最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 始まりの術士に教えられ、争いの兆しを感じ取った桜は、ひと時の日常に身を任せる。
 これから先に訪れる試練……それを乗り越えるまで、穏やかな時間は訪れないと考えながら。


嵐の前の静けさ

「ただい……ま……?」

 

『……何やらキッチンの方が騒がしいですね。』

 

「うん……。今の時間となると、母さんが料理をしてる時間だと思うんだけど……」

 

 ジョットさんの行動から予感を抱き、少しの間夜の散歩に興じ、Dさんから予感の正体を聞かされたわたしは、目的は終えたと考えて帰宅する。

 時間帯的に母さんが夕飯を作っているため、出迎えてくるのは居候組……と、思っていたのだが、今回は出迎えはなく、キッチンの方がただひたすらに騒がしくなっていた。

 流石に場違い過ぎる上着をみんなに見られるわけにはいかなかったので、そのことに安堵を抱きながらも、疑問を脳裏に浮かべる。

 その間、わたしをエスコートしてくれたDさんは、わたしが羽織っていた彼の上着をそっと取り上げて袖を通した。

 

「……Oh………」

 

 キッチンがここまで騒がしいのも珍しいような……と思いながら手洗いとうがいを済ませて足を運んでみると、そこではひたすら料理が量産されていた。

 母さんがこんなに大量の料理を作る時は、彼女が上機嫌であるか、父さんが帰ってくるかのどちらかであると決まっている。

 

「今回は後者かなぁ……」

 

「あ!なっちゃ〜ん!お散歩から帰ってたのね!お帰りなさい!」

 

「うん。ただいま、母さん。」

 

 ポツリと呟くように言葉を紡いでいると、わたしの声に気づいたらしい母さんが笑顔で声をかけてくる。

 何回も包丁を持った手を振るのはやめなさいって言ったからか、今回はそれをしていなかった。

 

「あら、ナツ。帰ってたのね。お帰りなさい。」

 

「お帰りなさい、ナツ姉!」

 

「おかえりだもんね、ナツ!」

 

「【お帰りなさいませ、ナツさん!】」

 

「夜なのに散歩するって言い出した時は驚いたが、不審者に会うことなく帰ってきたな、ナツ。お帰り。」

 

「……うん。ただいま。」

 

『ちょっとナツキ?今の間はなんですか?まさかとは思いますが不審者と言う言葉に私のことを思い浮かべたとか言いませんよね?』

 

 Gさん達がいたら、間違いじゃないだろとか言ってそうだなと思いながらも、キッチンの方へと足を運ぶ。

 ……なんと言うか、相変わらず母さんは父さんが帰ることになると大量に料理を量産していくなぁ……。

 

「……父さんが帰ってくる感じ?」

 

「あら!流石はなっちゃんね!実はそうなの!1ヶ月ぶりに帰ってくるのよ!まとまった休暇が取れたから、家でゆっくり休むんですって!」

 

「そっか。じゃあ、明日また大量に食材を買い込まないといけないね。父さん、母さんの料理だと普通に何十人前でも食べちゃうから。」

 

「ええ!しっかり買わないといけないわね!」

 

 嬉しそうに言葉を口にして、鼻歌を歌いながら再び料理に着手する母さん。

 そんな母さんの背中を見つめながら、わたしは溜め息を一つこぼす。

 

『……お気楽ですねぇ、ナツキのお母様は。何も知らないがゆえに呑気過ぎると言いますか、知らなくて正解と言いますか……。

 今回の沢田家光の帰省は休暇ではなく仕事であり、我が子も大変な目に遭うと言うのに。』

 

 そんなわたしの直ぐ後ろで、Dさんが呆れたように言葉を紡ぐ。

 その言葉を聞いて、少しだけ無言になったわたしは、自身の師であるかの術士に精神を少しだけ繋げる。

 

【だからこそ、わたしも父さんも母さんに話さないんだよ。危険な道である以上、早いうちから話すわけにはいかない。

 それこそ、しっかりと守ることができるくらいの力を身につけた上で、時が訪れるその日まで。】

 

『……そうですね。ナツキの言葉も一理あります。何も知らないままではずっといられるわけがないのですが、今はまだ、穏やかに呑気な生活を送ってもらった方が、精神的にいいかもしれません。』

 

 わたしの言葉を聞き、静かに賛同する言葉を紡いだDさんの姿を見て、わたしは静かに微笑む。

 この人にも大切な人がいたのだから、きっとそう言うと思っていた。

 

『……ナツキ。』

 

【何?】

 

 不意に、Dさんから真剣な声音で名前を呼ばれる。

 直ぐに彼に反応をして、横目で隣にいる師へと視線を向けてみれば、真っ直ぐとわたしを見据える深青の瞳と目が合った。

 

『今回お前の前に立ち塞がろうとしている存在は、かなり強力な力を持っていると同時に、災害のような存在です。発生するであろう証をかけた争いに負けることは許されません。

 もし、負けるようなことがあれば、お前の周りに集う者達も確実に始末しにかかるでしょう。

 それこそ、弱肉強食を体現した、マフィアそのもののような男ですからね。』

 

 紡がれた言葉は、わたしとわたしの周りの身を案じる言葉。

 負けることは許されないと厳しいことを口にしていても、その瞳からは本気の心配を感じ取ることができた。

 まさかの忠告に少しだけ驚いてしまい、思わず瞬きを何度か繰り返す。

 

【……何でそれを教えてくれたの?】

 

『そうですね……強いて言うならば、お前が大切だからでしょうか。ナツキは私の唯一の弟子であり、現状では何よりも愛情を注いでいる存在ですからね。

 大切にしている存在が、苦しむ姿を見たいと思うような者などいるはずがないでしょう?』

 

 脳裏を過った何故と言う疑問をぶつけるように、Dさんの言葉の真意を探れば、彼はわたしが大切だからと口にして、身を案じるのは当然であると告げてくる。

 それを聞き、少しの間無言になったわたしは、軽く思案して小さく笑う。

 その言葉に含まれていた、わたしに対する気持ちがわかってしまったために。

 

【……現状では何よりも愛情を注いでいる存在……ね。本当の意味での最愛は、とうの昔に奪われた。

 あなたにとっての唯一の最愛は、あなたに望みを託した女性のみだけど、今を生きる最愛……今の自分にとっての最愛は、わたしってことかな。】

 

『……超直感を利用して、こっちの感情を分析するのやめてもらえます?』

 

【使ってないよ。Dさんがわかりやすかっただけ。】

 

『やかましいですよマセ弟子。』

 

【精神の分析方法は、術士に必要な技能だって言って教えてくれたのはDさん(せんせー)だよ。わたしはそれを応用に使っただけだから。

 ……ありがとう、師匠(せんせー)。そんな風に想ってくれて。】

 

 “例え、それが打算ありきのものだとしても、確かに含まれた本心もあるって、繋がりを通してわかったよ”……なんて言葉は飲み込んで、わたしは静かに繋がりを切る。

 わたしの反応に少しだけ納得いかないのか、それとも精神の分析方法を教えるんじゃなかったと後悔しているのか……どちらが正解かはわからないけど、わたしのことを大切にしてくれている気持ちは素直に嬉しかったから、感謝の言葉を静かに述べる。

 Dさんは少しだけ拗ねたような表情を見せながらも、わたしの側から離れてリビングの方へと移動した。

 その姿を見送ったわたしは、目の前に広がる料理へと視線を向ける。相変わらずすごい量である。

 

「……これを父さんは全部食べちゃうんだから、どんな胃袋してんのかな。」

 

「言えてんな。流石にオレも家光があそこまでメシを食う奴だとは思わなかったぞ。」

 

「リボーンと父さんって知り合いだったよね?普段の父さんはどれだけ食べてたの?」

 

「平均よりちょい多いくらいだな。栄養をしっかりと摂れて、腹もしっかり膨れる量だ。」

 

 普段もこんなに食べるのかと、昔馴染みらしいリボーンに父さんの普段の食事量を問いかけてみれば、普段は20人前レベルの食事量ではないとのこと。

 それにより好物は母さんの手料理だと豪語する理由に納得した。

 

「なるほど。本当に父さんは母さんが作る料理が大好きなんだね。」

 

「まぁ!じゃあ、もっともっと料理を作らないといけないわね!」

 

 “なっちゃん達もしっかり食べるのよ?”と笑顔で言ってくる母さんに、思わず遠い目をしてしまう。

 ただでさえ料理でテーブルが埋め尽くされていると言うのに、これ以上にまだ料理を作るのかと。

 

「わかってるけど、もうテーブルが完全に埋め尽くされてるから、少しだけ作る量は考えてね?

 チンして食べるのもいいけど、折角帰ってくるんだから、出来立ての温かいご飯も食べさせてあげないと。

 置くことで味が良くなるものもあるのは否定しないけど、料理は出来立てが1番でしょ?」

 

「!それもそうね!じゃあ、今作ってる料理ができたら一旦終わりにしましょうか!」

 

「その方がいいと思うよ。」

 

 とりあえず、やんわりとこれ以上作るなと母さんに伝えるため、出来立ての料理の方がもっと喜ばれるはずだと告げる。

 わたしの言葉に一理あると思ったのか、母さんは今作ってるものができたら一旦料理をやめると言ってきた。

 そのことに少しだけホッとする。よかった……これ以上母さんが食事量産機にならなくて……。

 

『……何があったわけ?あれ。』

 

『あなたが残した門外顧問の現トップである沢田家光が1ヶ月振りに帰ってくるそうですよ。

 それを知ったナツキのお母様が料理を大量生産してしまい、あのような現状になってます。』

 

『相変わらずナツの母さん、ナツの父さんが帰ってくることになると大暴走するものね……』

 

『あーあ……料理でテーブル埋め尽くされてら……。あれを全部食べ切るナツキのオヤジの胃はどうなってんだ……?』

 

『まさに()()()()()()()でござるな。』

 

『究極に腹が減ってきたぞ……』

 

『あれを見たらどうしてもな……。まぁ、オレ達は見ての通り、まともに食べることはできないのだが……』

 

 ……いつのまに初代組リビングに集まったし……と思わず視線をそっちに向ける。

 仔猫の器を作れば食べさせることもできるかな?一応、あの器はちゃんと生物として必要な機能は備わってるし。

 

「そろそろかな……。」

 

「どうしたの?なっちゃん。」

 

「うん。ちょっとね。」

 

 そうと決まれば行動だ。そんなことを思いながら、リビングの方へと足を運ぶ。

 わたしが移動し始めたのを見て、初代組は一瞬キョトンとした表情を見せるが、直ぐに何をしようとしているのか把握しては、リビングから庭の方へとそそくさと移動した。

 

「……うん。予想通りではあったけどさ。」

 

 それを確認し、すかさず精神の主導権を“私”から“わたし”へと変化させて、幻術を発動させ、庭に仔猫の器を出現させれば、7匹の仔猫が同時に目を覚ます。

 Pの文字が記されたアクセサリーを首につける茶白に、Gの文字が記されたアクセサリーを首につけるキジトラ。

 Dの文字が記されたアクセサリーを首につけるロシアンブルー風の仔猫に、Aの文字が記されたアクセサリーを首につける癖毛のホワイト。

 Rの文字が記されたアクセサリーを首につける長毛のクリームに、Uの文字が記されたアクセサリーを首につけている黒白。そして、Nの文字が記されたアクセサリーを首につけている黒猫……。

 ジョットさんとGさん、それとDさんの3人はいつも通りの器で、他の4人には自身のイメージと偏見から新たに作ってみたけど、目の前にもふもふ天国が出来上がってしまった。

 

「……ちゃっかりそっちも使ってない?」

 

「この方が強度と気配がごちゃごちゃになってアルコバレーノも気付けませんからね。特別サービスです。

 それはそれとして……随分と術士も様になってきましたね、ナツキ。教えた側として鼻が高いです。」

 

 いつものような笑い声を漏らすDさんに苦笑いをこぼす。見た目可愛い仔猫なのに、その笑い方は違和感が……。まぁ、いつものことだけどさ……。

 

「よいしょっと。」

 

 そんなことを思いながら、わたしは床に足を拭くためのマットを敷く。

 その瞬間、仔猫化した初代ファミリーとDさんが次々と部屋の中へとマットを踏んづけて上がる。

 ゾロゾロと姿を現した仔猫達(の器に入った初代組)を見て、母さん達は目を丸くして固まった。

 

「あらあら、大所帯ね。」

 

「なんか増えてない?ナツ。」

 

「増えたね。4匹くらい。多分、プリーモの友達だと思う。この子達と一緒に過ごしてる姿よく見てるし。」

 

「わー!仔猫がいっぱいだね!触ってもいい?」

 

「んー……そうだなぁ……」

 

「オレは構わないぞ?」

 

「オレも構わねーぞ。」

 

「私はイヤです。」

 

「僕もイヤ。」

 

「オレは究極に構わんぞ!」

 

「私も問題ないでござる。」

 

「オレ様はナツ意外に触られたくないものね。」

 

「………プリーモとテンペスタ。それと黒白の子と黒の子は触っても大丈夫だよ。

 ただし、手はしっかり洗ってね。猫は綺麗好きだから、汚れちゃうのはあまり好きじゃないから。」

 

「はーい!」

 

 フゥ太の質問に答えながら、わたしは料理をやめた母さんの代わりにキッチンに立つ。

  流石にテーブルの上にある食べ物は食べさせてあげられないから、自分で作った特性の仔猫用ご飯を作らないとね。

 

「……念の為に購入しておいて正解だったな。」

 

 いつものように食事を作り、たまたま寄った店で購入していた深めの皿の上に作ったものを盛り付け、フゥ太に撫でられている初代組の元へと食事を持って行く。

 そして、彼らの前に次々と並べれば、直ぐに彼らは器に入ってる物を口にし始めた。

 

「猫の姿で物食べるってなんか変な感じだものね。でも、スムーズに動いてるの何?

 違和感もあんまり感じないし、どうなってるものね。」

 

「簡単ですよ。ナツキの幻術に私の幻術を重ね合わせると同時に私のマインドコントロールを混ぜ合わせることで猫としての行動しか取れないようにしているだけです。

 仔猫が猫としての行動ではなく、人のような行動取ると言うのは周りに違和感を生じさせる原因にしかならないでしょう?」

 

「つまり、私達は現在、Dのマインドコントロールに陥っている……と言うことでござろうか?」

 

「そうなりますね。」

 

「すごくイヤなんだけど?」

 

「オレは慣れたな。」

 

「オレも慣れた。」

 

「まさか、今になってDのマインドコントロールにかかることになるとはな……究極に予想外だ。」

 

 こっちが出した物を食べながらも行われている初代会議に、そりゃそうだと同意する。

 最初、わたしもかなりびっくりしたし、考えなしに仔猫の姿を作ってみたけど、これで生活して大丈夫なの?って聞いた瞬間、わたしの幻術にDさんがさらに幻術を重ねてマインドコントロールを施しておくから差し支えはないって返されたから。

 それを聞いた時のジョットさんとGさんの反応はかなり面白かったな……マインドコントロールにかかってんの!?ってすごく驚いていたし。

 しかも、その時のDさんはすでに食事を終えたあとだったから、目の前で料理お出しされたジョットさんとGさんが仔猫スタイルで食事するもんだから爆笑していたな……。

 

「これかなり恥ずかしいものね!!」

 

「だったら別に食べなくてもいいですよ。この器は生きる器なので空腹に陥ってぶっ倒れますけど。」

 

「なんでそんな仕掛けしたものね!?勘弁してぇえ!!」

 

 慣れた様子でわたしが出したものを食べ切ったDさんが爆笑する。

 よく見るとランポウ君だけでなく、雨月さんとナックルさんもかなり恥ずかしそうな様子を見せており、初体験メンバーの中でも平然としているように見えるアラウディさんは、尻尾が内側に回って少しだけプルプル震えている。

 Dさんからしたら、ムカつく初代ボンゴレファミリーの尊厳破壊を楽しんでいるような心境なのかもしれない。

 まぁ、ジョットさんとGさんの2人が反応しなくなったからつまらなかったのもありそうだけど。

 

「賑やかだな。」

 

「楽しんでやがるな、Dの奴。」

 

「プリーモ。テンペスタ。君ら、完全に家猫の風格になってるよ?」

 

 対する何回も仔猫化した組は、すでに食事を終えてわたしの足元を陣取ってた。

 しかも、2匹まとめてわたしの膝の上に香箱座りをしており、小さな温もりが2つ、わたしの足を温めている。

 

「最初はオレ達も思うところがあったが、慣れてしまったらこの体も悪くないぞ。」

 

「結構いろんなところに移動できる分、こっちも情報を集めやすくなったしな。」

 

「何よりこうしてナツキの足元に寄ればナツキは仔猫を構う名目の上でオレ達と言葉を交わせるだろう?」

 

「普段、周りの目がある時話せねー分、話しやすいし伝達もしやすい。虫の言葉がわかるお目付役の影響もあって、ナツキは猫と話せるってこじつけができたから、霊体よりは楽だな。」

 

「「マインドコントロールに関してはアレだが。」」

 

 完全に飼われてる猫の風格をしているジョットさんとGさんに話しかければ、彼らは完全に慣れてしまえば割と過ごしやすいものだと言ってきた。

 まぁ、マインドコントロールについてはいろいろ思うところがあるようだけど、それでも仔猫ライフを楽しめるくらいには平然としているようである。

 

「ってそこ!!何ナツキに構ってもらってるんですか!!退きなさい!!」

 

 2人の話を聞いていると、Dさんがこちらに視線を向け、わたしの膝の上に香箱座りをしているジョットさん達にシャーッと威嚇の声を上げた。

 ジョットさん達は威嚇してくるDさんを少しだけ見つめては、そのままふいっと知らんぷり。

 それが気に入らなかったのか、Dさんがジョットさんに猫パンチを放つが、余裕の表情をしたままのジョットさんが、襲ってきたDさんへと鋭い一撃をカウンターで素早く放ち、そのまま軽く彼を吹っ飛ばしてしまった。

 

「あだ!?おのれプリーモ…………!!」

 

「慣れてしまえばこっちのもんだな。」

 

 ドヤ顔でDさんを見つめるジョットさんに、Dさんは再びフーッと怒りの声を出す。

 ……この2人、時折仲良いのか悪いのかわからなくなる時あるな。いや、まぁ、実際は後者なんだろうけど。

 

「……何やってんだこいつら?」

 

「……さぁ?」

 

 呆れた様子でジョットさんとDさんのやり取りにツッコミを入れるGさんに、わからないと返しながらも、キジトラの毛並みを優しく撫でる。

 Gさんはそれが気持ちよかったのか、ゴロゴロと喉を鳴らしながら大人しく撫でられた。

 

 

 

 




 沢田 奈月
 仔猫に囲まれてしばらくの間猫カフェ状態だったボンゴレ10代目。
 ジョットとDのやり取りを見て、時折仲がいいのか悪いのかわからなくなることがある。

 D・スペード
 ロシアンブルー風の仔猫姿で仔猫の所作をマインドコントロールにより強いられて恥ずかしがる初代組の雨、雷、晴、雨を爆笑しながら見ていた性格ワルワル術士。
 しかし、そのあと愛弟子の膝の上でくつろぐジョット達に威嚇し襲いかかったところ、仔猫化に慣れたジョットに鋭く強烈な猫パンチを容赦なく放たれてしまい、軽々と吹っ飛ばされて敗北した。

 ジョット
 最初のうちはマインドコントロールにより仔猫の行動を強いられてしまい恥ずかしい思いをしていた初代ボンゴレ。
 慣れてしまった現在は、Dに突っかかられても問答無用の返り討ちにする程になっている。
 死ぬ気モードにならずとも仔猫を吹っ飛ばせる謎の筋力を持っている。

 G
 仔猫化してる時は楽しげな様子で突っかかってくるDを返り討ちにする幼馴染みに呆れながらももっとやれと思っている始まりの1人。
 彼もまた、最初のうちは器に入ったら強制的にかかるマインドコントロールにより仔猫の仕草を強いられ、恥ずかしい思いをしていたが、慣れてしまってる今は、堂々と奈月の膝を陣取り過ごすことがある。

 雨、雷、晴、雲の初代達
 奈月が作り上げた仔猫の器に入れたかと思えば、まさかのDによる強制マインドコントロールにより仔猫としての行動を強いられる展開になってしまい、羞恥に震えていた4人。
 自分達を見て爆笑していたDには怒りしか湧いてないが、彼がジョットに吹き飛ばされた姿を見てかなりスッキリした。
 いずれ慣れたらジョットとGのように家猫の風格で堂々とくつろぎ始め、楽しい反応が見れなくなるのをDはまだ知らない。



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