最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
まぁ、マフィアってそんなもんなんでしょうね……。
……ところで、一番下に設置したIFストーリーを執筆する際にパートナーとして同行するキャラクターを決めるアンケートが、大人化したリボーンが巻き返してきていて笑ったのですが……笑
「……で?鍛える必要がないレベルのボスの卵を連れてきて、何がしたいんだコラ。」
しばらくの間、わちゃわちゃしてる赤ん坊達を見つめていると、落ち着きを取り戻したらしいコロネロが純粋な疑問を口にする。
まぁ、小手調べとは言え、中学生を投げ飛ばしてみたら、その中学生から容赦なく反撃が飛んできたのだから、その疑問は当然だろう。
おそらくだが、コロネロもリボーンと同じく本来はかなりの能力を持ち合わせている何者か。
そう考えると、小手調べのための手加減であっても、普通の子供は、まだボスの卵と呼ばれていてもおかしくない子供から、反撃を喰らうことなんてあり得ないだろうから。
「ナツはマフィアのボスになることに抵抗があまりないようでな。このまま行くと遅かれ早かれコロネロとも顔を合わす機会があると思って会わせにきたんだ。
ついでに、オレと同じようにナツ相手に翻弄されるお前が見たかったんだぞ。」
「趣味わりーことしてんじゃねーぞコラ!!だが、オレもちと油断が過ぎたことは認めるぜ。
あ……おい、リボーン……このことあいつには……」
「ラルに話したら面白いことになりそうだな。」
「おい!!待てコラ!!やめろ!!」
……ラルって人の名前が出た瞬間、コロネロが大慌てでリボーンにストップをかける。
しかし、リボーンはその反応が面白いと思ったのか、ガクガク肩を掴まれて揺らされてもプススと笑っている。
「そう言えば、コロネロってその姿になる前はどんなことをして生活していたの?
リボーンは生涯ヒットマンってレベルでヒットマンとして過ごしていたらしいけど。」
楽しんでるなぁ……と思いながらも、リボーンをガクガク揺らしているコロネロに話しかける。
するとコロネロはリボーンを揺らすのをやめて、私の方に視線を向けてきた。
「オレか?オレはイタリア海軍奇襲部隊COMSUBINに所属していたぜコラ。んで、そこを辞めたあと、この裏マフィアランドの教官をするようになったんだ。
そこの跳ね馬も前に鍛えてやったことがあるぜコラ。」
「鍛えるって言うか、完全にリボーンとコロネロのサンドバッグだった気がすんだが……?」
「気のせいだコラ」
「気のせいだぞ。」
「「絶対気のせいじゃないなそれ。」」
ディーノさんと一緒にツッコミを入れてしまう。うん、やっぱり幼馴染みなんだねこの2人。
思考回路が若干シンクロしていらっしゃる。
「にしても、その年で既にボスになることを受け入れてるとは、なかなかキモが座ってる女じゃねーかコラ。
リボーンなんかに教わるより、オレに教わった方がいいんじゃねーか?
オレの方がリボーンなんかよりももっと鍛えてやれるぜコラ。」
「おい。ナツの元にはオレが9代目の命でお目付役として送り込まれたんだぞ。
ナツのお目付役になりてーなら9代目から許可をもらってきやがれ。まぁ、仮に許可をもらったとしても、お前に教えられることはねーと思うがな。」
「んだと!?」
「……強ち間違いじゃない。」
「リボーン以外に教えてもらってるもんな。確か、秘密の友人って奴だっけ?」
「そうですね。リボーンには申し訳ないけど、それぞれ別々のジャンルを集中的に教えられる7人の秘密の友達がいるから、その人達に教えてもらってると、一通り身につくと言いますか……」
「お陰でオレの役割がだんだん何なのかわかんなくなってきたぞ。まぁ、ナツ以外を鍛えればいいって感じに落ち着いたがな。」
「ハッ!お前も全然教えられてねーじゃねーかコラ。」
「うるせぇ。こっちだって予想外だったんだぞ。」
先程の仕返しか、今度はコロネロがリボーンを揶揄い始める。
リボーンはそれが気に入らなかったのか、イラっとした様子で拳銃を取り出していた。
すかさずそれを背後から奪い取れば、リボーンから不満顔を向けられる。
何で止めるんだと言いたげだ。
「……まさか、そこまでできるとは思わなかったぜコラ。」
「……だから言ったろ。ナツはお前でも教えられる女じゃねー。」
私のこれは予想外だったのか、コロネロが何度か瞬きをしてツッコんでくる。
これでわかったかと言わんばかりの表情を見せたリボーンは、むすっとした様子でコロネロを見据えていた。
「ナツと言ったな。いったい、その秘密の友人とやらにどれだけのことを教えられたんだコラ。」
「んー……死ぬ気の炎のコントロール方法とその応用に複数人相手に立ち回る戦闘技術、相手が油断している時に使うことができる武器の奪取術にそれを全て含めた総合戦闘術、長物武器を使った立ち回りの基礎に剣術、遠距離攻撃に使える銃の扱い方やバラし方に組み立て方……あとは……ああ、素早く相手の懐に入り込む方法とかも教えてもらったかな?
戦闘技術以外だったら、いろんな国の言語なんかも教えてもらってるね。」
「………教えることがねーぞコラ。」
「しかも、今も何かしら教わってるからなナツは。もしかしたらオレが知らないうちに、別方面の技術も教えてもらってるかもしれねーんだぞ。」
「……リボーンに同情したくなったぞコラ。なんなんだその友人って奴らは。」
「曰く、マフィアに関係していた連中とのことだ。だが、調べてもわかるわけがないとか、わかったとしてもオレですら会うことができねーって言われたぞ……」
「リボーンでも見つけられない……?そんな奴らがこの世にるのかコラ。」
いるんだよなぁ……これが……と思いながら、静かに視線を空へと向ける。
そこには、今回は休暇が目的だから訓練をつけるつもりはないと言いつつも、暇だからと私についてきている初代組の姿があった。
ただし、Dさんの姿は見当たらない。ペットホテルに預けてくると言う理由を使って外に連れ出せと言われたから連れ出したけど、ある程度家から離れたあと、勝手にどっかに行っちゃったから、その後の彼の行動は知らないんだよね。
距離があり過ぎて彼の波動はわからないから、何をしているのか調べることもできない。
……変なことをしていないことを祈るしかないかな。
「まぁ、今回ナツを連れてきた理由はよくわかったぜコラ。ナツの人脈作りだな?」
「ああ。いつどこで何が起こるかわからねーからな。早めに人脈をつくらせておく方が得策だと思ったんだ。
これから先、ナツのファミリーの特性に合わせて何かしらの特別訓練をつけなくちゃならねー時、コロネロは最適だろうしな。」
「そう言うことか。まぁいい。ナツ。携帯電話をよこせコラ。」
「携帯電話?まぁ、構わないけど……」
コロネロに言われ、ディーノさんからもらった国内外問わず使える携帯電話を取り出せば、コロネロは私の肩に飛び乗ってきて携帯を取る。
そして、コロネロが持っている携帯電話と私の携帯電話に備わっている赤外線を利用して、電話番号とメールアドレスを交換しては、慣れた手つきでそれにロックをかけられた。
「返すぜコラ。」
「ん。……コロネロの携帯電話の番号とアドレスだね。」
「ああ。なんかあれば連絡しろコラ。まぁ、仕事をやってる時は出ねーだろうが、その時はメールでも入れろコラ。」
「わかった。じゃあ、必要な時に連絡するよ。ついでに銃の使い方とか聞くかもしれないけど構わないかな?」
「ライフルや重火器系統なら教えてやれるぜコラ。リボーンみてーな軟弱な弾をオレは撃たねーからな。」
「……重火器?」
「ああ。火力が高い武器だぜコラ。ちなみに、オレが愛用することがあるのは、対戦車ライフルだ。」
「……だからこのライフル、スナイパーに比べてでかいんだ。」
「そうだぜコラ。興味があるなら教えてやるぞコラ。」
「ん〜……必要性があったら教えてもらうよ。今はいるかどうかわかんないし、これ以上知識や技術を詰め込もう急いで学んだら周りから怒られそうだから。」
「どう言う意味だコラ。」
「ナツは一回ぶっ倒れかけてるから必要があるものをまずは身につけろって言ってあるんだ。」
「これまで学校での仕事や家事の手伝い、居候してるチビ達の子守りに学生としての勉強、そんで秘密の友人って呼ばれている奴らから教えられている大量の技術の吸収を1日で全部やってたんだよ。
そんで、繰り返しそれを行っているうちに、一回ぶっ倒れる寸前まで疲労とストレスを溜め込んでいたことがあってな……。
本人はそれに気づいてなかったし、まだいけるを繰り返して生活していたもんだから、必要だと判断した技術以外を学ぼうとするのを今はセーブしてるとこなんだ。」
「おい、ナツ。休むのも人間の仕事のうちであり修行の一つでもあるんだぞコラ。休まずにやるとか過労死するつもりかコラ。」
「……初対面に叱られた。」
「「「当たり前だ!!/当たり前だコラ!!」」」
3人からのお叱りにビクッと体を震わせて目をぎゅっと瞑ると、3方向からため息が聞こえてきた。
最近は休んでるのに……と思わず口を尖らせる。しかし、ちょっと沈んだその気持ちは、ある音が聞こえてきたことにより霧散することとなった。
聞こえてきたのは地下鉄の音。
私達以外にも、裏マフィアランド行きになった存在がいたようだ。
「あれ!?沢田ちゃんにディーノさんじゃん!?ピースピース!ヤッホー!お2人さん!!」
「え、内藤?」
「なんでここにロンシャンがいるんだよ。」
誰がきたんだと首を傾げていたら、そこにはロンシャンの姿があった。
レンコって名前の恋人と一緒にマフィアランドを回ってくると言っていたのに、いったい何があったのか。
「いやー、身包み全部剥がされちゃってさ!招待状もなくなっちゃったのよ!
ほら、オレと一緒にいたレンコいたでしょ?あの子、カルカッサファミリーってところのスパイだったみたいで、騙されちゃったよね〜。」
「「それ、ボスとしてどうなんだ……?」」
マングスタの胃にダメージが入りそうな程、あっけらかんと言ってくるロンシャンに引き攣った笑みをしてしまう。
敵対勢力のボスと仲良くなったり、女に騙されて敵対勢力を招き入れるきっかけになったり……つくづく心配になってしまう。
学生の間だけならまだある程度彼らがフォローできるかもしれないが、将来にまでこれを引きずっていかないよう願うばかりだな……。
「どうやら嘘じゃないみたいだぜコラ。」
「ああ。カルカッサファミリーにマフィアランドを察知されたな。」
「「そのようで……」」
リボーンとコロネロの言葉にディーノさんと一緒に同意した瞬間、島の方から爆発音が聞こえてくる。
すぐ近くにあるフェンスの方へと駆け寄ってみれば、裏側と隣り合っていた遊園地の中は大パニックとなっており、島全体に敵襲警報が鳴り響いていた。
逃げ惑う客達の中には、母さん達も混ざっている。これは、早いところ合流した方が良さそうだ。
ふと……リボーン達の方に目を向けてみると、2人が首から下げているおしゃぶりが光を放っている。
「リボーン。コロネロ。おしゃぶりが光ってるけど。」
「ん?ああ……どうやら、敵襲してきた奴はオレ達の知り合いのようだコラ。」
「だな。まぁ、こんなくだらねーことすんのはスカルくらいだろ。」
やれやれと言わんばかりの様子をしているリボーン達。
呆れていると言うことは、何回も似たようなことをしでかしていると言うことだろう。
「リボーン。コロネロ。これ、私達も防衛に参戦した方がいいよね?」
「ああ。実は、今日島の警備をするはずだったファミリーがボスの命日で本土に帰っているんだ。だから、1人でも戦える奴を率いて迎え撃つ方が有効だコラ。
本来なら、オレが制圧するべきだとは思うんだが……」
「?……ああ、もしかしてそろそろ限界?」
「わりーな……。この体になってから……眠気をすぐ感じるよう……に………。」
「お前ら……。向こうの地下鉄の線路を通って……先……に………」
私とディーノさんに声をかけた瞬間、リボーンとコロネロは鼻提灯を膨らませ始める。
2人の限界……体が小さいせいで、移動するだけでもエネルギーを使い過ぎてしまう結果、体力が尽きて行動限界の時間に達してしまう現象が発生している。
「ディーノさん、急ぎましょう。リボーンとコロネロなら、しばらくしたら合流すると思いますし、2人が合流するまで、カルカッサファミリーの動きを遅らせないと。」
「だな。もしくは制圧ってところか。おい、ロンシャン。お前も早くこい。」
「え?オレも?」
「「当たり前だろ。」」
ポカンとした表情を浮かべるロンシャンにツッコミを入れながらも、私とディーノさんはコロネロに言われた通り地下鉄の線路の上を走り抜ける。
“2人とも待ってよ─────!?”とか叫んでるロンシャンの声が背後から聞こえてくるけど、今は彼を待つ暇はない。
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しばらく地下鉄の通り道をディーノさんと走り抜けていると、前方に明かりが見えてきた。
「ディーノさん。」
「ああ。外に出られそうだな。」
ディーノさんと一緒に走る速さを上げ、一気に光の方へと走り抜ければ、そこには大きな城のような建造物が現れた。
暗がりの中、通り抜けた先に巨大な城があるとは思わず、呆気に取られていると、私達のあとを追ってきたロンシャンが追いつく。
「おー!ここに繋がってたんだね!?マフィアランドのシンボル、マフィア城!!
くぅー!!離れたところから見るのと近くで見るのとじゃ印象変わるなぁ!!」
どうやらこの城は、夢の国にある某ガラスの靴のお姫様の話の城と同様の扱いを受けている城だったらしい。
……誰がこんなの考えたんだ?もしや、こっちの世界にも夢の国のような一般ランドが存在しているのだろうか……。
「ロンシャン君!!こっちこっち!!早く城の中に!!」
「あ、マングスタ!!よかったぁ!合流できたよ沢田ちゃん!」
「む!?ボンゴレと跳ね馬も一緒だったのか……」
「まぁね。……お節介だとは思うけど、スパイに平然とハニトラされて引き入れちゃうお宅のボス、教育係ならちゃんと注意したり教えないとダメだろ。
今回はまぁ、まだ内藤本人に害はなかったけど、このままじゃ内藤が被害被るような、最悪の場合、命が危ぶまれるレベルの取り返しつかないことが起こって、自分達のボスを失うよ。
内藤に忠実なファミリーだと言うなら、あんた自身も本腰を入れて、今のうちに身を守れるようにしておかないと。
失った側は、立ち直りに時間がかかるし、最悪、立ち直ることすらできず後追いする可能性だってあるんだから。」
「っ……言われなくてもわかっている……!!早くボンゴレも城の中に入れ。島にいたほとんどの人が、すでに城の中に集結している。」
ロンシャンの教育係ならしっかりしろと指摘すれば、マングスタは表情を一瞬歪めながら、わかっていると告げ、私達を城の中へと入れる。
城の内部に入ってみれば、そこには数えきれないレベルの人間が集まっていた。
これが全てマフィアだと言うのだから、末恐ろしく思う。しかも、これはいわゆる一部のみ……いったい、マフィアってこの世界にどれだけいるんだ……。
「ナツ!ディーノ君!!」
「母さん。ビアンキ姉さんやランボ達もいるね。」
そんなことを思っていると、母さんが私達を呼ぶ。すぐにそっちへと歩いていけば、母さんはどこか焦っているような、しかしどことなくワクワクしているような表情を見せながら近寄ってきた。
「聞いたわよ!このお城で敵マフィアを迎え撃つんでしょ?」
「え?ああ……そうらしいけど……」
「面白いイベントね!!」
「ええ……?」
なんでワクワクしてるのこの人、と思っていたら、まさかの武ばりの勘違いというか、ど天然を発揮されてしまった。
いや、母さんがマフィアを知らないままでいてくれると思えば助かるけど!!なんでこうもこの世界には天然気味な人がたくさんいるんだ!!
「……ナツとリボーンが奈々さんを心配する理由がよくわかったぜ。」
「……わかってくれて助かります。」
遠い目をしながら、ディーノさんの言葉に返事を返していると、片手を握られる。
温もりの方へと視線を向けてみれば、母さんはにこにこと笑いながら私の手を握っていた。
「母さん達女性は、後方でご飯作るんだって!行きましょう!」
笑顔でそう言ってくる母さんに、なるほどと手を握られた意味を理解する。
私もこの中じゃ女性陣に分類される。だからこそ、私もご飯係に連れて行こうとしているらしい。
まぁ、考えてみればすぐにわかることだ。マフィアも多分、余程の事情がない限り、女が進んで戦闘をすることはないし、男達も戦闘に出そうとはしない。
「……母さんは先に後方に行ってなよ。私は、こっちに合流できていない女性がいないかちょっと探してくるから。」
「そう?じゃあ、母さん達は先に奥に行ってるわね。」
でも、私は後方に行くつもりはなかった。リボーン達が動けるようになるまで時間を稼ぐ必要があるし、戦力に加わってくると伝えてこっちまできたからね。
「……ナツ。あんた、前に行くつもりでしょ?」
私に手を振りながら、城の奥へと移動していく母さんを見送っていると、ビアンキ姉さんが話しかけてくる。
まぁ、母さんはいくらでも丸め込むことができるけど、ビアンキ姉さんに、この嘘は通用しないか。
「リボーンとコロネロが今動けないから、少しだけ時間を稼ごうと思ってね。
普通なら女がそんなこと考える必要はないのだろうけど、一応はボスだから。」
「だとしても、これは訓練とは違って、本当の殺し合いよ?確かにナツは強いけど、それでも危険であることには変わりないわ。」
「知ってる。でも、私は私でやれることをしたいんだ。ちょっと胸騒ぎもあるしね。」
「胸騒ぎ……?」
「うん。これだけの人数がすぐにまとまるとは思えないからね。まぁ、ディーノさんが赴けば、なんとかなる可能性もあるけど、一応はリボーンの代理で参加してくるよ。」
「……そう。わかったわ。でも無理はしないでね。あなたはまだボスを継いだドンナじゃない。
母親に愛されて、友達もたくさんいて、学べることを学んでいる中学生の女の子なんだから。
だから、危ないと思ったらすぐに撤退しなさい。大怪我をして、ママン達に心配かけたら元も子もないわよ。」
「ん。わかったよ、ビアンキ姉さん。」
ビアンキ姉さんからの忠告に素直に頷きながらも、危ないと判断するまではリボーンの代理として表に行くことを告げれば、ビアンキ姉さんは小さく頷き、後方の方へと移動した。
それを見送ったあと、私はすぐに後方を背にするように踵を返し、屈強なマフィアが集まっている方角へと歩く。
「ナツ。ビアンキの言う通り、無理だけはすんなよ。」
「わかってます。流石に、少しずつ限界もわかってきましたから、ちゃんと弁える時は弁えます。」
「ああ。まぁ、なんかあってもナツは絶対に守ってやるから、オレの側を離れんなよ。撤退するための退路の確保もできるしな。」
「ありがとうございます、ディーノさん。」
ディーノさんにお礼を言いながら、マフィアの集まりに近寄る。
「スパイを島に入れたトマゾの8代目ってのはお前か!!」
すると、強面のマフィアの皆さんが、ヘラヘラと笑っているロンシャンを囲んで視線を鋭くしていた。
一瞬、ロンシャンの命が危ういか?と考えてしまったが、その感情はすぐに霧散する。
「よくやった!!」
「えらい!!」
「リゾート気分に飽き飽きしてたとこよ!!スリルがねぇ!!」
「やっぱマフィアは殺し合わねーと。」
「久々に銃をぶっ放せると思うとワクワクしやがるぜ!!」
目の前に広がるのはロンシャンを褒める言葉の数々。思わずずっこけそうになっても仕方ないと言うものだ。
何……?マフィアって血気盛んな野蛮人の集まりだったの……?いや、そんな気はするけど!!
「……休むためにきていたんじゃないんかい。」
「言いたいことはわからなくもねーが、割と見かけるぜ、これ……。」
「マフィアって…………。」
頭が痛い……。
こんなのをいずれまとめる役を引き受けないといけないなんて……やっぱり一般人として生きて人生を全うしたかったなぁ……。
沢田 奈月
スパイを入れ込んだロンシャンが危ないかと思ったらそうでもなかったので頭を抱えたボンゴレ10代目。
しかし、すぐに頭を切り替えて、何をするべきかをすぐに考えている。
ディーノ
奈月が前線に出ようとしたため、すぐに彼女の隣に並び、彼女を守ることを決めたキャバッローネ10代目。
マフィアの血気盛んな部分を見て頭を抱えた奈月に、苦笑いをこぼしてしまった。
内藤 ロンシャン
なんかよくわからないけど褒められちった!なトマゾの8代目。
リボーン&コロネロ
敵襲を受けたがエネルギー補充のため昼寝をせざるを得なかった幼馴染み組。