どうも皆さま。本日、総合評価が50ptを超えました。ありがとうございます。UAももうすぐ5000を到達しそうです。本当にこんな作品を読んで頂きありがとうございます。
これからも頑張っていくのでよろしくお願いします。
さて、今回はちょっとだけ遥ちゃんのヒトの皮が捲れます。え?もう手遅れって?
それはそうよ。
では、10話です。
因みに、僕はもう1教科補習になりました。なんで?
「あれー?スペシャルウィークはいないんですかー?」
「あー……スペか?スペはあそこだ」
遥がスペシャルウィークを見ないことに気付き、沖野に聞くと、沖野は一つの焼台を指差す。そこには、
「わぁ!このお肉も美味しい。モグモグ、あ、こっちのお肉も美味しそう!モグモグ……モグモグモグモグモグモグモグモグ」
焼台を実質占拠して、肉を焼いているロボットに強制労働を強いていた。ロボットもロボットで、沢山食べるスペシャルウィークの細かな反応から好みの火加減を学習したのか、スペシャルウィークの皿にドンドンと肉に野菜と乗せられていき、それよりも早い速度で乗せられた食材達が消費されていく。
このままでは、供給量よりも消費量が多くなる。と、ロボット達を統制していた人工知能のアイちゃんが複数のロボットを向かわせ、更にスペシャルウィークが食べる勢いを上げ、再びロボットを派遣し、と続いていた。
「おー、凄い食べッぷりだねー。センパイ、スペシャルウィークの体重管理。頑張ってくださいねー」
「うっわ、忘れてた。な、なぁ、遥。スペに最適なダイエットメニュー教えてくれ!頼む!!」
焦りながら懇願する沖野に遥は、腕を組んで唸りながら対価を考える。
「えー……うーん、そうだなー。あ、じゃあ、夏合宿を合同でやろうよ!」
「は?そんなんでいいのか?」
「うん!ただ、お金はそっちが持ってねー?」
「ウッソだろ!?お前!?お前の方が金持ってんだろうが!?」
沖野の、金遣いの荒らさは、勿論遥は知っている。だから、
「ツケで良いですよー、セーンパイ?」
「いや、いい。お前のツケ程恐いものはない」
「えー、スペシャルウィークのダイエットメニュー考えなくていいのー?」
「いらん!あの大食いバカの調整くらい出来なけりゃトレーナーとしての名が廃る!」
その沖野の言葉に、「ま、それもそっかー」と頷いた。遥も、沖野が出来ると言うなら出来るのだろうと、考えてそれ以上言わなくなった。
因みに、スペシャルウィークの暴食で増える体重はかなり多かったが、沖野がマッドサイエンティストなウマ娘に掛け合って、自分の身体を犠牲にして二日掛けて完成させた『ロイヤルビタージュース』を飲ませてトレーニングさせたことと、ストレスを溜めさせない遥も認める完璧な体調管理で、数日で解消された。
勿論、これらの難易度はハードモードどころか、難易度ルナティックである。特に、ロイヤルビタージュースを飲ませて、体調を崩さないところと、あのスペシャルウィークの食事を管理するところがだ。これを成功させている時点での沖野の能力の高さが伺えることだろう。
「むー、残念。でも、一緒に合宿は行こーよ!旅費はそれぞれが負担でさ!」
「あぁ、それなら別に構わねぇ」
こうして、沖野率いるチームスピカと、遥とその担当ウマ娘二人で夏合宿が行われることが決定した。
そんな、トレーナー二人の会話の横では、ウマ娘達三人の会話が起こっていた。
――――――
「なぁなぁ、グラスちゃんよぉ、ウチのトレーナーも大概だけどよぉ、そっちも色々ヤベェんだろ?どんなぶっ飛んだことやらかしたんだ?」
「いいね、それはアタシも気になるよ。アタシ達のトレーナーについても教えるからさ、教えてくれないかい?グラスさん」
「勿論、構いませんよ。ミスターシービー先輩にゴールドシップ先輩」
「ん、長いし、シービーでいいよ。アタシもグラスって呼ぶからさ」
「アタシのことも、ゴルシちゃんって呼んでくれていーぜ?」
「分かりました~、シービーさんにゴルシさんですね~」
軽く呼び方の擦り合わせをし、女子会モドキを始めようとしたミスターシービーとゴールドシップだったが、ここでグラスワンダーが待ったを掛けた。
「すみません。もう一人呼びたいのですが、よろしいでしょうか?」
「あー、もしかしてセイウンスカイかな?スペが言っていた子の」
「あぁ、何か言ってたなースペの奴。確か、遥先生がいきなり担当を二人も持ったって慌てながら言ってたな。いやぁ、流石のゴルシちゃんもこれには驚いたぜ!」
「はい、その子ですね」
「んー、別に良いんじゃない?そうすればアタシとゴルシ、グラスとセイウンスカイで丁度同じ数になるからね。それに、そっちの方が面白そうだ」
「おう、アタシもそれでいいぞ」
二人の賛成を得られたため、グラスワンダーは離れたところでキングヘイローと話していたセイウンスカイに話しかけに向かう。
「セイちゃん。ちょっとよろしいでしょうか?」
「お?グラスちゃんじゃーん。どうかしたのー?」
「あら?それでしたら私は向こうに言ってるわね」
「ごめんなさいね、キングちゃん」
「いいのよ、気にしないで」
遥関連だと推測が立ったキングヘイローは、二人と離れて他のウマ娘の元へ向かっていった。
「それでー?グラスちゃんはセイちゃんに何の用ですかなー?遥さんが関わってくるのは分かるんだけどねー」
「そうですね~、シービーさんとゴルシさんとお話をするんですけど、セイちゃんもどうかと思いまして~」
「成る程ー、いいねー。私も行くよー。未来の三冠ウマ娘としてシービーセンパイに聞きたいこともあるしねー」
そう言ったセイウンスカイを連れて、グラスワンダーはミスターシービー達の所へ戻る。
セイウンスカイとミスターシービー、ゴールドシップが互いの紹介を済ませてから話が始まる。
「じゃ、アタシ達が提案したんだし、初手はアタシ達から話そうかな。ゴルシ、何か面白い話はないかな?」
「じゃあ、アレなんてどうだ?シービーが三冠ウマ娘になった後に、チーム加入希望のウマ娘達にトレピッピのトレーニングのウケが全く無かった話。あの時のトレーナーの顔は最高に面白かったな!」
「アハハ、確かに面白かったね!なんだっけ?『頼むから俺のところに残ってくれ!』だったっけ?あの浮気がバレた男みたいな感じが最ッ高に面白かったよね!」
と、ミスターシービーとゴールドシップが話している中、セイウンスカイは、
グラスワンダーは、元々、遥を通じて沖野と面識が何度かあったため、セイウンスカイのような感動を覚えはしなかったが、チームスピカの存続危機なのでは?と、考えが過った。だが、スペシャルウィークがいたのを思い出して、多分大丈夫だろうと思い、今度はこちらだ。と、口を開いた。
「では、次は私ですね。そうですね~、五年程前でしょうか?ハルちゃんが沢山のタバコ畑を買いましてね~」
「あ、それってアレかな?煙草の値段が膨れ上がった事件」
「あ、それですね~」
「おいおい、マジかよ。流石のゴルシちゃんでも、あんなぶっ飛んだことはしねぇぞ。あの時、すげぇネット燃えてたじゃねぇか」
その話は、遡ること四年半前。遥が中学校を卒業して、高校に進学せずに堕落の日々を過ごしている時のことだった。遥が突然全国のたばこ農家を買収し、畑を収穫前に全て野焼き処分をし、人参畑に変えてしまったのだ。
その影響で、未だに煙草の価格は高騰し、殆どの者が半強制的に禁煙させられてる状態だ。
その時の遥の言い分はこうだった。
「たしか、授業でウマ娘が煙草の臭いが嫌い。と習ったからだった気がしますね~」
「ちょーっと、セイちゃんビックリだー。遥さん、流石にそれはヤバすぎない?」
「いやいや、スカイさんや。そいつアンタのトレーナーだからな?流石のアタシでもそこまでされるとドン引きだわ」
「アハハ、アタシ達のトレーナーも大分ウマ狂いだと思ってたけど、そちらはこっち以上みたいだね。最ッ高に面白いや!グラスとスカイ、今度一緒に並走しないかい?」
ミスターシービーの唐突な誘いに、グラスワンダーはいつも通りの笑顔を浮かべながら口を開いた。
「勿論ですよ~、但し、負けるつもりはありませんので、覚悟して下さいね~?セイちゃんも異論はないですよね?」
「そうですなー。三冠ウマ娘に鍛えて貰える良い機会ですしー、セイちゃんも負けるつもりはないからさー、シービーセンパイに私の背中を見せてしんぜよー」
そんな二人の挑発とも取れる、と言うか、挑発を受けてミスターシービーは獰猛な笑みを浮かべた。
「あは☆キミ達は本当に最ッ高だね♪いいよ、二人纏めてブチ抜いてあげるから!!」
そうして、並走トレーニングと言う名の模擬レースをする約束をした三人は、飽きたのか近くの焼台に鉄板を乗せて焼きそばを作っていたゴールドシップの元へ向かい、作っていた焼きそばを拝借してから、満腹で動けなくなったスペシャルウィークを回収して、未だにワイワイ騒いでる遥と沖野の元へ向かった。
――――――
「およ?帰ってきたねー。あれ?何かギラギラしてんねー。レースの約束でもしたのかなー?」
「そうだろうな。ちっ、スペのダイエットもさせねぇといけないのに、あいつらの調整まですんのかよ」
「いやー、別に必要ないんじゃないかにゃー?多分、走る時に調整必要なのは、そこでお腹がパンパンに膨れてるスペシャルウィークくらいで、後は各自で調整出来る子達でしょ」
「あぁ、言われりゃそうだな。じゃあ、いいか」
ウマ娘達が帰ってきたことに気付き、更に三人のウマ娘の闘志が漲っているのに気付き、その場で即興の打ち合わせを終わらせて、トレーナー二人は迎える。
そこで、二人は予め予想されていた事を聞かされる。
「うーん、実際問題、グラスは分からないとして、セイちゃんはミスターシービーに勝つのは難しいよ。それでもやる?」
「やりますよー。私だって、シービーさんの走りにどこまで付いていけるのか気になりますからねー」
セイウンスカイの言葉に、遥は顎に指を添えて考え込む。ここで、遥の脳内を軽く覗いてみよう。
(セイちゃんの今の能力でミスターシービーに挑むと、文字通り影すら踏めない。まぁ、これはグラス相手でも同じことなんだけどね。まずは、地力を付けること。それと、「逃げ」のスキルをある程度覚えさせたい。
その期間的に考えると、最低でも二ヶ月、出来れば半年は欲しいところ。でも、流石に半年は無理だから、二ヶ月で考えるかな。
となると、ギチギチに戦略を立てて一歩一歩追い詰めていかないと絶対に勝てない。まずは、前半戦の間は、ハイペースで展開させる必要があるね。
その後は、態と一度沈ませて……あれ?こうすれば、逃げのスキルをとらせないで、差しとか先行のスキルを持たせればいけるか?となると、必要になるのは前半のハイペースの後に持ち直させるための回復技術と、最後に抜かすためのコース取り、それと、もしも他の走者を釣れなかったときのために大逃げするスタミナとかそこら辺かな?
うん。これだったら、運が良ければ勝てるかもしれないね)
「よし、じゃあ二ヶ月後に模擬レースをしようか?」
「ま、それが妥当だな」
と、長々とした思考を纏めきった遥は、皆に提案をする。沖野がそれに同意したことで、ウマ娘達も納得した。
そんな時だった。
「遥教官。今よろしいでしょうか?」
「んー?あれ?メジロマックイーンじゃん。それに、やよちゃんも。どうしたの?」
突然やって来たメジロマックイーンとやよいを見て、理事長モードのやよいとウマ娘が二人でいるなんて珍しいなー。なんて考えながら聞くと、やよいが扇子を取り出してこう言った。
「提案ッ!姉上には、メジロマックイーンのトレーナーになって貰いたいッ!」
その言葉にポカンと口を開け固まる遥。数瞬の時間を置いて遥は叫んだ。
「絶ェッ体にヤダッ!!!」
遥の叫びは昨日に続き、再びトレセン学園中に木霊した。
今回もやっていきます。解説と言う名の余談です。
今回は、トレーナー組二人のトレーニング法です。
そもそも、前提として二人とも担当の体調や身体の状態を正確に把握しています。
そして、一週間で遥ちゃんは一日に最高効率のトレーニングで一週間分を一度に叩き込みます。ケガのリスクがアホほど高いですが、その代わりえげつないくらい能力値が上がります。
対して、沖野Tは一週間分を高めな目安を決めて、そこからウマ娘のコンディションを見て、減算方式で予定を臨機応変に組み替えることで、良くて大幅な上振れ、最悪大幅な下振れになります。
つまり、遥ちゃんのやり方は一日にがっつり、残りの六日は鈍らない程度の軽めなもの。で、リスクがバカ高いが得るものも多いもの。
沖野Tは、トレーニングの成果はまちまちだが、ケガの可能性が著しく低い。というものです。
まぁ、これは飽くまで二人のやり方を真似した場合であり、二人はどちらがどちらのやり方をやっても、必ず最高の結果を引き出します。後、それぞれのトレーニング効果は最高効率だと伸び率は変わらないで、トレーニング法としての極致です。
要するに、二人してチートです。
あと、一応、葵Tと理子ちゃん、あと、おハナさんもやろうと思えば出来ます。ただ、彼女達にはそれぞれのやり方がありますからね。因みに、彼女らも覚醒するとチートです。
特に理子ちゃんと遥ちゃんは性格的に絶対に合わなそうですよね。早く理子ちゃん出したいんだけど、そうなるとアオハル杯になっちゃうんですよね。葵Tはそろそろ出てくるんですけどねー。
なので、理子ちゃんを待ってる人には申し訳ないんですが、当分待っててね。大体、作中時間で三年くらいかな?まぁ、そろそろ時間とかぶっ飛ぶんで意外とすぐかもしれません。
因みに、おハナさんと遥ちゃんは1,2回会った程度ですが、一応面識があります。予定としては、遥ちゃんの休み明けに出てきます。葵Tもその時です。
さて、次回は遥ちゃんがまた可哀想な目にあいそうですねー^^。
果たして、遥ちゃんはマックちゃんを担当にしなくて済むのか!?
まぁ、アンケートにがっつり四人目って書いてあるんで答えなんて丸わかりなんですけどね。
次回、遥、契約す デュエルスタンバイ
▼質問箱兼意見箱
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299297&uid=420333
第二回アンケート
投票してくれた方ありがとうございます。まだまだ期間は設けてるので、気が向いたら投票してください。
四人目の遥ちゃんが担当するウマ娘は?
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サイレンススズカ
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マヤノトップガン
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アグネスタキオン
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マンハッタンカフェ
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トウカイテイオー
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スイープトウショウ
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アドマイヤベガ
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ナカヤマフェスタ
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シンコウウインディ
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キタサンブラック