最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
始まりの霧を側に携え、襲撃者達を抑えるために。
side Natuki.→side Another.
桜月から言われ、わたしはジョットさん達と共に市街地へと戻る。
空は既に暗くなり、多くの人が家族と団欒の時を過ごしている様子が伺えるが、どこか並盛には嫌な気配が広がっていた。
「・・・・・・嫌な予感がする。ジョットさん。Gさん。雨月さん。ナックルさん。ランポウ君。アラウディさん。あなた達は直ぐに解散して、ファミリーの関係者が市街地を歩いていないか確かめてもらえる?
もし、関係者が歩いているようだったら直ぐに誘導して。前、神谷さんから聞いたんだけど、灯火石に宿る炎は、一時的にその属性じゃない人も使えるみたい。まぁ、神谷さんが作ったこれならって話だけど。」
この気配はまずいと判断したわたしは、今から彼らにやってほしいことを口にする。
神谷さんが教えてくれた、灯火石の一つの効果・・・・・・今回、わたしが骸を含んだ彼らと行った企みに利用している方法を。
「使い方は簡単。別の属性の死ぬ気の炎が宿った
自身の指圧なり、踏みつけなりで器を破壊することで一時的に宿った死ぬ気の炎が使える。
霧属性の炎なら、破壊すると同時に自身が思い描いた幻覚を一時的に発動させることができるみたいだよ。」
─────・・・・・・いいですか、沢田さん。これは、お得意様である沢田さんだからこそ扱っていただけるお品です。
─────・・・・・・自身が持ち合わせていない属性の死ぬ気の炎・・・・・・それを、一時的に使うことができるとっておきですよ。
─────・・・・・・その名も
─────・・・・・・自分とメテオライトの繋がりを見抜いた沢田さんに、我々が今できる最高の支援物資です!
─────・・・・・・この間、沢田さんと六道さんが彼らと企んだ計画を遂行するために使えそうなものを作成しているうちに、たまたまできた物なのですが、これがまたなかなか使い勝手がよくてですね!
─────・・・・・・これを使えば一時的ではありますが、別の属性による目眩しが可能になります!ついでに、効能は既に彼らのお墨付きですよー!
─────・・・・・・僕は、沢田さんが無理をすることなく過ごせる世界になるように願っていますからね。これくらいの支援はさせてもらいますよ。
思い返した神谷さんの言葉。最後に一瞬だけ感じ取れた、メテオライトさんとよく似た気配は、今でも記憶に焼きついている。
同時にわたしは自分の荷物の中から
そして、手元にある
その瞬間、わたしの手元を包み込むように、大きな手が重ねられる。一瞬だけ驚いて目を丸くすると、宿った霧の炎の純度が一気に上がるのが見えた。
「ナツキの炎だけでは時間稼ぎができるくらいですからね。私の炎も追加で重ねておきます。
こうすれば時間稼ぎの他、強力な撹乱効果も発生させることができますから。」
その手はDさんの手だった。彼は、わたしの手元にある
そんなDさんに一言感謝の言葉を口にすれば、彼は小さく笑って頷いた。
「オレ達がやることはわかった。だが、Dはどうするんだ?」
わたしが手にしている
まぁ、確かに、わたしはDさんの名前を挙げていなかったから、その疑問は当然だろう。
「あのスクアーロさんが身を置いてる組織なら、間違いなく襲撃者はこっちに手を出してくるだろうし、早めに対処したいんだ。
だから、Dさんにはこっちの気配の誤魔化しと、防御面で力を貸してもらいたくてね。一緒に来てもらうつもり。」
「なるほどな・・・・・・。同じ防御なら、ランポウの雷の炎でもできるが、気配を誤魔化すことまではできないし、適材適所と言うわけか。」
「そう言うことでしたら、任せてください、ナツキ。気配の誤魔化しとナツキの防衛・・・・・・全て私が受け持ちましょう。」
わたしの言葉を聞き、Dさんが喜びを隠しきれない声音で言葉を紡ぐ。
これくらいのことで喜びを見せてくるなんて、どれだけDさんにとってわたしは特別なのか。
・・・・・・今回の襲撃前、彼の過去にわずかに触れたことにより、わかったことがある。
Dさんは確かに、特別な恋慕の情・・・・・・熱量が狂っていると自覚しているそれをわたしに向けているようだった。
過去の最愛であるエレナさんの話題を聞きたいと告げた時、彼から感じ取れたのは、懐かしむ気持ちと穏やかな思い出だった。
彼女のことが今も好きなのだろうと思っていたが、どうも好きは好きでも違う好きで、恋慕は完全にわたしの方へとベクトルが向いてしまっているようだった。
エレナさんに対する好きは、完全に親愛に落ち着いたのだろう。区切りをつけた初恋と言ってもいいくらいに。
まぁ、元の彼女に対する感情が綺麗で純粋な恋愛感情でよかったと思うべきかな。
流石に、あそこまで純粋で優しそうな人に、この希釈して飲むべき甘い飲み物にさらに蜂蜜を加えた上、希釈するどころかドバドバと原液を追加したような甘ったるさと粘性のある猛毒のような愛情を注いでいたらどうしようかと思っていたため、別の意味で安心してしまった。
純粋な好意を持ち合わせてる人だったはずなのに、いったい何をどうしたらこんな感情を持つようになるのか・・・・・・。
─────・・・・・・こっちの方は執着心やらなんやらがヤバすぎるからね。狂った熱量が彼女に向けられてなくてよかったよ・・・・・・。
狂った熱量の執愛や支配欲が混ざった狂愛一歩手前の恋慕は、まともに浴び過ぎると下手したら発狂待ったなしだし・・・・・・。
あ、なんか悲しくなってきた。それってイコールわたしはまともじゃないってことじゃん・・・・・・渇愛しまくってる自覚はあるけど・・・・・・。
泣きたくなりながらも、写真に写っていたエレナさんに、“彼の綺麗で幸せな思い出は、あなたがしっかりと大切に抱きしめておいてあげてくれ”・・・・・・なんて少しだけズレたことを考えながらも、わたしはDさんに視線を向ける。
わたしに頼られたことに喜びを隠そうとしないDさんは嬉々として準備に取り掛かっていた。
「・・・・・・何かあったらすぐに呼べよ?」
「特にDが暴走した時とかね。」
「オレ様達、どんだけ力になれるかわからないけど、頑張るものね。」
「素手による粛清が必要なら言ってくれ。直ぐにオレが殴り飛ばしてやろう。」
「プリーモの言う通りでござる。何かあれば、すぐに言ってくだされ。」
「鳩尾や顎に一発入れても究極に問題ないからな!」
「・・・・・・ってことらしいけど、Dさん?」
「あなた方は私をなんだと思ってるのですか!?」
「「「変態。」」」
「ロリコン。」
「うーむ・・・・・・なんと表現したら良いのやら・・・・・・ストーカーでござろうか?」
「悪魔や悪霊とも言えそうだな。」
第一声から、ジョットさん+Gさん+ランポウ君。次にアラウディさん、雨月さん、ナックルさんである。
うん、予想通りボロクソに言われてるな、この師匠。
「はぁ!?不審者の代名詞ばかりじゃないですか!!ナックルに至っては完全に人外扱いですし!!ひどくないですかナツキ!?お前の先祖達のこの言い様!!」
「ええ・・・・・・?わたしに同意求めないでよ
困惑しながら言葉を返せば、Dさんからひしっと抱きつかれる。
私の味方はナツキだけです・・・・・・って、これ味方してることになるの?いや、なんだこの茶番。
って、ちょっとGさん達!!マジで言ってんのこの子みたいな視線向けないでよ!!
ジョットさんに至ってはオレの子孫が変質者に誑かされたぁ!!って言ってるし!!
そこまで!?そこまでショックなのわたしの反応!!え?ちょっと待ってジョットさん!?涙目でグローブ嵌めてDさん目掛けて天誅!!って言って殴りかからないで!?
これから協力してもらうんだから気絶させないで頼むから!!
いい加減にしろ初代組ぃ───!!!!
܀ꕤ୭*
side Another.
暗闇の中を動く複数の影があった。その影は全て人のものであり、並の人間ではない身軽な動きで、次々と建物の上を移動していく。
・・・・・・しばらくして、その人影は一部の地点に集まり、鋭い眼光を宿すまなこを暗闇の中に向け始めた。
「この地点です。」
「道・・・・・・。先ほど見た人影はそう遠くへは行ってないはずだ。捜し出せ!」
複数の人のうち、1番ガタイのいい男が鋭い声音で指示を飛ばす。
指示を出され者達は、すかさずその声を合図にして、その場からバラバラに移動した。
残されたガタイのいい男・・・・・・レヴィ・ア・タンは、そのまま辺りに注意を向ける。
「流石。仕事の早さはヴァリアー1だね、レヴィ。」
そんな中、辺りに似つかわしくないソプラノボイスが響き渡る。その声を聞いたレヴィは、直ぐに視線を声の方へと向ける。
そこにいたのは、黒のローブを身に纏った、1人の赤ん坊が鎮座していた。
「君の勤勉さと残虐さがあれば、次期ボス補佐も夢じゃないよ。」
現れた赤ん坊・・・・・・マーモンの言葉に、レヴィは何度か瞬きをする。
しかし、直ぐに視線をマーモンから逸らしては、静かに言葉を紡いだ。
「そんなものには興味がない。マーモン。お前は霧のリングの相手を探さないのか?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・マーモン?」
レヴィからの問いかけに、普段ならば直ぐに言葉を返すマーモンは、ただ、彼に無言だけを返した。
返事がないことに疑問を覚えたのか、レヴィはすかさずマーモンに声をかける。
彼に名前を呼ばれたマーモンは、静かに口を開いた。
「・・・・・・わからないんだ。」
「わからないだと?お前ならば探し出せるだろう?」
訝しげな様子のレヴィに、マーモンは一度視線を向ける。
しかし、マーモンは言葉を紡ぐのではなくその場で首を左右に振る。
「ここいら一帯に足を踏み入れた瞬間、何かに邪魔をされているのか幻術が使えなくなったんだ。
いや、正確には幻術が幻術に邪魔をされていると言えばいいのかな?気味が悪い程、僕の幻術を発動できなくなるように幻術の波長をぶつけられているんだ。」
「何・・・・・・?そんなことがあり得るのか?」
レヴィの問いかけに、マーモンは考え込むような様子を見せる。彼の脳内には、ヴァリアーの本部にいた時に、情報を持ってきたスクアーロの言葉が浮かんでいた。
だが、直ぐにそれを振り払うように、マーモンは首を振る。
「本来ならば、できないはずなんだけどね。僕が使う幻術は、今を生きている術士の中でも上位に食い込むから。
余程のことがない限り、邪魔をされるはずはない。だけど、まるで波長を把握しているとでも言うかのように、僕の幻術が邪魔をされている。
いったい誰がそんなことをと思って探ってみてはいるけど、全くその気配を掴み取ることができないんだ。」
忌々しいと思っていることがハッキリとわかる不機嫌な声音で言葉を紡ぐマーモン。
レヴィはその姿を珍しいと思いながら、一つの情報を口にした。
「スクアーロが言っていたが、まさか、沢田奈月と言う10代目候補のせいか?幻術を使っていたと聞いただろう?」
「それはないよ。」
レヴィからの問いかけに、マーモンは即答する。即答されてしまうとは思わなかったのか、レヴィは一瞬驚いたような様子を見せたあと、マーモンの言葉を聞くために口を閉じた。
「幻術を使えるのは、基本的に霧としての特性を持ち合わせている人間のみだ。そもそもがおかしい話なんだよ。
歴代のボンゴレファミリーのボスの中に、幻術を使える人間はいないのだから。
幻術を扱うのは霧の守護者に選ばれた人間のみで、従来通りであれば、ボンゴレファミリーのボス候補に挙げられた存在は一貫して大空だ。
スクアーロの言葉には疑問しか残らなかった。なんで10代目候補の子供が幻術を使えるんだ。」
「言われてみれば、確かに・・・・・・。」
交わされた2人の言葉。そこから導き出される答えは一つだけだった。
スクアーロが対峙したのは、ボンゴレの10代目候補の少女と、少女の姿を借りて幻術を使用した霧の守護者であると。
「スクアーロの話によると、
これが真実であるのなら、彼の話にも辻褄が・・・・・・!?」
浮かび上がった一つの可能性を口にしていくマーモン。しかし、不意に自身の全てを把握されるかのような強い嫌悪感と悪寒を感じ取り、慌ててその場で辺りを見渡す。
しかし、そこにいるのは自分自身と同僚のレヴィだけであり、それ以外の気配は全くと言っていい程になかった。
「急にどうしたんだ?」
「い・・・・・・いや・・・・・・。なんでもないよ・・・・・・。」
レヴィから疑問の声をかけられ、マーモンは直ぐになんでもないと返す。
だが、その間もマーモンは嫌悪感と悪寒に襲われており、早くこの場から立ち去ってしまいたいと言う衝動に駆られていた。
「っ・・・・・・!!僕は先にボス達と合流する!!じゃあね!!」
「おい!?」
一瞬にして姿を消してしまったマーモンに、レヴィは呆気に取られてしまう。
まるで、何かに怯えているかの様子に、何があったんだと言う疑問を浮かべて。
しかし、自身が身につけていたインカムにジジジ・・・・・・と連絡が入ったことを知らせるノイズが走ったため、レヴィは意識をマーモンがいた方角から逸らした。
《レヴィ隊長。こちら
《こちら、
《こちら
入った連絡に、レヴィは一度眼を閉じる。先程の自身の同僚の慌て様にはかなりの疑問が残ってしまったが、今の自身にはやるべきことがあると頭を切り替えるために。
しばらくの間、目を閉じていたレヴィは、自身の頭が切り替わるのを感じ取りながら、閉じていた目を静かに開く。
瞼の後ろから覗かせた瞳には、もはや冷酷で残虐な光しか宿っていなかった。
「3人のガキのどれかがリングを持っている。
自身が紡いだ言葉に部下達が返事をしたのを確認したレヴィは、一度辺りを見渡したのち、2時の方角へと視線を向ける。
そして、自分自身の目的を果たすために、彼は地面を蹴り上げた。
・・・・・・その姿を、1人の女王と、女王に付き従っている1人の男が見つめていたことに気づかずに。
「・・・・・・流石は霧のアルコバレーノ。自身が見られていることに気づきましたか。」
「いや、だってそのレンズ越しに見つめられるとめちゃくちゃ悪寒が走るんだよ?
術士の人間なら絶対に嫌悪感覚えるから。何もかも把握されるような感覚に飲まれるし。」
「ヌフフフ・・・・・・まぁ、実際にレンズ越しに見た存在を事細やかに分析できますからね、これ。お前も使ってみますか?」
「・・・・・・興味はあるけど遠慮しとくよ。」
「そうですか。もし、気になるようでしたらいつでも言ってください。お前には特別に使わせてあげますから。」
「それはどうも。」
琥珀色の瞳を閉じ、自身が座っていた屋根の上に片足を立てる女王。
そんな彼女の動きを確認した寒色の青年は、穏やかな笑みを浮かべたのち、慣れた様子で自身の手を差し出した。
「お手をどうぞ、
「・・・・・・相変わらずそれ言うよね、
「ヌフフフ・・・・・・。ええ。いくらでも私はこの言葉を口にしますとも。これは、お前を示すに相応しい呼び名ですので。
それとも、
「ええ・・・・・・?どっちみち所有物扱いじゃん。」
告げられた言葉に、琥珀色の少女は呆れたような様子で勘弁してくれと言わんばかりの言葉を紡ぐ。
彼女の言葉を聞いた寒色の青年は、一瞬だけ目を丸くしたのち、深海のような深い青の瞳を宿す目を緩やかに細める。
口元には穏やかな笑みを浮かべ、しかし、その瞳には甘く燃え盛る恋慕を宿し、目の前にいる琥珀色を深海へと沈める。
「所有物だなんてとんでもない。私はただ、お前を深く愛して堕としてしまいたいだけですよ。
お前の目が私以外の元へと行かぬように、お前の姿が他の誰かの目に止まらぬように、琥珀色をした一輪華を私と言う霧で覆い隠して、私以外が触れることができないように閉じ込めてしまいたいとしか思っていないので。」
「・・・・・・心底エレナさんが綺麗で穏やかな恋慕だけを向けられていて良かったと思うよ。
気づいてる?今の
常人だったら間違いなく押し潰されて発狂するよ?これ。本っっっっ当にかなりの激物だから。
本気で全部わたしに飲み干させようとしてくるじゃん、怖。頼むから希釈して?」
やれやれと首を左右に振りながらも、琥珀色の少女は差し出された青年の手に自身の手を重ねる。
その瞬間、彼女の体は軽々と引っ張り上げられ、そのまま屋根の上に立たされた。
「申し訳ないのですが、希釈用の水や白湯は生憎とどこかに流してしまったようなので、大人しくこの
「死人と恋愛する生者とかただの狂人になるから断らせてもらうよ。冥婚なんてしたくない。」
「ヌフフフ・・・・・・それは残念。まぁ、いくら断られようとも、私は諦める気なんて毛頭もありませんが。
言ったでしょう?お前のことは徹底的に私と言う存在に堕とすと。この感情を捨てるつもりはないため、大人しく堕ちて溺れることが、一番楽になれる方法だと・・・ね?」
「この悪霊ストーカー野郎を誰か成仏させてくれ。」
軽口を叩きながらも、少女は自身の服についた砂や埃をその場で払い落とす。
そして、自身を深海へと引き摺り込み、閉じ込めようとしている深青の瞳を真っ直ぐと見据えた。
「さてと・・・・・・。相手の狙いは間違いなくランボみたいだし、わたし達も行こっか、Dさん。」
「ええ。サポートは任せてください、ナツキ。レヴィ・ア・タンと言う名の男は幹部格ですが、お前のお得意のあれを食らわせたら問題なく黙らせることができると思うので、どうぞ狙ってやってください。
・・・・・・まぁ、見ているこっちも、視覚的にかなり痛いのですがね。」
少しだけ苦笑いをこぼす寒色の青年、D・スペードを一瞥し、琥珀色の少女、貝の女王たる沢田奈月は現れた襲撃者達が向かった方角へと視線を向ける。
「それでは参りましょうか、
「・・・・・・もう何でもいい。」
「ヌフフフ・・・・・・では、好き勝手呼ばせてもらいましょうか。」
溜め息を吐きながら、呼び方に対する言及をついに諦めた最愛を見て、D・スペードは愛おしい人へと向ける甘ったるいばかりの眼差しを彼女に浴びせたのち、自身より小柄な体を優しく抱き寄せた。
その瞬間、屋根の上にいた2人の姿は、霧に溶けるように消えていく。
一部始終を見つめていたのは、夜空を照らす月のみだった。
沢田 奈月
ランボが危ないとすかさず判断し、特殊なアイテムと初代ファミリーを導入した撹乱作戦を決行した貝の女王。
Dの感情を改めて知り、エレナさんがこの激物を浴びせられなくて良かったと心の底から安堵した。
D・スペード
区切りがついたことにより、かつての最愛の恋慕の情は、親愛へと落ち着き、今では自身の愛弟子である貝の女王を深く愛している始まりの霧。
長らくついて回った過去の想いは綺麗なものだったが、今の想いは自身の手元からこぼれ落とすことなく閉じ込めてしまいたいと言う感情や、相手の逃亡を決して許さない激物とすら言われてしまうレベルの粘着質な愛毒と化している。
魔レンズを利用してマーモンを分析し、その結果に伴った自身の幻術の波長をぶつける事による封手を使っていた張本人。
初代組
D?変質者で合ってるだろ? ←誰が変質者ですか!!
マーモン
Dの妨害により幻術を封じられた上、魔レンズによる分析までされてしまった藍色のアルコバレーノ。
嫌悪感と悪寒が抜けない・・・・・・っ・・・・・・くそっ・・・・・・!!
レヴィ・ア・タン
雷のリングを奪取すべく出没した暗殺部隊の幹部。
仕事を遂行することに集中してはいるが、会話したマーモンの様子が結構気になった。
神谷 幸弥
奈月にちゃっかり与している月のような男性。
自分は奈月さんの絶対的な味方ですので、もちろん、リングの奪い合いでも手は貸しますよ?
例え、本戦以外でしか手を出せないとしてもね・・・・・・。