最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 ここから主人公の内心の一人称が桜奈のものである“わたし”へと変化します。
 リボーンと話している時も桜奈のものへと代わり、口調も女性らしくなるので、かなり印象が変わります。


桜の花はワガママを知る

 一時的な呪解を果たし、本来の姿を見せた上で抱えていた秘密を明かしてきたリボーンに応えるように、わたし自身がこれまで隠してきていた前世の話……桜奈としてのわたしを教えた翌日。

 朝、起きてみたらリボーンは本来の赤ん坊の姿へと戻っていた。

 一時的とは言え、呪解できたことにより少しの間スッキリしていたはずの首元に、呪いが続いている現実を突きつけるようにおしゃぶりが戻っていたためか、彼はかなり不機嫌だ。

 

「あ、ナツさん!おはようございます!」

 

「昨日はびっくりしたよ。まさか、リボーン君が廊下で倒れてたなんて……。」

 

「私もかなりびっくりしたよ。まさかリボーンが倒れてるなんてね。いつなら、元気とやんちゃが取り柄の彼だから、床で伸びてるのを見た時はかなり慌ててしまったよ。」

 

「だろうな。リボーンが倒れるなんてこと、オレは見たことねーぜ?」

 

「もしかしてナツと同じで、どこか無茶してたんじゃねーか?」

 

「リボーンさんに限ってそんなことはないと思うが……10代目でも倒れるくらい頑張る時があるからな……」

 

「2人して無茶をしてはダメではないか!!体づくりは健康から始まるのだぞ!?」

 

 そんなリボーンを引き連れて、弄月棟の渡り廊下へと足を運ぶと、京ちゃん達がわたし達に気づいて走り寄ってきた。

 ……どうやらわたしが眠りに落ちた時、リボーンはちゃっかしわたしの携帯電話を使って、自分が倒れたことにして、わたしがその介抱をする流れにしたようだ。

 なんとも抜かりないことで……そう思いながら、奈月としての自身で会話を行えば、目の前にいる5人は安堵の表情を見せる。

 まぁ、了平さんからはしっかりとお叱りを受けたけど、彼の性格上、叱咤が飛んでくるのも無理はない。

 ……正確には、リボーンが本来の年齢の姿へと変わっていたから、とりあえず避難していただけなのだが……リボーンが話さないと言っている以上、わたしが口にするべきものではない。

 

「まーまー、了平。言いたい気持ちはわからなくもねーが、今回はそれくらいにしといてやれって。

 顔色は良くなってっけど、ナツは昨日怖い目に遭ったし、リボーンもかなりナツを心配していたんだぜ?

 リボーンがナツを気にかけてることをオレはよく知ってるから言えることだが、リボーンも相当キレてたし、何度もナツがいる方角へと目を向ける様子を見せていたから、結構疲労感と緊張はあったんだろ。

 それで、無事に安全な場所へ連れて行けたから、緊張の糸が切れて、そのまま行き倒れになる可能性は十分あるぜ。」

 

「む……言われてみれば……」

 

「……ディーノ。余計なこと話すんじゃねー。」

 

「別にいいじゃねーか。ナツのこと大切にしてるの、周りにモロバレなんだしさ。」

 

「それは……」

 

「言われてみれば、確かにリボーンちゃん、ナツさんが倒れた時様子が変でしたね……」

 

「すごく心配そうだったと言うか、辛そうだったと言うか、怒ってるように見えたと言うか……」

 

「……待て。そんなにオレは態度が出ていたか?」

 

 周りから次々と指摘される言葉に、リボーンが驚いたような様子を見せる。

 随分と珍しいこともあるものだと思っていると、ディーノさんどころか、京ちゃん達まで素直に頷いてしまった。

 それがショックだったのか、リボーンが軽く放心する。……本来のリボーンの雰囲気からして、誰かが関わることで動揺や怒りを抱くと言うこととはほぼ無縁だったのだろうと予測する。

 まさか、わたしが関わることにより、そのポーカーフェイスが崩れてしまうとは……。

 ……それだけ、リボーンがわたしを大切にしてくれている……と言うことなのだろうけど、それはそれで改めて恥ずかしさを感じてしまう。

 

「……何照れてやがんだ、桜奈?」

 

「ぶっ!?ちょっとリボーン!!いきなり耳元で離さないでよ!!」

 

「わりーな。お前が照れてるようだったからついちょっかいをかけたくなったんだ。」

 

「全く……!!て言うか、そっちの名前で呼ばないでちょうだい。ディーノさん達には話してないんだから。」

 

「安心しろ。そっちが照れてなけりゃこっちもちょっかいは出さねーさ。で?なんで照れてたんだ?」

 

「………意地悪な人。」

 

「意地悪で結構だ。秘密を明かした以上、こっちもそれなりに対応はさせてもらうぞ。」

 

「はひ?なんだかナツさんとリボーンちゃん……前以上に仲良しになってます?」

 

「介抱してもらっていた時にいろいろ話してな。ナツの優しさに関しては一年も一緒に過ごしてりゃすぐにわかるようになるが、実際にその優しさに触れることはなかったんだ。

 決して優しくされたことがないってわけじゃねーが、祝い事以外で本格的な優しさに触れたのは何気に初めてでな。」

 

「君がやんちゃし過ぎるからだろ。尻拭いをしなきゃらないこっちの身にもなってくれ。無茶振り食い逃げ犯。」

 

「……それに関しては本気で反省してるからつつかないでくれ。」

 

 ハルの問いかけに対して、リボーンと2人で特に打ち合わせをすることなく、奈月とリボーンとしての対応を行う。

 ……桜奈としての自分を見せたからか、リボーン相手に取り繕うのが難しくなってしまったものだ。

 でも、わたしを知るのは初代達と骸、それとリボーンだけで、奈月も大切な私だから、失うわけにもいかない。

 

「……やっぱり、桜奈の方が本当の人格で、ナツの方は、こっちに生まれ落ちたことにより生まれたもう1人のお前か。」

 

「……正確には、スイッチの切り替えによる表裏の変化だね。でも……うん。

 私もわたしも同一存在であり、同時に別の存在でもある……かな。わたしは過去の人であり、私は今を生きる人。

 でも、私もある種のわたしの人格で、わたしは本音が強い感じかしらね。」

 

「なるほどな。じゃあ、やっぱりお前はナツであり桜奈だな。安心しろ。もうナツだけで走り抜けなくていい。

 オレが、桜奈もちゃんと見てやるから、桜奈も出していいからな。」

 

「……ありがとう、リボーン。じゃあ、リボーンと2人の時くらいは、奈月の方を休ませるよ。」

 

「ああ。2人きりの時は、オレもナツじゃなく桜奈と呼ばせてもらう。寂しがり屋で甘えん坊なお前のことを満たすことくらいはできるからな。」

 

「寂しがり屋で甘えん坊……ね。そう言われたのは初めてだよ。でも……うん、本当のわたしはそうだったのかもね。わたし自身は、あまり自覚がないのだけど。」

 

 小さな声で告げられた、たまには奈月を休んでもいい……桜奈として姿を見せてもいいと言う言葉に、わたしは小さく笑みを浮かべる。

 すると、肩に乗っていたリボーンがわたしの頭を優しく撫でてきた。少しだけ視線をそちらへと向けてみれば、リボーンは小さく笑っている。

 すぐに小さく笑い返せば、リボーンは一瞬だけ驚いたような表情を見せたが、程なくしていつものものへと変化する。

 

「むむむ……!何やらリボーンちゃんとナツさんから親密な春色雰囲気を感じます!

 いくらリボーンちゃんでも、ナツさんの隣は譲りませんからね!?」

 

「私もなっちゃんの隣にいたいから、独り占めしないでよ?」

 

「安心しろ。オレだけがナツを独り占めするつもりはないぞ。まぁ、男連中には譲りたくねーがな。」

 

「おいこらリボーン。」

 

「お、言うじゃねーか小僧!じゃあ、オレも言わせてもらうけど、オレだってナツの隣は譲らないぜ。」

 

「リボーンさんであっても10代目の隣にずっといるのは見過ごせないんで、オレも負けないっスよ!」

 

「……本人がいる前で謎の争奪戦をするのはやめてもらえないかな?」

 

 わずかにチラつく恋慕の熱意を持ち合わせているメンツに、少しだけ呆れてしまう。

 ……本来のリボーンから確かな熱意と言うか……溶かされそうなレベルの恋慕の熱を見せられたからか、ここにいるメンバーの感情と言うか、熱が何からきてるものかが少しずつわかってきた。

 ……なんでこんなに好かれるのかわからない。何かをしたかと聞かれたら、微妙なところである。けど、これが現実なんだろう。

 現実は物語より奇なりとはよく言うけど、まさにその通りである。

 

 多分、隼人と武、京ちゃんの3人は無意識のうちに張り合っている。それもまた、わたしに対する確かな好意からのものであり、リボーン達よりは弱火だけど、確かなそれを抱いている結果……なんだろう。

 決定力に欠けるし、自惚の可能性もあるけど。

 

「……チッ……一時的な呪解に任せて、想いを伝えるべきじゃなかったか……

 

「ん?なんか言った?」

 

「……もうちと想いを伝えんのは引き伸ばした方がよかったと思っただけだ。……浮気したら許さねーからな。

 

「ちょっと!?今のボソッとした発言何!?なんかとんでもないセリフが聞こえてきた気がするんだけど!?」

 

「気のせいだ。そういやナツ。昨日の精神ダメージはもう大丈夫なのか?京子とハルも、かなり疲れたし、怖かっただろ?もう平気なのか?」

 

 浮気って何!?と怒鳴りそうになる中、不意に告げられたわたし達を心配する言葉に一瞬だけ目を丸くする。

 リボーンに質問されたわたし達は、何度か瞬きをしながら互いに顔を見合わせた。

 しかし、すぐに小さく笑みを浮かべたあと、静かに頷く。

 

「「「もう大丈夫!」」」

 

「そうか。ならよかったぞ。」

 

「ああ。しっかしまぁ、最悪な海水浴になっちまったな。帰りにどっか遊べそうな場所にでも寄るか。」

 

「たまにはいいことを言うじゃねーか跳ね馬!10代目!是非行きましょう!全員で遊べる場所がいいっスよね!」

 

「え?……まぁ、京ちゃん達のメンタルケアも兼ねて、どこかに遊びに行くことは賛成だけど……」

 

「いや、ナツのメンタルケアもだろ!?」

 

「むしろ奈月のメンタルケアが最優先だろう!?」

 

「もう!なっちゃんはいっつも人のことばかりなんだから!」

 

「そうですよ!!海水浴でも一番怖い思いをしたのはナツさんじゃないですかぁ!!」

 

「み゛!?」

 

「お前はもうちと自分が愛されている対象であり、心配されている対象であることを自覚した方がいいぞ。

 人のことを大切にするのはお前の美徳ではあるが、同時に欠点だ。自己犠牲に走り過ぎるといつか道半ばで力尽きるぞ。」

 

「そうだぜ、ナツ。ナツが優しいのは理解してるが、自分のこともちゃんと大切にしてくれ。

 そのためならワガママになってもいいんだぜ?オレ達は、それくらいでナツを嫌ったりしねーからさ。」

 

「…………。」

 

 周りから呆れと憤慨を感じ取り、思わず変な声を出してしまう。しかし、全員から向けられる、もっと甘えていいと言う思いがこもっている眼差しを浴び、わたしはゆっくりと瞬きをした。

 そして、静かにわたしは口を開く。ワガママを言っていいのなら、少しは甘えていいのなら……。

 

「じゃあ……遊園地にみんなで行きたいかな。水族館や、ショッピングモールとかにも行きたいけど、やっぱりいっぱい遊んで、嫌な思いを吹っ切りたい。

 みんなで遊園地に行って、たくさんの楽しいで昨日の悪夢を塗り替えたい。」

 

「!よっしゃ!遊園地だな!近場の遊園地をピックアップするか!」

 

「どうせなら評価が高いところにしろよ跳ね馬!10代目が全力で楽しめる場所だ!」

 

「遊園地に着いたらまずはどこに行きましょうか?」

 

「そこはなっちゃんに決めてもらおうよ。」

 

「この時間帯なら、多少遠出しても問題はねーと思うぞ。」

 

「じゃあ、でかい遊園地に行けるかもな。」

 

「旅館のスタッフからも話を聞くとしよう!もしかしたら、いい場所を知っているかもしれん!」

 

「んじゃ聞き込みはそっちに任せたぜ!まずはチェックアウトからだけどな。」

 

 わたしの言葉を聞き、すぐに動き出すみんなの姿にびっくりして目を丸くする。

 こっちが口にした瞬間、まさか一気に動き出してしまうとは思わなかった。

 でも、不思議とその驚きは一瞬だけで、どこか心がぽかぽかするような、そんな温かい気持ちを感じ取り、わたしは笑顔を見せる。

 

「ありがとう、みんな。」

 

「「「「!!?」」」」

 

「ほわ……」

 

「うむ!極限に明るい笑顔だな!」

 

 その瞬間、京ちゃん、隼人、武、ハル、ディーノさんの5人が顔を赤くして固まり、了平さんは満面の笑顔を返してくる。

 あまりにも温度差がある反応だったため、思わず首を傾げていると、肩に乗っていたリボーンが口を開いた。

 

「なんだ。そんな笑顔を作れるんじゃねーか。」

 

「え?」

 

「今のナツの笑顔は、これまで見てきたものよりも遥かに明るくて綺麗だったって言ってるんだ。

 やっと、自分の気持ちに少しだけワガママになることを覚えたんだな。」

 

 世話のかかる女だと言って、穏やかな見守るような笑みを見せるリボーンを見て、何度か瞬きを行う。

 そして、自身の頬に手を当てて、わたしは小さく笑みを浮かべた。

 

「……これが、ワガママか。初めて言ったかも。こうしたいんだって、これまで誰かに言った記憶、あまりないから。」

 

「そうか。まぁ、オレからしたらまだまだ弱いけどな。だが、大きな一歩には変わりねーぞ。」

 

「大きな一歩……」

 

「ああ。やっと、少しだけワガママになれたじゃねーか。これまでのナツだと、遊園地にみんなで行きたいとか言わねーだろ。」

 

「……確かに、言ってなかったかも。」

 

「だからいい一歩なんだ。お前は我慢し過ぎるからな。ようやく少しだけワガママになれたって言うのは、少しずつ甘えられるようになるための大きな歩みだぞ。」

 

「甘えられるようになるための一歩……」

 

「ああ。んじゃ、ようやくワガママを少しだけ言えるようになったし、次のレッスンだな。

 次は、自分のしたいことや、甘えたいと言う気持ちを定期的に吐き出せるように甘え方とワガママの仕方、そのタイミングをオレが甘やかすカタチで教え込む。

 最終的には、お前がちゃんと周りに甘えられるように、甘え上手になれるように育てていくつもりでいるから、覚悟しておけよ。」

 

 “一時的とは言え、オレも甘やかすための力を得ることができそうだからな”と、告げながら、わたしの肩からディーノさんの肩へと飛び移るリボーン。

 

「ディーノ。ようやく我慢しがちな姫君がワガママを言ったんだ。ちゃんといい場所を見つけろよ。」

 

「安心しろって。ちょうどいい場所を見つけたからさ。」

 

「ちょうどいい場所?」

 

「ああ。ほら。」

 

「……なるほどな。確かにここならナツの願望を満たすことができそうだ。

 ディーノの割にはいい場所を見つけ出したじゃねーか。」

 

「一言余計だっつの!」

 

 リボーンにちょっかいをかけられながらも、ディーノさんは携帯電話を触る。

 そして、わたしの方に歩み寄っては、携帯電話の画面を見せてきた。

 そこに映し出されていたのは、遊園地と水族館が一緒になっている娯楽施設……テレビでも放送されていた、人気のある有名スポットだった。

 

「遊園地も水族館も一緒くたになってる有名な場所だ。一日から年間まで、さまざまな優先パスポートもあるし、好きなだけ遊んで帰れる。ここに行ってみるか?」

 

「はい。行ってみたいです。」

 

「!よし!決まりだな。流石に2泊するのはどうかだし、とりあえず1Dパスを人数分予約しとくか。」

 

 素直に行ってみたいと口にすれば、ディーノさんが一瞬目を丸くする。

 しかし、すぐに行こうと口にしては、携帯から開いたホームページに記されていたパスポート予約連絡センターへと電話を繋ぎ、その場で話し始める。

 しばらくして電話を切ったディーノさんは、わたしに笑顔を見せたのち、サムズアップをしてみせる。

 

「パスポートの予約ができたから、チェックアウトして移動すんぞ。施設全体を優先的に使える分、なかなかの金額をするからって滅多に予約が入らないらしいな。」

 

「金銭は問題ねーのか?」

 

「当たり前だろ。ナツに会ってから、ナツ達をいろんな場所に連れて行けるように1年間ずっと専用の貯金口座を作って金を貯めておいたんだ。

 今回、こうやってたくさん遊べんのは、それもあってのことだぜ。あとは、家光さんにも手伝ってもらったから問題はねー感じだな。

 あれから家光さんとは度々顔を合わせててな。少しくらいナツのためになんかしてやったらどうだ?って言ったら、金銭面の援助ぐらいはできるが、仕事の関係上、どこかに連れて行くことができねーって言っててよ。

 まぁ、家光さんの仕事が仕事だから、わからなくもねーから、とりあえずナツ関係の金銭援助だけはしてもらってるんだ。

 でも、落ち着いたらちゃんと遊びに連れて行くって言ってたぜ。イタリアを案内したいし、日本でも温泉巡りとかしたいってよ。」

 

「……父さんがそんなことを…………。」

 

「ああ。ナツの思いとママンの思い……その両方を物理的に思い知らされてたからな。家光の奴もあれから結構変わったんだぞ。

 まぁ、ナツが一番それを知ってると思うがな。最近、定期的に家光から連絡が入るようになっただろ?」

 

「うん。あの日から父さんは、度々連絡をくれるようになったよ。母さんと話してる時は盛大に惚気て、私と話してる時はどんな一日を過ごしたかとか、今日までどんなことがあったかとか話してる。

 だから……うん。父さんは変わってきてるね。やっと、家族らしい話をすることができるようになった。」

 

「……よかったな。」

 

「うん。すごく嬉しいよ。」

 

 リボーンからかけられた「よかったな」の一言。それが、誰に対して向けられたものかはすぐに理解できた。

 家族の温もりに終ぞ触れることがなかった、桜奈に対する一言だ。

 桜奈としての家族の話は、これまでしてきたことはなかったけど、聡明なリボーンのことだから、何かしらの問題があったことは、とっくに勘付いているのだろう。

 それならばと、わたしはその一言に同意するように、笑顔で嬉しいと言う一言を返す。

 それに安堵したのか、リボーンは小さく笑った後、わたしの肩に移動する。

 

「んじゃ、今日の予定も決まったことだし、さっさと移動するぞ。遊ぶ時間がなくなっちまうしな。」

 

「だな。受付に向かおうぜ。チェックアウトして、目的地に向かって、今日はパーっと遊ぶぞ!」

 

「「「「「「「おー!!」」」」」」」

 

 ディーノさんの言葉を合図に、わたし達は旅館のチェックアウトを済ませるために弄月棟の渡り廊下を抜ける。

 今日こそは、素敵な一日になりますように。

 

 

 




 沢田 奈月(桜奈)
 リボーンに自身の秘密を明かし、本来の性格である桜奈を見せるようになったボンゴレ10代目。
 今まで我慢してきた分、たくさん甘やかしてワガママを言わせると宣言してきたリボーンに、苦笑いをこぼしそうになったが、どこか清々しい気持ちを抱き、ワガママを少しだけ口にするようになった。

 リボーン
 桜奈が本来の人格であり、奈月はこの世界に生まれ落ちたことで発生した人格であることを唯一知るアルコバレーノ。
 自身に桜奈を隠さなくなったことに優越感を覚えながらも、奈月としての桜奈も支えて行くことを決めている。
 少しでも隙を見つけたら、アルコバレーノ状態であろうとも容赦なく桜奈に迫ると宣言した通り、しっかりとそれを実践している。
 桜奈が甘えられるように、ワガママを言えるように、しっかりとそれを教え込むことが、これからの彼の仕事である。

 ディーノ
 奈月を少しでも甘えさせられるようにと、奈月専用口座を作っていたキャバッローネファミリー10代目ボス。
 確かなワガママを口にしてくれたことを嬉しく思いながらも、遊園地と水族館の両方を楽しむことができる場所を見つけて奈月達を連れて行く。

 山本&獄寺
 ありがとうと言う言葉と共に、奈月が見せてきた笑顔に顔を赤くしてフリーズした次代の双腕。
 なんかリボーンと奈月の距離が近くなっていたので、すかさず待ったをかける様子を見せた。

 京子&ハル
 ありがとうと言う言葉と共に、奈月が見せてきた笑顔に顔を赤くしてフリーズした女の子達。
 なんだか親密な雰囲気になってるリボーンと奈月を見て、譲らないよ!?と抗議する。

 笹川 了平
 大切な後輩も、大切な妹も、元気になってくれたことを喜んでいたボクシング部主将。
 極限に元気にして行くぞ─────!

物語に関係ない好奇心からのネタ質問です。主人公に好意的な感情を向ける男キャラは、これから先も増えるのですが、主人公のファーストキスは誰が一番奪いそうだと思いますか?

  • リボーン
  • 大人リボーン
  • 獄寺隼人(事故チュー)
  • 山本武(事故チュー)
  • 雲雀恭弥
  • 六道骸
  • ディーノ(事故チュー)
  • ディーノ(意図してキス)
  • XANXUS
  • ベルフェゴール
  • 白蘭
  • 古里炎真(事故チュー)
  • させないよ?(女性陣の壁)
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