最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい 作:時長凜祢@二次創作主力垢
その先で彼女達が見つけたのは、雷の守護者たる青年と、その幼馴染みたる少女・・・・・・そして、大人になった2人の女の子達だった。
外出していたため、少しだけ更新が遅れました。申し訳ありません。
父さんに案内してもらいながら、走り抜けたアジト内。
外に繋がるゲートへと向かい、開かれていたゲートの外へと迎えば、広い工場跡地にたどり着いた。
「うっわ・・・・・・ものすごくボロボロになってる・・・・・・」
「まぁ、廃工場跡地だからな。そりゃ風化もするしボロボロだ。」
「家光さん。緊急要請があった方角はどこですか?」
「あっちだ。急ぐぞ。」
表に出た瞬間、色々と風化して完全に廃墟と化した工場跡地を見渡していると、武が父さんに話しかける。
すぐに父さんはどこから緊急要請の信号が送信されているのかを端末で確認しては、その方角へと視線を向けて走り出した。
そんな父さんと武の背中を追うように地面を蹴り上げる中、わたしは、武の指に嵌っている、ボンゴレリングとは別物のリングに視線を向けた。
「・・・・・・武。もしかして、君らのボンゴレリングは、どこかに封じるか、破棄されていたりするの?」
「!?」
「奈月さん!?いきなり何を言ってんですか!?ボンゴレリングが破棄って・・・・・・」
もしかして、と感じ、武にボンゴレリングのことを告げれば、彼は目を見開く。
側で話を聞いていた隼人は、急な問いかけに驚き、すかさず否定の言葉を口にしかけた。
「・・・・・・山本。説明してなかったのか?」
「・・・・・・はい。」
しかし、隼人の言葉を遮るようにして、父さんが武に問いかけ、武は少しだけ、辛そうな表情をしながら言葉を紡いだ。
「んな!?あんなに苦労して手に入れておいてか!?奈月さんから色々教えてもらったりもしただろ!?」
まさかの肯定の言葉に、隼人がすかさず突っかかる。
彼から噛み付くように怒鳴られた武は、小さく頷き返し、ボンゴレリングを手放したことを示した。
「・・・・・・可能性として考えられるとしたら、争いの火種になるくらいなら手にしない方がいいと判断したか、ボンゴレリングを破棄しなくてはならない理由が発覚したかのどちらかかな。
アルコバレーノが狙われた理由も、もしかしたらそこにあるかもしれない。
向こうにも、何かしらのリング・・・・・・しかも、ボンゴレリングと差し支えがないほどのリングがあるって話だったし。
まぁ、結局のところ、予測にしかならないけど、可能性としてはこれらの理由が根底にある気がする。」
その話を聞き、自分が考えられる可能性をいくつか挙げて口にすれば、隼人がわたしの方へと視線を向けてきた。
「わたしが、考えなしにそんなことをすることがないのは、一番、隼人がわかってるでしょ?」
「・・・・・・ええ。すみません、冷静さを欠いてました。確かに、奈月さんなら、何か考えがあってボンゴレリングを破棄する選択をしていてもおかしくありません。複雑な気持ちがないって言えば、ウソになるっスけど。」
「それは否定しない。ボンゴレリングは、これまでずっと代々継いできた家宝。
ボンゴレリングに刻まれていたであろう、歴代のボス達の想いを否定している行動だ。
ただ、何か理由があったのであれば、その理由も、この状況を打開するためのヒントの一つになるかもしれない。」
「・・・・・・そうっスね。今は、現状を打開するためにも、リングのこと含めて、色々と情報を集めましょう!」
「元からそのつもりだよ。まぁ、今はそれよりも・・・・・・」
「緊急要請を送ってきた奴らの救助っスね!」
隼人の言葉に頷き、父さんと武に視線を向ける。
わたし達のやり取りを見たからか、2人は少しだけ困ったように・・・・・・現実をすぐに受け止めて今を切り替えているわたし達の様子に、悲しげに笑いながら、真っ直ぐと廃工場の跡地を走り抜ける。
その瞬間、聞こえてきた爆発音。明らかに人工的に起こされたそれに気づいたわたし達は、急いでその方へと向かう。
感じ取れるのは複数の気配。知らない気配が少しあるが、ほとんどがよく知ってる気配だった。
「こっちです!!急いで!!」
煙が巻き上がる中、視界に映り込んだ姿・・・・・・それは、大きくなったランボとイーピンの背中。
同時に、姿は見えていないが、よく知ってる2人組の気配もそこにある。
「あいつは・・・・・・!?アホ牛と大人になったイーピンか!?」
「みたいだね。しかも、京ちゃんとハルの気配もある。」
「な!?」
「急ぐぞ!!笹川と三浦が危険だ!!」
京ちゃん達の気配があることを口にすれば、隼人も、武も、父さんも、地面を勢いよく蹴り飛ばす。
そんな中感じ取れた空気を裂くような空気を裂くような音は、何か大きなものが彼女達の元に向かってることを示している。
「父さん!!」
「任せろ!!」
すぐに父さんの名前を呼べば、父さんは自身の額に死ぬ気の炎を灯すと同時に、ヒビが入り込むほどの力で地面を蹴り飛ばした。
一瞬だけ、彼の死ぬ気の炎が揺れたことにより、オレンジ色の軌跡がその場に描かれ、その軌跡が消えた瞬間、ランボ達めがけて飛ばされた物は、一撃の拳で弾き飛ばされる。
「はひ!?」
「あ・・・・・・なっちゃんのお父さん!!」
「よう、京子ちゃん。ハルちゃんも一緒だったみたいだな。」
「はひ〜・・・・・・相変わらず、ナツさんのパパさん、ストロングです・・・・・・」
「そりゃまぁ、鍛えてっからな。年若い子らを守るのも、年長者の勤めってもんよ。」
あまりのパワープレイに少しだけ引く中、父さんが京ちゃん達に話しかける。
父さんが割って入ったからか、10年後のランボとイーピンは目を丸くして固まったのち、ホッとしたような様子を見せた。
「・・・・・・父さん、なんつーパワーしてんの・・・・・・・・・。」
「だから言ったろ、まだまだオレは現役のピチピチだってな。」
「「「「!?」」」」
すぐに父さんの元に駆け寄り、話しかければ、京ちゃん達が驚いたような表情を見せてわたしの方へと視線を向ける。
彼女達の表情はどことなく泣きそうで、だけど安堵したような表情だった。
きっと、彼女達には自分がどのような行動を取るのか教えてなかったのだろう。
いや、教えられるはずがないのか・・・・・・。一時的なものとは言え、自ら命を断つに等しいことをしていたのだから。
「あっぶね!?吹っ飛ばしたはずの物がこっちに返ってきやがった!!」
「誰かが邪魔しやがったみてーだな。追ってた連中の中に、あれを返せるほどの力を持ってる奴はいなかったはずだ!!」
爆発により発生した煙がブラインドとなったのか、向こう側に父さんの姿は捕捉されていない。
これを好機と捉えたわたしは、自身のベルトに提げていた藍色の
バシュンッと言う音と共に姿を現したみるくは、成獣形態のみるくになっている。
「・・・・・・武。申し訳ないけど、敵を引きつけてくれる?」
「ああ。任せてくれ!」
「ありがとう。みるく。
「ビャウ!!!!」
それを確認したわたしは、武に一つだけお願いをして、みるくが持ち合わせている力を発動させる。
わたしの声を聞いたみるくは、自身の前足首を彩るインディゴの炎をぶつけるように、地面を強く踏み鳴らした。
その瞬間、辺りは一瞬にして煙を真似た霧により塗り潰され、武以外の気配を覆い隠す。
「武。お願いね。」
「おう!笹川達を安心させてやれよ。」
術の範囲外に指定した武に声をかければ、彼は笑顔を見せたのち、背中に背負っていた刀を鞘から引き抜く。
それを確認したわたしは、こちらに視線を向けてきている京ちゃん達に視線を向けた。
「ランボ。イーピン。よく頑張ったね。京ちゃん達を守ってくれてありがとう。京ちゃん。ハル。怖かったよね。遅くなってごめん。」
「なっちゃん!!」
「ナツさん!!」
小さく笑いながら、4人に声をかければ、京ちゃんとハルの2人が勢いよくわたしに抱きついてくる。
そんな2人を優しく抱きしめたわたしは、肩に触れている2人の頭をゆっくりと撫でるのだった。
沢田奈月
緊急要請の先に向かい、10年後の京子達と合流した幼き女王。
2人を守ってくれていたランボとイーピンに感謝の言葉を述べながら、京子達を落ち着かせるために抱きしめた。
沢田家光
奈月と共に京子達と合流した門外顧問兼女王たる少女の父親。
愛娘に抱きつく彼女の友人達に目を向けて、安堵の息を吐く。
獄寺隼人
女王と共に緊急要請の先に向かった幼き嵐の守護者。
ボンゴレリングを手放したのではないかと奈月から問われ、それを肯定した山本に突っかかったが、奈月から制止の声をかけられ、自身が考えなしに破棄すると思うかと言う質問により冷静さを取り戻し、何か意味があったのではと考え、一旦はリングのことを問うのをやめた。
山本武(10年後)
女王と共に、緊急要請があった方へと足を運んだ、大人に成長した雨の守護者。
奈月から、少しだけ敵を引きつけてほしいとお願いされ、二つ返事でそれを承諾する。
京子&ハル(10年後)
なぜか表に出ていた大人に成長した女王の親友達。
敵対者に見つかり、襲撃の最中にいたが、奈月が駆けつけたことにより、なんとか危機を乗り越えた。
ランボ&イーピン(10年後)
物資調達、および、情報収集のために表に出ていたところ、京子とハルの2人を助けることになった10年後の少年少女達。
ピンチに駆けつけた奈月達の合流により、安堵の息を吐く。
ハルのハルハルインタビューや、犬のケンケンぱぁ〜、ルッスーリア3丁目、怪物使いツナのネタは・・・・・・
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骸「奈月ありで番外に書きましょうよ。」
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リ「別にいらねーんじゃねーか?」
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雲「どっちでもいい。」