最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 繁華街へと出向いた5人は、お出かけの時間が終わるまで共に過ごす。
 霧が立ち込める夜になるまで、5人のひとときの休息を。

 ※地の文がかなり多い話となります。ご注意ください。


凪と黒曜カルテットのお出かけ

 凪達と合流し、繁華街へと出向いたわたし達は、犬、千種、骸、凪の順番で回りたい場所へと回ることにした。

 最初に犬の向かいたい場所、ゲームセンターで目一杯遊ぶ。とは言え、ゲームセンターは沢山のゲームがあるため、使えるお金は5000円までと言う制限をかけることになったが、それでも彼らは十分過ぎる程ゲームセンターを堪能していた。

 

 まず、犬は体を動かすことができるゲームを全力で楽しんでいた。

 運動不足の解消のためか、ダンスゲームで思い切り体を動かし、高難易度でほとんどパーフェクトを叩き出すと言うのを繰り返し、来店者達が大規模な野次馬になっていた。

 途中で、千種が彼のダンスゲームに巻き込まれていたが、こちらも負けず劣らずで、2人してお客さんの目を引いたのは言うまでもない。

 ついでに言うと、わたしも骸に巻き込まれるカタチでダンスゲームをこなしたが、わたしと骸が2人して最高難易度を楽々とパーフェクトクリアしたのを見て、犬が挑戦したが、なかなかノルマクリアができずムキーッと怒ってしまったが、わたしと骸ってリズム感良かったのか・・・・・・。

 

 ちなみに、凪はクレーンゲーム、千種はコインゲームに割とハマったらしい。

 最初、凪がぬいぐるみを取ろうとして中々取れないことに落ち込んでいたが、少しだけコツを教えたら次々とぬいぐるみを取れるようになった。

 なぜかクリーム色やレモン色系統の猫のぬいぐるみやテディベアを取りまくっていたけど、何でだろう?

 

 そう言えば犬は、カーレース系のゲームにもハマってたな。千種と骸もカーレース系のゲームが気に入ったみたいで、3人でバトルしていた。

 これに関してはやはりと言うか、骸が1番強かった。コース選びとか分析能力が高過ぎて、本気で挑んだ犬と千種がなかなか勝てなかった。

 格闘ゲームでも同じことが起こったのは言うまでもない。

 

 ゲームセンターで遊びまくったわたし達は、次に千種の行きたい場所であるブティック、本屋、雑貨店の三つを回ることに。

 本来ならば、全体的に商業施設にあるため、そっちの方に向かうところではあるが、商業施設に向かえる程時間に余裕はない。

 そこで、わたしはリボーンが訓練の合間に繁華街へと連れ出してくれた時のことを参考にして、あらかじめ向かえる場所をピックアップをしておいた。

 リボーンに教えてもらった方法と言うことから、骸が軽く不機嫌になってしまったが、今度2人きりでまたどこかに出かけようと提案し、一旦は気持ちを落ち着かせた。

 まぁ、それを聞いた凪が少しだけ不満そうだったので、凪にも争奪戦が終わった後にでも、わたし達姉妹だけで出かける約束をすることになってしまったが、彼女はそれで十分満足そうだった。

 

 千種の要望により、訪れたのはメンズとレディースの両方が売られていたブティック。

 近隣には本屋と雑貨屋もあったため、ここを中心に回ることになった。

 

 どうやら千種は、今回の経過観察対象と言う扱いにより、日本で過ごすことになったため、いくつか服を新調したかったようだ。

 同時に、犬の服も新しいものにしようと思い、ブティックへと足を運んだとのこと。

 その話を聞き、服選びなら自分も手伝うよとわたしは申し出て、犬がどんな服装を好んでいるかなど聞き取りを行い、彼の全身のコーディネートを行った。

 なかなか試着室に入れるのに手間がかかったけど、骸の協力もあり、犬のコーディネートはいいものができた。

 

 千種はと言うと、自分で選ぶからと言って自由に動き回っていたが、たまに悩んでいる様子を見せていたので、軽くアドバイスをすることでサポートを行った。

 千種自身も悩んでいる時に助言されることに関して文句はなかったようで、彼の服装もスムーズにまとめることができた。

 少しだけ、凪と骸も欲しい服が見つかったようだったので、カードを使って全員の服の支払いを済ませたのは言うまでもない。

 

 さっさと支払いを済ませて店を出て行ったことにより、骸と凪から自分達の服まで買わなくても良かったのに!と言われることになったが、こっちが見せたマフィア用の口座の通帳にある残高を見せたことにより沈黙させたわたしは、次に雑貨屋へと足を運んだ。

 

 雑貨屋に行きたかった理由は、メガネ拭きとメガネケースの新調。

 なんでも、これまで使っていた奴は、長く使っていたことにより、どちらもだいぶボロボロになってしまっているのだとか。

 それなら確かに新しいのを買いたくなると思いながら、足を運んだ雑貨屋で、千種はすぐにメガネケースとメガネ拭きがある場所に向かっていた。

 

 犬はと言うと、雑貨屋の独特な匂いがあまり好きじゃなかったようで、外で待っとくとだけ言って、わたし達の中から離脱した。

 まぁ、雑貨屋はルームフレグランスなども売られているため、匂いにかなり敏感な犬からしたら、厳しい環境だったのだろう。

 わたしは香水を使うことがあるから、匂いは気にならない。骸と凪と千種の3人も、香水は使わないが、犬のように敏感というわけでもないので平気だった。

 

 しばらくして店内を物色した千種は、欲しい物が見つかったようで、わたしに品物を見せてきた。

 値段も大した物ではなかったので、財布の中から必要な金額を千種に手渡し、それで支払いを済ませるように指示を出した。

 それにより千種は支払いを済ませ、新しいケースとメガネ拭きに満足げな様子を見せていた。

 ・・・・・・ちなみに、わたしはわたしで、凪に髪留めと櫛を買って手渡していたりする。

 どんなのを買ったのかと言うと、桜の花がデザインになっている髪留めと、夜桜がデザインになっている手鏡とセットになっていた櫛だ。

 いつのまにかわたしが買っていた上、プレゼントと言って手渡されたからか、凪は顔を真っ赤にしていた。

 でも、すぐに明るい笑顔を見せてお礼を言ってきたので、この行動は正解だったらし・・・・・・なんか骸から呆れたような視線を向けられたような?気のせい・・・・・・?

 

 さて、雑貨屋から出たわたし達が向かった場所だけど、もちろん本屋である。

 話を聞くと、こっちで過ごす間の時間潰しになる物が欲しかったようで、小説を探したいとのことだった。

 それに便乗するように、犬も漫画が欲しいと言っていたので、それなら2人の欲しい本を買って帰ろうと提案した。

 千種は少しだけ申し訳なさそうに、犬はすごく嬉しそうにしながら、それぞれの目的のものを探しに行っていた。

 お金のことは気にしなくていいのだが、やっぱり買い与え過ぎると言うのも考えものということだろうか。

 正直言って、わたし自身は使い道がないせいでひたすら溜まりまくるマフィア連合からの上納金の使い道ができて助かるんだけどな・・・・・・。

 

 ・・・・・・犬と千種がそれぞれ欲しい本を見つけ、それを全部購入した後、わたし達が向かったのは、骸が行きたいと言っていたスイーツバイキングのお店。

 凪が行きたいと言っていたカフェの方は、最後に一息をつくために向かうことにしてもらい、店内に入ったところ、なかなかすごい光景になった。

 

 なぜなら、骸も犬も目を輝かせて沢山のスイーツを食べ始めたからね。

 千種は千種で興味なさげにしているように見えて、かなりの量を食べていたし、どれだけ甘味に飢えていたんだと思わずツッコみたくなる程だった。

 特に骸は、ひたすらチョコレート系統のスイーツを食べていた。フルーツもいいけど、やっぱりチョコです!と笑う姿はなんとも子どもっぽい・・・・・・と言うか年相応の姿だった。

 犬は好きなだけ食べれると言う夢のような時間だからか、最初は全種類食べてみて、後から気に入ったものをリピートしていた。

 千種は甘さ控えめなものを多く食べていた印象。余計な甘さがあるものは割と避けており、最終的にはチーズケーキ系統をリピートしていた。

 

 意外だったのは、凪もそれなりの量を食べていたことだろうか?

 彼女もチョコレートが好きだったようで、骸程ではないけどチョコレート系統のスイーツをよく口にしていた。

 フルーツ系のスイーツにも目を向けていたりしたけど、パイナップルが使われているせいで断念しており、少しだけしょぼんとしていた。

 それならとパイナップルがないショートケーキやフルーツのパイ系統を勧めてみたら、気に入ってくれたのか、そちらもちまちまと食べていた。

 

 ちなみに、わたしは4人の食べっぷりを見ながら、1人だけバイキングではなく、単体で頼むことができるおひとり様専用アフタヌーンティーセットを頼んでマカロンやマシュマロ、クッキーやキューブケーキ、マドレーヌなどをいただいていた。

 いやぁ・・・・・・この4人、なかなか食べるんだね・・・・・・?

 

 ・・・・・・今まで不自由で辛い生活をしていた大切なわたしの身内達。彼らの行きたい場所に行き、自由に回る穏やかな時間。

 少しでもこのひとときの自由が、みんなの確かな思い出になってくれたら・・・そんなことを思いながら、わたしは紅茶に口をつける。

 

 ・・・・・・カフェに行ったら、飲み物はコーヒーだな。エスプレッソラテでも頼もうか。

 

 

 

 

 

           ❀

 

 

 

 

 

「今回のお出かけ、十分楽しめたかな?」

 

「ええ。すごく充実した時間でした。」

 

「ありがとな、奈月。めちゃくちゃ楽しかったびょん!」

 

「全員、レシートはちゃんと取ってるから、必ず支払ってくれたお金は返すよ。

 買い与えられっぱなしって言うのもどうかと思うし。」

 

「髪留めと櫛・・・服もありがとう、奈月・・・。私も、絶対に使ってもらったお金は返すから・・・」

 

 ゲームセンター、ブティック、雑貨屋、本屋、スイーツバイキングと言った、決められた時間内でのお出かけツアー。

 全体的にそれを済ませたわたし達は、最後にわたしがよく京ちゃん達と足を運ぶカフェに寄り、お出かけ終わりの一服を過ごす。

 このお出かけ時間で沢山お金を使ったはずなのだが、自身のマフィア用の通帳から、お金は一割すらも減ることはなく、むしろ、時間経過で増えてしまうと言う結末に至ってしまった。

 

 増えた理由は言うまでもなく、一部のファミリーからの入金による増金だ。

 そう言えば、基本的に月初、月中、月末と入金があり、今日はその入金日の一つだった・・・・・・と頭を抱えそうになりながらも、カフェでエスプレッソラテを頼み、他のみんなにも飲み物を一杯奢りながら、のんびりと過ごす中、口にした楽しかったかと言う質問。

 

 わたしの質問に、骸、凪、犬、千種の4人は、楽しめたことを口にしたのち、先の未来での返金を申し出た。

 別に、お金に関しては気にしなくていいんだけど・・・・・・と一瞬思ってしまったが、目の前にいる4人が施されるばかりのメンバーではないことを思い出し、口にすることなく「楽しめたならよかったよ」と、笑いながら言葉を返した。

 

「そう言えば、奈月・・・。今日って、骸様が争奪戦に出る日・・・なんだよね・・・?」

 

「ん?うん。そうだよ。霧の守護者同士の対決なんだ。まぁ、骸なら確実に勝ってくれるって確信してるから不安はないけど。」

 

 不意に、凪から今日の争奪戦について質問された。

 その言葉を聞き、すぐに骸の番であることを伝えれば、彼女は少しだけ考え込むような様子を見せる。

 

「・・・・・・その争奪戦・・・私も見に行っていい・・・?」

 

「凪も?」

 

「うん・・・。」

 

 そして、少しの思案の元、自分も観戦したいと言う節をわたしに伝えてきた。

 何度か瞬きを繰り返し、その考えに至った理由を聞いてみれば、彼女は自分の意見を口にする。

 

「私・・・骸様の代理ではあるけど・・・まともに戦ったことはないし、幻術の扱いも、まだまだなの・・・。

 だから・・・今回の骸様の戦い方・・・幻術の使い方を見て・・・代理として、奈月と一緒に戦う時に繋げられるように学びたい・・・。」

 

 菫色とも言えるまんまるな瞳に、強い光を宿しながら、真剣な声音で告げてくる凪。

 その姿をしばらく見つめたわたしは、静かに骸へと視線を向ける。

 

「そうですね・・・・・・確かに、術士同士の戦いを本格的に見ることができる機会は滅多にありませんし、凪がその気なのであれば、観戦しに来ても問題はないでしょう。

 ただし、術士同士の争いは、精神に作用する幻覚のぶつけ合いとなりますので、気を引き締めておかなくては幻覚による精神の汚染が高確率で発生します。

 気分が悪くなったら、すぐに離脱するように。今や凪は奈月の家族なのですから、彼女のためにも体調は万全にしておきなさい。」

 

「はい、骸様・・・。」

 

 幼い子どもに言い聞かせるように言葉を紡いだ骸に、素直に頷いた凪。

 その姿を見ながら、わたしは口元に小さく笑みを浮かべた。

 

「骸。前より優しくなったね。前までの君なら、他の人を気にかけるようなことはなかったんじゃない?」

 

 少しだけ揶揄うように、骸の変化を指摘してみれば、彼はわたしの方に視線を向けては、口元に笑みを浮かべた。

 

「クフフフ・・・・・・ええ、確かに前までの僕ならば、このようなことは言わなかったでしょう。

 ですが、これは全てあなたのためですよ、奈月。凪に対する忠告は、ただ僕が奈月を悲しませたくないからしているに過ぎません。

 彼女が傷付けば、奈月も傷付き、自分自身責めるでしょう?このような世界に呼び込んでしまったから、凪を傷付けてしまうことになった、辛い思いをさせることになったと。

 だからこそ、僕は凪に忠告をするのですよ。僕自身が本当に優しくなれるのは、あなただけなのですから。

 あなたのためならば、多少なりとも他人に優しくできると言うだけのことですよ。」

 

 返された言葉に、わたしは無言で骸を見つめる。

 繋がりを通してわかることは、本気でそう思っていると言う感情だった。

 どうやら、骸はわたしの精神的負荷を抑えるために、凪にも注意するようだ。

 ブレないな・・・・・・と少しだけ遠い目をしそうになったが、うっすらと凪に対する優しさが混ざっていることに気づき、すぐに小さく笑う。

 骸はこう言っているが、少なからず変わっているのは間違いないようだ。

 

「それじゃあ、凪。今日の夜11時に争奪戦はあるから、争奪戦が行われる場所に来て。

 時間帯が時間帯だから、ディーノさん達に迎えに行ってもらうね。」

 

「ディーノ・・・?あ、たまに、奈々さんを訪ねに来る・・・金髪のお兄さん・・・。」

 

「そう。あの人はキャバッローネファミリーの10代目のボスなんだ。まぁ、部下がいる時といない時とでなぜか調子がブレまくる人ではあるけど、今回の争奪戦の事情を知ってる人でもあるし、いないよりはマシだと思う。」

 

「わかった・・・。じゃあ、家で待っとくね・・・。」

 

 争奪戦が行われる場所への入場許可を出し、どうやって合流するかを凪に伝えれば、彼女は小さく頷いて、それを承諾した。

 その姿を見て、静かに笑ったわたしは、エスプレッソラテに口をつける。

 

「あ、奈月。ちょっといいびょん?」

 

「ん?」

 

「帰りに駄菓子屋よりてーんらけど・・・・・・」

 

「駄菓子屋?それは構わないけど、何か買うの?」

 

 そんな中、ずっと黙っていた犬が、解散する前に寄りたい場所があると口にした。

 駄菓子屋に行きたいようだが、はて、一体何を買うのだろうか?

 

「当たり入ってるいちごのガム。箱買いしときてーんらよな。」

 

「なぜ箱買い?」

 

「らってガムってフルーティーだから、みんなのっくんじゃうんらもん。だから、予備に買っておきてーんらよなぁ・・・・・・。」

 

「・・・・・・そっかぁ・・・。ガムって消化されにくいって聞くから、あまり飲み過ぎないようにね?」

 

 ・・・・・・と言うか、中学生にもなってガムを飲み込むのはいかがなものなのか・・・・・・。

 

 

 

 




 沢田 奈月
 マフィア連合のせいでお金がちっとも減らない大富豪過ぎる貝の女王。
 前世では生活の中で様々な出費があったため、湯水のように使うことはなかったのだが、今世は一生遊んでも問題ない程の大金になっているため、身内のために使っていく。
 お金減らないなぁ・・・・・・・・・(白目)

 沢田 凪
 スマートに支払いを済ませたり、自身が欲しいものを目敏く把握してプレゼントしてくる義姉にドキドキしながらも、お出かけを満喫した霧の代理人。
 幻術の扱い方を学ぶために、霧の争奪戦を観戦することを決める。

 六道 骸
 奈月のためならばと他人を気遣うことができるようになった女王の霧。
 新しい服を買ってきた奈月に困惑したが、支払われた分は絶対に自分利息でかさ増しして支払うと決める。

 城島 犬
 初めて行ったゲームセンターではっちゃけた、霧の同行者たる少年。
 この度、服と漫画と箱買い用ガムを奈月に買ってもらった。
 将来的には必ずお金を返すつもりのため、レシートを千種に預けた。

 柿本 千種
 不自由な過去から一転し、自由に街を歩き回り、買い物もできて満足な霧の同行者たる少年。
 この度、服とメガネケース、メガネ拭き、小説複数を奈月に買ってもらった。
 将来的には必ずお金を返すつもりのため、今回のレシートはきっちりと受け取り管理することにした。

ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・

  • 骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
  • リ「別にいらねーんじゃねーか?」
  • 雲「どっちでもいい。」
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