて、冷静でいられるわけがないんだから……!!

 

 《ぐちゅり……がぶり……もにゅ……もにゅ……》

 

 (いや……いや……いやァ……!!!!)

 

 

 

 「誰か……誰か助けてえええええええーーーー!!!!!」

 

 

 悲鳴を耐えきれなくなったボクは、そこから怪物に殺されないように。走って逃げるので精一杯だったんだから…………。

 

 

 




東北きりたん
 引きこもりのゲーム廃人。某震災の影響で都会の学校へ通っていたが、ゲームが楽し過ぎて不登校気味。クソガキ。
 ポケモンは厳選してランクマに潜るタイプ。三値の概念を理解している。

 頭脳D ポケモン知識B 運動能力D 度胸C


 音街ウナ
 アイドル活動をしている歌って踊れる陽キャ。人付き合いが上手い。大人びている。
 ポケモンは友達と遊ぶツールとして付き合っている。ストーリークリアがゲームクリアと考えている派。

 頭脳B+ ポケモン知識C 運動能力A 度胸A

 
 鳴花ヒメ
 近所で有名な双子姉妹メイカーズのピンクの方。
 元気いっぱいで愛されるタイプ。アホ。
 ポケモンはぜんこく図鑑コンプするタイプ。


 頭脳D ポケモン知識B+ 運動能力B- 度胸B++


 鳴花ミコト
 メイカーズの青い方。
 物静かで、よく男と間違えられるタイプ。ヒメよりおっぱいが大きい。
 ポケモンはピカチュウ。

 頭脳A ポケモン知識E- 運動能力C 度胸C-
 

バイオハザードと幼女の組み合わせに

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