戦姫絶唱シンフォギア・ライダーズ〜歌姫達と仮面の騎士達の物語〜 作:エルドラス
とある空間、そこには、黒いフードを被った者達がいた。
???「もう直ぐだな」
フードを被った者達の一人、若い女性の声をした者がそう言うと、他の者達も頷いた。
???「……結局、私達は、『また』子供達に頼らなくてはならないのですね」
次に、フードを被った者達の一人、車椅子に乗った年老いた女性は、自分達がこれから『彼等』にしてもらおうとしていることに対して、申し訳なさを感じていた。
???「仕方がないでしょう。今、私達が動くのは、色々な意味で危険ですし、『彼等』に頼ることが、『奴』を倒すことに繋がるでしょうしね」
年老いた女性に続いて、フードを被った男が、『彼等』に頼る事について話した。
???「そうだな。そこの馬鹿に賛同するのはムカつくが、俺達が迂闊に動けないのは事実だ。なら、『奴等』に動いてもらう他は無いだろう」
フードを被った者達の一人、小柄な女性がそう言う。
すると、先程の『馬鹿』発言が気に食わなかったのか、男が突っかかってきた。
???「ちょっと!馬鹿とは何ですか!馬鹿とは!貴女にだけは言われたく無いですよ!」
そして二人は、言い争いを始めてしまった。
???「俺は馬鹿に馬鹿と言っただけだ。何も間違ってないだろう?」
???「間違ってますよ!それに、貴女にだけには言われたく無いです!」
???「ほぅ、それは俺を馬鹿と言っているのか?そうだとするなら許さんぞ」
???「許さない?元はと言えば貴女がっ!…」
暫く言い争いをしていた二人だったが、フードを被った者達の一人、若い男まさりな女性がそれを止めた。
???「二人共、言い争いはそこまでにしておいた方が良い。今の私達には『時間が無い』からな」
女性がそう言うと、二人は渋々喧嘩を止める。
他のフードを被った者達が皆「やれやれ」と、小さな声で言っていると、最初に喋っていたフードを被った女性が、咳払いをしながら話を進める。
???「んっ、んっ!……皆、今日までよくやってくれた。我々は必ず、『奴』の計画を阻止しなくてはならない。その為にも、今は互いに言い争いよりも、協力する事を優先してくれ」
女性がそう言うと、他の者達(先程まで言い争いをしていた二人も含めて)も頷いたのだった。
ビー!ビー!×2
すると、この空間に急に警報のようなものが鳴り響いた。
そして、フードを被った者達は、その警報の意味を知っていた。
???「遂にこの時が来ましたか」
???「『アイツ等』が出撃する時が来たってワケダ」
???「では、私が呼びに行ってくる」
そう言うと、フードを被った者達の一人が、『彼等』を呼び出しに行くのだった。
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