最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 未来で起こったことを聞いた女王とヒットマンは、未来の両腕達と話し合う。
 これからやるべきことを決めるために。



今、やるべきことは・・・・・・

 未来の隼人と武の話を聞く限り、どうやらこの時代のボンゴレリングは、わたしの行動停止と共に、破棄している状態にあるようだ。

 まさか、先祖代々伝わるリングをサラッと破棄してるとは思わず、未来の自分自身の行動に軽く引いてしまったが、それをしなくてはならない理由があったのだろうと割り切ることにして、隼人達の話を聞いていた。

 

「ミルフィオーレファミリーの脅威や、現在のファミリーの状況はよくわかった。

 他に、何か起こったことは?話を聞いていて思っていたけど、リボーンに深く触れないようにしている様子をどうしても感じてしまってね。

 アルコバレーノ全体に、何か異常があったんじゃないの?」

 

「「!!?」」

 

 そんな中、ふと感じてしまった違和感。

 隼人と武の2人が、リボーンについて話そうとしないことが気になっていた。

 ファミリーの近況報告はされているのに、わたしの大切な身内であるリボーンの話が一つも出てきていないのだから。

 

「やっぱり図星か。推測することができるとしたら、アルコバレーノは行方不明、もしくは生死不明、あとは、死亡といったところかな?」

 

「「っ・・・・・・・・・」」

 

 わたしの指摘を聞き、隼人達が黙り込む。どうやら、わたしの予想は合っていたようだ。

 リボーン達は現在、この時代にいるかどうかもわからない。

 

 だが、だとすると、神谷さんは何でリボーンの呪解用のブレスレットをわたしの棺桶の中に仕込んでいたのだろうか?

 それとも、神谷さんではない別の誰かがリボーンのブレスレットを作り上げたか・・・・・・。

 

「結局、アルコバレーノ達はどうなったの?」

 

「・・・・・・奈月さんの言う通り、アルコバレーノは全体的に死んでしまっています。ただ、リボーンさんだけは、行方不明という扱いになっておりまして・・・・・・。」

 

「オレ達も探していたんだけど、なかなか見つからなくてよ。どうしたもんかってなっててさ。」

 

「そんな中、奈月さんが表舞台から立ち去る前に言ってた、いざと言う時はこの棺桶の方に足を運んでみてくれって言葉に従って足を運んだところ、奈月さんとリボーンさんが見つかったって感じです。」

 

「・・・・・・なるほどね。」

 

 2人の話から推測するに、リボーンはわたしと同じように自ら姿を眩ました可能性がある。

 他のアルコバレーノから了承を得てなのか、それとも無断なのかはわからないが、彼自身も姿を暗ますことで、この世界で過ごすことになるであろうわたし達の助言者として合流できるようにしたのかもしれない。

 まぁ、あくまで推測に過ぎないが、彼が何の理由も無しに動くことはないはずだから、わたしと揃って飛ばされることも考えたのではないだろうか?

 リボーン自身も、わたしと同じ棺桶の中で目覚めたと言っていたし、もしかしたら、わたしと2人してここに身を置く流れを作った可能性がある。

 

「わたしが、生命活動を停止した際、リボーンは何をしていたかわかるかな?」

 

「そうっスね・・・・・・リボーンさんは、その時にはすでに姿を眩ましていました。」

 

「だから、オレ達も小僧が何をしていたかは知らなくてさ・・・・・・。ただ、ナツが動かなくなった時、棺桶の中に小僧は入ってなかったぜ?」

 

「ですが、何日か前に、この庭園内で小さい人影を見かけたって話はありました。もしかしたら、奈月さんが眠る棺桶の中に、うまく入り込んだ可能性はあるかもしれません。」

 

 隼人と武の言葉を聞き、わたしはリボーンに視線を向ける。

 彼らの会話や、わたしの推測・・・・・・これらに対して、何か思うところはないかと確かめるために。

 

「・・・・・・可能性としてはあり得ねー話じゃねーな。アルコバレーノが全体的に壊滅していたのだとしたら、一番必要な能力を持ち合わせているナツの元に、オレが合流していてもおかしくはない。

 まぁ、こっちでナツがやらなきゃならねーことはまだ完全に確立することはできてねーが、オレだけ離脱して、ナツの元に向かわせる行動は、アイツらならやりかねない。

 特に、コロネロとスカル、それとマーモンの3人は、ナツの能力の高さを知ってるし、ヴェルデも、あのボス候補連続変死事件を引き起こす原因となる光学迷彩を使わせた際に間接的に知ってる分、あれこれ理屈をこねたり、否定意見を真っ先に言いそうな連中の賛成意見も引き出しやすいはずだしな。」

 

 リボーンからの冷静な分析に、とりあえずはリボーンが自ら姿を眩ました際、今回の状況を作り上げるための要因を作り上げたと仮定することにして、わたしは小さく頷き、隼人達へと視線を戻した。

 

「隼人。武。」

 

「はい!」

 

「何だ、ナツ?」

 

 短く2人の名前を口にすれば、すぐに2人は返事をして、わたしの方に視線を向けてきた。

 

「ボンゴレファミリーの10代目ファミリーは、全体的に生存してあらゆる行動を取ってることはよくわかったけど、他のファミリーや、行動を取ってるのは誰か教えてもらえる?」

 

「はい。現在行動を取っていて、連絡が途絶えていないのは、奈月さんのファミリーの他、門外顧問に所属しているラル・ミルチと、跳ね馬を含むキャバッローネファミリーです。

 イタリアの方であれば、ヴァリアーからもちょくちょく暗号化された通信もきますね。」

 

「ナツの下についてる他の連中といえば、シェルディアグループに属してるボンゴレファミリーの傘下に加わっている旧マフィア連合のメンバーだな。

 ただ、旧マフィア連合のメンバーは、現在地上で行われてるボンゴレ狩りの対象として狙われちまうから、行動はかなり制限されてるな。」

 

「あと、先程も伝えたように、奈月さんのお父様である家光さんも、行動は取れている状況です。

 ただ、ミルフィオーレファミリーの行動もあり、かなり動き難くなってるため、連絡は取り難いですね・・・・・・」

 

 改めて2人から、現在行動を取れている人達の話を聞き、少しだけ考え込む。

 この状況からして、今やるべきことは、行動しているファミリーの合流・・・・・・だけど、少しずつ集めないと、ミルフィオーレファミリーと呼ばれる敵対勢力側に気づかれてしまう可能性があるか・・・・・・。

 この場で優先するべきは・・・・・・

 

「・・・・・・全ファミリーの合流をまずは図る。ただ、一気に合流した場合、こっちの動きを悟られ、拠点内を襲撃されかねない。

 もし、そのようなことになったら、安全を考えて移動させたマフィアに関係ない人達が暮らしている場所すらもバレてしまう。

 バレてしまったら最後、それこそ地獄絵図と言ってもおかしくない状況に陥るのは間違いない。

 そこで、少しずつファミリーを合流させていく。まずは近隣にいるファミリーの合流を図り、少しずつ戦力を集結させよう。

 もちろん、バレないようにすることも大切ではあるけど、同時に迅速な対応も必要になる。

 ゆっくりと迅速・・・・・・相反する二つの行動を同時に行う必要があるけど・・・・・・」

 

「任せてください!オレ達を誰だと思ってるんですか!」

 

「ナツと小僧からしっかりとマフィアでの行動の仕方や、立ち振る舞いを叩き込まれたんだぜ?やれないことはねーって。

 まぁ、もちろん、油断はしねーようにするけどな。これができるからって慢心していたら、即刻寝首を掻かれるぞって油断していた隙にナツから背後に回り込まれて、顎の下に拳銃の銃口突きつけられたけどな・・・・・・」

 

「オレはリボーンさんから切先が出てるボールペンを喉元に突きつけられた上、関節をがっつり外されましたね・・・・・・」

 

「わー・・・・・・なんかめちゃくちゃなことやってるー・・・・・・」

 

「CHAOSだな。そんなもんやられる程に気を抜くとは、両腕の名が泣くぞ。」

 

 隼人と武が遠い目をしながら言ってきた言葉に、わたしは思わず引き攣った笑みを浮かべてしまう。

 リボーンはそれくらいされて当たり前だと2人に告げており、今度はわたしが遠い目をしてしまった。

 そっかぁ・・・・・・これくらいは当たり前なのかぁ・・・・・・。

 

「・・・・・・な、何にせよ、これからやることは散らばってるみんなの合流を図ろう。

 状況からして、今はそれが最善だからね。みんなが集めてきた情報とかも知りたいし。」

 

「はい!わかりました!」

 

「了解!任せてくれ!」

 

 わたしの話を聞いた隼人と武は、こちらの指示を聞いて行動を始める。

 そして、現在近隣にいるファミリーのメンバーは誰かを確認し始めた。

 

「・・・・・・ねぇ、リボーン。」

 

「何だ?ナツ。」

 

 それを見守りながらも、わたしはリボーンに声をかける。

 わたしに名前を呼ばれたリボーンは、すぐにわたしの声に反応を示した。

 

「ここのわたし・・・・・・なんかめちゃくちゃリボーンに影響されてそうなんだけど、気のせい?」

 

「気のせいじゃねーな。オレとしては嬉しいけどな。お前が言っていた、オレの隣に並べるようにって言葉は、どうやらある程度実行されているっぽいぞ。」

 

 嬉しげに、自身がわたしに影響をもたらしたかもしれない可能性を口にする。

 その言葉に少しだけ頭を抱えたい衝動に駆られながら、わたしは深くため息を吐くのだった。

 

 

 




 沢田 奈月
 自身がリボーンにかなり影響されている可能性を垣間見て、遠い目をしてしまった蒼穹の女王。
 とりあえず、現在やらないといけないことを決めたので、女王として指示を飛ばしていく。

 リボーン
 未来の女王の両腕の話から、自身がかなり彼女に影響を与えている可能性を垣間見て楽しげな最強のヒットマン。
 状況の先読みから、自ら単独で行動を取り、女王のために尽くそうとしていたのであろう自身の面影に、当然かと笑っていた。

 大人獄寺&山本
 実は表舞台から退場する気だった女王から、いざという時の指示を受けていた未来の両腕。
 油断していたところに容赦無く女王とヒットマンの2人から武器を突きつけられたことが軽くトラウマになっている。

ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・

  • 骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
  • リ「別にいらねーんじゃねーか?」
  • 雲「どっちでもいい。」
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