最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 朝食を食べ終え、時間は登校時間。
 骸達と行動を取るにあたり、一時的に別の学校に通うことになった桜の花は、黒曜中学校の制服を身に纏う。

 Natuki side.


桜達の登校

 朝食を食べ終わり、洗い物等も済ませ、洗濯物もすでに部屋干し状態にしておいたわたしは、骸が用意してくれた黒曜中学校の女子制服を着る。

 ……なんでわたしの体のサイズを彼は把握しているのか……驚く程に、制服はピッタリである。

 ……これからしばらくの間は並盛中学校2年生の沢田奈月ではなく、黒曜中学校3年生の望月咲良か。

 ちょっと変な感じだけど、骸に聞かれたことに対する答えを見つけるためだ。

 どれだけ時間がかかるかはわからないけど、まぁ、いずれ慣れるよね。

 

「骸。黒曜中の制服着れたよ。」

 

「わかりました。部屋に入りますよ。」

 

 そんなことを思いながらも、黒曜中学校の制服を着ることができたことを骸に伝えれば、外に待機していた彼が部屋の中に入ってくる。

 黒曜中学校の制服に身を包んだわたしの姿を見て、骸は一瞬だけ目を丸くする。

 しかし、すぐに口元に笑みを浮かべて、わたしの元に近寄ってきた。

 

「制服のサイズは問題ありませんか?」

 

「ん。大丈夫。……まさか別の学校の制服を着ることになるなんてね。まぁ、別に構わないんだけど。」

 

 サイズ違いはないかと言う質問に、すぐに問題はないことを告げれば、良かったと骸は笑顔を見せる。

 そんな彼を少しだけ見つめたわたしは、身に纏った緑色の制服に視線を落とす。

 

「……なんでわたしの服のサイズ知ってるのかな、骸?」

 

 あまりにもちょうどいいサイズの制服を渡されたことへの困惑……それを解消するための質問。

 骸に自分の服の大きさは教えていないはずだし、骸自身も勝手に女の服を広げてサイズを確かめるようなデリカシーのない男性ではないはず。

 なのにちょうどいいサイズの制服を用意できるとはこれいかに?

 

「なんとなく、見た感じがそれくらいかと思いまして。一応、黒曜中学校には2週間程前から通っていますし、女子生徒もそれなりに観察してますからね。

 あなたの身長からすると、おそらく163cmくらいでしょう?となると、制服は必然的にMサイズかLサイズのどちらかになります。

 それで、奈月の体型から考えて、Lサイズが妥当かと判断したので、Lサイズの女子制服を用意しておいたんですよ。」

 

「なるほどね。……自分の身長が言い当てられてかなりビックリしたんだけど。」

 

「クフフフ……。観察眼はそれなりにあるんですよ。相手の状態を把握することにより、より効果的なマインドコントロールを施したり、幻覚を使用したりすることができるようになりますから。」

 

 どうやら骸は、これまで観察してきた生徒達の体系やサイズ感から、わたしの身長と服のサイズを割り出していたようだ。

 何度も優れた観察眼……これには素直に感心してしまう。

 

 だが、それ以上に彼、なんか聞き捨てならない単語を言ってなかった?

 

「……え?骸もマインドコントロール使えるの?」

 

 そう何度も聞くことがないはずの単語……マインドコントロール。

 そんなSFと言うかファンタジーと言うか……過激な宗教が口にするような言葉が、骸から発せられるとは思わなかった。

 え?Dさんだけじゃなくて骸もマインドコントロール使えるの?なんなのこの世界の術士って。

 

「?はい。使えますが……“も”……とは?」

 

「……いや、わたしの知り合いにも1人いたから……。え?なんでこの世界、マインドコントロールとか幻術が蔓延ってるの……?」

 

「………さぁ?なぜでしょうね。僕にもわかりません。」

 

 不思議そうにする骸に、少しだけ頭を抱えたくなる。

 マフィアが堂々と存在するだけでなく、幻術やらマインドコントロールやらもそこら辺にあるこの世界、本当になんなんだ。

 

「まぁ、マインドコントロールや幻術諸々は気にしない方向にしましょう。今のあなたは、そのような世界とは無縁の女性なのですから。

 さ。黒曜中に向かいましょう。それとなく理由を作って、桜奈の席は僕の席のすぐ隣にしておきますので、何があってもすぐにフォローに入りますね。」

 

 なんてことを考えていると、骸がわたしの席に関しての話をしてきた。

 どうやら、わたしは学校でも骸と一緒に行動を取ることになるようだ。

 まぁ、いざと言う時に動きやすくするためだろう。いきなり右も左も分からないところに1人で放り出されるよりは何倍もマシか。

 

「骸さ〜ん。奈月の準備できたんれすか〜?」

 

 着用始めはやっぱりちょっと動きづらいな……と黒曜中学校の深緑の生地でできた制服を見つめていると、犬が部屋の外から声をかけてくる。

 すぐに視線を犬の方に向けてみれば、ひょっこりと部屋を覗き込んでいる犬と千種の2人がいた。

 

「ええ。制服も問題なく入ったようなので、いつでも行けますよ。」

 

 2人の姿を見て、骸はすぐに準備ができたことを告げ、わたしの方に手を差し伸べる。

 

「では行きましょうか、咲良。最初のうちは慣れないことだらけだと思いますが、僕がいるので安心してください。」

 

「ん。」

 

 差し伸べられた手を取れば、彼はすぐにわたしの手を握り返して歩き始める。

 廊下にいた犬と千種は、骸に手を引かれてやってきたわたしに一度目を向けてから、玄関の方へと足を運んだ。

 

「そう言えば、鍵とかはどうしてるの?やっぱりスミレさんに預けるとか?」

 

「いいえ。鍵は僕らが所有したまま外出します。この下宿屋の経営はスミレさんとスミレさんの旦那様である達彦さんなのですが、スミレさんはご自宅のことがあり、達彦さんは現在入院中でして。

 基本的には様子見をしに来る感じで、大体は僕らのみで過ごしている形になります。

 だから自由にしていいと言う許可をいただいている感じですね。ものを壊したりしない限りは。」

 

「なるほどね。」

 

 玄関で靴を履き替え、骸に手を引かれるままに黒曜中学校への道のりを歩く。

 ……顔立ちがよく、優等生にしか見えない男子生徒に手を引かれて、不良っぽい2人に囲まれながら歩くと言う構図は、側から見たらなかなかシュールな光景だろう。

 わたしも多分二度見する。どう言う関係なんだろうと驚いてしまうだろう。

 

「教科書とか持ってないけど、大丈夫かな……。」

 

「ご心配なく。明日には届くように手配してあります。奈月がどれだけの間こちらにいるかわかりませんからね。

 まぁ、僕としては数週間か1ヶ月は最低でもいてほしいですが、そこはあなたが本当の望みを思い出せるかどうか次第ですし、贅沢は言いません。」

 

「本音は?」

 

「……ずっと一緒にいてほしいに決まってるじゃないですか。」

 

「言うと思った。」

 

 そんなことを思いながら、わたしは骸と手を繋いで道のりをゆっくりと歩いていく。

 まるでわたしに道のりを覚えさせるように。この時間を楽しむかのように。

 

「蓮さんがそんな風に言ってるの初めて見たびょん。」

 

「蓮さんにとって、それだけ咲良が大切ってことでしょ。」

 

「ええ。その通りです。彼女は僕の咲良なので。」

 

「勝手に人を所有物扱いするんじゃない。」

 

 くだらない会話を繰り返しながら、見慣れない道のりを踏み締める。

 すでにわたし達だけの空間ではなく、他にも人がいる外へと出ているため、わたし達の本当の名前は口にすることなく、互いの偽名を呼び合っていくのは、少しだけ変な感じだ。

 でも、不思議とボンゴレを背負っている沢田奈月ではなく、ただの女の子としての望月咲良……桜奈としての自分として過ごせると言うのはどこか息がしやすいもので、どれだけ自分が物事を抱えていたのかを思い知る。

 

「……少しはリラックスし始めたようですね、咲良。」

 

「え?」

 

「昨日に比べて、だいぶ顔色も良くなってますし、どこか気楽な様子があります。

 やはり、いろいろ背負い過ぎていたのでは?我慢のし過ぎも相まって、精神にかなりの負担をかけていたんですよ。」

 

「……そんな風に見えた?」

 

「見えたんじゃなくてわかるんです。こうやって互いに生身で話している間も、僕はあなたと繋がっていますから。」

 

 骸が眉をハの字に下げて、わたしの状態を実況する。

 気の張り過ぎ、我慢のし過ぎ、背負い過ぎ……それによりわたしは相当な疲労状態だったようだ。

 

「……正直言って、完全にわかったわけじゃない。どこまでが背負うべきで、どこまでが背負い過ぎなのか、理解できたわけじゃないんだ。

 ただ、ボンゴレ10代目の沢田奈月って肩書を外して、望月咲良って名前の女の子として……本来の自分自身だけでいるのは、不思議と息はしやすいかな。」

 

「それはよかった。僕が与えたもう一つの名前は、あなたから肩の力を抜かせるために、ちゃんと作用しているようですね。

 ……今は完全にわからなくても構いません。そこら辺はおいおいと把握していけばいいでしょうし、今はしっかりと休むことを優先しますよ。

 そのためならいくらでも僕はあなたを連れて歩きます。どこまでも遠くへと。

 そうしてあげたいと思える程には、あなたのことを好いていますから。」

 

「……サラッとそう言うのやめて。変に意識しそうになるから。」

 

「それは無理なお願いですね。休ませるためと言うのが今回の主軸ではありますが、あなたを僕のものにすることも一つの目的なので。

 意識してくださるならいくらでもアピールはしますよ。それによりあなたの心を奪えるのであれば。」

 

「……なんで外国出身の人ってこんな情熱的なわけ?」

 

「クフフフ……さぁ、なぜでしょうね?まぁ、一応、僕もイタリア出身なので。」

 

「イタリア出身者のくせに名前が日本人……。」

 

「気にしたら負けですよ。」

 

 するりと骸の指が、わたしの手の指に絡みつく。俗に言う恋人繋ぎと呼ばれる繋ぎ方だ。

 自然な流れでただの手繋ぎから恋人繋ぎに変えられたことに、少しだけ顔が熱くなる。

 リボーンと言い、恭弥さんと言い、ディーノさんと言い、骸と言い……なんでこうまで熱烈なのか……。

 

「うっげぇ……なんか変な雰囲気になってるびょん……」

 

「颯。黙ってて。めんどいことになるから。」

 

「聞こえてますよ2人とも。」

 

 犬と千種の2人からツッコミをもらいながらも、歩みを進める。

 すると、だんだん住宅街から離れていき、人通りが多い場所の方へとたどり着いた。

 歩いているのは黒曜中学校の制服を着ている生徒達。みんな、骸達に視線を向けては、次々と挨拶をしていく。

 まぁ、彼に手を繋がれた状態で、道を歩いているわたしを見て、大体の人が驚いているようだけど。

 

「あ、蓮さん!コンビニ寄るびょん!」

 

「そうですね。昼食用に何か買って行かなくては。黒曜中学校の購買も品揃えは悪くないのですが、やはりコンビニの方が多いですし、食べたいものを見つけやすいんですよね。」

 

「そうですね。ほら、咲良も行くよ。」

 

「ん。わかった。」

 

 しかし、骸達はそんな生徒達のことなど気にすることなく、視界に入り込んだコンビニへと向かうことを伝えてくる。

 ……病弱なんて設定を追加されたから、食べるものはそれなりに考えないといけないけど、まぁ、なんとかなるかな。

 

「……あれって生徒会長代理になった霧島さん……だよな。」

 

「ああ……。いつもの2人も連れてるみたいだけど、なんか今日は1人増えてるな。」

 

「黒縁メガネの女子……霧島さんに手ぇ繋がれてね?」

 

「繋がれてんな。しかも恋人繋ぎ。」

 

「彼女?」

 

「かも?」

 

 そんなことを思いながら、コンビニの方へと足を運べば、周りからやけに視線が突き刺さる。

 まぁ、見た目がいい上、生徒会長代理なんてものに数週間足らずで成り上がるような転校生が、見知らぬ女子を恋人繋ぎで連れているとそんな反応にもなる。

 

「………めっちゃ見られてる。」

 

「まぁ、僕が女性と手を繋いで歩いているのは珍しいですからね。ですが、こうやって行動を取る方が何かと都合が良いですし、周りの視線など無視しますよ。」

 

「……それは構わないけど……大丈夫かな。なんか女子から恨まれそうなんだけど……わたしが。」

 

「大丈夫ですよ。そこら辺にいる女性に比べたら、あなたの方が何倍も容姿も頭脳も優ってますし、何より僕はあなた以外の女性に恋愛的興味はありません。」

 

 帰国子女であり、見た目もよく、頭もいい上、生徒会長代理に数週間で上り詰めるレベルの骸なら、何人もの女子生徒を引っかけていそうだと思い、少しだけ漏らした不安。

 だが、骸はそんなもの気にする必要もないし、わたし以外の女子には恋愛的興味もないと口にして、コンビニへと入店していく。

 気にするなと言われても、人って誰かを好きになったら何をしでかすかわからないから不安は拭えない。

 

「仮に女生徒から何か言われたり、僕との関係性を聞かれたりしたら、僕とは深い関係にあることを伝えればいいだけですよ。それが紛れもない事実ですしね。

 あなたは僕と繋がりを持つ桜の花。その繋がりは浅いものではなく、かなり深く強いものです。だから、堂々と僕のものだと告げてあげるといいですよ。」

 

「誤解を招きそうな言葉だな……。強ち間違いでもないからいろいろツッコミ難いのがなんとも言えないけど。

 でも一つ訂正。わたしは蓮のものじゃないよ。わたしはわたしだもん。」

 

「いずれはそうなるのですから気にしなくても良いのでは?」

 

「どこから来るのその自信……」

 

 ドヤ顔をしながら、わたしのことを自分のものであると豪語する骸に呆れの眼差しを向けてしまう。

 いずれはそうなるって……なんでそうはっきり言えるのかなこの子。

 

「おや。新作のチョコ系統のパンが……」

 

「相変わらずチョコレートなんだね。」

 

 そんなことを思いながらため息を吐いていると、骸がパンが並ぶ棚に目を向け、そこから新作のパンを取った。

 えーっと……ちぎりパンダブルチョコレート?ホワイトチョコとミルクチョコレートの板チョコが挟んであるパンみたいだけど……。

 

「……ちょっと美味しそうかも。」

 

「では、昼食の時に半分こでもしましょうか。シェアをするのも悪くないでしょうし。」

 

「いいの?」

 

「ええ。むしろ咲良と一緒に食べた方が美味しいでしょうから。」

 

「ん……じゃあ、もらう。」

 

 骸から半分こしようと告げられ、それに小さく同意すれば、彼はどことなく嬉しそうに笑い、再び昼食になりそうなものを探し始める。

 

「蓮。サラダとおむすび見ていい?」

 

「サラダとおむすびですか?では、僕も行きましょうか。パンだけだとお腹が空きますし。」

 

「んー……確か、お米の方がパンより腹持ちがいいって聞いた記憶がある。」

 

 適当にうだうだと話しながら、コンビニ内を物色するわたしと骸。しかし、不意に骸は足を止めて、お菓子売り場を覗きこんだ。

 

「……颯。ちゃんと昼食を買いなさい。」

 

「ゲッ……バレたびょん……」

 

「……いつもこんな感じなの?」

 

「うん。颯はよくやらかしてるから、蓮さんに怒られる。」

 

「お菓子で無駄遣いするなと言ってるんですけどね。」

 

 やれやれと首を左右に振る骸に、一瞬だけオカン……と思ってしまう。まさか、目の前で子供と母親がやるようなやり取りが繰り広げられるとは思いもよらなかったな。

 ……って、よく見たら骸もチョコレートを買い物カゴに入れてるし。

 

「……人のこと言えないんじゃない?蓮。」

 

「……颯と違って僕は2つしか入れてませんよ。」

 

「いや、結局お菓子を買う気満々じゃん……。よく見たら千歳も何か入れてるし……」

 

「……つい。」

 

「ついかぁ……」

 

 子供っぽいところが割とある3人に、苦笑いをこぼす。

 長らく牢獄暮らしだったからか、この3人、結構食べたいものをガッツリと買うタイプになってるな?

 まぁ、獄中食は基本的に囚人にしっかりと刑罰を全うさせるために生かすための手段にしか過ぎないだろうし、そこまで美味しいと言うわけじゃないのかもしれないから、外にいる間に美味しいものを沢山食べたいと思うのは必然的なのかも。

 

「……みんながお菓子買おうとするから、わたしも買いたくなってきちゃった。」

 

「買えばいいじゃないですか。食べたいものを食べると言うのも、ストレスを溜め過ぎない方法ですよ。」

 

「……それもそっか。」

 

 それならと、わたしは骸達から離れて自分の財布を開く。お金はそれなりに入っているから、マカロン辺りが買えそうだね。

 

「マカロンですか。」

 

「うん。こう言うお菓子は好きだから。」

 

「クフフフ……そう言えば、あちらでもよく食べていましたね。他に食べていたのはタルト辺りでしょうか?」

 

「あとはフルーツケーキかな。甘いものは好きだけど、甘ったる過ぎるものは得意じゃないから。

 あ、でもマシュマロは好き。ふかふかもふもふで程よい甘さが良いんだよね。」

 

「そう言えば、お菓子売り場にマシュマロ売ってましたよ。買いますか?」

 

「……買う。」

 

「おや、素直。」

 

「悪い?」

 

「いいえ。むしろもっと素直になってもいいかと思いますよ。これまで我慢してきた分……ね。」

 

 少しだけ拗ねながら、素直にマシュマロを買うと言ったことを指摘してきた骸に突っかかれば、彼は小さく笑い声を漏らしながら、お菓子売り場の方へと戻る。

 

「結構種類がありますね。」

 

「チョコ入りのマシュマロにしよ。」

 

「チョコ入り……」

 

「……蓮も食べる?」

 

「!ええ、もらいます!」

 

「結局咲良も菓子買ってるびょん。」

 

「まぁ、いいんじゃない?全員買ったことになるし。」

 

「クフフフ……そうですね。全員学校にお菓子を持ち込む問題児です。」

 

「あ。」

 

「今更問題児とか言われても気になんねーれすよ。」

 

「そもそもまともじゃないですし、オレ達は。」

 

「それは言えてますね。」

 

 ワイワイ話しながら、わたし達はコンビニのレジに向かう。わたしと骸が買うものが入っているカゴが一つ、犬と千種の買うものが入っているカゴが一つ。

 ちょうど2人ずつに別れて買えるので、2つのレジにそれぞれのカゴを持っていき、それぞれのペア同士で割り勘による支払いを済ませる。

 

「学校まであと少しです。では、行きましょうか、咲良。颯。千歳。」

 

 骸の指示を聞き、わたし達は小さく頷いてコンビニをあとにする。

 黒曜中までもう少し。

 

 

 




 沢田 奈月(望月 咲良)
 霧島蓮こと骸に手を引かれながら、黒曜中学校へと向かうための通学路を歩いていた転生者。
 今は足を止めて休んでもいい、普通の女の子として過ごしていいと言われ、どこか気持ちが楽になっていることに気づいており、自分はいろいろと背負い過ぎていたんだと少しだけ自覚した。
 望月咲良として過ごしている今は、桜奈としての彼女が完全に出ており、少しだけ幼さのある少女となっている。

 六道 骸(霧島 蓮)
 足を止めて休めと言う思いを込めて、与えた偽名により、桜奈の肩から力が抜けていることに気づいており、少しずつ彼女がリラックスしてきていることを繋がりから把握している脱獄者。
 完全な素で接してきている桜奈と一緒にいることで、自身も何気ない1人の学生……1人の人間として過ごせているのか、普段の彼からは想像がつかない子供っぽさを見せている。
 桜奈を休ませるため、マフィアから離すため……今回の計画の主軸はこれだが、あわよくば彼女の特別になれたら、彼女と男女の関係になることを狙っている。

 犬&千種(颯&千歳)
 自分達のリーダーが、平然と目の前で女を口説くので、あっっま……と思いながらも、わいわい賑やかに登校中。
 マフィアのボス候補としての奈月ではなく、何も背負ってない普通の女の子として言葉を交わし、一緒にいる咲良(桜奈)がいるからか、これまで感じていた息苦しさがなくなっており、リラックスしている様子がある。


物語に関係ない好奇心からのネタ質問です。主人公に好意的な感情を向ける男キャラは、これから先も増えるのですが、主人公のファーストキスは誰が一番奪いそうだと思いますか?

  • リボーン
  • 大人リボーン
  • 獄寺隼人(事故チュー)
  • 山本武(事故チュー)
  • 雲雀恭弥
  • 六道骸
  • ディーノ(事故チュー)
  • ディーノ(意図してキス)
  • XANXUS
  • ベルフェゴール
  • 白蘭
  • 古里炎真(事故チュー)
  • させないよ?(女性陣の壁)
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