最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 自分達が戦っていた存在が、愛していた女性の姿を纏う藍色の少年であると言う事実に、言葉を失う虹の黄色達。
 彼らを見つめた藍色は、口元に不敵な笑みを浮かべたまま、戦闘の続行か、対話をするかを選ばせた。

 side MUKURO.


桜纏シ双天ノ藍

 アルコバレーノの言葉により、自分達が戦っていた者が桜奈であることを知った獄寺隼人に山本武……そして、桜奈に強い恋慕を向けていた雲雀恭弥が目を見開いて固まる。

 その表情(カオ)は信じられないものを見たことへの驚嘆と、わずかな絶望に彩られており、僕は口元に笑みを浮かべる。

 

「おやおや……先程までの威勢の良さはどこへ行ってしまわれたのでしょうか?

 こちらはまだ、ウォーミングアップも終わっておりませんが?」

 

 わざと挑発するように、桜奈の姿のまま声をかければ、獄寺隼人達はその表情を歪める。

 桜奈を攫った僕に対する怒りと、攻撃をしたら桜奈を傷つけてしまうかもしれないと言う恐怖……その2つの感情に苛まれた彼らのそれは、なかなか見もので面白い。

 

「来ないのですか?僕達はまだ余力がありますが?」

 

 僕の言葉を合図に、犬と千種が前に出る。千種はその場でヘッジホッグをくるくると回し、犬は長年の実験により会得してしまった能力を発動するための牙を手にしている。

 ……普段の犬であれば、手も足も出ない相手に対してなかなかの煽りをしたり、その姿を見てバカにするように笑っていることが多いのだが、どうも今回はそのような素振りを見せる様子がない。

 

 ─────……犬も相当、桜奈のことを大切に想っているようですね。

 

 その様子から、犬は普段のように巫山戯るつもりはなく、真剣に桜奈をマフィアと言う足枷から解放したがっていることを把握する。

 彼が誰かのためにこのような素振りを見せる姿は、長らく連れて歩いていた僕ですら初めて見たものだった。

 僕に対して忠誠的で、僕のために動く姿はたびたび見てきていたが、彼が僕以外にもそのような対応をしたことは、これまでなかった気がする。

 

 ─────……千種も普段より積極的になっているようですね。いつもはめんどいなどと口にしては気怠そうな様子しか見せないと言うのに。

 

 2人の変化から、桜奈がどれだけ僕達3人の中で大きな存在となっているのかを改めて認識する。

 誰かのために力を振い、守りたいと望むなど……ましてや、それがマフィアに血縁を持ち合わせている女性だったなど、誰が予測できただろうか。

 

 ─────……まぁ、すでに僕達にとって、桜奈は何よりも大切な身内となっているわけですし、彼女のことを決してマフィアに血縁を持つボスの候補などと言う忌々しい存在として見てるわけでもありませんがね。

 

 とは言え、やはりその事実はどこへ行っても変わるはずもなく、永久について回るものとなるだろう。

 

 ─────……それでも、僕達は桜奈をマフィアとして扱うつもりはない。

 僕達にとってかけがえのない大切な身内であり、何よりも愛しい僕の桜奈です。

 

 そこまで考えて、僕は真っ直ぐと未だに固まる桜奈の迎えに視線を向ける。

 視界に映り込む彼らから、戦意と呼ばれるものは感じ取れなかった。

 

 ─────……これなら、念の為に作っていた麻痺薬は必要なさそうですね。

 針やナイフの刃に軽く塗って使用する予定でしたし、服薬させるにはどうしても斬りつけるなり突き刺すなりしないといけなかったので、そこだけは安心できました。

 

 そのことに少しだけ安堵しながら、僕は桜奈の精神が宿る僕の体の方に目を向ける。

 彼女の感情を読み取ることはできない。アルコバレーノに手紙を残していたことは記憶を通じて知っていたが、手紙を残す際に彼女が使えるようになった意図的に僕との繋がりを弱める方法を利用しているのだろう。

 こちらの状況を見ないためか、それとも自身の考えに集中するために使用しているのか……。

 なんにせよ、彼女が現実で起こっている現状を把握することがない状態にあることは、僕としてもありがたかった。

 

「……どうやら、奈月の体を借りることは正解だったようですね。ガワが彼女であると言うだけで、ここまで戦意を失ってくださるとは……。

 もっと早くネタバラシをしておくべきでした。そちらの方が無駄な戦闘を避けることができたかもしれませんし。」

 

 そんなことを思いながら、僕は臨戦体勢を解除する。彼らのことだから、桜奈を傷つけると言うことだけはしないだろう。

 とは言え、念には念を入れておくべきか……。

 

「ああ、一つだけ忠告を。僕自身は痛みなど感じませんが、この体は紛れもなく奈月本人のものです。

 もし、この体を傷つけた場合、のちに意識を取り戻した彼女は、間違いなくその分のダメージを受けた状態になりますよ。

 まぁ、僕自身、彼女を傷つけることはしたくないので、先程もすぐに体勢を立て直せるようにしていましたが、それだけは覚えておいてください。

 そうですね……今の僕の状態を言うなれば、奈月本人の体に僕の精神を入れることにより、この体を使わせてもらっていると言う状態です。僕らはこの行為を憑依と呼称しています。」

 

 僕の忠告に対して獄寺隼人達は目を見開く。すぐに顔色を悪くしたところを見ると、自分達が置かれた状況を理解した……と言ったところだろうか。

 

「奈月に対してこのような言葉は使いたくありませんが、現状の説明をするならば、彼女は現在、僕の人質になっている状況です。

 ……先程も言ったように、僕達はあまり君達と戦うつもりはなかったんですよ。

 奈月の大切なご友人ですからあまり傷つけたくないので。なので、このまま大人しく会話に応じてはいただけないでしょうか?

 応じると言うのであれば、そのまま武器を手放してください。」

 

 対話をするなら武器を手放せと告げれば、目の前にいる3人は床に各自武器を床へと捨てる。

 それを確認した僕は、犬と千種に再び手に取られないように回収するように伝えた。

 犬と千種は、すぐに僕の指示に従って、彼らの武器を回収してくれた。

 

「あなたもですよ、アルコバレーノ。いつも携帯している拳銃があるでしょう?」

 

「……わかった。」

 

 それを見届けたあと、アルコバレーノにも武器を手放すように告げれば、アルコバレーノはどこからか拳銃と弾丸を取り出し、すぐに床に置いた。

 僕は置かれた拳銃と弾丸に近寄り、そのまま回収してアルコバレーノから離れる。

 

「……ユキミ。そのカメレオン、アルコバレーノの帽子に乗っていた子ですが、なんで連れてきたんです?」

 

 その傍で、桜奈に懐いてしまった元バーズの白変種の小鳥だったユキミが、器用に片足でアルコバレーノの帽子に乗っていたカメレオンを攫ってきたのを見てしまい、思わず疑問の言葉を口にしてしまった。

 

「ナツキイッテタ。コイツ、モノニヘンカスル。ジュウニモケンニモナルミタイ。」

 

「そんな生き物聞いたことありませんが?いや、まぁ、特殊弾なんてものが存在している裏の世界ですから、そこに流通してる謎の生き物がいる可能性は否めませんけど。」

 

 なんだその便利で珍妙な生き物はと、溢れそうになった苦笑いを堪えながら、ユキミに手を差し伸べる。

 ユキミはすぐに僕の手のひらに小さなカメレオンを落とし、そのまま僕が借りている桜奈の体の頭の上に乗ってきた。

 僕の手のひらに落とされたカメレオンは軽く震えている。なんとなくその視線がユキミの方にむけられているような気がして、何度か僕は瞬きをした。

 そう言えば、桜奈がユキミは小鳥のはずなのに妙に流暢な言葉を話す上、時折小鳥じゃないような気がしてくると疑問を浮かべてましたね。

 確か、なんか風呂に入ってる時、水浴びをさせてみたら水飛沫がかなり飛できた……とも言っていた気がします。

 小鳥ってこんなに水散らすっけ?と言うレベルでバッシャバッシャと飛沫が撒き散らされていたとか……。

 

「……ユキミ。あなた本当に小鳥ですか?」

 

「?ユキミハコトリダヨ?」

 

「本当に?」

 

「………ウン!」

 

「何ですか今の間は。……まぁ、奈月に害がないならそれでいいです。」

 

 妙な間を開けて頷いたユキミを怪訝に見つめる。なんなんだこの鳥は。

 もしや、白変種の小鳥ではなく、違う鳥がバーズの小鳥群の中に混ざっていたとでも言うのだろうか。

 いや、だとしたらどうやって紛れ込んだのか……。幻術……?いや、幻術を使う鳥なんて聞いたことありませんが……?

 

「骸さん?」

 

「骸様?どうかしましたか?」

 

「……すみません。奈月の飼い鳥に色々疑問が発生してしまって少しだけ意識がトリップしてしまいました。

 なんにせよ、これで武器になりそうなものは全て回収できましたし、改めて対話に入りましょうか。」

 

 少しだけ変な方向に飛んでいた思考を戻し、手元にある武器に視線を向ける。

 ふむ……獄寺隼人の武器は、ダイナマイトのようですがこの装填用のベルトはかなり重量がありますね。

 山本武から回収した武器は、鉄バット……に見えますが、さっきは刀に変化していたような……ああ、一定のスピードに達たら変形するんですね。

 日本には銃刀法と呼ばれるものがあったと思いますが、これなら引っかかることはなさそうだ。

 雲雀恭弥の武器は仕込みトンファー……桜奈と同型の物のようですね。いくつ仕掛けがあるのか見せてもらったことがありましたが、まさか、雲雀恭弥も持っていたとは。

 いや、こちらの場合は雲雀恭弥が先に持っていて、桜奈がそれに興味を示したことにより得たものでしたね。

 支給するのと引き換えに、自身が戦うためだけに風紀委員会へと入れたことはどうかと思いますが……むしろ入れるなが正解ですかね。

 そのせいでどれだけ桜奈が疲弊したことか。やはり雲雀恭弥からは引き離すべきかもしれませんね。

 アルコバレーノは、チェコ製の拳銃……こちらも桜奈が持っているものと同型のようですね。

 こんなものを持たせるなど愚か以外の言葉が見つかりません。これのせいで、この子はマフィアと言う存在を常に身近に考えなくてはならなくなったのですから。

 

 湧き上がる苛立ちに品性のカケラもない舌打ちをしそうになりながらも、回収した武器を全て確認する。

 なんらかの拍子に妙な仕掛けが発動したら厄介だと思って検品してみたが、そこまでまどろっこしいものではないらしい。

 

 そのことに安心しながら、僕は検品し終えた武器を静かに置き、目の前にいる4人へと視線を戻す。

 警戒はしているが、武器はこちら側にあるため戦闘に入ることはないだろう。それならばあとは、彼らにこちら側の意見を伝えるだけだ。

 桜奈が先に答えをまとめるのが早いか、それとも、こちらの交渉が上手く行くのが早いか……。

 

「では、話し合いと行きましょうか。まず、そちら側の意見から聞きます。

 とは言え、君達の意見などほとんど分かりきってますがね。君達は奈月を連れ戻したい……それで間違いはありませんね?」

 

「当たり前だろ。」

 

「奈月は並盛の生徒だし、彼女の親だって彼女を探してる。」

 

「ナツはオレ達の大切なダチだって言っただろ?それに、ナツを心配してる奴はオレ達だけじゃない。

 並盛町で一緒に過ごして笑い合った奴がいっぱいいて、みんなナツを気にかけてるんだ。

 それに、ナツだってみんなのことを気にかけてるはずだぜ?ナツは、友達を気にかける優しい女の子だからな。」

 

 僕の質問に、3人が静かに答える。桜奈のことは連れ戻したい、そう思っていることは間違いないと。

 

「確かに奈月はとても優しい女性です。それは僕達も否定するつもりはありません。むしろ同意します。」

 

「奈月の温もりにオレ達は全員助けられた。ずっとクソみてーな生活しか知らなかったオレ達に、普通の子供としての生活って奴を教えてくれたんら。」

 

「おかげで少しはオレ達も、この世界を生きてもいいかなって思った。奈月が教えてくれた暖かい生活を送ることができる今を楽しむことができたんだ。」

 

 桜奈の優しさに関しての意見に、僕達はすぐに同意の言葉を口にする。

 僕達もその優しさと温もりに触れたことにより救われた。かつて僕達を見かけただけで命を奪ってきたマフィア達のように、研究に使えるモルモットとしか扱ってこなかった忌々しい連中のように、ぞんざいに扱うことなく、素性を知っても尚寄り添おうとしてくれた桜奈と言う光は、暗闇にいた僕達の道を明るく照らし、こっちだよと言うように手を引いて、暖かな春の日差しの元に連れて行ってくれた。

 対等の人間として、対等の友人として、これまで苦しめられてきた記憶を塗り潰していくように、色鮮やかな思い出を注ぎ続けてくれた。

 

 前世ではその優しさに縋るだけ縋ってまともに報酬を払ってこなかった連中に食い潰され続け、精神が疲弊した先で唯一の楔すらも切られてしまい、限界を迎えて命を落としてしまったわけだが、僕らはそのような道など決して歩ませたりはしない。

 これは一つの恩返し。そこに沢山の愛情も上乗せして、今世では穏やかで暖かな最期を迎えてもらうための道筋を、僕らが作り上げていく。

 

 だが、そのためにはあちら側の道は潰さなくてはならない。僕らのような人間にすら寄り添おうとしてくれた彼女の優しさを、マフィア風情のくだらない理由で食い潰されてなるものか。

 

「だからこそ、僕は並盛へと彼女を返すことを反対します。彼女の優しさや温もりは、君達ごときの勝手な理由で食い潰させるわけにはいかないので。」

 

 僕の言葉に、アルコバレーノ以外が食ってかかろうと動きを見せる。

 しかし、現在の僕の体が桜奈のものであることを見ては、歯を食いしばるように黙り込む。

 

「奈月がご友人を大切にしていることも、ご家族を大切にしていることも理解はしています。

 常識的に考えれば、そちら側に戻すことが正解でしょう。」

 

「だったら……!!」

 

「ですが、彼女の心が休まる場所は、彼女の精神が休まる環境は、そちら側に存在しているのですか?

 存在しているのであればどこに?マフィアのボスとして、誰よりも高い能力を持ち合わせていた珍しい存在として扱っていた君達の側にあるなどと、くだらないことを吐くつもりはありませんよね?」

 

「「「!!?」」」

 

「…………。」

 

 静かに紡いだ問いかけに、アルコバレーノ以外の3人は目を見開き、アルコバレーノは無言を返してくる。

 よく見るとアルコバレーノは歯を食いしばっているようだった。そこから感じ取れたものは後悔と言う感情だった。

 桜奈を休ませることができなかったこれまでの環境がどれ程酷悪だったのか……ようやく理解したのだろう。

 

「こちら側にいた間、彼女はのびのびと楽しそうにしていましたよ。年相応の明るい笑顔を見せて、時には甘えてきたりもして、とても愛らしい姿を沢山見せてくれました。

 これは僕の宝物にするつもりで焼き増ししてもらっていたのですが、特別に見せてあげますね。

 君達は奈月に、このような表情を一度でも見せてもらったことがあるのですか?」

 

 歩み寄る素振りをもう少し早く見せていれば、そのような後悔を抱くことはなかっただろうにと、1年も共に過ごしていたくせに歩み寄らなかったツケが返ってきただけだと、アルコバレーノに対する軽い失望を抱きながらも、僕は手元にあった写真フォルダを彼らに見せる。

 恋人同士がするような行為が撮られていたものだけは取り除いておいたのだから、そこら辺は感謝してもらいたいものだ。

 まぁ、僕に甘えてきていた桜奈の姿や、犬と千種にぴったりくっついてリラックスしている桜奈の姿は避けていないのですがね。

 

「「っ………!?」」

 

「「…………」」

 

 写真に映り込む桜奈の姿を見て、目の前にいる4人は表情を歪める。

 当然だろう。彼女の記憶に含まれている感情から、ここまであからさまな感情を、彼らの前で抱いたものはなかった。

 楽しいと思ったことや嬉しいと思ったことが無かったわけではない。だが、彼女がハッキリとした感情を抱いたのは、僕らと過ごしている時がほとんどだった。

 

「……その様子だと、あまり見たことがないようで。まぁ、それは当然ですよね。

 基本的に君達は彼女を頼ることしかせず、頼られたことはないのですから。

 あったとしても、道場破りの際に出会した悪質な連中や、海で出会した悪質なナンパ連中から助かるためだけであり、基本的には頼られていないじゃないですか。

 彼女の本音を真剣に聞こうともせず、向き合うこともせず、自分達の思う奈月と言う存在、理想の偶像としての彼女を壊すこともせず、我慢させ続けていたのは、君達の方……そのツケが回ってきてしまいましたね?」

 

 彼女の前世の周りにいた大多数の人間と同様に彼女を頼ることしかせず、理想を体現する存在としてあり続けさせていた者達に、強い失望と苛立ちをぶつける。

 長らく共に過ごしていたくせに、それに気づくこともせず、気づこうと歩み寄ろうとすらしていなかったせいで、桜奈は様々なことを抱え続け、我慢ばかりしていたのだと、現実を突きつけるように。

 

 

 

 

 




 骸in桜奈
 桜奈の肉体に憑依することにより、リボーン達の動きを完全に封じた双天の術士。
 これまで桜奈が本音を口にして、甘えられるような環境を作り出していなかった4人に失望と苛立ちを抱いていた。
 甘えさせようと、本音を吐き出させようとする姿勢を見せていたのであれば、ここまで苛立つことはなかったのに。

 リボーン
 骸に見せられた写真に映る桜奈が見たことがない程の笑顔を見せていたことや、骸や犬、千種に甘えるようにくっついている写真を見て自分がどれだけ桜奈に歩み寄っていなかったかを痛感し後悔する。
 骸が言った通り、もっと早く本音を吐き出しやすいようにしていれば、桜奈に我慢させることはなかったはずなのに……。

 獄寺 隼人
 骸に見せられた写真や、責めるように告げられた言葉に言葉を失ってしまった少年。
 奈月のことを想っていながら、10代目としての彼女を強く身過ぎていたことを認識したことにより大きなショックを受ける。
 もっと早く10代目としての奈月ではなく、ただの奈月を見ていたら、頼られることだってあったかもしれないのに……。

 山本 武
 奈月のことを想っていながら、彼女の本音を聞こうともせず、頼り切ってしまっていた自身がいたことを写真を通して把握してしまい言葉を失う。
 頼るばかりではなく、奈月のしたいことや本音を聞くことができていれば、ちゃんと拾い上げる姿勢を見せていれば、彼女に本当の笑顔を咲かせることができたかもしれないのに……。

 雲雀 恭弥
 骸から見せられた写真により、自分の都合のいいことしか押し付けていなかったことを認識し、言葉を失った風紀委員長。
 奈月の本音を聞くことや、甘えやすい環境をちゃんと作ることができていれば、彼女の我慢を解くことも、笑顔を咲かせることもできたかもしれないのに……。




 ユキミ
 骸と桜奈の双方から本当に小鳥か……?と疑問を持たれてしまったメスの白い鳥。
 ユキミハユキミ。コトリダヨ?ヒミツナンテナイナイナイ!
 ……本当かなぁ………?


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