最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
そこから姿を現したのは・・・・・・
隼人と武に言われた通り、カードキーを入手したわたしは、すぐにリボーンの自室とされている部屋に向かい、カードキーを使う。
それにより、リボーンの部屋のオートロックを解除すれば、リボーンはすぐに自室に入り、辺りを見渡した。
「確かにオレの部屋だな。」
「だね。」
部屋の中は黒と白を基調としているシンプルなもの・・・・・・だけど、どこかシンプルなだけじゃない、オシャレさや確かなセンスを感じるようなものだった。
部屋の中にあるのは、クローゼットやタンス、テレビやソファーなどの日常的に使用するもの。
わたしの部屋程広いわけではないが、いくつか部屋は分かれているようで、リボーン専用のIHキッチンなどもあるようだ。
コーヒーを淹れるための道具の他、ワイングラスやシャンパングラスと言った、嗜好品用の食器等もいくつかあり、この部屋もまた、ゆっくりと過ごせるスペースになっているらしい。
「ここもまた、ゆっくり過ごせそうなスペースになってるなぁ・・・・・・」
「オレ達の女王があまりにもワーカーホリックだから、周りが休むための手本になれるようにしてるんじゃねーか?
どうやら、お前は10年経っても未だにしっかり休むことが学べてないようだからな。」
「ゔ・・・・・・それに関しては、わたしもどうかとは思ってるよ・・・・・・。まさか、未だに社畜体質だったなんて・・・・・・」
「そのくだらねー体質の矯正のために、専用のレッスンでも組んでおくか。」
「社畜体質を改善するためのレッスンって何さ・・・・・・」
「それはできてからのお楽しみだな。」
わたしの社畜気質に対する呆れにも似た指摘を口にしながら、リボーンは室内をぐるりと見渡す。
そして、部屋の中にある本棚に視線を向けては、そこに足を運んで目の前に並ぶ本を見つめた。
「なるほどな。自分なりにセキュリティを考えていたみたいだな。」
しばらく無言で見つめたのち、リボーンは目の前にある本棚の本に手を伸ばし、次々と本を入れ替えていく。
何がしたいのかわからず首を傾げていると、赤色の本を本棚に戻すと同時に、カチンッと無機質な音が聞こえてくる。
次に聞こえてきたのは、モーターが動くような音で、しばらくの間、その音が続いたかと思えば、部屋の壁に一つの金庫が現れた。
「・・・・・・推理小説とかファンタジー小説に出てくる仕掛けみたいなのの裏から金庫出てきた・・・・・・・・・。」
「まぁ、オレならこれくらいは普通にするな。未来のお前に手紙でも書いておいたらどうだ?セキュリティを上げるのにこれがいいんじゃねーかってな。」
確かに、書いておいてもいいかもしれない・・・・・・なんて思いながら、出てきた金庫に目を向けていると、リボーンはすぐに金庫に近寄って、パスワードを入力し始める。
躊躇いのなさからしても、彼の金庫のパスワードは、わたしと同じで、よく使っているもののようだ。
「よし。オレのカードキーも入手できたぞ。」
「金庫の中にはカードキーだけ?」
「・・・・・・いや、何かあるな。」
「え?」
カードキー以外にも何かが入ってると口にしたリボーンに視線を向けてみれば、彼は金庫の奥へと手を突っ込む。
側からみたら、何も入っていないように見えるが、彼は金庫の中をしばらく探るように手を動かし、中にある何かを押した。
その瞬間、カランと軽い音を立てて何かが倒れ、金庫の中を探っていた片手が、何かを掴んで引っ張り出す。
それは、幾つもの弾丸が入っている布製のケースで、それを見つめたリボーンは、中から弾丸を一つ取り出した。
「・・・・・・普通の弾丸じゃない?」
「ああ。だが、一体なんのための・・・・・・ん?」
布製のケースを取り出したリボーンが手にしたのは、未来のわたしが残していた手紙とよく似ている手紙で、しばらく手紙を見つめたリボーンは、静かに封筒を開いた。
「“この弾丸は、ナツと2人で開発した弾丸だ。レオンにも協力をしてもらい、一応は一ケース分が埋まるくらいは作っておいたが、簡単に作り上げることができるものじゃない。”
“使用する場所は、なるべく限定的にした方がいいだろう。どこで、ミルフィオーレが情報を会得してくるかわからない以上、少しでも手札は隠しておく方がいいからな。”
“この弾丸は、間違いなく希望に繋がるものとなるはずだ”・・・か。」
手にした手紙を音読して、再び弾丸が入っているケースへと視線を落とすリボーン。
それに倣うようにして、同じく弾丸に視線を落とせば、彼は一つだけ出していた弾丸をケースに収め、それをスーツのポケットに締まった。
「ある種の切り札ってところみてーだな。大事に使うぞ、桜奈。」
「うん。」
リボーンから告げられた言葉に素直に頷けば、彼は口元に笑みを浮かべて、わたしの頭を優しく撫でる。
そして、すぐに金庫の扉を閉め、オートロックの起動を確認しては、先程、金庫を壁の裏側から出す時に使っていた本棚へと向かい、手早く本の入れ方を崩していく。
本棚の入れ方が崩れると同時に、表に顔を出していた金庫は、再び壁の中へと消えていった。
「さて・・・・・・他に何かあるか・・・・・・」
それを見たリボーンは、すぐに自室の中を歩き回り始める。
それにより発見できたのは、リボーンの専用のワイナリーや、彼が使う仕事道具が陳列している場所、料理やツマミなどを作るために使っていると思わしきレシピ本や、休む時にでも読んでいるのか、小説のような嗜好品などだった。
「・・・・・・何でチェスがあるの?」
「チェスは意外と作戦会議にも使えるぞ。頭を回す必要があるため、集中力も上がるし、冷静さも維持することができる。一戦してみるか?」
「やらない。絶対リボーンに負ける自信しかない。」
「そうか?意外といけるかもしれないぞ?」
「・・・・・・落ち着いたらね。」
まぁ、やらないけど・・・・・・何て言葉は内心に止め、リボーンの部屋の散策を続行する。
あ、幾つも香水が置いてある。やっぱり仕事の関係上、使い分けてるのかな?
「香水がかなりある。」
「だな。愛用してるものの他に、複数の種類があるようだ。まぁ、仕事に合わせて変えたり、気分転換に変えたり、鼻が一つの香水に慣れないようにしたりするためだろうな。
同じ匂いを繰り返し使った場合、鼻が慣れ過ぎて付ける量を間違えることもあるからな。」
「へぇ・・・・・・やっぱり香水って複数持ちが一番いいんだ・・・・・・。」
少しだけ香水を見つめたのち、わたしは軽く香水瓶に鼻を近づける。
あ、この香りが一番好きかも。
「・・・・・・それが気に入ったのか?」
「へ!?あー・・・・・・そうだね。確かに、これが一番好きな香りかも。甘い香りではあるんだけど、くどさを感じなくて、なんて言うんだろう?落ち着く・・・・・・って言えばいいのかな?
すごく安心して、好きだなぁって無意識に思っちゃう香り。香水って、こんな香りもあるんだね。」
一番いい香りだと思っていた香水を見つめていると、不意にリボーンから話しかけられてしまい、びっくりしてしまう。
だけど、素直にこの香水が好きな香りだと口にすれば、リボーンはその香水に手を伸ばし、ジッと見つめる。
そして、何かに気づいたのか、口元に笑みを浮かべてわたしに視線を向けてきた。
「どうやら、これは桜奈と過ごす際に使えるように調香してもらったみてーだな。」
「え?」
静かに告げられた言葉に首を傾げていると、リボーンは香水瓶に記されている文字を指さす。
そこには、“Riposo Celeste”と記されており、ノートごとの香料が下に書かれていた。
「“リポーゾ・セレステ”・・・・・・“空色の休息”・・・・・・?」
「ああ。完全なオーダーメイドで、柑橘系の爽やかさから、次第にムスクなどの甘さに移行していくタイプのフローラルシトラス系みたいだな。
桜奈をフレグランスを取り扱う店に連れていき、そこで調香してもらったんだろうな。」
「何でわざわざ・・・・・・」
「CHAOSだな。十中八九、お前を休ませるためだろ。名前に記されている通りにな。」
わたしを休ませるためにオーダーメイドしたフレグランスだろうと言う話を聞き、わたしは何度か瞬きを繰り返す。
しかし、次第に告げられた言葉に気恥ずかしさを感じてしまい、顔に熱が溜まっていく。
「わたしを中心にして動き過ぎでしょ・・・・・・」
「それだけ、オレにとってお前は本気の相手って話だぞ。」
口元に笑みを浮かべながら、本気で好いているが故の行動だろうと告げられ、少しだけ拗ねてしまう。
サラッと告白するのはやめてほしいと、内心で思いながら。
「ほら、必要なもの手にしたならさっさと次行くよ。」
「何だ?照れてんのか?」
「うるさい。」
顔が熱いと思いながらも、さっさと部屋の外に向かえば、リボーンはくつくつと喉を鳴らすような笑い声を漏らしながらもわたしのあとに続く。
背後にある気配がしっかりと動いているのを確認しながらも、自身の手元にあるリングと匣に視線を落とした。
わたしが視線を向けたことに気づいたのか、匣が再びカタカタと軽く揺れる。
・・・・・・一瞬、脳裏に、ピ○ブ○の相棒達が入り込んだモン○ター○ールを思い出してしまった。
かなり動いていたよな・・・・・・あれ・・・・・・。隣の道路から、研究所まで自力で転がっていかなかったっけ?
なんてことを考えながら、アジトの通路に足を運ぶ。
手紙に書かれていた通り、屋内庭園でこの子を出してみようか・・・・・・。
❀
・・・・・・あれから、しばらくの間アジト内を歩き回り、到着した屋内庭園。
わたしとリボーンが目を覚ました時に入り込んでいた棺桶と、わたしの立場が刻まれた墓標が存在感を放つ中、わたしは庭園内に足を踏み入れる。
「・・・・・・よく見たらこれ、人工的に太陽が作られてる?しかも、ちょうどいい温度になるように、空調設備とかもしっかりできてる。
一体、どれだけお金をかけてこんなもの作り上げたんだよ、未来のわたしは・・・・・・」
「まぁ、十中八九、シェルディアグループが関わってるだろうな。資料からして、この時代のシェルディアグループは10周年を迎える直前だったみたいだし、学生の頃からずっと維持されてるなら、それだけ金銭が潤沢にあることになる。
そこから、ボンゴレファミリーの科学技術、および、10年バズーカなんてもんを作ることができるボヴィーノファミリー、他にも、科学面や技術面に強いファミリーや研究者を引き入れているとしたら、こんなもんができる可能性も十分過ぎる程にあるぞ。」
「ありえない話ではないね。この世界は、わたしが桜奈として生きてきた世界とは違い、科学やSF染みた技術がかなり発展した世界みたいだから、それにより技術力がわたしのいた時代以上になるのは避けられないから、何とかできちゃうのも納得できる。本当、何が存在しているのかわからないもんだね、この世界は。」
リボーンと2人で、この世界に関して話をこなす中、わたしは自身の手元にあるリングを指に通す。
とりあえず、右手の人差し指に通したけど、意外とぴったりだな・・・・・・。
「えーっと・・・・・・出ておいで。」
そんなことを思いながら、人差し指に通したリングに自身の霧属性の波動を集中させれば、見慣れたインディゴの炎が揺らぎ始める。
それを見ながら、少しずつ調節し、ちょうどいいと思った大きさの炎になったことを確認して匣の注ぎ口に霧の炎を流し込めば、匣の蓋が勢いよく開き、そこから大きい何かの影が飛び出してくる。
「ミャオーン!!」
「おわぁ!?」
「うお!?おい、桜奈、大丈夫か!?」
同時にその影はわたしの方へと勢いよく飛びつき、そのままこちらを地面へと押し倒してきた。
あまりにもかなりの重量が一気にのしかかってきたため、軽くパニックに陥っていると、ふわふわと顔に柔らかい何かが触れてぐりぐりと押し付けられる。
「・・・・・・へ?」
「・・・・・・CHAOSだな・・・・・・・・・・・・。」
何で柔らかい・・・・・・と思いながら目を開けてみると、そこには、一頭の真っ白なチーターがいた。
前後の足首と耳の付け根には霧属性の炎が揺らいでおり、尻尾の方は、先に行けば行く程半透明と化し、最後は霧属性の炎となり空間に溶けるように姿を隠していた。
沢田 奈月(桜奈)
相変わらずリボーンから熱烈な想いを伝えられ、照れてしまっている蒼穹の女王。
何とか彼に落ちないようにと頑張りながら、未来の自分から託された匣を開けてみると、幻想的な雰囲気をまとうチーター(成獣サイズ)に押し倒されてしまい、大混乱を引き起こした。
リボーン
相変わらず女王を振り向かせようと、熱烈なアプローチや、意識することを誘導するような言動をしている最強を冠するヒットマン。
屋内庭園にて、奈月が開けた匣から飛び出してきたチーターにかなりびっくりしたが、すぐに彼女の怪我の有無を問うた。
霧属性の炎を宿すチーター
やっと、みつけた。やっとでれた!だいすきなごしゅじんさまにあえた!
あれ?でもなんだかちいさい?まぁ、いっか!
ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・
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骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
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リ「別にいらねーんじゃねーか?」
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雲「どっちでもいい。」