最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 現れた幼い嵐の少年を見て、彼も飛ばされてきたのだと把握する幼き女王。
 知覚することができる始まりの嵐も気になるところではあるが、彼女はたず、嵐の少年に状況整理を提案するのだった。



幼き嵐の状況説明

 ミーティングルームで過ごす中、現れたわたしの時代の隼人と、一緒にこちら側へときたらしい始まりの大空が率いる貝の始まりの一角。

 入れ替わって来たのかと言う感情と、なんでGさんはこっちに来れているのに、ジョットさんはいないのだろうと言う疑問が混ざり合う中、わたしは、隼人に視線を向けた。

 

「・・・・・・どうやら、10年バズーカに当たって来ちゃったみたいだね。」

 

「はいっス・・・・・・。」

 

「どう言う状況下にあって、こっちに飛ばされて来たのか教えてもらえるかな?」

 

 わたしの問いかけに、隼人は小さく頷き、自身がどのような流れを得てこちらへと飛ばされて来たのかを話す。

 

 泣きながら走り回るランボから、わたしとリボーンがバズーカに撃たれていなくなったと聞いたこと。

 

 バズーカに撃たれて時間が経っても、戻ってこないと混乱したランボから伝えられたこと。

 

 自分はバズーカを取り出しておらず、どこか遠くからそれは撃たれていたと訴えるように言われたこと。

 

 本気でパニックと恐怖心をランボが抱いてることがわかり、異常事態だと判断し、守護者全員でわたしとリボーンを探すために走り回っていたこと。

 

 そんな中、どこからかバズーカが放たれるような音が聞こえて来たため、慌てて背後を振り返ったところ、目前まで迫っていたバズーカを躱すことができず、そのまま被弾してしまったこと。

 

 気がついたら、どこかの山の中にいて、そこで大人の姿をした武と出会したこと。

 

 そこで現状の説明を受け、わたしと合流する前に、武と一緒に情報を集めていたメンバーの1人を迎えに行き、そこからアジトの方へと向かったこと。

 

 ついさっき、ここに到着し、わたしとの合流を行おうとしたところ、一緒にいた女性が倒れてしまったこと・・・・・・。

 

 一つ一つ整理しながら、隼人は状況を教えてくれた。

 

「・・・・・・予想はしていたけど・・・・・・・・・。」

 

「完全に蜂の巣を突いちまったような状態になってるな・・・・・・。」

 

 隼人から聞いた話に、わたしとリボーンは表情を曇らせる。

 まさか、そこまで大パニック状態になってしまっているとは・・・・・・いや、まぁ、わたしが骸達と過ごす時にやらかしたせいなんだろうけど。

 

「・・・・・・武から、状況は聞いたかな?」

 

「一応、断片的にはですけど聞いてます。でも、詳細までは、まだ・・・・・・。」

 

「そうか。じゃあ、次はこちらから説明する番だね。」

 

「ああ。獄寺。今からこっち側の状況を説明する。よく聞け。」

 

 わたしとリボーンの言葉を聞き、隼人は小さく頷く。

 それを確認したわたしとリボーンは、すぐに自分達が置かれている状況を説明した。

 

 まず、わたしとリボーンは10年バズーカに撃たれた際、屋内庭園に置かれた棺桶の中で、2人揃って目を覚ましたこと。

 

 何が起こっているのかわからず、状況を整理しようとしていたところ、こっちの時代の隼人と武に出会ったこと。

 

 話を聞くと、今いる時代は、10年後の未来ではなく、9年と10ヶ月ちょっとと言う微妙な時間軸となっていること。

 

 現在ボンゴレは、ミルフィオーレファミリーと呼ばれるマフィアと完全に敵対状態になっており、イタリアにあった本部が襲撃され、9代目ファミリーが生死不明となり、9代目に至っては死亡が確定してしまっていること。

 

 ミルフィオーレファミリーのボスである白蘭と言う存在は、どうやらわたしに執着している様子があり、本部を陥落させた後、この時代のわたしに、ボンゴレリングを含むいくつかのアイテムを持って、単体で自分の元に来て、降伏すると言うのであれば、これ以上は手を出さないと言われていたこと。

 

 しかし、わたしが選んだのは表舞台から一時的に退場する道で、わたしが棺桶の中にいた理由は、何らかの企てを行なっていたらしいわたし自身が、わざと表舞台から退場することを示唆した後、その企てを実行したこと。

 

 それに利用したであろう錠剤が見つかったこと。

 

 今は明確な行動を取ることができないから、とりあえず戦力の合流、および、情報を集めることに集中していることなどを説明した。

 

「9代目ファミリーが生死不明で、9代目に至っては命を落としてしまっているなんて・・・・・・。」

 

「・・・・・・オレは、9代目達は生死不明とだけしか聞いてなかったけど、そっか・・・。9代目は、もう・・・・・・。」

 

 わたしの話を聞き、隼人と武が表情を曇らせる。

 わたし自身も、この話をするのはかなり辛かったため、思わず俯きがちになってしまうが、今は落ち込んでいる場合ではないと判断し、すぐに口を開く。

 

「わたしも、最初は9代目が亡くなってしまっているとは思わなかった。ただ、この時代の隼人達の話や、今は休んでいる父さんの話から、負けてしまう確率が非常に高い状況下にあったことも伺えたから、なんとも言えなくてね・・・・・・」

 

「9代目がやられちまう確率が高い状況下にあった・・・・・・?」

 

「うん。どうやら、ミルフィオーレファミリーは、わたし達の行動や、戦闘スタイルなどを始めから知っているかのような動きだったらしいんだ。」

 

「え・・・・・・ど、どう言うことっスか?」

 

 混乱した様子で、わたしが口にした行動を把握されていたと言う言葉に、口を挟む隼人。

 そんな反応にもなると思いながらも、わたしは静かに言葉を紡ぐ。

 

「ここからは、父さんから聞いた話なんだけど、9代目の加勢に行こうとしていたところ、わたしの元へ向かってわたしを支えてやれって言われたらしくてね。

 その際、9代目からミルフィオーレファミリーが持つ行動把握のギミックは、向こう側にあるリングのせいではないかと言われたらしいんだ。」

 

「「!?」」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

 向こうに側にあるリングと言う言葉に、隼人と武は目を見開く。

 側で話を聞いていた恭弥さんは、なんとなく予測はしていたのか、ただ、無言のままに話を聞いていた。

 

「まだ、どのようなリングを持ち合わせているかまでは確認できていないから、これから調べる必要があるけど、9代目曰く、向こうのリングはボンゴレリングにも劣ることがない物であることは確実らしくてね。

 もしかしたら、向こうのリングさえわかれば、何か攻略の糸口を掴めるかもしれない。」

 

「ただ、これはあまりにもリスクがデカすぎる。向こう側がナツに執着してると言う情報がある以上、あまり大まかに動くわけにはいかねー状態だ。」

 

「だから、まずはファミリーの合流を待つ話になってるんだ。特に、この時代の骸は、ミルフィオーレファミリーに潜伏している状態にあるみたいだから、わたしの精神世界になんの条件もなく入り込むことができる彼からの交信を待ちながら、散らばっている他のみんなの情報も会得したいんだ。」

 

「なるほど・・・・・・話は理解できました。てことは・・・・・・」

 

「ああ・・・・・・。」

 

 わたしの言葉を聞き、2人の視線が武に肩を貸してもらっている女性へと向けられる。

 彼女は、わたしの側にいるリボーンへと視線を向けて、目を見開いて固まっている状態にあった。

 

「・・・・・・久しぶりだな、ラル・ミルチ。」

 

「あ・・・・・・ああ・・・・・・。リボーン・・・・・・お前、その姿・・・・・・」

 

「こっちにも色々と事情があってな。おかげでナツに助力してやれる状況下にある。まぁ、オレがこっちの状態になれることに関しては、お前も知らなかっただろうが・・・・・・」

 

 ラル・ミルチと呼ばれた女性は、大人の姿をしているリボーンにかなり驚いているようで、何度も瞬きを繰り返していた。

 どうやら、彼女もリボーンが呪解できることを知らなかったようで、状況に混乱している。

 

「それより、現状の説明や集まった情報を聞きたい。何が起こってんだ?こっちの時代で。」

 

「・・・・・・わかった。情報を伝える。他のアルコバレーノに関しても。」

 

 しかし、リボーンから情報の整理をしたいと言うことを告げられたことにより、頭の切り替えがすぐに行われたようで、驚いている様子だった彼女は真剣な様子を見せる。

 そして、リボーンの側で動物に囲まれているわたしの方に目を向けては、口を開いた。

 

「まずは、初めまして、ボンゴレ10代目。こっちのお前とは何度も顔を合わせていたが、そっちの時代のお前とはまだ顔を合わせてなかったな。

 オレはラル・ミルチ。お前の父親である沢田家光が率いる門外顧問の1人だ。」

 

「話は父さんとリボーンから聞いています。ヴァリアーとの戦いにおいて、父と一緒に裏の方で奔走してくれていたようですね。ありがとうございます。」

 

「いや、あれはお前の作戦があってこそだ。まさか、9代目の影武者を幻術を使用することで作り上げ、それをXANXUS側に掴ませて陥れる罠を作るなどと言うぶっ飛んだ作戦を提案してくるとは思わなかったが、お前の人脈と9代目の守護者達との連携、さらには家光すらも巻き込んで実行する手腕、見事だった。」

 

 ヴァリアーとの争いの際、わたしが行った作戦・・・それに言及されたことにより、やはり、この時代はわたしが過ごしている時間軸と地続きの先の未来であることを確信する。

 まぁ、別の世界線のわたしは、そもそもが幻術自体使用することができない可能性もあるわけだし、幻術の元となる霧属性の炎を宿すみるくがいる時点で、ほぼ正解だったと思うが、確信できるかどうかは微妙なラインではあった。

 それが、新たに追加された情報である、ファミリーをガッツリと巻き込んだ計画の実行記録により、ようやく確信することができたと言うのが正解か。

 しかし、あれだけ大規模な作戦を立てて実行したにも関わらず、わたしが術士の適性も持ち合わせていることを向こうが知らないとなると、Dさんや骸、9代目ファミリーの力を以て、隠蔽されたのだろうか。

 

「これまでのボンゴレファミリーのボスの中で、お前程知略に溢れたボスがいた記録はない。

 まぁ、まさか、お前が出した突拍子もない作戦に乗り、9代目達が率先して動くとは思いもよらなかったが・・・・・・」

 

「それに関しては、わたし自身も思っていたことです。まさか、9代目がわたしの提案を聞いた上、マフィアを追放されたエストラーネオファミリーの生き残りである骸と協力をしてくれるとは思いもよりませんでした。」

 

「そう言えば、六道骸を通して9代目に話は行き、10代目からの提案だから協力してもらいたいと言う話になったんだったな。

 本来ならば、野放しにするわけにもいかず、9代目に近づけることすら憚られる存在である六道骸と、9代目ファミリーの霧の守護者が協力して、有幻覚の人形を使った罠を張るとは思わなかったが。」

 

「なかなかすごかったでしょう?彼の幻術。」

 

「ああ。それは確かに思った。9代目の霧の守護者と大差がないどころか、互いの幻術を多重掛けした上で、9代目の炎を包み込むなんてな。

 しかも、複数の幻術が混ざったことと、9代目の死ぬ気の炎を覆ったことが影響して、偽物だと気づきにくくするのだから、とんでもないなと引いた程だ。」

 

 ・・・・・・骸を自慢する体で、話を進めてみたが、しっかりとわたしも幻術を使っていたことが伝えられていない状態だった。

 まぁ、幻術が使えるマフィアのボスなんてものは、切り札にするに限るため、黙っておく方が正解なわけだが・・・・・・。

 

「正直、作戦に関しては一か八かな部分もありましたが、骸の幻術なら問題なく遂行できると直感したため、そのまま話を進めたのですよ。

 おかげで、9代目達の被害も、内部抗争による流血も、最小限に抑えることができました。」

 

「一か八かであっても、あれを遂行させることができると直感したことによる行動力の早さには感服したものだ。

 お前の判断力や直感力、XANXUS相手に圧勝する実力、9代目達すらも動かしてしまう程の人望・・・・・・そのどれを取っても、歴代のボスの中で秀でていると言えるな。」

 

 ラル・ミルチさんの言葉に、内側に潜むDさんが当然だと言わんばかりの感情を纏うことに気がつく。

 「私が育てました」とでも言いたげだが、きっと、ジョットさん達がいたらそれにツッコんでいたところだろう。

 「お前だけの生徒じゃない!!」と。

 

「お褒めに与り光栄です、ラル・ミルチさん。」

 

「ラルで構わない。長いからな。」

 

「わかりました、ラル。」

 

 そんなことを考えながら、ラル・ミルチ・・・・・・ラルとの挨拶を交わせば、彼女は小さく笑みを浮かべる。

 しかし、すぐに頭を切り替えた様に表情を引き締め、わたしを真っ直ぐと見据えた。

 

「今から話すことは、オレが持ち合わせている情報だ。参考になるかはわからんが、これまで何が起こったのかを整理するために使ってほしい。」

 

 そして、彼女は静かに言葉を紡いだ。

 現状、彼女が説明することができる情報を開示するために。

 

 

 




 沢田 奈月
 ミーティングルームで合流した、同じ時代の嵐と情報を共有した幼き蒼穹の女王。
 彼らと一緒に合流した父の部下と初めて顔を合わせたが、リボーンや父親から聞いていたはなささもあり、冷静さを欠くことはなかった。

 リボーン
 アルコバレーノの呪いを不完全ながら浴びていたかつての知り合いが成長してる状況にあることに軽く驚きながらも、女王と言葉を交わし合う様子を眺めていた最強の名を冠するヒットマン。
 アルコバレーノも壊滅している状況であることはある程度聞いていたが、詳細が開示される予感に、無言を貫いた。

 獄寺 隼人
 合流した最愛の女王たる少女がチーターを側に侍らせていることにかなりびっくりしたが、あまりにも彼女が冷静に言葉を紡ぐため、すぐに落ち着いた幼き嵐の守護者。
 彼女から未来で起きた詳細の出来事を聞き、表情を曇らせる。

 ラル・ミルチ
 幼い蒼穹の女王を見て、こいつがあの作戦を立てた・・・・・・と驚いた様子を見せた門外顧問所属の女性。
 あらゆる側面で優れている彼女の能力のことは知っていたが、幼い彼女を実際に見て、穏やかそうな少女だと言うのに、この時代からしっかりしていたのかと感心している。

ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・

  • 骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
  • リ「別にいらねーんじゃねーか?」
  • 雲「どっちでもいい。」
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