生徒と先生がシャーレでマニアックな事をする話。



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欲望のまま衝動のまま書きました。

ミドリは愛でられながら可愛がられるのが一番似合う気がする。


才羽ミドリは悶えて悦を得る。

「んっっふ、ぁっ! ぁっあひっ! く、くふっっ!」

 

シャーレのとある一室にて少女の甘い声が響く。

椅子のひじ掛けに置いた両手をベルトで拘束され、手による防御を封じた状態で背後から伸びる無数の白い手に少女は身体を良い様に弄られていた。

 

その方法は、くすぐり。

少女は無数の手にくすぐられ続けていた。

 

少女の名は才羽ミドリ。

先生に恋する乙女である。

 

「くふひひっ! ひぁっっんっっんくっっんくぅぅぅうっ!」

 

プルプルと身体を震わせながらくすぐりに必死に耐えている最中、スッと、先生が優しい手つきで、ミドリが普段から手入れするようになった淡い金髪を撫でる。

 

髪を撫でる先生の顔はどこまでも優しくて見ているだけで心臓が大きく鼓動する。

それが苦しさの中に途轍もない甘さを湧き上がらせる。

 

「せん、せんせへへへっ! ひぁっっんくっっ! はっっあぁぁっっ!」

「どうしたのミドリ、そんな苦しそうな顔をして」

 

ずるいと、正直に思った

意思に関係なく顔が、熱くなる。

肌の感度が、強制的に引き上げられる。

 

「あ、あたり、まえ、じゃ、なひひっ、で、ですふふふっかっっっあっあひひひ」

 

「? 当たり前? どういうこと?」

 

ウソだ。

先生は絶対に気付いてる。

そう訴えたいが、身体はくすぐったくて抗議出来ない。

 

サラッと、もう一度頭を撫でられた。

それだけで身体が蕩ける。

 

感度が、また上がる。

 

「ひ、ひど、ひひひひ、こ、んなっ、くすぐ、ったひひひ、の、に——」

 

トストストスッ。

 

「はひっっ!? ひっっくふぁっっあッッ!」

 

突然、乱暴にわき腹を突き回されそのくすぐったさにミドリは言葉を無理やりに中断させられた。

あまりのくすぐったさに目が見開かれる。

 

予想だに出来なかった刺激は、バチバチとミドリの脳内に火花を迸らせた。

 

「ミドリ? ちゃんとハッキリ答えてくれないと分からないよ?」

 

ずるい。

ずるい。

ずるい。

 

満足に言葉を喋れないの分かってる癖に、先生は喋ってとミドリに要求する。

 

こんな行為をするようになった発端は何だったのかもう覚えていない。

どちらが先で、どちらが乗ったのかも覚えてない。

 

ただ、ミドリが当番となった日の夜遅くは決まってこれをやるようになった。

 

エンジニア部が作り上げたマッサージマシンと銘打たれたこれに、ミドリはその身を毎回預けている。

 

歪な秘め事は、今日で八回目。

 

故にミドリはこの状況を楽しんでいる。

それは間違いない事実である。

 

だが

 

「く、すぐふふっ、たひ、で……す、せんせひひひっ」

 

苦しいのは変わらない。

くすぐったいのも変わらない。

 

何度やっても、慣れる事は出来ない。

不可能だと、内心で断言する。

 

「み、なひひ、で、くだ、さひひひっ」

「ダメ。ずっと見てる」

「そ、んなっっんくっっ! くっっくふふふふっ!」

 

恥ずかしい。

恥ずかしい。

 

徐々に体温が上がっているのはきっとくすぐったさのせいだけではない。

顔が赤いのもくすぐったさのせいだけではない。

それに耐えられ無くて、恥ずかしすぎて。

 

少女は反射的に顔を逸らす。

 

だが、

 

「ミドリ、こっち向いて」

 

クッッと、顎に手を添えられて正面に視界を戻される。

映るのは優しい目をミドリに向け続ける先生の姿。

 

だがミドリは知っている。先生の目に宿っているのは優しさだけではないと。

どうしようもない嗜虐性が混じっていると。

それを楽しんでいる自分がいる事も。

 

「ご、ごめっっふぁっあくっっくふふふふっ! ごめんな、さっっ」

 

グリグリグリッッ!

 

「はうぅぅぅうううッッ!!?」

 

謝ってる途中、両腋を機械仕掛けの手に強く責められミドリは息を詰まらせる。

 

グリグリ……グリグリグリ。

 

「あっっあひっっ! ひっひっっうぁぁぁっっ……!!!」

 

「聞こえなかった。もう一回言って?」

「あっあぁぁぁあぁ…………」

 

絶望感がミドリを襲う。

同時に、始まったとも思う。

こうなった先生は止まらない。

ちゃんと聞き取れる言葉を喋らないと何度も何度も繰り返し聞いて来る。

 

今日最初の悪戯は、「ごめんなさい」をちゃんと言えるかだった。

 

「ご、ごめへへへ、なっっさ、ひひひっ」

 

「聞き取れなかったな。もう一回」

 

「言った、ちゃ、んとっっ、言ったよせんせへへへへ」

 

抗議しても意味は無い。

代わりに頭を撫でられた。

 

「もう一回だよミドリ」

 

優しい声で先生が告げる。

それだけで身体の感度が上がる。

そう言う風に調教された。

 

「ご、ごめ、んっっなっっ」

 

トトトトトトッッ!!

 

「あひぃぃあああああああっっ!? ふぁっっふあぁあああああああッッ!!」

 

見計らったかのように無数の指が一斉に腋の下からわき腹までを一斉に突き立てて来た。

 

凄くくすぐったい。

まだ大きく悶える程に強くされていないのに耐えられ無い。

 

フルフルと、くすぐったさを紛らわそうとミドリは可愛らしく首を振る。

 

だが、

 

「ミドリ」

 

先生から名前だけを呼ばれた。

それだけでミドリは何をしなければいけないのかを理解する。

 

「くふいっっ! あひっっぷっっくくくくっ! ~~~~~~~ッッ!」

 

ジッと、正面を見据える努力を始める。

顔を真っ赤にして、

瞳に涙を溜めて、

 

くすぐったいのを耐えて耐えて耐えて。

耐えて耐えて耐えて耐えて。

 

先生の顔を見つめ返した。

 

「うん。可愛いねミドリ」

それだけで、感度がまた上がる気がした。

 

トトトト。

トトトトトト。

 

「あっっあっっ! はうぅあぁああああああっっ!」

 

突き回す責めは続いており、ミドリは限界寸前の声を上げる。

 

今ここで悶えてはいけない。

笑い悶えたらこの遊びが終わる。

そう言う決まりがある。

 

「んぐっっんぐぅふふふふっ! ふっっんんんんんんんんッッ!! うくっっんっっっんっっっっっっ!!」

 

故にミドリは口を噤んだ。

 

なのに。

 

「じゃあごめんなさいって、ちゃんと言って?」

 

今口を開けたら耐えられ無い事を先生は承知でそんな無茶をミドリに要求する。

 

断りたい。

だが断れない。

先生のお願いは、ちゃんと聞かなきゃならない。

 

コクコクコクと、今口を開けたら悶える自覚があるミドリは必死に首を縦に振る。

 

しかし。

 

「行動で答えちゃダメだよミドリ、ほら返事は?」

 

お仕置きとばかりに、マシンの責める強さを一段階上げながら容赦の無い一言を先生は放り投げた。

 

「ひぐっっいぁっっ! あっっあぁぁぁっっっ! やめっっせんっっくふあああああああああああッッ!!」

 

黙る事を拒否されたミドリは必死に口を開け、同時に襲って来る堪えようの無いくすぐったさに見悶えた。

 

先生の言葉に常に付き従うミドリがこの先。ちゃんと「ごめんなさい」を聞き取れるレベルで言えるのかは分からない。

 

しかし。

 

「ごめへへへへへっ! ごめ、んぅぅぅっな、さっ」

 

グリグリグリッッ

 

「いきゃはぁあああああっっ!? あっああああっ!」

 

…………、

………………、

 

「ご、ごめっっごめっっっご、めへへへへ」

 

もにゅにゅにゅ。

 

「いひっっあっっ~~~~~~~~~~ッ!?」

 

…………、

………………、

 

「ごめっごめんなさひせんせへへへへっ! ごめんなさいせんせ」

 

コチョコチョコチョ。

 

「いひゃひぃぃぃいいいいいいいっっ!! いひゃっっはひっっ! はひぃあぁああああああああッッ!」

 

揉まれ、突かれ、くすぐられ。何度も何度も邪魔され満足にごめんなさいの一言が言えない。

 

ら解放される未来が訪れる気配は無い。

 

その前に笑い悶え、お仕置きと称した次なるくすぐりが始まるだけである。

 

「ミドリは可愛いね」

 

見悶えるミドリを愛おしそうに眺めながら先生が微笑み、ミドリはそこに幸福を覚える。

 

「はっっあっっっはうぅぅうぅうっ!! いっっいっっひぅぅぅううう!!」

 

結局の所これは二人の営みであり、ミドリ自身はこれを拒絶する意思は無い。

 

先生に徹底的に弄ばれるのを彼女自身が楽しんでいる。

そう言う風になるようミドリを調教したのは他ならぬ先生であり、被虐思考に目覚めてしまったのはある種のミドリの才能である。

 

歪んでいるように見えて真っ直ぐな純愛は二人の熱を加速させ、それがさらにミドリを昂らせる。

 

二人の夜の営みはまだ始まったばかり。

ミドリが一晩中味わい続ける事になるくすぐったい苦しみはまだ、その一端を覗かせたばかりであった。

 







ミドリは先生に愛されながら虐められるのが一番良い反応すると思います!
逆にモモイは淡々と無慈悲されるのが良い反応すると思います


衝動が抑えきれなくなった時に書いていくシリーズ……かもしれない。基本更新されないシリーズだと思ってください。



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