どうも、遅れてしまい申し訳ありません。
いやー、課題やるのがめんどくさすぎて補習になっちゃいましたよー。と、言うことで今週の水曜と木曜もこの時間になるか、上げられないかもしれないです。許してください。
と、僕の話は置いておいて、小説のお話を一つ。
先生だったり、トレーナーだったり教官だったりと、色々な呼び方がありますが、グラスワンダーとセイウンスカイは遥ちゃんのことを二度と教官とは呼びません。だって、トレーナーだからね。
と、言うわけで7話です。お楽しみください。
「えーと、グラスの夢は、『凱旋門賞』の旗を持って帰ること、ねー」
「どうでしょうか?」
いきなり、ぶっ飛んだことを言っているが、そう言ったグラスワンダーの顔はかなり不安げに見える。
本来、トレーナーであれば、そんな無理難題は他でもないウマ娘のために、辞退を勧めることだろう。
だが、我らが秋川 遥は別だった。
「んー?別にいーんじゃない?グラスだったら出来るし、担当の夢を応援するのが
「ふぅ……そうですか」
「じゃ、今日はグラスは片道400の全力八割坂路ねー。往復か片道かどっちが良い?」
「往復でお願いします」
そう言うと、グラスワンダーは遥の前でクルリと一回転した。遥はその様子をジーッと観察して、一瞬、顎に指を置いて考えてから口を開いた。
「そうだねー、往復なら9本だね」
「「「なッ!?」」」
余りにも彼女達からしたらオーバーワーク過ぎる内容に驚愕の表情を浮かべた。本来なら、多くても5本が精々だ。なのに、遥はグラスワンダーにほぼ二倍の量のトレーニングを課した。
「あら~、今日は少ないんですね~」
「「「……は?」」」
そんな空気の中でそんなことを言ったグラスワンダーに、またもや驚愕の表情を浮かべる一同だったが、同時に思い出した。グラスワンダーは、去年まで勤めていた教官の授業に一つも汗をかかずにこなしていたことを、自分達が今まで一度も彼女に勝てなかったことを。
「まーねー、グラスは気付いてないかもだけど、わたしが見れなかった三年間で大分疲れが溜まってるみたいだったからねー」
「成る程~、分かりました~。では、始めますね~」
そう言うと、グラスワンダーは端の方に聳える坂路のコースへと向かった。グラスワンダーは、向かう途中にいたキングヘイローの耳元で一言二言交わしてから、軽くストレッチをしてから走り始めた。
「はい、次ー」
「よろしくお願い致しますわ」
「んー、メジロマックイーンねー。見せて貰うねー」
紫色の髪をしたウマ娘――メジロマックイーンから紙を受け取った遥は、紙に書かれた目標『天皇賞春秋連覇』を眺めてから口を開く。
「天皇賞春ねー。じゃ、メジロマックイーンはグラスに混じって全力六割坂路ねー。往復か片道かどっちがいい?」
「それぞれ何本ずつか教えて頂けます?」
「あー、じゃー、一回だけ回ってみてー」
「こ、こうですの?」
そう言ってメジロマックイーンはクルリと回る。そして、再び観察していた遥は一拍置いてから話し始める。
「うーん、往復は3、片道は5。それぞれ、往復は一回おき、片道は二回おきに一分休憩。今のメジロマックイーンはこんなところかなー?」
「成る程。因みに、グラスさんの片道の本数は何本だったのでしょうか?」
「んー?グラスの片道は20かなー」
「成る程。つまり、遥教官はわたくし達の限界を見極めている、と」
「ま、そーだねー。限界よりほんの少しだけ多く見積もったものを渡しているよー」
そこまで言うと、遥は次の人を呼ぶ。メジロマックイーンの遥を見る目が完全に、欲しかったお菓子が友人に目の前で食べられているのを眺ている時の目になっているのに、遥は気付かなかった。
――――――
少し時を遡って、グラスワンダーがキングヘイローに話し掛けた頃のこと。
「キングちゃん。少し、よろしいですか?」
「ん?どうかしましたか?グラスさん」
巨大なタイヤの塔を呆然と見上げていたキングヘイローに声を掛けたグラスワンダーはジャージのポケットから鋏を取り出して、キングヘイローに握らせた。
「これは?」
「いえ、少しヒントを、と思いまして。五つを纏めて運ぶより、一つずつに分けて持っていった方が良いと思いませんか?」
「そ、それはよろしいのですか!?」
キングヘイローは、鋏とタイヤの山を何度も見比べながら眺めている。どうやら、これをやって良いのかが分からないみたいだ。
「遥トレーナーは、キングちゃんに何を鍛えろと仰いましたか?」
「それは、スタミナを鍛えろと言っていたわね」
「でしょう?では、聞きますね?
ケガ云々も遥の時間が潰れるからさせないために見ているだけではある。だが、その理由がどうしようもない程に高い信頼性を与える。
遥にはとんでもないミスマッチを与えているが、トレセン学園側、ひいてはウマ娘達からしたら、これ程まで信頼出来る人物はいないだろう。
その言葉を聞いて、キングヘイローは鋏でタイヤを結んでいる紐を切る。
「では~、頑張ってくださいね~」
グラスワンダーは手をヒラヒラと振って離れていった。キングヘイローは、グラスワンダーを見送ってから一番上のタイヤを引き摺り下ろして押し始める。
「おっもぉぃ……これは、流石にぃ、キツすぎるわぁ!」
この後、何とか五つものタイヤを運び終えたキングヘイローは息も絶え絶えになりながらも、四時限目終了のチャイムを聞いていたのだった。
――――――
時間はメジロマックイーンを遥が見送った後に戻る。
「へぇ……三冠ねー。言うね?セイちゃん」
遥の目の前には、セイウンスカイがいた。
「まー、遥トレーナーが言ったことなんですけどねー。それに、セイちゃんも取れるなら取りたいなーってー」
「ふーん、いーんじゃない?じゃ、セイちゃんは昨日渡したファイルを読み込んで、書いてあることを実践してねー。並走したいんだったら、グラスのメニューが終わった後にグラスに頼んでねー」
「えー?グラスちゃんの体調は大丈夫なんですかー?」
「あはは、大丈夫だよー。セイちゃん位だったら、五割の実力も出さなくても余裕でいけるからねー。グラスは」
遥はセイウンスカイにそう言った。実際、セイウンスカイの――いや、中等部三年生の今の実力では、グラスワンダーの影を踏むことすら出来ない。
少しだけ、ムッとした様子のセイウンスカイではあるが、遥の言い分も事実であるので、何も言えない。それに、文句を言う暇があれば、トレーニングするべきだと言うのは、この場にいる誰もが理解していることだろう。
尤も、それは、今の、本格化前のグラスワンダーであって、本格化が終わった後には彼女らにも勝ち筋があるのだが。まぁ、本格化に影響が出るようなトレーニングを遥がするわけがないので、本格化後のグラスワンダーに勝つのも難しいことではある。だが、本格化後では本格化前よりも力が落ちるのは事実だ。
「むー、絶対にその言葉、訂正させてみせますからねー」
確かに、納得はした。だが、それで、はいそうですか。と、言うのは何かイヤだ。セイウンスカイはそう思ったが故の言葉だった。
「期待してるねー。セイちゃんはもう、わたしの担当なんだから、気を負わずにねー。リラックスだよー」
「はーい、がんばりまーす」
言葉とは裏腹に真剣な眼差しでトラックへと向かったセイウンスカイを見送りながら、次にやって来るウマ娘を待つ遥は、未だに書き悩んでいるウマ娘達を眺めながら小さく呟く。
「よく
そして、水筒をグイッと飲み干して、タブレット端末を操作しながら続きを口にした。
「夢を見せるからには、自分たちが夢を見ないと意味ないでしょ」
「やっぱり、ままならないねー」と言う遥の呟きは、誰にも聞かれることなく、春風吹かれるレース場に霧散した。
今作では、本格化とはドラ○エの転職みたいな感じで、一度ステータスが大きく下がるという設定でいきます。
遥ちゃんは、透き通る世界みたいな目を持ってる訳ではなく、黒バスの「りこちゃん」みたいに肉体を細かく見ればステータスが数値化されてます。勿論、りこちゃんより正確です。
なので、限界ギリギリの最高効率のトレーニングメニューを渡しています。そして、一見放置しているように見えますがタブレットの画面の一部には、上空100メートル程にステルスで滞空しているドローンからの空撮の映像がリアルタイムで届けられています。
まぁ、タブレットで様子を見ながら、シャドバをやってるんですけどね。因みに、どうでもいいけど僕もやっています。
実は、ウマ娘に関する情熱はトレーナーらしく、ちゃんと持ち合わせている遥ちゃん。遥ちゃんは有識者と言う名の老害が大ッ嫌いです。もし、トレセン学園が老害によってバッシングされるようなら、遥ちゃんが戦争と言う名の社会的な虐殺を始めるレベルで嫌いです。既に彼らの弱みを握っていたり?
▼質問箱兼意見箱
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=299297&uid=420333
アンケート投票してくれた方、ありがとうございます。また、近い内にやるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。
葵Tとか理子ちゃんとか出すべき?
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葵Tだけいる(遥との関係は同期)
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理子ちゃんだけいる(遥との関係はゼロ)
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二人ともいらん
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二人とも出せ
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二人含めて色々出せ