怪異友愛録 −金井正則の幽霊事件簿−   作:unknown505

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chapter3 悪夢
第1話


田舎の神社で保護された二人は、菊川警察署へ逆戻りとなり、警察署の仮眠室に入って二人はベッドに腰掛ける。

 

正則「あ〜疲れた〜・・・。まさか丸一日くねくねとかいう化け物と鬼ごっことかありえねぇよ・・・。」

 

美琴「ぬいぐるみの件から立て続けに起きたもんね・・・。私も疲れちゃった・・・。」

 

正則「まぁ、警察署の中に避難すりゃあ怪異も襲ってこれねぇしこれで一安心だ。」

 

美琴「そうだね、ほとぼりが冷めるまで氷室さんが居ていいって言ってくれたし。氷室さんって頼りになる人だよね。」

 

正則「ああ・・・クソほど嫌いな警察官の中じゃあまともな人だ。」

 

美琴「・・・そういえば、正則君。」

 

正則「ん?」

 

美琴「正則君って、ご両親の方っているの?」

 

正則「いきなりどした美琴?」

 

美琴「・・・実は、前々から気になってたの。私のお父さんとお母さんは今海外の仕事だからいないの。・・・けど、正則君の両親は授業参観の日にも見かけた事なかったから・・・。」

 

正則「・・・なるほど、美琴の気持ちが分からなくもねぇな。そうだな・・・まぁ、端的に言えば俺は「施設育ち」だからだ。」

 

美琴「えっ?」

 

正則「厳密には両親はいたんだ。だが両親は事件に巻き込まれて、しかも警察官が撃った弾丸が両親に命中して、物心付いた頃には既に故人さ。」

 

美琴「・・・なんだか、不容易な事聞いてごめんね・・・。」

 

正則「なんで美琴が謝んだよ、俺は気にしてねぇ。警察官は今でも嫌いだが恨み自体はもうとっくに消えてるしな。」

 

美琴「そう、なんだ・・・」

 

正則・美琴「「・・・・・・」」

 

正則「まぁ、明日は氷室さんと一緒に行動しなきゃなんねぇし早めに寝るか。」

 

美琴「うん。でも・・・」

 

正則「ん?・・・・・・あっ」

 

そう言って正則は寝ようとするがある事に気づく。それはこの仮眠室に置かれているベッドが一つしかない為必然的に二人が一緒になって寝るという事になる。それに気づい達二人は顔を赤らめる。

 

正則・美琴「「・・・///」」

 

美琴「(どうしよう・・・///朝の時は仕方なかったけど、今日の場合は、正則君と添い寝になっちゃうんだ・・・!///)」

 

正則「(くそ、同性ならまだしも・・・いくら今日一日で打ち解けられた訳でもねぇし・・・///)」

 

お互いに顔を赤らめた二人だったが意を決した正則が先に布団に入る。

 

正則「仕方ない、ベッドは美琴に譲るし俺は椅子で横になって寝るわ。」

 

美琴「えっ一緒に寝ないの・・・?」

 

正則「美琴が嫌だろ、同性ならまだしも一日で知り合った男と一緒なんて・・・」

 

美琴「大丈夫だよ正則君・・・!私は気にしないし、それに・・・」

 

正則「ん?」

 

美琴「・・・正則君の側にいると、なんだかすごく落ち着くの・・・。だから・・・一緒に・・・寝て欲しいな・・・///」

 

正則「っ!?///」

 

そう言って美琴は赤面しながら顔を上げる。その顔を見た正則も赤面してしまう。

 

正則「(おいおい、美琴ってこんな顔すんのかよ・・・///これじゃあ、まるで・・・「恋人」みてぇじゃねぇか・・・///)」

 

美琴「やっぱり、ダメかな・・・?」

 

正則「・・・・・・分かった、一緒に寝よう。」

 

美琴「ありがとう、正則君!」

 

そう言って正則と美琴はベッドに入る。ベッドに入ると美琴は正則の手を繋ぐ。

 

美琴「(正則君の手、とっても大きいな・・・。これで私のことを守ってくれてたんだ・・・)」

 

正則「美琴、狭くないか?」

 

美琴「う、うん大丈夫だよ。ありがとう。」

 

正則「それじゃ、また明日な。お休み美琴。」

 

美琴「うん、おやすみ正則君。」

 

そう言って二人は目を瞑って眠りについた。しかし、怪異は虎視眈々と二人が油断する瞬間を見ていた。怪異の狙いは、美琴から正則へ標的を変えた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       「chapter3 悪夢」

 

 

 

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