最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
出番はないと言いましたが、ネームドキャラですので、設定はかなりあるんです。
もちろん、彼は主人公の味方ですよ。
七夕も過ぎ、7月の半ば近く。
風紀委員会の仕事をこなし、時間はすでに17時。
しかし、時期は夏だからか、高い位置にある太陽は未だに世界を照らしていて、随分とまぁ明るいものだ。
小さい子達も未だに外で遊んでおり、無邪気な笑顔を浮かべている。
「あ、ナツだもんね!おかえりー!」
「?あれ、ランボじゃないか。珍しいね、この時間帯からどっか行くの。」
夏って長めに遊べるよなぁ……なんて思いながら、遊んでいる子供達を眺めていると、聞き慣れた声が鼓膜を揺らす。
すぐに声の方へと目を向けてみれば、そこにはやはりと言うか、ランボが歩いており、私の方に走り寄ってきた。
珍しい時間帯の外出だったため、思わず足を止めて、その場にしゃがみ込めば、ランボは私の元に走り寄ってきた。
「ただいま、ランボ。こんな時間帯からどうしたの?」
「うん!オレっち、さっきこれをもらったの!」
「ん?」
珍しい時間帯の外出をしているランボの動向が気になり、とりあえずどこに行こうとしているのか問いかけてみると、彼は服のポケットから一枚のメモ用紙を取り出して私の方に手渡してきた。
それを受け取って目を通してみると、そこには短い文章が記されていた。
「“6時においで、アメあげる”……?」
「そうだよー。」
書かれている文字を音読すれば、ランボはすぐに頷いた。
どうやら、この子はメモをくれた人のところに行くようだ。でも、いったいこのメモをくれたのは誰なのか……。
「えーっと……一応、誰のところに行こうとしているのか教えてもらえるかな?」
「オレっちの友達んところだよ。ナツも友達だもんね。」
「つまり、私の知り合いの元に向かうと。本当に私の知り合い?」
「本当の本当にナツの知り合いだもんね。ナツもいっつも会ってるよ。じゃあ、オレっち行くね!ナツの分もアメもらってくるもんね!」
「あ……」
スッタカターと走り去って行ってしまうランボ。その背中を見送りながら、私は手元にあるメモ用紙に視線を落とす。
……筆跡からして、どう考えても男子のものじゃない。隼人と武の文字は綺麗だけど、この文字はどう見ても女の子が書くタイプの文字だ。
でも、京ちゃんが書くような文字ではないし、花はそもそも子供に対して苦手意識を持っているため、ランボを呼ぶようなことはしない。
となると、あとはハルくらいなわけだけど………。
「……ジョットさん。Gさん。ちょっといいかな?」
少しだけ考えたのち、私は、精神の主導権を“わたし”へと移行させ、自身の幻術を利用して、その場に2匹の仔猫の器を作り上げる。
有幻覚を利用した器の作成……Dさんもわたしも、等身大の有幻覚の器を用意し、それを利用することで初代組をこの世に現界させる術を使うから、それを応用すれば、Dさんのように、猫の姿を取って移動できるのではないかと考えたのだ。
キジトラと茶白の2匹の仔猫の器を作り、すぐ側にいたジョットさんとGさんの名前を呼ぶと、腕の中にいた2匹の子猫がパチリと目を覚ます。
「……まさか、オレ達も仔猫化することになるとは思わなかったな。」
「まぁ、こっちの方が物理的に行動が取りやすくなるからな。だが、なんで仔猫なんだ……」
「……Dさんが仔猫の器を利用するから?」
「……まぁ、これやり出したのはアイツだけどよ。」
茶白とキジトラの仔猫が口を開き、わたしの肩に乗ってくる。どうやら、茶白をジョットさんが、キジトラをGさんが利用しているようだ。
……2匹の仔猫を肩に乗せるのはちょっとだけ重たいが、今はそんなことを考えている暇はない。
「あのさ。ランボの様子を見ていてほしいんだ。彼を呼んだのは、ハルであることは間違いないと思うんだけど、万が一もあるからね。」
「なるほど。そう言うことならば任せてくれ。」
「仔猫化は物理的に触れるようになるからか。まぁ、確かに使えなくもねーな。
これなら、ナツキも死ぬ気の炎の消費量がかなり少ねーから、疲労もない。」
「そう言うこと。まぁ、念のためにちょっとした保険はかけておくけどね。
一旦家に戻ろう。確か、神谷さんから不思議な石を送られてきたんだ。」
「「?」」
不思議そうにするジョットさん達を気にすることなく、わたしは自宅の方へと移動する。
珍しい石があったので試しに何か作ってみては?加工はしておきましたので!と言う手紙と共に送られてきたそれを使うために。
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自宅へと戻り、自室へと入ったわたしは、自身の机の中からあるものを取り出す。
それは、アルファベットに加工された藍色の石が入った直径2cmの球体と、普段使っているアクセサリー紐とはどこか違う材質のアクセサリー用の繋ぎだ。商品に並べるか否かを確かめるために、仕入れたからモニターとして試してほしいと言われたものである。
この石には、ちょっと不思議な言い伝えがあるようで、炎を灯して灯りのように使えるから灯火石と言われているのだと教えられた。
「!?それは……!?」
「え?」
灯火石を手に取り、セットで送られてきた繋ぎを使って小さな輪っか状のアクセサリーを手早く作っていると、ジョットさんが驚いたような声を上げる。
不思議に思い、仔猫のジョットさんに視線を向けていると、彼は目を見開いて固まっていた。
「……なぁ、ナツキ。その神谷って奴は何もんなんだ?」
灯火石に関して何か知ってるのかと思い、言葉を紡ごうとしているとGさんから神谷さんについて問われる。
「神谷さんは、わたしがお世話になってるアクセサリーショップのお兄さんだけど……」
「……本当に、そいつはアクセサリーショップを経営してるだけなのか?」
「?そうだよ?たまにいつも贔屓にしてくれる沢田さんのために、こんなものを用意してみましたって変わったアクセサリーパーツをくれるんだよね。
25歳くらいの若い店主さんで、綺麗な銀色の髪と金色の瞳をしてるんだ。」
なんでジョットさんとGさんはそんなことを聞いてくるんだろうと思いながらも、質問に答えていると、2人は少しだけ表情を曇らせて顔を見合わせる。
「……ナツキ。その石は、ボンゴレに代々伝わっている証……ボンゴレリングに使われている石と同列の石だ。
本来ならば、一般の人間が手に入れることなどまず不可能で、リングを作った人間にしか、その石の行方はわからないはずなんだ。」
「…………え……?」
ジョットさんの言葉を聞き、頭の中が一瞬にして真っ白になる。
この石は、本来なら一般の人間が手に入れることは不可能?
ボンゴレファミリーの証である指輪……曰く、ボンゴレリングと呼ばれているそれに使われている石と同列?
リングを作った人間にしか、石の行方はわからない………?
一気に入ってきた情報に、わたしは混乱しながら手元を見る。ジョットさんが嘘をつくような人じゃないことはわかってる。
嘘であるならば、超直感も引っ掛かりを覚えて否定する。しかし、わたしのそれは否定をしていない。
となると、これは全て事実となる。でも……だったら……どうして神谷さんがこの石の行方を知ってるの……?
「オレ達のリングを作った人間は、タルボと呼ばれる人間だ。今も生存しており、その姿は老人のものとなっている。
だから、本来ならばあり得るはずがないんだ。若い人間が、ボンゴレリングに使われているものと同列の石の在処を知っていると言うことは。」
「……じゃあ……神谷さんはいったい…………?」
「……わからねー。だが、何かしら秘密を持ち合わせていることには間違いねーだろうな。」
ジョットさんとGさんの言葉を聞きながら、わたしは手元にあるアクセサリーを見つめる。
灯火石と呼ばれているこの石の出どころは?なぜ神谷さんがそれを持っていた?なぜ、それを今になって送ってきた?
……考え込んでも答えは出ない。超直感も何も悟らない。疑問だけが、ただひたすらに募っていく。
しかし、今はそれを考えるより、やることがあることを思い出したわたしは、手にしていたアクセサリーの球体に触れ、そこにインディゴの炎を流し込む。
しばらくして石から手を離してみれば、球体の中にあるアルファベットの石に炎が灯り、球体の中でゆらゆらとゆらめき始めた。
「……とりあえず、ジョットさんとGさんはこれをつけて。神谷さん曰く、灯火石はその石に炎を灯し、暗闇を照らすことができるものらしくて、実在に炎を灯した写真と一緒に送られてきた。
この球体と繋ぎ紐は、特殊な加工がされているものだから、火を灯しても焼き切れないし、溶けることもないから、もし、ペットを飼うようなことがあったら首輪にしてつけてあげるといいって。
そうすれば、必ずペットは沢田さんの元に戻ってくるよって手紙に書かれてて……。
まぁ……それはどうやら方便みたいなもので、実際はもっと特殊なものみたいだけど。」
仔猫の姿をしたジョットさんにPのアルファベットの型に加工されている石が入った球体を、Gさんの首には、Gのアルファベットの型に加工されている石が入った球体のアクセサリーを嵌めていると、2人は部屋の中にある姿見に自分達の姿を映し、複雑そうな表情を見せる。
この表情は、首輪に対するものじゃない。首にある特殊な石に対するもののようだ。
「……炎を灯したからわかる。そのガラス玉のような球体は、死ぬ気の炎に含まれている効能を増幅させ、炎の持ち主の手元から離れても、その効果を持続させることができる何かだ。
まるで、わたしがジョットさん達と行動を取っているのを知っているかのような贈り物だね。」
すかさずそのアクセサリーから感じ取ることができた効果を口にすれば、ジョットさん達は小さく頷く。
……神谷さん。なんであなたはこんなものを入手することができたんですか?同時に、なんであなたは、わたしにこれを送ってきたんですか……?
いっぺんに起こったことに対して、少しだけ不安に思いながらも、わたしは精神の主導権を“私”に戻す。
こっちの私は、オレンジの炎しか使うことができないため、幻術は使うことができないはずなのに、“わたし”の時に作り上げた仔猫の器も、インディゴの炎も消えていない。
「……これに関しては、いろいろと考えなくてはならないかもしれないな。」
「ああ。神谷って奴のことを調べねーとな。敵じゃねーとは思うんだが……」
「そうだな。敵ではない。間違いなくナツキの味方であり、これは全て、ナツキのためを思って用意されたものだ。
だが……なぜこのような行動を取るのか……何を思ってこんなことをしたのかがわからない。」
「……考えていてもしょうがねーな。まずは今やるべきことをやるとするか。」
「……そうだな。ランボの行方はハルの場所であると確定しているようなものではあるが、念のために警備はしなくては。」
「ランボの無事が確認できたら一度報告に戻るぜ。」
「あとは、この炎が消えそうになった時だな。とりあえず、まずはやることをしてくるとしよう。」
そう言ってジョットさんとGさんは私の部屋の窓から外に出て、軽い身のこなしで下に飛び降りる。
猫の特性を持ち合わせている分、これくらいの高さならば平然と飛び降りることができるようだ。
それを見送った私は、着ていた制服を静かに脱ぎ、私服の方へと切り替える。
……さて、ランボはちゃんとハルの元に辿り着いたかな?
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……翌朝。
ランボは朝になっても戻ってくることがなかった。朝になっても戻ってこないことなんて初めてだったから、少しだけ不安になる。
「ランボ君……どこ行っちゃったのかしら?いつもならちゃんと19時前には帰ってきてるのに、朝になっても帰ってこないなんて……」
母さんも不安そうな表情を浮かべており、ランボの身を案じる。そのことに同意するように頷いた私は、どうしたものかと考え込む。
そんな中、リビングの窓をカリカリと引っ掻く音が聞こえてきた。視線をそっちに向けてみれば、その不安は一瞬にしてなくなる。
「あら?窓の外に仔猫が2匹いるわね。」
「……プリーモ。テンペスタ。今日は早くうちに寄ったね。」
母さんがキョトンとする中、私は一旦キッチンに立ち、いつも仔猫のスペードに作ってるものと同じものをさっさと作り、リビングの方へと持っていく。
そのあと窓を開けてやれば、2匹はリビングの窓に置いてある足拭きマットで軽く足を拭いたのち、私の元へと近寄ってきた。
「……いや、なんでプリーモ達まで猫になってるのですか。」
「ナツキがこれを作ってくれたんだ。昨日、ランボが夕方から外出していたから不安だったようでな。」
「んで、オレ達はそれを見張るためこれに入って移動していたってわけだ。
このアクセサリーのおかげでナツキから離れていても有幻覚とお前が全体に使っているナツキ以外の人間には猫の鳴き声にしか聞こえない術を維持できるからな。」
「なんですかそれ。聞いてないのですが?と言うかちゃっかりナツキからアクセサリーをもらってるとか羨ましいのですが?」
「お前だって首輪をつけてるだろう?」
「これは市販のものなのですよ!!しかも選んだのはナツキのお母様でありナツキ自身ではありません!!
ナツキ!?なぜプリーモ達にはお手製の首輪を渡してるのですか!?しかもこれ、デザインが凝ってるからブレスレットとしても使える奴ですよね!?私にもよこしなさい!!」
「よこせって何さ……。大丈夫だよ。ちゃんとあるから。」
シャーッ!!と猫特有の威嚇を器の姿でしてくるDさんに呆れながらも、私は彼の首輪を外し、昨日のうちに作っていたSの文字の型になっている灯火石が入ったガラス玉のアクセサリーを取り付ける。
自分のもちゃんと用意されていたことが嬉しかったのか、仔猫のスペードはどことなく上機嫌な笑みを浮かべているような表情を見せる。
「おや?よく見たらこれ、繋ぎに組み込まれているのはトランプの柄ですね。」
「オレとプリーモは貝だったが……なんでDはそれなんだ?」
「トランプのスペードの印象が強過ぎてね……。ボンゴレのことを想ってるのはよく知ってるんだけど……。
あとは、スペードはプリーモとテンペスタとお揃いのアクセサリーでいいのかわからなかった。」
「……なるほど。確かに、今はこうして集まっているが、元は完全な決裂を果たしていたからな。」
「ナツキからの贈り物ならば別に貝でも構わなかったのですが、こっちの方が特別感があって気分がいいですね。」
「……フンッ!」
「い゛った!?何猫パンチしてきてるのですかプリーモ!?」
「なんかムカついた。」
「はぁ!?」
「ガキかよ……」
「喧嘩しないでよ……」
綺麗に猫パンチをかましたジョットさんに呆れながらも、とりあえず食事をその場に置けば、集まった初代組(仔猫の器の姿)はそれを食べ始める。
リボーン達は台所にいるため、私の背中しか見えていない。気配からしても、リボーン達は移動していないため、一時的にもう1人のわたしに精神の主導権を譲渡し、3人の首にあるガラス玉にインディゴの炎を流し込む。
「……この石とガラス玉はかなり特殊な加工が施されているようですね。
ボンゴレリングに使われているものと同列の石が使われていることは疑問しかないですが、
「仔猫サイズならば、半日はナツキの幻術を維持することができるらしいぞ。」
「そのようで。ただ、いつまでも仔猫サイズでいるわけにはいきませんからね……。いずれは成猫の姿に器を変えなくてはなりません。」
「そうなると、間違いなく半日は持たねーだろうな。大体8時間くらいか?」
「今のナツキの幻術能力ではそうなるでしょうね。ですが、ナツキの幻術能力を私に並ぶぐらいにまで伸ばすことができれば、最終的には人型の器であっても、半日は維持できるようになるでしょう。
ただ、そこに行き着くまでかなり時間はかかるでしょうね。今のナツキは、伸ばし難い時期に入ってますから。
まぁ、これまで通り、炎のコントロール訓練と幻術の訓練を続けていれば、再び伸び始めることでしょう。」
食事をしながら会話をしている3人を静かに見つめながら、時折優しく頭を撫でる。
ペタンと撫でる時に耳が下がるのは、やっぱり可愛い。
「ところで、プリーモ。テンペスタ。お願いしたことは?」
「ちゃんと済ませてきたぞ。」
「簡単に言うと、ランボの奴はやっぱり三浦ハルの元に向かっていた。そんで、三浦ハルの父親からアメをもらってたぜ。」
「そのあと、ハルの父親に気に入られたランボは、そのままハルの家に泊まっている。
怪我をすることもなく、怪しい人間がうろついている様子もないため、今日中にはランボも帰ってくるぞ。」
「そっか。ありがとう。」
2人の話を聞き、ランボに何かしらの問題が起こったわけじゃないことがわかり、小さく安堵の息を吐く。
そして、母さんの方へと視線を向けては、私は口を開く。
「ランボなら大丈夫だよ。心配なら私も探すし、ちゃんと見つけるから。」
「でも、最近何かと物騒でしょ?なっちゃんは女の子なんだから、あまり無茶なことはしてほしくないわ。」
「大丈夫。私には頼りになる護衛がついてるからさ。」
“ね?”と言いながら、視線を仔猫化ジョットさん達に向けてみれば、彼らはすぐに頷き返してくる。
姿は仔猫だけど、その瞳には頼もしさを感じる確かな意思が宿っていた。
「そう?ならいいのだけど……」
不安そうな表情をしながらも、私の言葉に頷いた母さん。
その姿に小さく微笑みながら、ダイニングへと戻る。
「ナツ。お前、もしかしなくても心当たりがあるんじゃねーか?」
洗濯物をしてくると言ってダイニングを去って行った母さんを見送った後、朝食を口にしていると、リボーンが問いかけてきた。
リボーンの方に視線を向けてみると、彼はジッと私の方を見つめてきていた。
「……そう言うリボーンこそ、本当は心当たりあるんでしょ?まぁ、母さんに余計な心配をかけるつもりはないから、今日の夕方にでも迎えに行くつもりだよ。
探偵の真似事……をしてもよかったんだけど、まぁ、余計な労力は必要ないし、とりあえずいつも通り過ごすつもり。」
「そうか。」
リボーンの質問に答えながらも、朝食を食べ終えていると、仔猫のスペードが私の肩に飛び乗ってきた。
「そう言えば昨日、なかなか面白いものを見ることができましたよ。あなたのファミリーの1人、獄寺隼人に関しての話です。
探偵の真似事はしなくてもいいですが、試しに周りに聞いてみたらどうですか?
最近、あまり面白味のない日々ばかりが続いているでしょう?」
「?」
「ヌフフフ……まぁ、やるもやらないもナツキ次第ですが、楽しいことにはなると思います。
七夕の際に獄寺隼人のやらかしのせいで、ナツキはかなりストレスを感じている様子でしたし、ちょっとした清涼剤にはなるかと。」
「…………。」
Dさんがそんなことを言うと言うことは、隼人は昨日の1日でなかなか派手なことをやらかしたのだろうか?
しかも、それはどちらかと言うと隼人にとってのマイナスになるもの?
……部下の傷を抉るようなことをしたくはないのだけど、ちょっとだけ聞いてみようかな。
沢田 奈月
幻術を使い、ジョットとGの仔猫の器を作り上げ、並盛町にはなったボンゴレ10代目。
ジョットとGの情報のおかげで、ランボの無事は確認したので、特に行動に移すことはしなかったが、Dからもたらされた情報を聞き、少しだけ探ることを考える。
ジョット
茶白な仔猫時はプリーモと呼ばれている初代ボンゴレ。
奈月に頼まれ、猫化した状態でランボの情報を得てきた。これからも猫化してうろつく予定。
奈月から渡されたアクセサリーに使われている石から、神谷幸弥に関して調べることを決める。
仔猫のスペードに猫パンチを食らわせたのは、本人曰くなんかムカついたからと言う単純なもので、Gからガキかとツッコまれた。
G
仔猫化時はテンペスタと呼ばれている初代ボンゴレファミリーの1人。
奈月に頼まれ、猫化した状態でランボの情報を得て戻ってきた。これならも猫化して行動をとるつもりでいる。
奈月が口にした神谷幸弥に関して、調べる必要性を感じ、度々ジョットと一緒に彼を調べるつもりでいる。
D・スペード
朝起きたらなんかプリーモとGまで猫化していたので、宇宙猫になってしまった長生き術士。
2人が奈月からアクセサリーをもらっていたことにかなり苛立ちを見せていたが、自分にもちゃんと用意してもらえていたことや、自分だけデザインが違うことに上機嫌になっていたが、ジョットに猫パンチされてしまった。
奈月のストレスを軽減するためのちょっとした清涼剤が割にと、彼女の右腕を自称する獄寺が、先日やらかしたことを告げ口する。
神谷 幸弥
謎が深まったアクセサリーショップの店主。
奈月と奈月になった女性“───”のしあわせをねがっており、彼女が幸せになるためならばと、さまざまなサポートを行っている。
彼の正体を奈月が知るのは、まだまだ先の話……