最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 イタリアへと戻った父親と別れ、1ヶ月が経った並盛町。
 いつものように日常生活を送る桜の花は、友人と共に町を歩く。
 そこで彼女が見つけたのは、新たなる争いの兆しだった。


指輪をかけた後継争い
争いの兆し


 夜の帳が下りた日本。そこの某所にて、激しく衝突する鋼の音が響き渡る。

 音が発生してるそこにいるのは、2人の男達。1人は青の炎を額に灯し、1人は長い銀色の髪を靡かせながら、ただひたすらに争っていた。

 

「う゛お゛ぉい!!」

 

 大きな音を立て、時には建造物などに傷を作り、それでも尚止まらない戦闘。

 そんな中、様々な破壊音にも劣らぬ大きな声がその場に響く。

 

「てめぇ、何で日本にきたぁ?ゲロっちまわねえと三枚におろすぞぉオラァ!!」

 

 声を響かせていたのは片手に剣を携える銀色の髪の男だった。自身を見据えながら、武器であるメタルエッジを構える亜麻色の髪の少年に、日本に来た目的を問いただす。

 銀髪の男に問われた少年は、少しの間男を見据え、静かに、しかし、よく通る声音で言葉を紡ぐ。

 

「……答える必要はない。」

 

 完全なる返答拒否の言葉に銀髪の男は直ぐに地面を蹴り上げて、目の前にいる少年へとその凶刃を振るう。

 なんとか少年はその攻撃に応戦するが、力の差か一等強力な斬撃により、その体を軽々と宙に飛ばされる。

 

「く……っ!!」

 

 すかさず体勢を空中で整えるものの、少年が飛ばされた先に着地できる場所はなく、そのまま彼は地面へと落ちそうになる。

 しかし、少年はこの場で終わるわけにはいかないと考え、なんとかビルの屋上の縁を掴み、落下による終わりを回避した。

 

「う゛お゛ぉい!よえぇぞ……!!」

 

 だが、回避したところで危険であることには変わらず、銀色の髪の男は不敵な笑みを浮かべながら、自身の足元にいる少年を見下した。

 その姿に焦りを浮かべながらも、少年はこの局面を打破するために、なんとか思考を巡らせる。

 

 そんな中、少年のポケットから一枚の写真がこぼれ落ちる。それに気づいた少年は、直ぐにその写真を掴み取る。

 その際見えた写真には、美しいプラチナブロンドを持ち、沢山の仔猫に囲まれて笑う、1人の少女の姿が写っていた。

 

 ─────……こんなところで……やられるわけには……!!

 

 自身の目的を脳裏に浮かべながらも、少年は真っ直ぐと銀髪の男を睨みつける。

 その姿を見つめる一つの人影があることに気づかずに。

 

 

 

『おや……。何やら物騒な音が聞こえてくると思っていましたが、このようなことになっているとは……。』

 

 大きな物音を聞きつけて、寒色の男は姿を現す。

 彼を視認することができるものはその場にいないため、誰1人として彼を見据える物はいない。

 

『あれは確か、門外顧問に属するバジリコンと、ヴァリアーに属するスクアーロだったはず……。

 ナツキの側にいるようになって、向こう側に何かしらの手を回した記憶は全くもってないのですが……もしや、誰かがあの問題児でも目覚めさせたんですかね……。』

 

 寒色の男……かつてのボンゴレの術士たる青年、D・スペードは、自身の眼下で行われている争いを見つめながら、深い青の瞳を細める。

 その表情には苛立ちと不満が浮かんでおり、今にも舌打ちをしてしまいそうな様子だった。

 

『これからのボンゴレに必要な存在はナツキの方だと言うのに、不満を抱く者でもいたのでしょうか?

 実にくだらない考えだ。あの傲慢でワガママなお子様が、ボンゴレを継ぐことなどできるはずがないと言うのに。

 そもそも“()()()()()()()()()()()()”が、あの証を手にすることなどできるわけがないでしょう。』

 

 愚かにも程があると吐き捨てながら、D・スペードはその場から姿を消し、ある場所へとそのまま移動する。

 彼が向かった先にいたのは、彼が目をかけてやまない唯一の愛弟子たる少女だった。

 

『風邪を引きますよ、ナツキ。最近は夜もかなり冷え込むからお部屋の中でいい子に過ごしていなさいと言ったでしょう?

 特にあなたは女性です。男とは違って体を冷やしやすいのですから。』

 

 自宅から離れた位置にある並盛神社の鳥居の近くに腰を下ろしていた金髪の少女……沢田奈月を視界に入れたDは、直ぐに彼女の元へと歩み寄り、自身が常に着ている上着を小さな体に優しくかける。

 その瞬間、視えないはずのジャケットは現実世界に現れ、小柄な少女の体を包み込んだ。

 

「……デザインが明らかに場違い過ぎる。」

 

『イヤならちゃんと自分の上着を着てから家を出なさい。上着を羽織らずに出た結果、体を冷やして風邪を引きましたなどと言う自業自得の体調不良をかます弟子など見たくありませんよ。』

 

「ついでにでかいんだけど。」

 

『体格に差がありますからね。まぁ、引きずるほどではないようなので、身長はかなりあるみたいですけど。』

 

「確か、1ヶ月の旅行と言う名の家出をしたせいでわたしだけ健診できなかったからってつい最近1人だけそれやったら身長が2cmくらい伸びてたよ。だから現在は167cm。」

 

『おやおや……昔は160cm後半の身長を持つ女性は少なかったのですが、随分と時代は変わったようですね。

 まぁ、食事に使う食材も一世紀ごとに交配などで進化しますし、この時代では当たり前なのでしょうか……』

 

「ん〜……多分、わたしの場合は体を動かすことがほとんどだからの可能性もあるような……。

 あと、一応はイタリアの血が流れてるから、その影響もありそう……?」

 

『なるほど。そのような考え方もありますね。』

 

 当たり前のように日常的な会話をこなしながら、奈月とDは、沢田家へと戻るための帰路に着く。

 普段はここに、他の初代も集まっているのだが、この日はDのみが彼女の側にいた。

 

『そうそう……少々ナツキの耳に入れておきたい話があるんですよ。』

 

「……もしかしなくても、ジョットさんが何かを察してイタリアの方に行ったことも関係したりする?」

 

『ああ……プリーモも気がつきましたか……。

 “ボンゴレの血”(ブラッド・オブ・ボンゴレ)による超直感は、死してもなお健在なんですね、あの男。』

 

 忌々しいと言わんばかりの様子を見せているDに、そこまで?と言いたげな表情を見せる奈月。

 しかし、彼女は直ぐに頭を切り替えて、再び口を開いた。

 

「Dさんがそう言うってことは、やっぱり関係あるんだね。ジョットさんの行動も。」

 

『ええ。』

 

「何があったの?」

 

『簡潔に言うと、誰が10代目としてボンゴレを継ぐことになるかに関して、予想外の後継者争いに発展してしまったんですよ。

 どうやら何者かがある人物を焚き付けて、後継者争いの火種にしたようでして……。

 ああ、念の為に言っておきますが、私は一切関与してませんよ。ナツキに会っていなければ、私も何かしら手を出していたであろうことは認めますが、あなたに会ってからは、あなたを立派な女王に育てること以外考えておりませんから。』

 

 自身を貝の女王に育てると口にするDに、奈月は一瞬だけ呆れたような眼差しを向ける。

 しかし、直ぐに頭を切り替えては、考え込むような様子を見せた。

 

「……予想外の後継者争い……。9代目からの手紙を見た瞬間、プリーモの血が9代目が危ないって教えてきた理由はそれだったんだね。」

 

 自身の中に流れているボンゴレⅠ世の血……その声がハッキリと聞こえるようになり、告げられた一つの警告。

 その理由を師により明かされた次代の女王は、納得したように言葉を紡いだ。

 

『なんにせよ、厳しい争いになることは明白です。ナツキはともかく、ナツキの守護者たる人間達には確かな強化が必要になってくるでしょうね。

 自身の守護者に値する人間は、すでに見つけているのですか?』

 

 Dの質問に、奈月は再び考え込む。守護者と呼ばれる存在……それを見つけているのかと言われたら、一応、目をつけている人間がいると言う答えが出てくる。

 ただ、脳裏に浮かんだ人間の殆どが、マフィアの世界など知らない一般人ばかりであり、マフィアに身を置いているものは2人程しかいなかった。

 

「……一応、この人だろうなってなる人はいる。ただ、殆どがマフィアとは無関係な一般人ばかりで、巻き込んでいいかわからない。」

 

 奈月の返答を聞き、Dは少しだけ無言になる。

 そのように迷っていては意味がない……これまでの彼であれば直ぐにでも言っていたであろう言葉だったが、彼女の性格を側で見守っていた分、その迷いに苦言を呈することができなかったのだ。

 

『必要であれば迷うことなく手を伸ばすべきだ、と、これまでの私ならば言っていたでしょうが、今はとやかく言うつもりはありません。

 まぁ、その迷いが長くなってしまうのは見過ごすことができませんが、少しの間ならば迷うこともありでしょう。

 あなたにとっての最善を、今のうちに考えておくように。争いの火種となる証はすでに日本へと入り込んでいるので、あまり先延ばしはできませんがね。』

 

 Dの言葉に、奈月は琥珀色の瞳へとわずかな不安を宿しながらも静かに頷いた。

 そんな彼女を見つめながら、Dは少しだけ考える。この様子だと、目の前にいる唯一の弟子は、またしばらくの間それらを抱え込み、周りに悟らせないようにするであろうと。

 今回の家出騒動により、彼女の精神の脆さやそれでも抱えて動こうとする特徴は、かなり深刻なものであることを彼は把握することとなった。

 情も湧き、その脆さをなんとか守るような形で女王への道を歩かせるためには何をするべきか……今の彼には、その答えが出ていた。

 

『……不安がるなとも、抱えるなとも言いませんが、あなたの側には私もいます。

 甘え過ぎは御法度ですが、甘えるなとまでは言いません。自身の目的のためにボンゴレを継ごうと思っているのであれば、私のことも頼りなさい。

 あなたがボスに相応しいか否か……それを見定めることを決めた私ではありますが、見定める者である以前に、私はあなたの師です。

 どうしても必要な時は言ってください。このように話を聞くこともできますし、不安定になるあなたの精神を安定させる手助けもしてあげますから。』

 

 Dの言葉に、奈月は驚いたような表情を見せながら、自身の師である始まりの守護者へと視線を向ける。

 まん丸に見開く琥珀色の瞳から不安の色は消え、以外だと言う驚きと、それに隠されたわずかながらの安堵がそこには宿っていた。

 

『あなたが目指しているものは、私が理想としているボンゴレを守りながらも果たすことができる目標です。

 そこに嘘偽りがないのも理解しているため、私はあなたの味方をすると言いました。

 ボスとしての明確な成長……それを果たすことができているか否かをいずれ確かめるために、最終的には立ちはだかり、ダメ出しを行い、場合によっては再教育を行うことになるとは思いますが、それまではあなたを育てる教育者として側にいます。

 時にわからないことを教育者に聞き、答えを導くと言うのが生徒のあり方ですから、その時は遠慮なく言ってください。

 まぁ、何度も同じことを聞くのはよろしくないですがね。勉強をしていない証拠なので。

 ですが、ナツキはそのように繰り返し同じことを聞くようなおバカな生徒ではないでしょう?』

 

 Dの問いかけに、奈月は静かに頷き返す。

 頷いた愛弟子を確認したDは、その場で一度笑顔を見せたあと、自身よりも低い少女の頭を優しく撫でる。

 

『それならば問題はありません。これからも私は、あなたの師としての役割を全うしましょう。

 ……いいですか、ナツキ。あなたには私がついています。わからないことや不安があるのであれば直ぐに言ってください。

 私の経験に基づいたものではありますが、プリーモよりはマフィアの情勢やあり方に詳しいので、それに合ったアドバイスとお勉強会を開きますから。』

 

「……ん。わかったよ、師匠(せんせー)。」

 

『いい返事です。本当にあなたは良い子ですね。』

 

 短く返された教え子の言葉に、Dは満足気に笑って頷く。

 いささか素直すぎる部分がある気もしないが、これまで見てきた様子から、彼女が素直に話を聞いているのは彼女の周りに身を置く友人や大人に対してのみであるため、今はまだ問題ではないと判断していた。

 

 ─────……周りに助けを求めるのは正解ですし、彼女の負担の軽減になることは否定するつもりはないので、今は気にしない方向でいいでしょう。

 ですが、この特性が心を許した者に対して発動するものであり、そのような存在が増え過ぎてしまった場合、何を吹き込まれ始めるかわかりませんね。

 

 だが、その素直になってしまう特性が、特定の条件を満たした人間全てに発現してしまう可能性が否めない以上、危惧するべき特性でもあった。

 いくら負担が減ろうとも、それにより危ない橋渡りをすることになるのは見過ごせるはずもなく、何より、愛弟子と言っても過言ではない程に存在が大きくなってしまった目の前の少女が、自分の知らぬところでいいように利用されてしまうのは師である彼が許せなかった。

 

 ─────……折角プリーモ達と共に接触することによりここまで素直な教え子へと至らせることができたと言うのに、他の人間に盗られるような結末になるようなことになってしまったら意味がない。

 この特性は、なんとしても私に優先的に発現するようにしなくては……。

 

 それは明白な執着であり、ある種の強い愛情だった。

 強大な独占欲と、それに伴った支配欲……目の前にいる女王のたまごを育て上げるのは自分だけ……手放すわけにはいかないと言う強い想いが、彼の胸中に渦巻いていた。

 

 奈月の頭を撫でていた手を緩やかに頬へと滑り下ろし、確かな愛しさを含む手つきでどこかふわふわとしている彼女の頬を撫でつける。

 それがくすぐったかったのか、奈月は少しだけ目元を細めて身を捩る。しかし、その薄紅色の唇からは、静止の言葉は紡がれることはない。

 拒絶がないことをいいことに、Dはそのままくすぐるように、同時に彼女が気に入る場所を探すように撫で、少女が気持ち良さげな表情を見せ始めた場所を見つけては、そこを重点的に優しく撫でる。

 

「D……さん……?ちょっと、くすぐったいんだけど……」

 

『ヌフフ……すみません。あまりにもナツキが猫のように見えてしまいまして。どうやらここがお気に召したようですね。』

 

「んぅ……っ……気持ち良いけどちょっとやめて……!なんか意識がふわふわするから……!」

 

 目元を軽く蕩かせながらも、やめてと強めに声をかけてくる奈月に、Dは小さく笑いながら、名残惜しさを隠すことなく、スルリと最後に一撫でして手を離す。

 撫でられ続けていた奈月は、頬を恥ずかしげに染めながらも、拗ねたような表情をして自身の師を睨みつけた。

 

『おやおや……ナツキの前世は猫だったのでしょうかね?』

 

「歴とした人間だけど?」

 

『では、その前が猫だったのかもしれませんね。頬を撫でられただけでそのような表情を見せるとは……。

 可愛らしくはありますが、あまり他の男の前では見せない方がいいですよ。それに欲情して襲ってくる者もいるでしょうから。』

 

 “見せるのであれば、私の前だけで”……その言葉だけは飲み込んで、Dは拗ねてしまった少女へと手を差し伸べる。

 

『さて……それでは帰りましょうか。あなたの体が冷え切る前に……ね。』

 

「………うん。」

 

 拗ねていながらも、目の前に差し伸べられた手に、奈月は静かに自身の手を重ねる。

 自身の手より遥かに小さな少女の手を見て、Dは小さく微笑みを漏らし、その手を優しく引き寄せる。

 抵抗なく手と共に近寄ってきた小柄な体を抱き寄せるようにして肩を抱き、そのまま彼は歩き始めた。

 

『ボンゴレを継ぐ際に手にすることになるのはボンゴレリングと呼ばれる特殊な指輪です。これに関してはあなただけが知っていては意味がない。

 そうですね……。ナツキの守護者が決まった時にでも、周りの人間から教えてもらいなさい。

 大まかな話程度であれば、大半のボンゴレの関係者が知っていますから。』

 

「ん。わかった。」

 

 Dから話を聞きながら、奈月は帰路へと大人しくつく。

 彼女の隣を歩くDは、このように女性と静かな街並みを歩いたのは何百年振りだろうかと、少しの懐かしさと寂しさを抱きながら、かつて自身の腕の中にいた最愛程ではないが、それでも華奢だと言える少女の体を、優しく、しかし手放さないようにするための強い力で抱きしめながらも、星が瞬く夜空の下をエスコートするのだった。

 

 

 

 




 沢田 奈月
 なんからやたら師匠が愛しさマシマシの手つきで触ってきた……と少しだけ恥ずかしくて拗ねてしまったボンゴレ10代目。心を許した相手には素直な反応を見せる特性がある。
 何かを感じ取ってイタリアに行ってくると離れたジョットの姿を見て、彼女自身も感じるものがあったため、並盛神社へと向かったところ、何かを見てきたD・スペードから、予想外の後継者争いが発生してしまった可能性を聞かされた。

 D・スペード
 愛弟子が素直過ぎる……なんとか私にその特性が優先的に発現させるようにしなくては……と強い独占欲と支配欲を伴った明確な執着を奈月に向け始めている長生きな術士。
 プリーモ達がいないので、代わりに奈月のための情報収集兼パトロールをしていたところ、一つの争いを目にし、それが何から発生したものが直ぐに把握して不機嫌になった。
 次代のボンゴレは私の弟子しかあり得ませんが?状態になっている。
 かつて愛した己が最愛……そこまでの強い愛慕には劣るが、次代の女王たる愛弟子にも確かな愛情を向けている様子がある。(かなり歪ではあるが)



 亜麻色の髪の少年
 銀色の髪の青年と争い、衝突していた青い炎を灯す少年。
 美しいプラチナブロンドを持ち合わせている少女の元へと向かうために日本へと来日していたのだが、戦闘に身を投じておりなかなか向かうことができない。

 長い銀髪の剣士
 亜麻色の髪の少年と争っていた剣士。
 強力な斬撃を用いて少年に防戦を強いていた。
 
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