最強の愛され系ボンゴレ♀は、今を全力で楽しみたい   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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体育祭は波瀾万丈 Ⅴ

 体育祭の中にある昼休み。母さん達の元へと向かった私は、ランボを膝に乗せて座り、用意してくれた弁当を食べていた。

 

「あれ……さっきヒバリさんと一緒にトラック回った一年生だよな……。」

 

「ああ。一年生でありながら、しっかりと風紀委員会を全うしてる女子生徒らしいぜ?」

 

「オレ、あの女子が不良の先輩を容赦なくトンファーでぶん殴ってるの見たことある。」

 

「オレは笹川先輩をぶっ飛ばしてたの見たことあるぞ。」

 

「さっきもすごかったらしいぜ?C組の総大将の高田先輩がA組に絡みに行った時、A組の生徒が乱闘騒ぎを起こしそうになってたんだけど、いつのまにか乱闘騒ぎを起こしかけた生徒2人と高田先輩の間に入り込んで、乱闘騒ぎを起こしかけた生徒を同時に地面にすっ転ばしたんだぞ。」

 

「オレも見た。」

 

「やっぱ風紀委員って怖ぇ〜……。」

 

「だな。顔はめちゃくちゃ可愛いって言うか、めちゃくちゃ好みドストライクなんだけど、やっぱり風紀委員は風紀委員だった。」

 

「だよな……めちゃくちゃ可愛い見た目に反して強いよなあの子。」

 

「「「「男子生徒じゃなくて心底安心したわ……。」」」」

 

 すると、背後の方からこちらを遠巻きに見ている生徒達の会話が聞こえてきた。

 どうやら、これまでやってきたことが、少しずつ周りに認知されていってるようだ。

 まぁ、別に構わないけどさ。風紀委員として仕事していれば、必然的にやらかして行くことで、周りに知られるのも時間の問題だったし。

 

「なっちゃん、有名人みたいね。」

 

「んー?ああ……まぁ、風紀委員としていろいろと取り締まりしてるからね。周りに知られるのも当然と言うか……」

 

「不良を捕まえたりしてるって言ってましたね!」

 

「うん。不良はかなり規則違反を起こしてるから、捕まえて生徒指導に突き出したりしてるよ。」

 

「まぁ!いつも頑張ってるのね!」

 

「すごいです!!あ、ナツさん!卵焼き食べますか?これ、ハルが作ったんですよ。」

 

「じゃあ、もらおうかな。」

 

「わー!やったー!どうぞ、ナツさん!あーんしてください!」

 

「ん。」

 

「ど、どうですか?」

 

「……うん。すごく美味しいよ。砂糖が多めに入ってるのかな。甘くて好きな味。」

 

「よかったー!実はハル、奈々さんからナツさんの好みの味を聞いていたんですよ!上手く作れてよかったです!」

 

「わざわざ聞いてくれたんだ。ありがとね、ハル。」

 

「えへへ〜!喜んでいただけて何よりです!ナツさんの側でいっぱいいっぱいサポートできるパートナーになりたいので、これからも頑張りますね!」

 

 なんてことを考えながら、昼食の時間をゆっくりと過ごす。

 たまにハルや母さんが口元に運んでくる料理を口にして、膝の上にいるランボの頭を撫でながら。

 

「お昼休憩中ですが、後半の棒倒しについてお知らせです。」

 

「ん?」

 

 ランボはよくご飯を食べるなー……と思いながら考えていると、不意に、校舎中へと放送がかかる。

 何か嫌な予感がするんだけど……と思いながらも、放送へと目を傾けてみると、その予感は的中することとなる。

 

「毎年恒例の男子総出の棒倒しですが、今年は特例として、1年A組の女子生徒、沢田 奈月さんにも参加していただきます。

 同時に、A組総大将、および、C組総大将の変更をお知らせします。まず、A組総大将は、1年A組、獄寺君から、1年A組、沢田さんへと変更します。

 続きまして、C組総大将は、相撲部主将、高田先輩から、風紀委員長、雲雀さんへと変更します。

 こちらは全て、各クラスの代表による話し合いで決定しております。」

 

「…………やりやがったあの人。」

 

 聞こえてきた放送に、少しだけ呆れてしまう。全力で遊んであげるから楽しみに……ってこう言うことか。

 ていうか、C組の総大将さん、恭弥さんに変わったんだ。

 

「す、すごいですナツさん!!男子ばかりの棒倒しに、総大将として参加の呼びかけですよ!!」

 

「大抜擢ね!!頑張るのよ、なっちゃん!!」

 

「応援してるわよナツ。相手の男子どもをボッコボコにしてやりなさい。」

 

「総大将を棒の上から下に落とすだけだから。ボコボコにはしないから。」

 

 先程の放送を聞いて、ハル達が盛り上がる。

 その様子に頭を抱えたくなった。ビアンキ姉さんはなんか物騒なこと言ってるし……。

 

 なんつーことしてくれてんですか恭弥さん、とため息を吐いていると、遠くの方から10代目と呼ぶ声が聞こえて来る。

 すぐに視線を声の方へと向けてみれば、隼人達が駆け寄ってきていた。

 

「10代目!!先程の放送聞きましたよ!!総大将をされるんですね!!」

 

「C組の総大将がヒバリになるとは思わなかったけどな。」

 

「あんなヤツ、けちょんけちょんにしてやりましょう!!」

 

「地面に落とすだけだからね。ボコボコにはしないから。」

 

 姉弟揃って物騒なことを……と内心で呆れていると、了平さんの姿が視界に入る。

 すぐに彼の元へ歩み寄れば、了平さんは私の方に目を向けるなり駆け寄ってきた。

 

「先程の放送は聞いたな!!」

 

「ええ。大方、風紀委員会の副委員長である草壁さんを通じて、恭弥さんが指示したと言ったところでしょう。」

 

「うむ!!その通りだ!!そして、オレ達はそれを承諾したところだ!!」

 

「だと思いましたよ。」

 

 やっぱりか……とため息を吐く。まぁ、手を回しておくって言ってたしね。予想はできていましたとも……。

 さて……恭弥さんからの要望にはしっかりと応えないとね。とは言え、すぐに死ぬ気モードになるのもな……。

 

「リボーン。」

 

「どうした?」

 

「恭弥さんに死ぬ気モードで来いって言われたんだけど、最初からやった方がいいと思う?」

 

「別に問題はねーと思うぞ。ヒバリの力がやべーのは、お前が一番よく知ってるだろ?」

 

「まぁ、そうなんだけどね。」

 

 体力が保つかわからないから、様子見しながら死ぬ気モードを維持したかったんだけど……仕方ない。

 体力がある限り、全力で恭弥さんとバトルするとしましょうか。

 

 

 




 沢田 奈月
 雲雀の要望を聞く約束を早速使われたボンゴレ10代目。
 最初から死ぬ気モードで戦う経験はあまりない上、雲雀の能力値から体力が保つか心配している。

 雲雀 恭弥
 校舎内で過ごしながら、草壁に指示を出して、棒倒しの場に奈月を引き摺り出す。
 全てはお気に入りの本気を見るために。

 草壁 哲矢
 委員長が望むのであれば、と彼の意見をしっかり通した。

 獄寺、山本、了平
 風紀委員からの提案に最初は驚いたが、総大将を奈月に変更するように言われてめちゃくちゃ盛り上がった。

 奈々、ハル、ビアンキ
 総大将に抜擢された奈月を全力で応援する。

 ランボ
 よくわからないけど、奈月がすごいことをやることはわかった。

 B組&C組
 W風紀委員相手とかやめてくれ!!!!泣
 沢田が男子じゃないことに安心していたところなのに!!!泣

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