最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
幼き女王と黄色のアルコバレーノは、自室で彼と情報を共有する。
今いる時代の武に、わたしと同じ時代からやってきた隼人を任せ、一旦は解散して自室に戻ったわたしは、リボーンと共に、部屋にあるソファーへと腰掛ける。
わたしとリボーンの反対側には、ジョットさんの嵐の守護者であるGさんが座っており、こちらを見つめながら渋い表情を見せた。
『・・・・・・やっぱり、間違いじゃねーな。ナツキ。お前、今、自分の精神世界にDの野郎を匿ってる状態になってるだろ?
明らかにお前の気配が、六道骸との繋がりによるものではなく、アイツとの繋がりによるものへと切り替わってんぞ。』
Gさんから指摘されたのは、わたしが現在陥っている状況について。
どうやら、わたしの中の繋がりが、骸からDさんの方が主力となっている繋がりの状態になっていることが気になっていたようだ。
まぁ、来た瞬間、わたしの中にDさんが来てることに気づいていたし、予想通りではあった。
「実は、そうなんだよね。どうも、Dさんだけはわたしとの繋がりを辿って、無理やり飛ばしてもらったみたいなんだ。
幻月のアルコバレーノことメテオライトさんが関係してるみたい。」
『なるほどな・・・・・・。で?Dの野郎は表に出てこれねーのか?』
Gさんの問いかけに、わたしはすぐに頷き、彼はメテオライトと言う幻月のアルコバレーノの力を借りて、こちら側の繋がりを辿って精神世界に飛ばしてもらう際、自身の力と、メテオライトさんの力を消費する形で飛ばされて来たことや、しばらく休まなくては、まともに力が使えない状態になっていることを伝える。
それを聞いたGさんは、眉間にシワを寄せつつも、深く深く溜め息を吐いた。
『ならいい。あいつが現在、ナツキの精神に干渉し易い状態にあるのが嫌でも感じ取れる状態だったから心配していたが、まともに力が使えねーのなら、悪さをすることもできねーだろ。
ナツキの中ってのは油断できねーが、動きを封じるための檻にはなってるってことだしな。』
“実際は、憑依すれば表に出られるのですがね”・・・・・・と、わたしにだけ聞こえる声でDさんが呟くのを聞き取りながらも、小さく頷く。
Gさんの判断は正しい。Dさんがわたしの精神を掌握することができる状況下にある以上、いつ、彼がわたしを利用しようとしてもおかしくないのは間違いないのだから。
だが、Dさん自身、現在の状況下では動くのも難しく、大まかに動くことも不可能に近いため、現状、問題ないとも言い切れる。
まぁ、それは、状況が変われば動けると言うわけだが、彼が動ける状況が満たされるまで、かなり時間はかかりそうだ。
『じゃあ、こっちの現状・・・・・・つーか、お前らが姿を消したことにより起こった現状を話すぜ。』
そんなことを思っていると、Gさんが、自身がこっちに移動するまでに起こった経緯を説明し始めた。
わたしとリボーンが同時に10年バズーカに被弾し、姿を消したことにより、一時的にその場にいた人間がパニックに陥り、Dさんに至っては、顔色もやばいくらいに悪くなっていたこと。
しかし、Dさんはすぐに何かを思い出したようにハッとしては、その場から姿を消したこと。
そんなDさんに何を思いついたのか質問しようとして、プリーモファミリー全員で追いかけたところ、幻月のアルコバレーノを名乗るメテオライトさんを見つけたこと。
その時、Dさんはすでにいなくなったあとだったため、質問はできなかったそうだが、自分達を知覚できるメテオライトさんから話を聞くことができたこと。
メテオライトさんからは、飛ばそうと思えば、プリーモファミリーを飛ばすことができるが、すぐには飛ばせないと言われたこと。
自分達を知ってる様子のメテオライトさんに最初は驚き、警戒もしたが、ジョットさんが彼は大丈夫だと口にしたため、警戒はすぐに解くことができたこと。
ジョットさんの判断から、そのまま話を聞いたところ、メテオライトさんから、各自、かつて自身が持ち合わせていた属性のリングに触れることで、わたしの元に向かうことができると言われたこと。
ジョットさんだけは、わたしが先に飛ばされてしまったことから、リングに入ることができないため、自身の力が回復した時、すぐにわたしの元に飛ばすと言われたこと。
メテオライトさんの話を聞いたあと、自分達が持っていた属性のリングに触れてみたところ、リングへと吸い込まれる感覚に陥り、そのままリングの持ち主が飛ばされると同時に、わたしの元に辿り着くことができたこと・・・・・・。
順を追って説明されたわたしは、それによりGさんがこちら側に飛ばされた理由を把握する。
まさか、隼人が持ってる嵐の守護者のリングに入り込むことで、こちら側に来るとは思わなかったが、理に適っている説明だ。
自身が入り込んだリングを、わたしやDさんが使用する有幻覚の器の代わりにしたと言うことなのだから。
「話を聞く限りだと、他の属性のリングには弾かれるってことかな?」
「おそらくだが、その認識で間違いねーな。リングと属性にも相性が存在しているとしたら、納得できる話だ。」
『オレもお前らと同じ意見だぜ。まぁ、ジョットにゃ悪いと思うが、オレもナツキのことが心配だったし、早めに合流を図れたのは助かったよな。』
Gさんの言葉に小さく頷く。
彼がいるなら、場合によっては、わたしと同じ時代からやって来た隼人の訓練をつけることができるため、助かった。
まぁ、初代組に、わたしのファミリーの訓練をつけてもらうのがいいことかは少しわからないけど、問題がなさそうならば、お願いしよう。
「とりあえず、Gが合流できたことは助かるな。ナツだけが強くなる状況を脱却する基盤を作ることができるかもしれねーしな。」
『それに関しては、オレも少しだけ考えた。ただ、話を聞く限り、こっち側でボンゴレを襲ってる連中は、ナツキがオレや、ジョット達と合流することができる特異体質なことを知らねーんだろ?バレたらまずいんじゃねーか?裏から手を回した方が、まだ安全な気もするが・・・・・・』
そんなことを思っていると、リボーンとGさんの2人が、わたしと同じ疑問や考えを持っていることがわかる会話が聞こえて来た。
やはり、2人も手を貸せるメリットと、手の内がばれてしまうリスクの両方を思考の中に巡らせていたようだ。
2人の意見は理解できるため、わたしも小さく頷き返す。
「正直言って、メリットとデメリットの両方が、同じくらいの大きさで存在してるんだよね。
Gさんがいると言うことは、未だに戦闘に不安が残る隼人の学ぶ機会ができたことになる。
だから、可能であれば隼人の成長のためにも手を貸して欲しいけど、もし、わたしがプリーモファミリーと接触できる人間であるとバレたら、そこから分岐したIFの世界が新たに生まれてしまう可能性がある。
もし、仮に白蘭が持ち合わせている能力が、パラレルワールドを何らかの方法で知る力で、それにより、向こう側がわたし達を攻略することが出るのであれば、バレたら間違いなく手の打ちようがなくなる。」
わたしの言葉に、Gさんとリボーンはすぐに頷く。現状からして、どのようにすることが最適解か、判断することができない。
「こればかりは、ジョットさんの合流を待った方がいいと思うけど、いつになるかわからないから、答えを出すには時間がかかるかもしれない。」
「だな。ナツの意見に賛成するぞ。」
『オレもナツキの意見に賛成だ。そもそもの話、まだファミリーが集まってない状況にあるからな。
仮に、ナツキのファミリーの成長を促すために力を貸すとしても、1人だけを鍛えるわけにもいかねーだろ。
まぁ、鍛えるとしても、各属性の人間が、同属性の人間を育てることになるだろうがな。』
「そうだね。こればかりは同属性同士の組み合わせがいいと思う。」
「確かにな・・・・・・。属性が持ち合わせている効能をしっかりと活用するのだとしたら、同属性同士が組んで、先達が後輩を育てるのが一番手っ取り早いしな。」
何にせよ、みんなが合流するまでは、これ以上の議論は無意味となるだろう。
育ててもらうか否かも考えなくてはならないし、ジョットさんとわたしが2人揃うことで、ようやくまともな答えを出すことができそうだ。
「とりあえず、みんなが合流しないとどうするのが正解かわからないし、Gさんみたいに他のみんなが飛ばされて来た時に過ごせる場所を探そうか。
Dさんはしばらくわたしの精神世界から出られないけど、Gさんは違うし。」
『あー・・・・・・まぁ、確かにな。でもどうやって過ごしゃいいんだ?』
「やっぱ猫の器か?」
「そうだね。器・・・・・・作ろっか。」
そんなことを思いながら、わたしは自身の手元にあった霧属性のリングと、みるくが入り込んでいる匣を使い、小さなみるくをその場で出現させる。
「ぴい!」
『うお!?って何だこいつ!?』
「ゲパルト・ディ・ネッビア。この時代で作られた
基本的には見ての通り小さな子どものチーターで過ごしてもらってるけど、場合によってはでっかい成獣したチーターにもなれるんだ。」
“ちょっと力を貸してね”と、みるくに告げれば、みるくは「ぴゅい!」と明るい声音で鳴く。
それを聞くと同時に、自身の指に嵌めている霧属性のリングに炎を灯し、成猫の姿をしたキジトラの器を作り上げる。
それを見たGさんは、器の精度がかなり上がっていることに驚いて、わたしの方を見つめて来たが、すぐにキジトラの成猫に触れた。
その瞬間、足元に伏せていた成猫は、ぱちっと目を覚まし、その場でぐっと伸びをした。
「・・・・・・リングと
「でも、この世界ではそれが普通みたいなんだよね。」
「ミーティングルームでそう話してたもんな。にしても、何だってこんなモンが出来上がったんだ?この時代は。」
「そこら辺はまだ分かってねーな。だが、ミルフィオーレのあらゆる能力を把握する力が影響して、結果的に作り上げられた可能性は十分にあるぞ。」
「だな。・・・・・・にしても、体がデカくなってる分、ちと動き難いな。慣れるまで少し時間がかかりそうだぜ。」
「普通なら、10年近く経ってる猫ちゃんは老猫に近づいている頃だけど、ちょっとズルしてまだまだ元気盛りな若猫真っ只中くらいにしておいた。」
「道理で体は軽いわけだな・・・・・・」
まぁ、成猫なら誤魔化せるし・・・・・・なんて思いながら、Gさんが入ったキジトラの頭を撫でれば、ゴロゴロと言うグルーミングが聞こえてくる。
しかし、すぐにそれはみるくの乱入により、なくなることとなった。
「うお!?いきなり何だ!?」
「ぴゃう!!ぴぃ!!」
「いや、何言ってんのかわかんねーよ!!」
「訴えてねーか?こいつ。」
「訴えてるね。わたしのポジションを奪らないで的なやつ?」
「だろうな。」
「はぁ!?うわ、おい、やめろ!!どわぁ!?」
グイグイとGさんが入った猫ことテンペスタを体で押し出し、最終的にはみるくちゃんパンチで吹っ飛ばしたみるくは、先程までGさんを撫でていたわたしの手をふすふすと嗅いだのち、グイグイと自分の体を擦り付けることで匂いを上書きし始める。
ころんと転がされたGさんは、すぐにその場で立ち上がり、フーッと威嚇する様子を見せた。
「いきなり吹っ飛ばすなよ!!」
「ぴ」
吹っ飛ばされたGさんから抗議の声をかけられるが、みるくはジト目で彼を睨みつけたあと、プイッとその場でそっぽを向く。
わたしの目を通して一部始終を見ていたであろうDさんが、爆笑しているのか、若干気配がぶれている気がした。
沢田 奈月
Gからプリーモファミリーの現状を教えてもらいながら、今やるべきことを話し合った幼き蒼穹の女王。
ジョットが合流することができたら、プリーモファミリーに自身のファミリーを鍛えてもらうか否か話し合うことを決める。
リボーン
始まりの霧が、最愛の中に入り込んでいることに思うところはあるが、今は他にも優先しなくてはならないことがあると一旦考えるのをやめ、Gや奈月と話し合いを進めたヒットマン。
Gの合流に、メテオライトが関わっていたことには少しだけ驚いた。
G
嵐の守護者のボンゴレリングに入り込むことにより、バズーカで飛ばされた大切な教え子であり、親友の子孫である幼き女王と合流した始まりの嵐の守護者。
現状の話を聞き、10代目ファミリーの育成に関して、そろそろ関わるべきか否かを考え始める。
ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・
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骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
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リ「別にいらねーんじゃねーか?」
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雲「どっちでもいい。」