ぐうたらトレーナーの怠惰(笑)な日常   作:タニコウ

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どうも、シャドバでネメシスにボコされて泣きながら今話を書いた僕です。カシム許すまじ。本当にあのボイスを聞くだけで腹が立ちますね。

キメタカラ キメタカラ キメタカラ

UA10,000の大台を突破しました。本当にありがとうございます。僕自身ここまで来れるとは思ってませんでしたね。
これからも頑張りますんで、良ければこれからも読んでくださると幸いです。

さて、今日から第三章となります。まずは、先日までのアンケートで一位を取った先頭民族のあの方です。

では、どうぞ。


三章 どうも、中央所属の社畜(毎日遅刻、定時退社、休憩五時間、週休三日)トレーナーの秋川遥です
#19 キミ、走りたがりなんだって?凄いねキミ


 

「お、お前…熱でもあるのか…?」

「失礼な!」

 

 ここは、中央トレセン学園の職員室。今、ここでは前代未聞の珍事が巻き起こっていた。それは、

 

「何で遥が8時過ぎに来てるんだ!?おかしいだろ!?」

「だから、失礼だって言ってんでしょーがー!!」

 

 中央トレセン学園所属に四年以上、もしくは、とある三年間の間にトレセン学園にトレーナー候補生として在籍していた新任教師の中で有名なあのサボり魔、秋川遥が遅刻したとは言え、未だ8時を過ぎて数分程度の時間に出勤しているのだ。

 遥からすれば、週末のグラスワンダー達との約束を守っただけだが、それを知らない彼らにとってはまさに天変地異の出来事、驚天動地の大騒ぎだ。

 

「で?何があったんだ?遥」

「いやー、聞いてくださいよーセンパーイ」

 

 そして、遥は話していた沖野に理由を説明する。一通りの説明を終えると、沖野は腹を抱えて笑いながらこう言った。

 

「ワハハハハ、お、お前…自分で仕掛けた勝負に負けて…ブフッ…罰ゲームで仕事させられるとか……わ、笑えるぅ……クハハッ」

「むぅ…確かに、わたしの自爆かもしれないけどさー、そこまで笑う?ふつー」

 

 遥は頬をプクーッと膨らませてジト目で沖野に文句を言う。沖野は、「すまんすまん」と、言うがその後に再び吹き出したことで、遥のジト目がより突き刺さる。

 

「ぶー、もういーもーん!センパイの手伝いしないから!」

「おいおい、何時までもお前の手を借りないとやっていけないような人間じゃねぇって」

「……ウィニングライブ」

「ウグッ……」

「……ケガした時の治療」

「ガフッ……」

「……備品の融通」

「ナマイッテスミマセンデシタ。コンゴトモヨロシクオネガイイタシマス」

「ん、お昼一週間奢ってねー」

「モチロンデス」

 

 沖野は、自身の財布と精神を犠牲に遥の機嫌を取り戻すことに成功した。そして、沖野は安堵の溜め息を漏らしながら遥にこう聞いた。

 

「そう言えば、お前生徒指導の仕事してるのか?」

「ん?してますよー。ドローンで服装点検とかして、ある程度(遥基準な為ガバガバ)で見て崩れすぎてなければ見逃してるけどねー」

 

 遥の言葉に沖野は手を額に当てて溜め息を吐いた。

 

「はぁ…お前、理事長の話聞いていたか?」

「え?な、何のこと?」

「生徒指導の仕事についてだ…」

「ま、全く聞いてなかった」

 

 話を聞いていなかった遥に呆れながら沖野は遥に説明する。

 

「いいか?生徒指導の仕事っつうのは、お前がやってるの以外にも、トレーナーが付いてない生徒のオーバーワークに気を使ったり、日頃から問題行動の多い奴の指導に、授業をサボった奴らと面談したり、後は――」

「待って、待って、多い、多すぎ!覚えられないー!」

「はぁ…後で紙にまとめといてやるから、取り敢えず今日は今言ったことの一つくらいはやってみたらどうだ?」

 

 沖野の言葉に遥は頷いて、職員室を飛び出した。

 

「ありがとー!センパイ、取り敢えずやってみるー!」

「あ、ちょっ、待っ――て、行きやがったなぁ……良くも、まぁ武田先生はあいつの手綱を握れたもんだなぁ。ま、あいつなら何とかなんだろ」

 

「俺も仕事するかぁ」と、沖野は呟き、彼のデスクに聳え立つ紙の塔に手を付けた。その紙の束は、他の職員の倍近くの高さだった。

 

「はぁ…あいつには、色々と借りがあるからな……」

 

 そう言って沖野は、尋常ではない速度で紙束を減らしていった。

 

 

 

 

 ――――――

 

 

 

 

 時は進んで、放課後になって数時間経ち、日が沈み月が昇り始めた頃。遥は、タブレットで高めに飛ばしたドローンからの中継映像を見ながら夜風が吹く道を歩いていた。

 

「いやー、流石やよちゃんが仕切ってる学校だねー。全然、問題児いないやー」

 

「いやー、これはしょうがないよねー。いないんだからー、うんうん。今日も学校は平和だなー……ん?」

 

 遥は、帰る気満々で踵を返そうとしたが、タッタッタッと、何かが駆ける音が聞こえた。遥は、イヤな予感を感じつつ、タブレットの画面を拡大して音の原因を探る。

 

「あー…見つけた、けど、この子は大丈夫じゃないんだよねー。誰かが止めないと本当に止まらないからなー」

 

「仕方ない、行くかー」と、嫌々と遥が走り続けるウマ娘の元へゆっくり歩いて向かった。歩くこと数分程でウマ娘の進行ルートに先回りした遥は、側にあるベンチに座って待ち伏せをした。

 

「さーてと、オーバーワークしちゃう不良ウマ娘ちゃんを叱りましょうかねー」

 

 そう呟くと同時に、青暗い空間に足音が響き始める。そのまま、待っていると明るい栗毛で両耳を覆うカチューシャのようなメンコを付けたウマ娘が走ってきた。

 

「はーい、止まってねー。ちょーっと、わたしとお話ししようか、サイレンススズカ」

 

 遥は走ってきたウマ娘――サイレンススズカの前に立ち塞がるとそう言った。

 サイレンススズカは、ゆっくりと速度を落として立ち止まると、キョトンとした顔をしてから遥に近づくとこう言った。

 

「キミはここで何をしているの?迷子かしら?もう夜だけど一人でお家に帰れる?」

「…………」

 

 サイレンススズカの発言にピシリと遥が固まった。そんな遥に気付いているのか気付いていないのか、サイレンススズカは言葉を続ける。

 

「私も一緒に付いていった方がいいのかしら?うん、そうね。それがいいわ。帰るのが遅れちゃうけど走れば間に合うわね。さ、私も一緒に付いていくから帰りましょ?お家はどこなの?」

「ゎ……ゎ……わ、わた、」

「? どうかしたの?」

 

 プルプルと震える遥にサイレンススズカが近づき、遥の頭を優しく撫でる。撫でられた遥は、一度ピクリと跳ねると身体の震えが増す。

 サイレンススズカは、遥が怯えていると感じたが故に頭を撫でていたのだ。まぁ、それは全くもって見当違いのことなのだが……。そして、撫でられた当人である遥はと言うと、遂に限界を超えたのかサイレンススズカから離れて震えながら口を開いた。

 

「わ、わたしは子どもじゃなくて、この学校の職員だーっ!!」

 

 そう叫びながら、懐からトレーナー免許証を取り出してサイレンススズカに見せ付ける。それを見たサイレンススズカは口に手を当ててこう言った。

 

「ウソでしょ……」

「ウソじゃない!!」

 

 遥の叫びはまたもやトレセン学園の敷地内に響き渡った。

 





解説と言う名の余談です。

そう言えば、皆様は遥ちゃんが生徒指導であることを覚えていましたかね?因みに、僕の友人は忘れておりました。
実は、遥ちゃんにこの役職を付けた理由の九割が今回みたいな感じで個人的にウマ娘と邂逅させるためです。だって、遥ちゃんはこうでもしないと、自分の担当ウマ娘以外とは関わらなそうですからね。

それと、沖野Tの紙の塔についてですが、あれは遥ちゃんの分も含まれているのは気付いたと思います。あれは、別に遥ちゃんがやっておいてと頼んだ訳ではなく、飽くまで沖野Tが勝手にやっています。
理由としては、遥ちゃんとは対等なライバル兼友人でありたいから、少しでも借りを返すためですね。その事に、遥ちゃん自身気付いています。だから、遥ちゃんは沖野Tを信頼している一因でもあります。



さて、次回は遥ちゃんとスズカさんの対話でごぜーます。お楽しみに。
後、明日は多分上げられません。課題がたんまり溜まってるからね。少しでも消費しないと、ヤバいことになっちゃう。みんなは、僕みたいにならないで下さいね。
と言うか、シャドバのネメシス調整バグっててマジ草生える。やってらんねぇなぁ!



▼質問箱兼意見箱

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299297&uid=420333



第二回アンケートの結果発表です。
まさかの二位が二人になりました。まぁ、何となくこうなるだろうとは、思ってましたけどね。そして、この二人は合わせやすいんで、予告どおりそのまま二人纏めて出しちゃいます。
多分、最速でも五話は後になると思います。ですので、理科室組については暫し、お待ち下さい。

四人目の遥ちゃんが担当するウマ娘は?

  • サイレンススズカ
  • マヤノトップガン
  • アグネスタキオン
  • マンハッタンカフェ
  • トウカイテイオー
  • スイープトウショウ
  • アドマイヤベガ
  • ナカヤマフェスタ
  • シンコウウインディ
  • キタサンブラック
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