イデア帝国召喚(日本国も居るよ)   作:ミッターマイヤー

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帝国召喚 日本国との接触

ある日、それは突然訪れた。ロデニウス大陸東方に巨大な大陸が現れたのだ。面積はフィルアデス大陸に匹敵し、そこには強大な軍事力を持つ超大国があった。その名もイデア帝国。幾つもの国が合併し一人の皇帝を連邦の象徴とし各州での自治が行われる立憲君主制の政治体制を敷く資本主義国家である。軍事力は陸海空宙の4軍を抱え、元いた世界にその名を轟かせた。

 

イデア帝国は転移前の世界では5大列強の自席に位置し、宇宙艦隊戦力では列強の中でトップに位置していた。

 

帝国政府が異変を感じたのは日が上り始めたのではと思う朝方、唐突に各国との通信が途絶し、軍が運用していた監視衛星などからの通信も途切れたことが始まりだった。その後、連邦領海を飛行していた旅客機から続々とオートパイロットシステムが作動しなくなったという連絡とGPSも機能しなくなったという報告、国民の使用する携帯電話端末が全て圏外になり使用不可になるという通信障害、原因不明の電磁障害など上げればきりがないほどの異常事態が発生し、一時は国内がパニックに陥った。

帝国政府は直ちに対策を行ったため混乱はそう時間も立たずに落ち着いたが、軍事面での混乱は続いていた。

 

「未だにカナン共和国やユーラヌス連合国・ネーデリンゲ合衆国と連絡がとれないのか?」

 

「はい。同盟国である三国とは未だ連絡は取れていません。それどころか軍が保有する各種衛星からの信号さえなくなり、現在我が国の4軍の中で運用できるのは宇宙軍のみです。」

 

「そのことですが、先程衛星周回軌道上に展開していた宇宙軍第七艦隊より連絡があったのですが、本土周辺の地形が全く異なり、カナン共和国などが存在し得ないとの報告が来ました。」

 

「わたしからも、海軍の沿岸警備部隊所属の武装巡視船から、未確認の巨大生物をソナーが捉えたそうです。」

 

「どういうことだ?」

 

「ですから、今まで長年調査されて来て1度も発見が無かったものが唐突に現れることなど有り得ません。さらにそれらは別個体と思われるものが多数確認されたそうです。これからわかることはどうやったかは知りませんが我が国は他惑星に国土ごと転移された事になります。これは前代未聞の出来事です。」

 

「他惑星への転移、それも国土ごとだと!!はそんな馬鹿なことがあってたまるか!!」

 

「ですが航宙艦隊からの報告が既に上がっています。これは何よりの証拠です。」

 

「うぐっ、だがしかし。」

 

「しかしもへちまもありません。直ちに国土周辺の安全を確保しなければなりません。今すぐ行動できるのは宇宙軍の5個艦隊と海軍の第1機動艦隊のみです。空軍はGPSが使用できない為飛行不能の為長距離索敵も海軍や宇宙軍に頼らざるを得ません。」

 

「その宇宙軍にも問題が1つ。」

 

「なんだ!?」

 

「実は衛星軌道上に建造した軌道要塞8基中、6基との通信が途絶、確認したところエピドラとカンカーネ以外が消失していました。」

 

「なんだとっ!! 軌道要塞の喪失は我が国にとって無視出来んぞ!!」

 

「そうなのです。今現在、軌道要塞各基に1個空間機甲群が駐留していましたが、8基中6基を喪失したことにより6個空間機甲群の補給や整備、乗員の休息等が出来なくなっています。早急なる軌道要塞群の再建が必要なのです!」

 

「だが、今の状態では軌道要塞の再建は絶望的だぞ。再建するにも物資が足りない。当分はエピドラとカンカーネで全宇宙軍の整備を行ってくれ。大気圏内への侵入は極力避けさせてくれ。」

 

「わかった。宇宙軍は軌道要塞の再建は先延ばし、補給はカンカーネとエピドラで行ってくれ。海軍は沿岸警備隊による領海の安全確保及び周囲の地形観測を。それと第1機動艦隊は長距離索敵機による偵察を。特に西南に存在する大陸に偵察機を飛ばしてくれ。国があればそこと接触しよう。」

 

「「「「了解しました!!」」」」

 

 

連邦首脳陣の会議が終わり各軍へ命令が伝達された。その内容とは(海軍)最近の大陸への偵察・本土周辺の安全確保・周辺地域の調査、(空軍)本土上空の警戒、(宇宙軍)惑星周辺の星域調査・惑星の世界地図作成用の測量である。

 

今回最も忙しいのは海軍だ、そのせいもあってか伝達が来ると同時に行動を始めていた。

まず海軍第一機動艦隊はすぐさま出港を開始、艦隊の陣容は戦艦2,空母2.大型巡洋艦2隻、ミサイル巡洋艦2隻、ミサイル駆逐艦12隻、の大規模艦隊だ。また、同時進行で沿岸警備隊の巡視船数隻と調査船数隻が出港していった。

更に、空軍基地では戦闘機隊が離陸していき基地周辺600キロの範囲を飛行し臨戦態勢を取り、陸軍はMSの整備及びスクランブルの体制を整えていた。

 

三時間後第一機動艦隊は目標の大陸の東北東300キロの位置に到着した。

 

「さて、ムラサメ中隊発進用意。艦隊直掩任務につけ、ストライク隊はこれより発進、未確認大陸への索敵行動を開始せよ。」

 

第一機動艦隊の各空母から索敵用のE-4警戒機が総数12機発進し、それと同時に艦隊旗艦のゴンドワナ級原子力空母レセップスから艦載機F-32ナイトバードが直掩任務のために発進した。

 

 

 

空母レセップス所属偵察機E4(コールナンバー・ストライク1)

 

「さてさて、いままで何度も索敵はしてきたが、まさか異世界か他惑星に飛ばされてまで索敵するとは思わなかったぜ。」

 

『カタパルト固定を確認、射出準備完了。ストライク1発艦。』

 

ヘルメットから聞こえたオペレーターの声と同時に機体が急加速し彼らの乗るE4は発艦した。

 

 

 

艦隊旗艦 空母レセップス艦橋 

 

「各索敵機は10度ずつ角度を変え索敵行動に移れ。何か少しでも変わったものがあれば即報告せよ。」

 

艦隊司令長官は索敵に出た全E4に命令を伝えた、その眼下では直掩任務のため発艦準備を進めるF-32ナイトバードがあった。

 

「司令、索敵機全機の発艦が完了、ナイトバード各機の発艦もあと五分で完了します。その後の艦隊進路はどうしますか。」

 

「参謀長、ここは我々にとって未知の世界だ。何があるかわからない。艦隊はこの海域で待機、全艦に第二種戦闘配置を下令、対潜・対空監視を厳としてくれ。なにかあればすぐ報告を上げるようにも通達しておいてくれ。」

 

「はっ!!」

 

「司令長官、索敵に出た機の1機、ストライク1より入電。」

 

「読め。」

 

「はっ、我未確認大陸上空ニテ飛竜ヲ発見ス。ナオ飛竜ニハ搭乗者アリ。との事です。」

 

「なんだと!? 飛竜? それはあれか神話や物語に出てくる龍やドラゴンの事か?」

 

「そのようです。写真も送られてきています。それがこちらです。」

 

通信員から渡された一枚の写真には一匹のドラゴンとそれにまたがる人間の姿が映されていた。更に写真の右端にはE4の主翼と国際識別マークが写っていることからこれが偽造写真ではなく本物であることがわかった。

 

「まさか我々はファンタジーの世界にでもとばされたとでも言うのか」

 

「ストライク1より更に入電。我、市街地と思ワシキ建造物多数ヲ発見、外見ハ中世ノ”ローラシア”ノ様、飛竜多数ノ待チ伏セヲ受ク。帰還ス。との事です。」

 

「わかった、帰還させよ。他の索敵機からの報告はないか」

 

「今のところ他の偵察機からの報告はありま、っ、ストライク3より入電!! 本艦隊西部約120キロの地点にて艦影補足、艦級は東洋連合の泰禅級駆逐艦のようです!!」

なんとストライク1より西方を偵察していたストライク3が、敵対している東洋連合国の泰禅級ミサイル駆逐艦を補足したという報告が上がってきたのだ。

 

「泰禅級だと!! 馬鹿な東洋連合の船がこんな場所にいるはずがない。全艦第1種戦闘配置!! 本艦隊西方120kmに東洋連合の艦を補足、対空・対ミサイル戦闘用意!! 火器管制システム始動、いつでも撃てるようにしておけ。」

 

「司令、いささか尚早ではありませんか。いくら艦級が敵対している東洋連合の泰禅級だったからとはいえ、ここは異世界です。相手が本当に東洋連合なのか判断しかねます。もし違えばその国と戦争に発展します。我が国は今全ての衛星を喪失し遠距離戦闘にはかなりの制約が着いています。更にはもし相手が東洋連合ならば問答無用でストライク3は撃墜されている筈、それがなされなかったのはなにか意味があると思います。」

 

「確かに参謀長の意見にも一理ある。しかしもしこれが罠だった時の事も考えねばならん。どうしたものか。」

 

「司令、ならば艦隊の1部を発見された泰禅級に差し向けましょう。もちろん攻撃は保留として、接触させます。もし相手が東洋連合ならば攻撃を仕掛け、もし違うのならば領海に侵入した理由を問い、会談を行いましょう。」

 

「航海参謀、確かにそれは名案だと思うが、その場合、接近させた艦はみすみす沈められることになるぞ。その点はどうするのだ?」

 

「相手が泰禅級であるのならば保有しているのは52式対艦ミサイルの雷神と75式対空ミサイルの天神です。それならば我が艦隊にいるヴォルテア級戦艦を向かわせればたとえ被弾したとしても沈没はしません。乗組員も隔壁を全閉鎖させ、対爆防御の中にいれば問題は無いかと」

 

「なるほどな、よし、その案を採用しよう。ただし、接近させるヴォルテア級戦艦のディハール乗組員には説明と自己意思を尊重し、嫌なものは他艦へ移乗した後に向かうように。では行動を開始せよ。」

 

「「はっ!!」」

 

 

 

一方、場面は先刻発見された泰禅級らしき駆逐艦に移る。

 

「艦長、先程の機体は一体。形状からしてアメリカ海軍のE-2cのようでしたが、アメリカ海軍との専用通信に応答がありません。それに国籍表示も異なっています。あのような国籍表示を持つ国は地球にはいなかったはずです。」

 

「航海長、君は異世界転移というものを信じるかね?」

 

「異世界転移、ですか?」

 

「あぁ、私はな今とても気味の悪い感覚がするのだよ。まるで何者かに監視されているようなね。地球では全く感じたことの無い感覚だ。」

 

「はぁ」

 

「それに長年海に居るとな、わかるんだよ海というものが、今まで世界中の海にこの艦で行ったがこんな海は知らない。何を言っているのかとバカにされるかもしれんが感じるのだよ。ここは地球では無いとな。もちろん老いぼれが何か言っていると聴き逃してくれても構わん。」

 

「艦長。」

 

そのような会話をしていた時

 

「CICより艦橋!! 本艦より10時の方向に艦影補足!! 距離およそ75km、時速30knotにて急速接近中!!」

 

「なんだと!! 総員戦闘配置!! 武装のロック解除!!」

 

「まさか中国が、いや中国ならば既に攻撃してくるだろう。ならば一体何処の」

 

「CICより艦橋、不明艦より通信、[本艦はイデア帝国海軍第1機動艦隊所属、戦艦ディハール、航行中の泰禅級に告げる、直ちに停船せよ。貴艦は我が国の領海を侵犯している。もし停船しなければ攻撃する]との事です。」

 

「イデア帝国? 泰禅級? 一体なんの事だ。聞いた事の無い国だぞ。」

 

「艦橋よりCIC、その通信は本艦に向けての物か?」

 

『はい、その通りです』

 

「そうか、総員、第1種戦闘配置解除、CIC、相手艦に返信、[我、日本国海軍所属駆逐艦まや、貴艦こそ何者か]」

 

『了解しました』

 

「艦長、まさか本当に異世界転移したんじゃあ」

 

「もしかしたらな」

 

「はっははっ、ははは」

 

 

 

視点は戻って戦艦ディハール

 

「敵艦より返信、[我、日本国海軍所属駆逐艦"まや"、貴艦こそ何者か]です。」

 

「日本国だと、聞いたこともないぞ。」

 

「ですが艦長、これで相手が東洋連合では無いことが確定しましたね。」

 

「だな。しかし偵察機が発見した国は中世のローラシアの街並みと言っていたぞ? 何がどうなったらこんな時代格差が出来るんだ? 改めて異世界は理解出来んな。 航海長、両舷最大、目的の船に接近しろ。砲雷長、火器管制システムを切れ。」

 

「了解、両舷最大」

 

「砲雷長より全艦、第1戦闘配置解除、兵装の安全装置を掛けろ。」

 

「こちら見張り、目標の艦を発見、掲揚している国旗は確かに東洋連合の国旗ではありません。」

 

「了解、会議室は空いているか?」

 

「はっ、空いております。もちろん清掃も済ませてあります。」

 

「よろしい、相手に無礼が無いようにな。

 

 

 

日本国か、どのような国なのか興味が持てるな。」

 

 

それから役30分後、戦艦ディハールと駆逐艦まやは接触した。日本側は巨大な戦艦に圧倒され、イデア側は泰禅級と瓜二つな"まや"に驚いて居た。

 

「初めまして、イデア帝国第一機動艦隊、第二戦艦戦隊所属、戦艦ディハール艦長、ドワイト・ハイゼンベルクと言います、階級は大佐です。そしてこちらは本艦の副長、ネーデリンゲ・シュワルツェネッガーで、階級は少佐です。」

 

「こちらこそ、私は日本国海軍、第3護衛艦隊所属駆逐艦"まや"艦長の田所 祐介と言います。こちらは副長の安藤 晴信です。」

 

「さて、まずは我が国についてです。我が国、イデア帝国はランテールと言う世界で列強第2位の地位に着いていました。人口はおよそ8億7500万人。皇帝陛下を象徴とした民主主義を国是とした国家です。

国軍は陸海空宙の4軍があり航宙軍は元いた世界では第1位の規模と戦闘力を誇ります。」

 

「うっ、宇宙軍ですと!! まさか宇宙進出がそこまで進んでいるとは。」

 

「まさか宇宙進出が進んでいないのですか? まぁ、そこは一旦置いておいて、信じ難いことですが我が国は突如としてこの世界に飛ばされたようなのです。遂1日前、突如として全衛星及び同盟国との通信が途絶、衛星軌道上に展開していた航宙軍第七空間機甲群から大陸の形・配置が異なるとの報告が上がり海軍が偵察として駆り出され、貴艦ともうひとつ西方にも大陸を発見したと、ただ、貴艦の形状が元の世界で敵対していた東洋連合国の泰禅級ミサイル駆逐艦と酷似していた為、警戒しておりあの様な態度をとった事をお許しください。」

 

「いえいえ、確かに敵対している国家の艦艇と酷似していたのならば仕方の無いことです。こちらとしましても貴国の知らなかったとはいえ領海を侵犯した事をここに謝罪させてください。」

 

「ありがとうございます。そして我が国がまず知りたいのはこの世界についてです。貴国は見た限りかなり進んだ科学技術をお持ちのようだ。しかしその一方で我が艦隊の哨戒機が発見した地には中世のローラシア、あぁ、貴国はローラシアを知りませんな。この様な街が広がっていたという。一体どうすればここまでの時代格差が生まれるのでしょうか?」

 

「それにつきましてはこちらも伝えなければならないことが」

 

「なんでしょう。」

 

「実は我が国日本もつい先日この世界に転移してきた転移国家なのですよ」

 

「なんですと!!」

 

「ですのでドワイトさんの質問にはお答え出来ないのです。」

 

「そうだったのですか」

 

「はい、なのでまずは我が国日本についてお伝えします。我が国日本は地球という世界において世界第3位の経済力と世界第6位の軍事力を持つ国でした。国家体制は2400年の歴史を持つ天皇家を象徴とし国民が国会議員を選び、選ばれたもの達により国家が運営されています。人口はおよそ1億2400万人、陸海空の三軍を揃え、総勢50万の軍人がいます。最近は近隣の中華連邦と関係が悪化しており武力衝突も何度か起きているほど険悪となっていました。」

 

「なるほど、貴国もかなり厳しい情勢だったのですな。」

 

「はい、ところで幾つか疑問があるのでよろしいでしょうか」

 

「なんでしょう。」

 

「話を聞く限り貴国はかなり進んだ科学技術をお持ちのようですが何故そのような国が戦艦を運用しているのでしょうか。確かに我が国も100年ほど前までは戦艦等の巨大な砲を積んだ軍艦を運用していましたが今ではミサイルを中心とした駆逐艦や空母しか運用していません。」

 

「なるほど、それは我々が居た世界ではもはやミサイルでの攻撃は通用しなかったからです。確かに我が国も一時期は戦艦などを廃止した時期もありましたがミサイル等の高性能化が進み、遠距離でミサイルを発射しても目標まで到達する可能性は1%以下まで低下しました。なので旧来の大口径砲による撃ち合いが復活したのです。もちろんミサイルでの遠距離戦闘も普通に行われますが大半が意味を成しません。ですので我が国等は強大な打撃力を持つ戦艦や大型巡洋艦、重巡洋艦を再度建造したという訳です。」

 

「なるほど、という事は貴国の科学技術は我が国よりも進んでいるということです。我々が居た世界では未だにミサイルを搭載した艦艇が主力です。戦艦も確かに数隻存在しますがその全てが記念艦等になって現役を退いています。」

 

「そうでしたか、他になにか疑問はありますか? なければ本題に移りたいのですが。」

 

「あっ、はい。大丈夫です。で、本題とは」

 

「これは先程帝国議会から通達があったのですが、我が国は貴国に対して国交を結びたいとのことです。」

 

「それは!! っ、申し訳ありません。それは本官の職務を逸脱しており本官ではお答え出来ません。まず本国に通達せねばなりません故、少々時間を頂けますか。」

 

「もちろんです。此方としても無理を言っていることは重々承知しています。ですが貴国がどの位置にあるのか、更には不用意に艦隊を差し向ける訳にも行きません。ですので貴艦を通して貴国へ伝えていただければと思いまして。こちらとしましても未知の世界に友好国が居るとなればとても心強い。」

 

「それはこちらも同じことです。」

 

「では、いい回答をお待ちしています。返答が決まった場合再度この海域に来ていただければ付近に展開している第4防衛艦隊の艦艇が来るでしょう。」

 

「わかりました。では本日はこの辺りで、とても興味深い話が聞けて有意義な時間を過ごすことが出来ました。今度会う時は友好国同士として会いたいものです。」

 

「こちらもですな。あっ、1つ伝えておきたいことが。」

 

「なんですか?」

 

「既に知っているならば構いませんが、我が国の哨戒艦がソナーにて巨大な艦影を補足したとの通信がありまして、どうも生物らしいとの事ですが見たことも無いほどに巨大な様で、貴艦も気をつけてください。」

 

「そうですか、それは我々も初耳です。とても貴重な情報ありがとうございます。」

 

「それならばよかった。ではまた。」

 

そうして両艦の艦長同士による会談は終了した。まやは今回の事を伝える為に本国へ引き返していき、それを確認したディハールは本隊へ合流、そこで新たな司令を受ける

 

 

"第一機動艦隊は発見された新大陸へ向かえ、領空を侵犯した可能性が高い、この事の謝罪、及び出来るのであるならば国交を結べ。外交官は追って派遣する。"

 

 

との内容だ。

これを受け艦隊は動き出した。異世界より表れし軍事大国が動き出す、今後どのような事がその身に降り掛かってくるかなど知らずに。

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