最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 ハードな訓練をこなし、やってきた休憩時間。
 それを確認したヒットマンは、最愛の女王にある提案を告げた。



女王とヒットマンの休憩時間

 あれからどれくらいの時間が経っただろうか。

 Dさんにより組まれた戦闘訓練。それは全て、確かに前日に比べたら難易度が一気に引き上げられていた。

 ジョットさんと呪解リボーンの2人を相手に組み手をこなしてみたり、アラウディさんとジョットさんの2人を相手に組み手をこなしてみたり、少しだけ本気を出した呪解リボーン単体を相手に組み手をこなしてみたりしと、なかなか濃過ぎる時間がひたすら過ぎていく。

 

「はい、そこまでです。午前中の訓練は終わりですよ。」

 

「や・・・・・・やっとおわったぁ・・・・・・・・・」

 

 ふらふらとその場でふらつき、わたしはへたりと地面に座り込む。

 (ハイパー)な死ぬ気モードのコントロールは確かにできるようになってきたけど、今日1日分の体力をかなり消費してしまった気がする。

 

「・・・・・・大丈夫か?ナツキ。」

 

「これが大丈夫に見えるならジョットさんは一回眼科行った方がいいと思うけど?」

 

「うん・・・・・・すまない。全然大丈夫には見えないな・・・・・・」

 

 顔を覗き込んできたジョットさんに悪態をつけば、周りから一斉に苦笑いをされて、ムスッとその場で拗ねる。

 実力が上の人達を、休憩を挟みながらとはいえ、連続で相手させられまくって、大丈夫なわけがないだろ。

 

「この訓練は初めて導入したはずなのですが、予想の遥か斜め上の結果を叩き出してくださいましたね、ナツキ。」

 

「予想の遥か斜め上?」

 

「ええ。訓練メニューとしてはかなり難易度を上げたものと自負していますからね。

 だと言うのに、ギリギリの対処をするどころか、しっかりと余裕を持ったまま対処し、その技術を観察、吸収を繰り返し、そのままお前自身の力に昇華するとは・・・・・・。」

 

「ん〜・・・・・・?あー・・・・・・言われてみれば確かに・・・・・・」

 

 Dさんに言われた言葉に何度か瞬きをしたのち、言われてみればと考える。

 そう言えばわたし、恭弥さんからトンファーを渡されてから相手の動きを観察してそれを自分なりに扱えるように技術として入手した上で昇華していた気がする。

 この体になってから、どうも相手の動きがかなり見えるようになって、それでどうすれば技術を盗めるか頭を動かしていたような・・・・・・。

 

「・・・・・・恭弥さんと手合わせをするようになってから、相手の技術を盗む癖がついちゃった感じかな。前世の自分に比べたら、かなり動体視力とか身体能力が上がってて、それをフル活用することで吸収してる感じ。

 だから、完璧とまではいかないけど、みんなの動きは基本的に把握することができたし、どうすれば自分でも使えるようになるかある程度答えは掴んでるよ。」

 

「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・は?」」」」」」」」

 

 わたしが口にした言葉に、8人全員が困惑した表情を見せる。

 ・・・・・・うん。そんな反応になるよね。正直言って、わたしもかなり驚いている。

 こう、頭の中に格闘ゲームなんかをする際に使えるハメ技コンボとかが完全にインプットされているような感じで、それを自分の体に反映させていると言うか。

 

「まぁ、ちょっと見てて。」

 

 そう言ってわたしは、その場で静かに立ち上がり、有幻覚による呪解強化モードを会得した時にリボーンが見せていた動きをそのまま体に反映させて再現する。

 あ、筋肉の使い方リボーンと違う。これはちょっと自分なりに改善する必要がありそうだな。

 

「・・・・・・マジかよ。」

 

「CHAOSだな。オレの動きをきっちりトレースしてやがる。」

 

「うん。だから言ったじゃん。動きの方はしっかりと覚えてるってね。あとは、自分の体に合ったものへとこれを改善すれば、わたしも普通にリボーンと同じ戦い方ができると思う。次は・・・・・・こんな感じかな。」

 

 そこまで告げて、わたしはジョットさんとアラウディさんを対処していた際に把握することができた動きを自身の体に合った流れにするように反映しながら繋げて行く。

 個人個人が使っていた技術は、よく見ると組み合わせることができるものが含まれているからね。

 ここに、リボーンが使っていた体術の動きも織り交ぜれば・・・・・・あ、これ動きやすいし繋げやすい。

 これは採用してもいいかも。火力は上げる必要があるけど。

 

「と、まぁ、こんな感じ。練度を上げる必要はあるけど、攻撃としてはかなり自然に繋がった連撃になってるでしょ?」

 

 肩をすくめながら問いかければ、全員がポカンと間抜け面を晒す。

 わー・・・・・・顔のいい人らが揃って呆気に取られた表情をしてるの、なかなかにシュールな絵面〜・・・・・・。

 

「ナツキ・・・・・・お前はどこまで私の想像を上回れば気が済むのですか?」

 

「いや、わたしも正直言ってこんな能力に開花するとは思わなかった。ジョットさん達の動きを観察する機会に恵まれてるから、こんな力にも恵まれたのかも。」

 

 自分自身もかなり驚いていることを伝えながら、先程見せたリボーンの動きをした際に感じた筋肉の動かし方の違いを脳裏に浮かべる。

 多分、体格と筋力の差かな。さっきの動きを自分なりに昇華するとしたら・・・・・・

 

「お、できた。繋げて動くことくらいはできるみたいだね。あとは、これにどうやって死ぬ気モードを組み合わせて、自分のやりやすい動きへと変えて行くかが課題かな・・・・・・」

 

「サラッと言ってるが、お前、相当なことやらかしてる自覚あるか?」

 

「・・・・・・・・・一応?」

 

「CHAOSだな・・・・・・。オレの技術を盗むとかどれだけお前は一般から離れた能力を会得すれば気が済むんだ?」

 

「え〜・・・・・・そう言われても、できちゃったんだから仕方ないじゃん。」

 

「そのできちゃったがかなりヤバめなことだものね・・・・・・」

 

 ランポウ君の呆れたような言葉に同意するように、プリーモファミリー with リボーンは何回か頷く。

 まぁ、わたし自身もこればかりはかなりやばいと思ってるから、同意しかないんだけど。

 

「ん〜・・・・・・長期戦になったら発揮しそうな特性だなぁ・・・・・・。自身の体力に合わなさ過ぎて、宝の持ち腐れ感半端ない・・・・・・。

 まぁ、こう言う訓練の中であれば、逆にありがたい力ではあるけどね。師に分類している人が規格外ばかりだし、学べる機会が多いから。」

 

 訓練で把握し切った能力を自分の技へと転じさせ、使い勝手のいい力へと昇華させる・・・・・・学びたい力や知識をなんでも吸収しようとしてたわたしをそのまま能力に変貌させることになろうとは思いもよらなかったな。

 

「ん?なんかこの力、某規格外テニス漫画に出てきた誰かの力に似てるな・・・・・・?あっちのは確か、対戦相手の能力を完全に吸収し、その力を使えなくするデバフを与える力だった気もするけど。」

 

 なんてことを考えながら、不意に、前世で仲良くしていた後輩ちゃんの布教漫画の一部を思い出してしまったわたしは、なんかこんな力あの漫画にあったな、と肩をすくめて口にする。

 

「それ、テニスっつー平和でしかねースポーツに持ち込んでもいいような能力なのか?」

 

「多分、持ち込んだらいけない能力だと思う。」

 

「そんな能力をなんでただのテニスで使ってんの?」

 

「・・・・・・わかんない。」

 

 そんなわたしの発言を聞き、Gさんとアラウディさんの2人がツッコミを入れてきたが、正直言ってそんなスキルをなんでテニスで使ってんのかわからないので、わからないとだけ2人に返した。

 多分、某唯一神漫画家さんにしかわからない。うん。

 

「・・・・・・とりあえず、ナツキには少々特異な能力が宿っていると言うわけだな。」

 

「そうでござるな。」

 

「ナツキの成長に繋がる能力であるならば、究極にいい能力ではないか。」

 

「ただ、それによってナツがまた無茶をしてスキルを習得しようとしなければいいけど・・・・・・」

 

「そこら辺はしっかりと私やそこのアルコバレーノが見張っておきますから一応はクリアしていますよ。」

 

「ナツの止め方なら、ある程度分かってるしな。」

 

「ん?わかっているのか?」

 

「ああ。ナツの甘えたい欲を刺激したらいいだけの話だ。どんな時に甘えたいモードのスイッチが入るか、少しずつわかってきたからな。」

 

「ほう?それはなかなか気になる話ですね。教えていただいても?」

 

「CHAOSだな。誰が“裏切りの幻霧”(アストゥート・ネッビア)になんかに教えるかよ。

 これを知ってるのはオレだけでいい。他の奴らにまでバレてたまるもんか。」

 

 地味に独占欲を表に出してくるリボーンに何度か瞬きを繰り返す。

 と言うか、わたしの甘えたい欲を刺激しやすいタイミング、この人いつの間に把握したんだ・・・・・・。

 わたし自身には全く自覚がないんだけど・・・・・・。

 

「今から休憩だろ。折角だ。街に出かけるぞ、ナツ。ナツが持ち合わせている霧属性の炎と“裏切りの幻霧”(アストゥート・ネッビア)の霧属性の炎のおかげで、死ぬ気の炎を灯したりしない分、オレの今の有幻覚による呪解強化体はほぼ1日維持できることがわかってるからな。

 これならば、ナツの護衛もしっかりこなしながら自由に動けそうだし、気分転換に付き合え。」

 

「え?」

 

「そろそろナツも羽を伸ばしたい頃合いだろ。休憩を挟んでいたとは言え、ずっと訓練をこなしていたんだ。

 ちょっとしたリラックスタイムを設けた方が、集中力は持続しやすいだろ?」

 

「!」

 

 リボーンの言葉に、一瞬目を丸くしたわたしは、すぐに同意するように頷く。

 それを確認したリボーンは、口元に小さく笑みを浮かべたのち、Dさんの方に視線を向けた。

 

「休憩時間はどれくらい取ってあるんだ?」

 

「そうですね・・・・・・今回の訓練内容から、疲労がかなり溜まると予測できていたので2時間程余裕を持たせて取ってありますよ。」

 

「だったら少しくらいナツを街に連れ出しても問題はなさそうだな。」

 

「ええ、まぁ。ですが、ちゃんと10分前くらいにはこちらに戻ってきてくださいよ、アルコバレーノ。」

 

「それくらいわかってる。オレは一流の殺し屋だ。時間厳守は心得てるさ。」

 

「それならば構いません。私自身もナツキに好きなことをするように指示を出すつもりでしたからね。

 何か美味しい物でも食べさせてあげてください。頑張ったご褒美があった方が、モチベーションも上がりますからね。」

 

 リボーンの問いかけに、あっさりと答えては外出許可を出してきたDさん。

 それを聞き何度か瞬きを繰り返したわたしは、静かにリボーンに視線を動かす。

 

「こんなこともあろうかとカードは持ってきておいた。時間が惜しいからな。少しだけ待っててやるから、外出用の衣服に着替えてこい。」

 

 口元に笑みを浮かべながら、わたしにそう言ってくるリボーンに、わたしは一瞬目を丸くする。

 だけど、自分の好きなことを2時間の間していいと言うちょっとしたご褒美タイムはかなり嬉しくて、すぐにその話を承諾するように頷いた。

 笑顔でわたしが頷いたからか、リボーンは穏やかな表情で笑い、優しく頭を数回撫でる。

 それを合図にして、リボーンから離れたわたしは、すぐに屋敷の中にある私室へと向かうために軽い足取りで移動する。

 

「・・・・・・あの鈍感娘・・・・・・絶対オレからのデートの誘いだってことに気づいてねーな。」

 

「完全に笑い方が無邪気な子供のそれだったな。」

 

「外出しようって言われた子供の表情だな。」

 

「あの子って時折鋭いのか鈍いのかわからないことあるよね。」

 

「ただ、これに関してはあなたの言い方も遠回し過ぎたような気もしますが。」

 

「それは言えてるものね・・・・・・」

 

「そこはバシッとデートだと言った方が究極に良かったのではないか?」

 

「うーん・・・・・・しかし、デートだと認識して意識されているリボーンを見るのも、なんだか複雑な感情になりそうだと思うのは気のせいでござろうか?」

 

「「「それな。」」」

 

「まぁ、私としても助かりましたがね。ナツキを取られたくありませんし。」

 

「・・・・・・おい、こら死人。お前、まさか今を生きる人間に惚れてるとか言わねーだろな?」

 

「はて、なんのことやら・・・・・・?」

 

「CHAOSだな・・・・・・余計なヤツまで引っかけてやがる・・・・・・。眼中に入らねーように外堀を埋めて行くべきか?」

 

 わたしがその場をあとにした時、まさか、リボーン達がそのよう会話をしているとは思わずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ❀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから動きやすい訓練用の私服から、お出かけようのおしゃれな私服へと袖を通したわたしは、急いでリボーンと合流した。

 すでに屋敷の正門付近に移動していたリボーンは、いつものスーツ姿ではなく、程よくカジュアルに、だけどスタイリッシュにまとめた黒コーデで合わせられており、頭にはボルサリーノとは違う帽子が被せられていた。

 

「わー・・・・・・私服姿リボーンとかすごくレア・・・・・・」

 

「別にいつも通りの服装でも良かったんだがな。折角ナツと並んで出かけるんだ。多少なりとも一般人に紛れ込みやすいものを見繕ってみた。

 まぁ、幻術の使い方はすでに把握できているしな。自身の服装を変えることくらいは造作もねーぞ。」

 

「相変わらずの規格外・・・・・・」

 

「オレの技を盗んで身につけるお前には言われたくねーぞ。」

 

 呆れたような眼差しを向けてくるリボーンに苦笑いをこぼしながら、わたしは彼の隣に歩み寄る。

 すると、リボーンは一度わたしの服装を見て、口元に笑みを浮かべた。

 

「随分と大人びた服装をしてるな。」

 

 紡がれたのは短くもよく似合っていると言う好意的な思いが乗せられた穏やかな言葉だった。

 カラーニットに黒のロングコート、サテンスカートにシューズと言った、服装でやってきたわけだが、好評だったようだ。

 

「だって、明らかに大人の色気全開なお兄さんの隣を歩くんだし、子供っぽい服装なんてできないよ。

 チグハグさをなくすなら、二十代がしそうな服装でしょ?」

 

「こっちの年齢に合わせたってことか。」

 

「まぁね。変じゃない?」

 

「ああ。よく似合ってる。ナツは、そこら辺にいる中学生と言うには、少々大人びてもいるしな。側から見たら、本当に成人した女の印象を与えるコーデだ。軽くだがメイクもしているようだしな。」

 

「元は成人女だったんだから、メイクはお手のものだよ。まぁ、前世に比べて顔立ちが随分と整ってるせいで、この顔に合わせたメイクを研究するのにかなり時間かかったけど。」

 

「自身の魅力を磨くのはいい心がけだ。まぁ、魅力的になり過ぎてもらっても困るがな。オレのライバルが無駄に増えるだろ。」

 

 そう言ってリボーンはわたしの方に手を差し伸べる。すぐにその手に自身の手を重ねれば、彼は重なった手を優しく握り、流れるような動作で引き寄せては、車道側とは反対の位置にわたしの体を移動させる。

 

「流れるように肩を抱かれてるし・・・・・・手慣れてるなぁ・・・・・・」

 

「まぁ、仕事ではどうしても女に近づかねーといけねー時が度々あるからな。エスコートはしっかりと身についてるさ。」

 

「ふぅん・・・・・・」

 

 それだけ女の人に関わることがあったのかと思うと、なんだか少しだけモヤモヤとした気持ちを抱く。

 このモヤモヤは、度々骸から感じ取ることがある嫉妬によく似ていた。

 過去のリボーンと関わっていた女の人に嫉妬するなんて馬鹿らしい・・・・・・と少しだけ考えながらも、わたしはリボーンにくっついた。

 

「・・・・・・なんだ?嫉妬でもしたか?」

 

「別にー・・・・・・。」

 

 すると、頭上から少しだけ揶揄うような声音で現在の状態を指摘する声が聞こえてきた。

 嫉妬なんてしてませんよーと言わんばかりに言葉を返すが、まぁ、リボーンにはバレているだろう。

 いちいち指摘すんなし・・・・・・とちょっとだけ拗ねたくなりながらも、2時間の休憩を満喫するために街の方へと向かう道を歩いて行く。

 

「どこ行くの?」

 

「最寄りのバス停から繁華街に向かう。移動時間も含めて短時間で十分満喫できるようなプランはすでにいくつか考えてあるから安心して楽しんでくれ。」

 

「え?短時間でもう複数のプラン考えたの・・・・・・?」

 

「こっちの方にどんな店があるのかはこの一年で把握したし、移動するまでの時間や混み具合などもしっかりと頭に入ってるからな。

 それを合わせればいくらでもデートプランなんて思いつくもんだぞ。」

 

「デ・・・・・・!?」

 

「・・・・・・やっぱ気づいてなかったか。気分転換をしようとしてるのは事実だったが、今回の誘いの目的はデート以外のなにものでもねーぞ。

 言っただろ?こっちの状態を有幻覚とは言え再現することができるようになったからには、意識させてやると言う下心も持ち合わせた上で関わるとな。」

 

 してやったり顔で爆弾発言を投下してきたリボーンに思わず顔を赤くし、本能的に彼から距離を取ろうと行動に移す。

 それが面白かったのか、リボーンは小さく笑い声を漏らし、離れようとしたわたしの肩を抱く手に力を入れて自身に引き寄せる。

 有幻覚による呪解強化状態のリボーンの力は、やはりと言うかかなり強くて、そのまま体は引き戻された。

 

「逃げるなって言ったはずだぞ、桜奈。」

 

「あう・・・・・・逃げたくもなるよ恥ずかしい!!」

 

「残念ながら、それもこっちの狙いだ。」

 

「うう〜〜〜〜・・・・・・!!」

 

 自身より高い位置にあるリボーンの顔を下から睨みつければ、彼は口元に余裕な笑みを浮かべ、静かに唇を重ねてくる。

 羞恥で顔が熱くなっている中、施された優しい触れるだけのキス。絶対に顔が赤くなってるとわかるレベルで熱が上がるのを感じたわたしは、リボーンの頭に平手を振りかぶった。

 

「イテッ!?・・・・・・ったく、相変わらず照れ隠しが過激だな。」

 

「うっさい!!そっちがキスなんかしてくるからでしょうがバーカ!!」

 

 またもや明らかにわざと喰らってる様子のリボーンに子供のような罵倒を返せば、彼は笑い声を漏らす。

 どうやら彼にとって、わたしのこれは、仔猫の戯れとほとんど変わらないようだ。

 

 

 

 

 




 沢田 奈月
 呪解状態のリボーンにはどうしても翻弄されてしまう節がある貝の女王。
 学べることは全て学び、自身の力へと昇華していたこれまでの癖が、この度一つの特異な才能として強化されていることに気がついた。

 リボーン
 女王からの照れ隠しの平手をあえて受けて反応を楽しんでいることが度々ある最強ヒットマン。
 呪解している状態とあまり差し支えない肉体強化を(霧の炎を借りること前提だが)有幻覚でこなせるようになったため、本格的に女王を振り向かせようと行動を取る。

 プリーモファミリー
 プリーモ(オレ)の子孫の才能開花がストップしてくれないとかなり驚いていた始まりの大空達。
 女王の幸せを願っているが、それはそれとして可愛がってるこの子が他の男を意識して翻弄される姿を見るのはかなり複雑。(約1名はジェラシーファイヤー)
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