最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 最後は会話文のみのやりとりがあります。
 シャマルにはガッツリ塩対応な主人公の図でした。


Dr.シャマルとの顔合わせ

「シャマル。お前、オレが呼んだ理由わかってるだろ。」

 

 ビアンキ姉さんと賑やかなやり取りを行うシャマルさんに対し、リボーンが静かに声をかける。

 その声音から、渋々会わせてやってるんだぞと言わんばかりの雰囲気が感じ取れた。

 ここまでリボーンが渋るとはね……と少しだけ考える。まぁ、見ての通りの現状から、私にまで彼の毒牙が向かないようにってことなんだろうけど。

 守ってくれようとしているのか、彼の人間性に呆れてドン引きしているからなのか、はたまたそのどちらもか……。

 なんにせよ、リボーンが私のためを思っていろいろ考えてくれていることがわかるから、ありがたいことこの上ない。

 

「ん?あー、そーだったそーだった。確か、ボンゴレの10代目に会わせるって話だったな。

 マフィアのボスと言う立場にある以上、考慮されるべき可能性を少しでも潰しておきたいんだってな。」

 

「ああ。……ナツ。」

 

「……うん。本気で会わせたくないのがよくわかる間の空け方だね。」

 

 そこまで嫌なら呼ばなきゃ良かったのに、と一瞬口にしそうになったが、これから先のことも踏まえて、顔合わせだけはしておこう。

 治療とはまた別のことでお世話になることもあるだろうし、なにより、マフィアや裏に精通している人からは、なるべく学べることを学びたい。

 まぁ、あまり暴力沙汰や殺生沙汰は起こしたくないけどね。

 

「さてと……初めまして、Dr.シャマル。私は沢田 奈月。ボンゴレ10代目候補の中学生です。

 リボーンから話は少しだけ伺っています。医者と殺し屋を兼業しているのだとか。

 なるべくお世話にはなりたくないところですが、いざと言う時はよろしくお願いします。」

 

「………………。」

 

「……ドクター?」

 

 そんなことを思いながら、ビアンキ姉さんの前に出て、自己紹介を口にする。

 多分、挨拶としては間違いないはず……なんだけど、なんでこの人固まってんの?

 無言でこちらを見つめながら、固まっているシャマルさんの姿に、首を傾げながら声をかける。

 すると、彼はものすごい勢いでリボーンを掻っ攫い、話しかけ始めた。

 

「おいリボーン!なんなんだあの美女!!本当に中学生なのか!?つーかこんな美女がボンゴレの10代目候補ってなんで教えてくれなかったんだ!?」

 

「お前に教えたら、間違いなくめんどくせーことになるからに決まってるだろ。

 今回の顔合わせだってかなりの苦渋の決断だったんだぞ。間違いなくお前が手を出すと思ったからな。

 だが、ナツはボンゴレファミリーのボス候補者だ。毒に蝕まれることがあったり、何かしらの薬を盛られたり、大怪我なんてもんを負ったりと、これから先の未来を考えりゃ、あらゆる状況を想定したファミリー構成や人脈構成を練っておく必要がある。

 だからこそお前に会わせてやったんだ。性格はアレだが、腕は確かだと思っちゃいるからな。」

 

 2人の会話を無言で聞いていると、興奮気味のシャマルさんの言葉が聞こえてきて、思わず表情を歪めてしまう。

 マジかこの医者。中学生ってハッキリ言ったにも関わらず、美女だとかなんだとか言い出したんだけど。

 本当に節操無しなんだなと、ため息を吐く。外だと間違いなく警察沙汰になるぞ。

 

「で?私は自己紹介したのに、ドクターからはないんです?裏にも礼節はあるはずですが?」

 

 とりあえず、さっさとあんたは自己紹介を済ませて帰ってくれと思いながら、吐き捨てるように言葉を紡ぐ。

 すると、シャマルさんはハッとしたようにこちらを見ては、キリッとした顔をして口を開いた。

 

「これは失礼。オレはシャマル。リボーンに紹介された通り、医者と殺し屋の両方を兼業している者だ。

 ボンゴレの10代目ボスが、君みたいなかわい子ちゃんだとは思わなかったぜ。」

 

「それはどうも。私もまさか、リボーンが信頼を寄せている医者がここまで節操無しな女好きだとは思いもよりませんでした。」

 

「おおう……なかなか気の強いお嬢さんだな。でもそんなところもなかなか……」

 

「人のことをジロジロと舐め回すように見つめないでもらいたいのですが?値踏みされてるみたいで不愉快です。」

 

 ハッキリとそう告げたあと、私はあることをするために、一つの要求をシャマルさんに行う。

 

「仕事用の携帯ありますよね?それ、一旦貸してもらえます?」

 

「へ?仕事用の携帯……?確かにあるっちゃあるが……あ。」

 

 シャマルさんが携帯電話を取り出したのを確認した私は、すぐに彼の電話番号とメアドを確認し、それを自身の携帯電話へと登録する。

 同時にシャマルさんの携帯電話には私の電話番号とメアドをさっさと登録したのち、ボンゴレ10代目と言ったシンプルな名前で登録し、それをさっさとロックする。

 一通りの作業をこなした私は、シャマルさんからひったくった携帯電話をぽいっと投げ捨てるように持ち主へと返した。

 

「おわ!?」

 

「こっちの用事は終わりました。どうぞお引き取りくださいな。」

 

 シャマルさんが携帯電話をキャッチしたのを確認した私は、手洗いうがいをさっさと済ませて、自室の方へと移動する。

 ま、流石に仕事用の携帯じゃ、くだらないメールを送ってきたり、くだらない連絡を入れてきたりしないだろう。

 してきたらしてきたで無視するか即行で切ってやろっと。

 

 

 

 

 ───奈月退散後の玄関───

 

「……なっはは……奈月ちゃんってかなりクールな女の子だな。まぁ、可愛い女の子だったし、クールな童顔少女ってのもなかなか……」

 

「おい、シャマル。ナツに手を出してみろ。オレの銃が火を吹くぞ。」

 

「布で防御しても効果が発動する新技でも開発しようかしら。可愛い可愛い妹分を、こんな男に穢されたくないし。」

 

「おっふ……いつにも増して随分と過激じゃねーかビアンキもリボーンも。」

 

「「当たり前だ/当たり前よ。」」

 

「おーおー……声を揃えちゃってまぁ……。こりゃあ、奈月ちゃんとお近づきになるには、2人がいないところじゃないと無理っぽいな。」

 

 

 ───奈月の自室にて───

 

「……ジョットさん?自分の手を見てどうしたの?」

 

『ああ、ちょっとな。嫌な予感と言うか、ちょっとした怒りと言うか……まぁ、そう言った感情を抱いてな。

 この姿は霊体……正確には霊的存在とは少し違うのだが、似たようなもので、実態がないだろう?

 だから、わずかな時間でも実体を持つことはできないものかと思ってな。

 それができたら、変な輩が来た時にでも、オレが殴り飛ばせるんだが……』

 

「発想が物騒……」

 

『これは大事なことだぞ?先程のような変質者から子孫を守りたいと思ってもおかしくはないだろう?』

 

「ジョットさんからしても、シャマルさんは変質者扱いなんだね……」

 

 

 

 




 沢田 奈月
 シャマルと自己紹介をさっさとすませ、自室へと戻っていったボンゴレ10代目。
 おじいちゃんがとんでもないことをやらかしそうで、少しだけ困惑する。

 セコム×3
 私の可愛い妹分に、オレの大切な生徒に、オレの可愛い子孫に手を出すなよシャマル。(怒り)

 Dr.シャマル
 ボンゴレ10代目が美少女だったので、口説いてチューをするつもりだった殺し屋兼業闇医者。
 しかし、リボーンとビアンキの様子から、2人の前で彼女を口説くのはやめようと考え、今回は手を出さずにいた。
 2人がいなかったら間違いなくやらかしていた。

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