お気に入り登録と評価を付けてくださった方々に感謝を、寝て起きたら増えててまたもやビビりましたねw。
いやー、本当にこんな作品を応援して下さりありがとうございます。
至らぬ点がまだまだ多い僕ですが、これからも頑張って精進していきますのであたたかい目で見守って下さると助かります。
さて、徐々にヒトの皮が剝がれてきた遥ちゃん。今回は何をしていたのがバレるんでしょうか?
では、3話です。お楽しみ頂けたら幸いです。
遥のトレーナールームが並ぶ建物に辿り着いた二人は、一階にある鍵を開けてルームの中に入る。
因みに、一階にある部屋はここだけである。やよいが気を利かせて、物が有りすぎる遥のために分けられていた部屋の壁をぶち抜き、幾つかの部屋を纏めて一つの部屋に変え、外に繋がる扉は今開けた扉は取り外して壁に変わった。
よって、この建物の一階の廊下と階段を除く場所が遥の家になっている。
「あら~、これは時間が掛かりそうですね~」
「大丈夫でしょ。グラスがいるし。それに、ハウスキーパーくんを組み立てればすぐでしょ」
「うふふ。それもそうですね~。では、始めましょうか~」
「うへぇー、めんどくさくなってきたー」
「ハルちゃん?」
「うぅ…わかったよ」
遥は早速一つ手近な段ボールを取って、ガムテープを破り捨てて開けた。
その中身を見たグラスワンダーの目が驚きによって見開かれる。
「な、何で生ハムの原木が出てくるんですか?」
「い、いやー、だってー、美味しいじゃん?生ハムって」
「それはそうなんですけどね~、もしかして、ハルちゃん。他の荷物もこんな感じってことはないですよね~?」
「あ、いや、ちょっとm――ぁ…」
グラスワンダーは、遥の静止を無視してもう一つの段ボールを手に取ると蓋を開けた。その中からは、
「何でお味噌が壺ごと入っているんですか?」
「だって、味噌汁飲みたいんだもん。ちゃんと自家製のやつで…」
「ちょっと、ハルちゃん。何で壺の下から土地の権利書が出てくるんですか?」
「いや、壺って割れ物だし、それコピーだし…多分…」
「多分とは、どういうことでしょうか~?」
ばつの悪そうに、渋い顔で言い訳をする遥。
その後も、開ければ色んなモノが出るわ出るわ、例えば何処の画家が描いてどうして売ったのかすら分からないような絵画が大事そうに梱包と保存加工されて額縁に入れられた絵画。
無駄に数が多い和風の高そうな茶器や皿、果てには花瓶やらが、またもや土地の権利書に包まれて入れられていたりした。
家電では、同じメーカーの同じ品名の家電が何個もあったり、明らかにトレーナー業務に関わりのない大量のゲーム機、P○5や任○堂ス○ッチは勿論。ゲーム○ーイ、wi○みたいな古い物もあってバリエーション豊かだ。
娯楽と言えば、漫画もあるだろう。漫画に至っては、昭和の名作から令和の無名の物まで様々で、段ボールの数は百を超えた辺りから数えていなかった。他にも、どこぞの人をダメにするクッションを、遥の親友の科学者兼発明家兼博士と共に魔改造して、数倍程人をダメにするクッションに変わった物や、超快調マッサージチェアにフットバスなどの遥を余計に堕落させる物もあった。
中には、一体何処で手に入れたのかと思える物が多くあった。
例えば、
「ハルちゃん、これは何でしょうか?」
「ん?見れば分かるじゃん。熊の毛皮だよ」
「いえ、それは見たら分かりますよ。私の思い違いでなければハルちゃんに高級品を買い集める趣味はなかったと思うのですが?」
「いや、買ったんじゃなくて、狩ったんだよ」
「まだやってるんですね、
グラスワンダーは遥が過去に現地のウマ娘と協力して熊や猪を、罠と猟銃を使わないで狩りをしていたのを思い出し、真顔になった。
余談だが、遥はしっかりと罠猟も年齢の関係上一類しか取れてないが猟銃の免許もしっかりと取得している。
気を取り直して、片付けを続けていると、グラスワンダーはとあることに気が付いた。
「あの、もしかしてハルちゃんが最後にお洋服を買ったのって、四年前じゃないでしょうか?」
「うぇっ!?何で分かったの?」
「何故って、この『新しい服』って書かれた段ボールに入ってるお洋服の殆どが私と一緒に買った物じゃないですか」
「いやー、よくわかったねー。流石グラスだねー」
因みに、今、遥が着ている達筆でふざけた事が書かれてるシャツは、四年前に遥が「きっとこんくらい背が伸びる!」などと抜かして買ってきたものである。
結局、背は伸びなかったが、二年前に怠惰で洗濯を一切していなかった時に、これしか着るものがなく、仕方なく着たところ、この大きめな感じが丁度いいことに気付いて、それ以来ずっと愛用していた。
「んー、あ、あった!ハウスキーパーくん」
遥はゴトゴトと開けた箱をひっくり返してロボットの部品を全て外に出す。
「これが以前言っていた家事代行ロボットですか?」
「そのとーり。いやー、これは知り合いでわたしが出資してる博士と一緒に作ってねー、人工知能に自動組立機能搭載と、他にも機能がもりもり。ほら、こうやって話してる間にもう組みあがった」
二人は組み立てられたロボット――ハウスキーパーくんを見る。見た目は完全にマネキンで、高さは二人よりも遥かに高く180cmもある。人間で言うところの目に該当する場所には複眼に一眼などの多機能カメラを装備、口の部分には、微かな空気の乱れすら聞き取るマイクに、最大500dbまで出せるスピーカーが装備されている。
『ピピ…ガガッ…ァ、ア、あ…こんにちは、マスター。試作型家事代行アンドロイド『ハウスキーパーくんプロトタイプ』です』
「先週ぶりだねー、ハウスキーパーくん。早速だけど、この段ボールの山を片付けてくれない?部屋のレイアウトはアイちゃんに任せるから」
『畏まりました。マスター。これより、部屋の片付け。を遂行します』
「ハルちゃん。アイちゃんって何なんでしょうか~?」
「えーっと、アイちゃんってゆーのはね、わたしと博士の合作の超優秀人工知能でわたし達の可愛い我が子なのです!その演算能力はスパコン「富岳」を超え、最早、量子コンピューターもかくやと言わんばかりの性能。ハッキング能力もセキュリティ能力も全てが世界最高の最強AIちゃんで、ハウスキーパーくんの中の人です!」
空になった段ボールを潰してビニール紐で纏めながら、アイちゃんについて熱弁する遥の声に耳を傾けるグラスワンダー。
余談だが、アイちゃんがどれ程凄いことをやったかと言うと、稼働テストでアメリカの防衛省の本庁で有名な多角形だったり、微小なソフトウェアの企業のコンピュータをハッキングして、一切の痕跡を残さずに機密情報を抜き取ったり、世界一のハッカー集団のサーバーを攻撃してわざと痕跡を残して、攻撃されたところを完璧に防ぎ、IPアドレスを偽装してアメリカの多角形に攻撃先をすり替えたりした。
完全に犯罪。どころか、アメリカに助走をつけてドロップキックをして宣戦布告してるようなものだが、遥と博士からすれば、バレなければ犯罪じゃないと心の底から信じてるし、そもそも、こんな簡単に突破されるセキュリティにしてるそっちが悪い。と、本気で思っている。
「よーし、これで後は待ってれば片付けも終わるねー。じゃ、わたしは寝る。おやすみー」
手に持っていたファイルを、ハウスキーパーくんが設置したタンスの奥深くに放り込んで、手近な小物で埋めると、そう言いながら、床に置いていた人をダメにするクッションに寄りかかった。グラスワンダーが動かせるようにと向かおうとするが、ハウスキーパーくんに止められる。
「どうしたんですか?」
『ガガッ…マスターが先程仕舞われたファイルをご覧になってください』
「ファイル…ですか?見てもいいんでしょうか?」
『あなたであれば、怒られることはないですよ』
そこまで言うと、グラスワンダーから離れて慌ただしく動き回るハウスキーパーくん。
グラスワンダーは少し悩んだ後に、タンスを開けて小物を音を立てないように気を付けて退かし、少し古ぼけてはいるが高そうなファイルを取り出す。
「……! これは…」
一ページ捲ったグラスワンダーが見た物は、もう古くなった一枚の便箋。その便箋は焼けが酷く紙も皺くちゃで読みづらい物だった。
それでも、グラスワンダーは便箋に書かれた内容を読んでいく。内容は何の変哲もない一日を綴ったものだった。そして、内容と筆跡はグラスワンダーには見覚えがある。と言うか、グラスワンダー本人の物だった。
グラスワンダーは一枚一枚ページを捲っていく。便箋は徐々に状態が良くなっていき、最終的には皺一つないうえに、全く焼けてない完璧な保存方法で保存されていた。そのどれもが、グラスワンダーが書いた覚えがある物だった。
『マスターは、あなたからの手紙をとても大切にしていらっしゃいました。お二人が離れてからの三年間の間に来た私ですが、その頃からの宝物だったそうです。それこそ、壺や皿を包む紙がなくて、土地の権利書を下敷きに使う程には』
あの壺や皿の包み紙に使った土地の権利書は紛れもない本物。それを使ったのは、引越し準備を始めたのが当日であることと、紙を買う機会が無かったこと、数少ない梱包材は
その事を知ったグラスワンダーは、「私の手紙なんかよりも、
解説というか、前回のような余談です。どうでもいい方は飛ばしてください。
最後の方でハウスキーパーくんがグラスにあのファイルを見せた理由ですが、一応の理由があります。
簡単に言うと、あの時が最後のチャンスだったからです。
何故か
機能確認のために、アンケートを置いてみました。気が向いたら投票してみて下さい。
因みに、沖野Tは内定済みです。
葵Tとか理子ちゃんとか出すべき?
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葵Tだけいる(遥との関係は同期)
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理子ちゃんだけいる(遥との関係はゼロ)
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二人ともいらん
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二人とも出せ
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二人含めて色々出せ