最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 ショッピングモールでのデートを夕方になるまで楽しんだ桜の花と藍色は、満たされるような1日を過ごした。
 しかし、そろそろ帰らなくては、留守番をしている2人の夕飯が遅くなると思い、切り上げることを考える。
 とりあえず2人に連絡を入れよう……そう考えて公衆電話を使おうとした桜の花と藍色。
 だが、連絡をしたら向こうから突拍子もない提案をされてしまい……?

 ……最近、藍桜コンビの話を書いてると、この2人のイメソン
 Kalafinaさんの「to the beginning」なのでは……?と思うことがしばしば……。
 いや、2番の歌詞とか2人にちょっと合いそうだなって……まぁ、個人的な意見なのですが。

 マフィア側が骸達を見つけるタイミングですが、原作通り襲撃事件から数週間経ったタイミングにしようと思っているので、もうしばらくは黒曜組と桜の花の穏やかな日常編が続きます。
 裏で動いている彼らや、ボンゴレの衝突ものちに入る予定ですので、黒曜編も長くなりそうです。


桜と藍が望むもの

 早めのフードコートでも割と人が多いと言う状況に見舞われてしまったり、この世界にとっての某ハンバーガーショップポジの店でセットを買って食べたところ、初めてハンバーガーを食べた骸の食べ方が割と下手くそで具が滑り落ちてしまいそうになったり、それを見て思わず笑ってしまったりと、様々な感情が溢れたランチタイム。

 ハンバーガーは初めて食べたんですよ!と顔を赤くしながら突っかかられてしまい、さらに笑ってしまったせいで、骸からは拗ねたような表情を向けられてしまったが、そのあとは再びデートを再開した。

 

 骸が本物のゲームセンターに行ってみたいと言ってきたので、すぐにそれを承諾して向かったゲームセンターでは、UFOキャッチャーで小さなフクロウのぬいぐるみストラップを2人で取って笑ったり、犬と千種のために、ゲームセンター限定でしか獲得できないお菓子をたくさん取ったり、メダルゲームで大当たりを出てしまったことに2人揃ってワタワタしたり、リズムゲームを2人でプレイをした結果、互いにリズム感と身体能力が良すぎて周りの人に野次られて焦ったり、骸がプリクラに興味を示したから、一緒にプリクラを取ってみたり……大変だけど楽しい時間を過ごすことができた。

 

 ゲームセンターを満喫した後は、再びショッピングモール内を歩き回り、行き当たりばったりのデートを過ごす。

 いつかは映画館にも行ってみたいと、2人して笑って話しながら。

 

「すっかり夕方になってしまいましたね。」

 

「うん。こんなに遊び呆けたのは久しぶりだよ。本当に、学生の頃に戻ったみたいで、完全にハメを外しちゃった。」

 

「今の僕達は実際に学生なのですから、その表現は少々おかしいと思いますよ?」

 

「……あ。」

 

「クフフフ……。桜奈はうっかりさんですね。ですが、そんな風に思った……と言うことは、今の桜奈は、一度失われた桜の花そのもの……真に素のあなたであると言うことですね。

 奈月としてのあなたも嫌いではありませんが、抑制して本当の桜のあなたとしての側面が出せないのは窮屈そうだと思っていたので、今回デートに誘って正解でした。」

 

 わたしの発言に、少しだけ揶揄うように指摘してきた骸に、少しだけ拗ねた気持ちを抱く。

 でも、今回のデートは、一部気をつけないといけないことはあったけど、確かに開放的な時間だったため、すぐにその気持ちは晴れやかなものへと変化して、わたしの心を温かくしてくれた。

 

「……うん。すごく開放的な気持ちだった。同時にどこか満たされるようで、これまでのわたしはなんだったんだろうって思う程だったよ。

 心から楽しめるような、息がしやすい時間を過ごすことができたのは久し振りだった。」

 

 “ありがとう、骸”と穏やかな声音で感謝の言葉を述べれば、骸は優しく微笑んだ。

 

「僕も同じ気持ちです。開放的で満たされて、心から楽しいと……息がしやすいと思える時間でした。」

 

 ふわりと流れ込んでくるものは、あらゆる感情が混ざった想いだった。

 

 「楽しい」、「暖かい」、「息がしやすい」、「落ち着く」、「嬉しい」、「もっとほしい」、「寂しい」、「終わらせたくない」……。

 

 心から感じているプラスの感情。心から感じているマイナスの感情。様々なものが混ざっているはずなのに、不思議とそれは春風のように温かくて、とても優しいものだった。

 「もっとほしい」、「寂しい」、「終わらせたくない」……この3つの感情は、間違いなく骸の望みだ。

 「夢はいつか覚めるもの」、「甘いだけの穏やかな夢に依存するわけにはいかない」……わたしが抱いている感情とは、全くの正反対の永遠の渇望。

 本当に彼は、この時間を現実へと挿げ替えて、永遠のものとしたいようだ。

 例えそれが依存と破滅の道のりで、その先々で暗闇の中を移動し続けなくてはならない生活の幕開けであるとわかっていても。

 

 ……できることならば、わたしもそれに応えてあげたい。わたしにとってもこのひと時は、本当に満たされて、息がしやすいものだったから。

 可能ならば、この夢に永遠に浸り、この温もりや穏やかな甘さをずっと傍受していたい。

 でも、わたしには捨てたくない家族がいる。沢山の友人がいる。前世では得ることができなかった温もりがある。

 だからこそ……いつかは夢から目覚めなくてはいけない。

 

「……桜奈。」

 

「ん〜?なぁに、骸。」

 

「……このままずっと、僕と一緒に遠くへと逃げませんか?確かに、甘くて優しいだけの夢は、僕らを堕落させ、依存させ、破滅へと向かうだけの道のりになるかもしれませんが、本当に僕は目覚めたくないんです。

 この日々に永遠に浸って、そのまま終わりへと向かいたいんです。だって、本当に息がしやすくて、本当に満たされているんです。

 桜奈だってそうでしょう?息がしやすくて、これまでどこか空っぽだったものが満たされていたのでしょう?」

 

 “だったら……頷いてくれてもいいでしょう……?”と、どこか辛そうに口にする骸に、わたしは無言だけを返す。

 骸の気持ちは痛い程わかる。流し込んでくるから……と言うのも確かにあるけど、わたしも同じ気持ちを抱いていると言う事実もあったのだ。

 だけど、それに頷いたら本当にわたしは後戻りができなくなってしまう。骸もきっと、二度と1人ではいられなくなる。

 共についてくる者達はいても、1人で戦い続けている悲しみと憎しみの藍色。

 きっと、彼がこれまで生き残れたのは、その孤独にも打ち勝てる程の精神力を持ち合わせていたからだ。

 そんな彼が、孤独ではなくなってしまったら……きっと、彼の精神も、わたしと同じで完全に壊れてしまうだろう。

 

 ─────……犬や千種と言う同陣営の人間がいても、情を向けるわけでもなく、自分の手足であると考えている骸が、情を向けるわたしのような存在を側に置くようになったら、大きな弱体化の一歩となってしまう。

 

 慕われていても情を返すわけでもなく、自身の手足として使うための自分自身。

 別動態として動いている存在も、所詮は自分の手足であり分身……そう認識している傾向が彼にはあるから……情を向ける、彼以外の存在などは、これまでいなかったはずだ。

 いなくても問題がない程に、彼の精神は強かった。

 

 だからこそ、わたしのような存在が寄り添うようになってしまったら、依存により弱体化する可能性があり、その分精神も壊れやすくなる……母さんを失い、悲しみに暮れている父さんに対する承認欲求を膨らませて、どんなこともしてきたのに、最終的にはその父さんにも置いて行かれて、精神の崩壊を迎えた結果、自ら命を絶ったわたしのように。

 

 ─────……互いに空っぽな部分があるから似ているとは思っていたけど、どうやら、似ているところはそれだけじゃなかったみたいだ。

 

 骸に言われ、第三者としての視界を得ることができたことにより、露わとなった共通点。

 一歩間違えれば、骸もわたしと同じになってしまう。特定の存在に手を伸ばし、縋りつき、失った瞬間に全てが壊れる……そんな存在になってしまう。

 

 ─────……ある意味骸は、前世で終わりを迎えたわたしになる前のわたし自身だ。誰かに依存してしまう前の、危うい状態に陥っているわたし。

 

 こんなところで共通点なんて見つけたくなかったと思いながら、わたしは骸の手を優しく握る。

 急に手を握られた骸は、一瞬だけ驚いた様子を見せたが、すぐに手を握り返してきた。

 

「……その誘いはすごく嬉しいし、できることならば頷きたい。確かに骸が言ってる通り、この穏やかな時間はわたしを沢山満たしてくれるし、息もしやすくしてくれるから。」

 

「だったら……」

 

「でも、ダメだよ。やっぱり夢の一線を超えたらダメだ。その道は間違いなくきみを苦しめる。

 苦しめて、苦しめて、苦しめ続けて、かつてのわたしと同じ道を辿ることになってしまう。

 だからダメ。夢からはいつか目覚めよう。例えどれだけ満たされて、呼吸がしやすくなる世界でも。」

 

 ─────……わたしのように壊れないで。

 

 そんな願いを込めながら、彼の誘いをハッキリと断る。

 誘いを一刀両断された骸は、繋いでいるわたしの手を一度だけ強く握りしめた。

 痛いと感じてしまう程に。終わらせないでと懇願するように。

 

 だけどすぐに力を抜いて、繋いでいるだけの手を絡み合う糸のように結び、優しく握りしめてきた。

 何度目かわからない恋人繋ぎ。それにはどこか、少しの諦めと、終わらしたくないと言う骸の気持ちを感じ取れるものだった。

 その諦めは、決して頷かないわたしに対するものなのか、それとも別の何かによるものか……。

 残念ながら、この時は意図的に骸が繋がりを一時的に閉じたようで、その想いや真意を感じ取ることはできなかった。

 

「……そろそろ帰ろうか。犬達の夕飯もあるし。」

 

「それもそうですね。では、食料品売り場に向かいましょうか?」

 

「それより先に公衆電話。そろそろ帰ることや、食べたい夕飯はないか聞くよ。」

 

 しばしの沈黙。骸と過ごす時はあまり感じることのない気まづいそれを打ち消すようにして、何気ない話題を口にする。

 骸も今はこれ以上何かを言うつもりはないのか、すぐにいつも通りの彼になった。

 少しの申し訳なさと、大きな安堵……相反する感情を抱きながらも、とりあえず今からやることを伝える。

 わたしの言葉を聞いた骸は、すぐに頷いてくれた。こうやって朝から夕方まで留守番を任せたのだから、それくらいはしないといけないと思ったのだろうか。

 

 

 …………………

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 *:・゚*.+ ❀ *:・゚*.+ *:・゚*.+ ❀ *:・゚*.+ *:・゚*.+ ❀

 

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 …………………

 

 

 ショッピングモールに併設されている公衆電話にたどり着き、この時代はまだ使えるテレフォンカードを公衆電話に入れて下宿先の電話番号を押す。

 受話器を耳に当てながら、しばらくの間コール音を聞いていると、誰だ?と一言口にする犬の声が聞こえてきた。

 

「やっほー、犬。奈月だけど、今大丈夫?」

 

[んあ?奈月?どうしたんら?]

 

「うん。実はそろそろ帰ろうと思ってね。夕飯の食材も買って帰るから、何か食べたいものはあるかなって思ってさ。」

 

[なるほどな〜……。でも、俺は特に食いたいもんはねーびょん。奈月が作る飯、全部うまいからいくらでも食えるし。]

 

「……あれま。じゃあ、千種は?千種にも一応聞いてみてくれる?」

 

[ほいほーい。アイツ今シャワー浴びてっから聞いて来るびょん。]

 

 ……完全に犬から身内認定されてるな……と電話越しに聞いた声に思いながら待っていると、程なくして犬が電話に戻ってきた。

 何やら少しだけ困惑しているような様子があり、わたしは首を傾げる。

 

[……柿ピーからの伝言らけど、なんか、夕飯はこっちでコンビニとかで買ってくっから、奈月は骸さんとゆっくり過ごしてやれって言ってたびょん。]

 

「………は?」

 

「?桜奈。どうかなさいましたか?」

 

「あ、いや、ちょっとね。……えーっとなんで?」

 

[わかんねーびょん。ただ、せっかく休みだし、もうちょい遊んできてもいいって柿ピーが。なんれら……?]

 

「ええ……?」

 

 犬が口にした言葉に困惑していると、電話の向こう側からガサガサと音が聞こえる。

 しばらく雑音を聞いていると、犬と千種が電話を変わったらしく、俺だけど、と千種の声が聞こえてきた。

 

「……千種。ちょっと説明。なんで急にそんなことを?」

 

 提案者が出てきたなら話は早いと思いながら、千種に提案の理由を問う。

 すると、千種は小さく「ああ……」と呟いたあと、静かに口を開いた。

 

[せっかくの土日休みなんだし。骸様には満足いくまで休暇を満喫してほしいから、ゆっくりしてほしいだけ。

 奈月といる時の骸様は、かなりリラックスして過ごしているみたいだし、奈月も骸様と一緒だと、かなり気が楽なんじゃない?]

 

「……まぁ、確かに、今が一番のんびりしてるけど。」

 

[だったら骸様とゆっくり過ごしてあげてほしい。多分、奈月のことだから、いつかは戻るつもりでいるんだろ?

 それなら、今しばらくは骸様との時間を増やしてもらえると助かる。食事ならコンビニ弁当で済ませるから。

 ついでに奈月も休んだら?平日はいつも俺達を起こして、朝食や弁当を作って、帰ったら夕飯も担当してってしてるし。]

 

 ……千種ってこんなに話すことあるんだ……と少しだけ驚きながらも、わたしと骸に対する気遣いを感じ取ることができたため、わたしは「わかった」と短く返す。

 すると、わずかながらだけど、受話器越しに千種の小さな笑い声が聞こえてきた。

 フ……と言った、本当に小さくて短い笑い声だ。

 

[そう言えば、2年のクラスの女子生徒が話してたけど、どうやら今日は季節から少しだけズレた花火大会があるみたいだよ。

 花火が上がるのは20時くらいで、その麓では祭りをやってるって。骸様と行ってみたら?]

 

「……本当に季節外れだな。でも、わかった。ちょっと行ってみる。どこの大会か教えてもらえる?」

 

 わたしの問いかけに、千種はすぐに花火大会がある場所を教えてくれた。

 話を聞くと、どうやら電車で普通に行ける場所のようだ。念の為持ってきていた確認すると、示す時間は17時ちょっと過ぎ。

 ……電車で2時間もかからないみたいだし、骸も花火大会には行ったことないはずだから、ちょっと提案してみるか。

 

「ありがとう。でも、いいの?こう言う場所って、みんなで行こうって思いそうだけど。」

 

[俺はいい。めんどいし、人混みも好きじゃないから。犬を抑えんのも大変だし。]

 

[どう言う意味らよ腐れメガネ!!]

 

[……犬。うるさい。耳元で叫ばないでくれる?]

 

 賑やかになった受話器の向こう側に少しだけ苦笑いをこぼす。

 でも、千種達は別に行かなくてもいいようだ。正確には千種だけで、犬の意見はわからないけど。

 

「そう。じゃあ、お言葉に甘えて骸と行ってみるよ。」

 

[うん。じゃあ、俺達はコンビニで明日の朝食も買ってくるから。骸様のこと任せるよ。]

 

「わかった。じゃあ、切るね。」

 

 千種との会話を終え、受話器を公衆電話に戻す。

 それにより出てきたテレフォンカードは、結構の金額が減っていた。

 

「……えーっと桜奈?彼らとどんな話をされたのですか?何やら行くだのなんだのと聞こえてきましたが、他にもどこかへ?

 もちろん僕はどこにでも一緒に行くつもりですが、帰りが遅くなってしまいませんか?」

 

 公衆電話で久々にここまで誰かと話したな……なんで考えていると、骸が不思議そうに首を傾げる。

 そんな彼にわたしは小さく笑いながら、先程千種から提案されたことを口にする。

 

「……食事はコンビニ弁当で終わらせるから、2人でゆっくりしてきたらどうかって千種が。

 せっかくの土日なんだし、家事を休んでいいよって。それで、彼がクラスで聞いた花火大会に行ってみたらどうかって言われたんだ。

 電車で二駅程離れた場所から歩いてそこまでかからないところで、少し遅めの花火大会があるみたいだよ。」

 

「!是非行きましょう!花火大会、僕も行ってみたいです!」

 

 花火大会の話を聞き、すぐに骸が食いついてきた。

 私の記憶から花火大会の存在は知っていたけど、リアルで楽しむタイミングがあるとは思わなかったようだ。

 再び繋がれていた精神世界の繋がりにより、すごくワクワクしているのが伝わってくる。

 

「じゃあ、急ごうか。花火が上がるのは20時からみたいだから、早めに向かって屋台を回って、食べるものを回収して見る場所を見つけよう。」

 

「わかりました。それじゃあ、行きましょう!」

 

「ちょっと、はしゃぎ過ぎだって。子供じゃあるまいし。」

 

「僕らはまだまだ子供ですよ。確かに多少は精神が成熟していますがね。」

 

「全く……」

 

 わたしの手を引いて走り出した骸に、小さく笑いながら続いていく。

 まだまだ1日は終わらないようだ。

 

 

 

 




 桜奈
 骸に発現した危うさに気づき、やはり夢に浸りつけてはいけないと判断した転生者たる桜の花。
 自分自身も、骸と同じで、この夢から目覚めたくないし、できることならずっと浸りたいと思うが、大切な物も沢山ある上、骸まで壊れてしまったらダメだと判断して彼の誘いを断り続ける。
 それでも夢の終わりはまだ見たくないと望み、彼と過ごせるこの日常を、もう少しだけ続けることを選ぶ。

 六道 骸
 桜奈と共に穏やかに終わることができるのであればと、一緒に逃げようと提案するアイの術士。
 この時間を夢で終わらせたくない気持ちが強いが、彼女の意思も尊重したい気持ちもあり、複雑な心境の板挟みに合っている。
 しかし、自身と同じく、この夢は終わらせたくないし、できることなら永遠にしたい気持ちもあると言う想いが桜奈にもあることがわかり、少しだけ気持ちは楽だった。
 もうしばらくはこの夢を続けたいと言う感情も桜奈にあることもわかっているため、彼女の提案に乗って花火大会へと2人して向かう。

 柿本 千種
 奈月と出会ったことにより、自身が慕う骸と、骸が選んだ少女である奈月の雰囲気が穏やかなことや、奈月と過ごしている時の骸が、これまで見たことがない表情を沢山見ているため、いつか覚める夢ならばと、骸との時間を沢山作って欲しいと彼女にお願いした脱獄者の1人。
 奈月と骸が揃っている時、自分自身も驚く程に饒舌になったり、穏やかな気持ちになっていることに気づいているため、できることならこのまま終わらないで欲しいと言う望みも込めて、花火大会に2人で行ってきたらと提案した。

 城島 犬
 実を言うと、すでに奈月を身内認定している脱獄者の1人。
 奈月と過ごしている時の骸の変化を見ているため、今日はコンビニの弁当で夕飯を済ませることを千種に言われ、すぐに頷いていたりもする。
 難しいことはわからないけど、自身が慕う骸が過ごしやすいのであればどう、2人が一緒にいることに賛成している。


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