天に輝くは黄金の北極星   作:帝月

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何とか更新!

ホントは夏に書きたかったのですが、遅くなりました。

早くZeroも進めれる様に頑張ります!

今回はアイの大切な思い出になる事を願いながら書きました。

あの子が幸せになれる様に頑張ります。


『夏祭り』

夏休み、それは子供達は長期間の休みであり、有難いものである。

 

大人となってからの夏季休業は貴重なものであり、それと同時に家族を持つ者は家族サービスなどと大変である。

 

それは王と言えど変わらぬのであろう。

 

「王さま〜何処か連れてってよ〜」

 

夏休みに入り暇を持て余したアイが、我の胡座を組んだ足の上に猫の様にするりと入り込みねだる。

 

コヤツも随分と馴染んだものだな。

 

今日直ぐにとなれば、あまり遠出はできん故にどうしたものかと考えていると。

 

「王 今日の夜ですが花火大会があるそうですので、参加されてはいかがですか?」

 

シドゥリが助け船を出すのに便乗し、そうするかと答えると、

 

「わ〜い! お祭り〜」

 

何気に祭りに初参加であるアイは嬉しそうにしているので、まぁ偶には良いだろう。

 

となれば祭りの正装とも呼べる浴衣を用意せねばな、

 

「アイ、シドゥリ 直ぐに浴衣を買いに行くぞ!」

 

無論既製品等では無く、我が気に入っているブランドのオーナー兼デザイナーであるミス・クレーン(本名 夕鶴)に直様連絡を取り、作らせる事とした。

 

「車の手配をしますね」

 

「浴衣?」

 

不思議そうにしているアイを他所に直様、メドゥーサに車を運転させて、ブランドショップへと行き、オーナーと話をする。

 

「まぁまぁッ! こんな美少女の浴衣を作れる何てデザイナー冥利に尽きますわッ!」

 

魔法使いの衣装に鶴を混ぜた様な、独特な服装のオーナー兼デザイナーのミス・クレーンがテンション高めにアイとシドゥリの採寸を行い、

 

「君は僕が採寸するよー」

 

我は助手の小学生くらいの子供にしか見えない少女スタッフに採寸をさせる。

 

「夕方までに完成させろ」

 

「いや…あの…流石に時間的にですねぇ…」

 

今はまだ午前中とは言え指定した時間が普通ならば不可能と言っても過言では無いが、

 

「シドゥリッ!」

 

我の呼びかけに応じて現れたシドゥリがとある物を渡す。

 

「好きな金額を書け」

 

「魔法使っちゃいましょう」

 

金の力と言う魔法を使う事で強引に解決させる。

 

「品質を落とす事なく、時間に間に合わせられたのなら倍にしても良いゾ」

 

「全力でやらせていただきます!」

 

「うむ 楽しみにしているぞ」

 

アイとシドゥリを先に車へと乗せ、我も車へ乗ろうとしたその時に、オーナーに伝え忘れた事を思い出して、店に戻ると…

 

「フヒィィィィィィィイッ! 可愛いすぎかぁッ! あの子がアイドルデビューしたら推しになりゅうぅぅぅぅッ! すここここここッ! めっちゃ好きィィィィィイッ!」

 

もの凄いアヘ顔を晒しながらヘヴン状態になっていた。

 

「…(うわぁぁぁぁぁ……)」

 

英雄王もドン引きである。

 

「もぅ 夕ってば落ち着きなよ〜」

 

助手の少女は手慣れた様子で宥めるが、

 

「無理ィィィィィィィィィィッ! ハベにゃん! あの子私の推しにすりゅうのぉぉぉぉぉおッ!」

 

「ハイハイ…取り敢えず時間無いからお仕事するよ〜」

 

「んほおぉぉぉぉぉッ! 創作意欲が溢れりゅのぉぉぉぉお」

 

アヘ顔晒しながら恐ろしいスピードで、作業に取り掛かるオーナーに狂気を感じながら我は店を後にする。

 

「うむ…見なかった事にするか……」

 

人間時にはスルー力も大切だよな?

 

我は見なかった事にして、直様車に乗り込みメドゥーサに発進する様に伝えて、住処へと戻る。

 

そして時間が経ち、夕方に差し掛かった時にオーナーから浴衣が完成したとの連絡が来たので再びアイとシドゥリを連れて店を訪れる。

 

「お待たせいたしました」

 

午前中に見たのは幻だったのか?と思える程に真摯な対応をするオーナーの姿に何やら薄ら寒いものを感じるがソレは心の棚に置いておこう。

 

「では着付けを行いますのでお二人は此方へ」

 

アイとシドゥリを連れたオーナーが試着室へと入り、我も試着室へと入り、仕立てられた浴衣に着替える。

 

「ふむ…悪くは無いな」

 

黄色を主体としながらも光の角度次第では黄金にも見える生地で、全体的に注文しておいた我の神代回帰時の刺青を模した模様の入った浴衣を紅い帯と蜻蛉玉の着いた組紐で止め足袋と草履に履き替えて外に出る。

 

「流石は我……何を着ても似合い過ぎるな」

 

胸元を少しばかり露出させる事で更に色気を引き出す。

 

「着替え終わったよー!」

 

「お待たせいたしました」

 

どうやら2人も着付けが終わった様で、試着室から現れる。

 

「ほぅ 良く似合っておるではないか」

 

アイは少女らしいピンクを主体とした浴衣で、柄として夜空を優雅に羽ばたく鶴の模様が使われており匠の仕事を感じさせる。帯は長く紅色のリボンとなっており、白い組紐に薄い水色の蜻蛉玉が使われている。

 

「むふ〜」

 

ドヤ顔をしながら嬉しそうなアイ。

 

シドゥリは落ち着いた翡翠色の色を主体とし、夏を感じさせるアサガオの模様が美しく、シンプルであるからこそシドゥリの良さを引き立てており、帯は白で紅白の組紐が使われている。

 

「ありがとうございます」

 

いつもの布を付けているので口元は見辛いが、何処か嬉しそうなシドゥリ。

 

「お気に召しましたでしょうか?」

 

疲れた様子で問うオーナーに気に入った事を告げ、さっさと支払いを済ます。

 

浴衣の値段は3桁万程度で済んだ。もっと払っても良かったのだが、オーナーの方がこの値段で良いと言ったのでその場を納め、車に乗って目的地へと向かう事とする。

 

尚メドゥーサは帰りは我らで用意するので、一足先に帰らせる事とした。

 

「ほぅ 賑わっておるではないか」

 

祭りという事もあり、人がごった返し賑わいを見せる。

 

「わ〜 人がいっぱい〜」

 

人の多さに圧倒されポカンとしているアイの手を引いて屋台を回る。

 

「ほぅ 珍しい奴もいたワケだ」

 

聞いた事のある声に反応し振り向くと、

 

「よぅ 遊んでいかないか?」

 

見た目はヴィジュアル系バンドマンのような、サングラスを掛け、整った容姿に、長い金髪の男である。

 

ただし何故か鉢巻にダボシャツ、腹巻き、裾の短いズボンに下駄と言ったバ◯ボンのパパの様な格好で馴染みきった笑顔を浮かべていた。

 

「…何をしているのだ…テスカトリポカ社長よ」

 

コヤツは取引先のヤヤウキ・カンパニーの社長であり、チョコレート工場を経営しており、また海外では銃等の兵器製造をしている男である。

 

因みに以前サバゲーで会社のチーム同士で対決した事もある、まぁ…その話はいつかするとして、本当に何をやっておるのだコイツは?

 

「今のオレはテキヤトリポカだ」

 

もはや清々しい程のドヤ顔で言い放つのを見て我は口を噤む。

 

「これが日本の祭りの屋台の正装なんだろ?」

 

強ち間違ってはおらんのだろうが、何か違う気がしつつも余計な事は言わん方が良いのだろう。

 

「前から日本の祭りに興味があったから今回ライガに頼んでウチの店を出したワケだ」

 

そう言えばアイの担任である大河の祖父 雷画は、昔からこの辺り一帯を仕切るヤクザだったな。

 

「まぁ なんだ一回やっていけよ」

 

コイツサバゲーでも、FPSでもクソエイムなのに何故射的の屋台をやっておるのだ?

 

「あと隣の焼き鳥もウチの出店だからついでに買っていけよ」

 

隣を見ると、何処かで見た事のある男が黙々と焼き鳥を焼いていた。

 

店名がヤキ鶏ポカなのは狙っているのか? そしてハツオンリーなのも狙っておるのか?

 

「コイツはバイトの」

 

「デイバイト・ゼニウォントだ」

 

まるでバイトを宿命付けられたような名前というか偽名だな?

 

「取り敢えず焼き鳥をもらおうか」

 

試しに一本購入してみて、食してみると、

 

「むっ! 悪くないな」

 

しっかりと下拵えがされており、焼き加減も良く、シンプルな塩味が美味い。

 

「取り敢えず全種類3本ずつ頼む」

 

全種類といってもそこまで数は無いので、12本程購入する。

 

「毎度あり、今度またサバゲーを開催するから参加しろよ」

 

コイツ野外だとクソエイムで弱いのだが、室内だと跳弾で何処に弾が飛ぶかわからんから厄介なのだ。

 

「良かろう、決まったら連絡するが良い」

 

屋台を後にし、少々散策をしていると、

 

「ほぅ 珍しい奴もいたものだ」

 

聞き覚えのある声に反応して、発生源を見ると、

 

「何だ店主か」

 

何故か居酒屋の店主たるエミヤがいた。

 

「奥方はどうした?」

 

いつも一緒にいる嫁の桜の姿が見えないので聞くと、

 

「彼女の姉がロンドンから帰って来ている様でな、数日は姉妹で過ごさせている」

 

どうやら特に変わった理由はない様だ…つまらん。

 

「今年は藤ねぇに頼まれてウチも祭りに屋台を出す事になってな」

 

屋台にしては広いスペースで食事所も兼ねている様だ。

 

「せっかくなのだから何か食べていくと良い」

 

まぁ 先程買った焼き鳥もあるが、花火の前に腹拵えも悪くはあるまい。

 

「ふむ では貴様のオススメをさっさと持ってくるが良い」

 

中の食事スペースに入り、アイとシドゥリを座らせて店主の用意する食事を待つ事とする。

 

「まずはコレを食べて体を冷ますと良い」

 

店主が出したのは丸ごとのきゅうりに竹串の刺さったものだった。

 

「きゅうりの一本漬けだ、良く冷えているから暑い時期には良いぞ」

 

店主の勧めに従い、それを口にすると、

 

「ほぅ しっかりと冷えており、味も悪く無い」

 

きゅうりの一本漬けはキンキンに冷えており、しっかりと調味液に浸かっているためか、爽やかな酸味が食欲を唆る。

 

「美味しい〜」

 

アイも気に入った様で、ポリポリと小さな口で齧っている。

 

「飲み物はどうする? ビールとジュース、他にはお茶を用意しているが」

 

我は店主にビールを頼み、アイの分はジュースを頼む。

 

「ほぅ 小瓶とは珍しいな」

 

ビールは小瓶で提供され、グラスも置かれるが、我は少々行儀が悪いが、小瓶の蓋をあけ、そのまま口を付けて飲む。

 

「プハァッ! キンキンに冷えておるわ!」

 

ビールは氷の如くキンキンに冷えており、摘みに先程購入した焼き鳥を喰らい、出された枝豆にも手を伸ばし、酒を飲むというサイクルが完成する。

 

「王 少々行儀が悪いですよ」

 

シドゥリに嗜められるが、今の我は無礼講である故に、

 

「フハハハッ! 今の我は気分が良い故に許せ! オマエも飲むが良い!」

 

我自らシドゥリのグラスにビールを注いでやり、酒を勧める。

 

「もぅ…ありがたく頂戴致します」

 

少しばかり、怒った様な仕草を見せるが、注がれた酒を飲まないわけにもいかないので、口布を外して、小さなグラスとはいえ、一息で飲み干す中々の飲みっぷりを見せる。

 

「ふぅ…しっかりと冷えていてとても美味しいですね」

 

酒を飲み干す動作にはどこか色気があり、周りの男どもがシドゥリを情欲の目で見ていた。

 

「さて 次は鳥の唐揚げだ、こちらは生姜を効かせているので、レモンかおろしポン酢で食べると良い」

 

揚げたての唐揚げに箸を伸ばし、先ずは何も付けずに喰らう。

 

「ほぅ 生姜の香りが中々に悪く無いな」

 

祭りで、屋外であるためかニンニクは控えめに、生姜をしっかりと効かせて食欲を唆る味となっている。

 

噛み締めた瞬間に溢れる肉汁、歯を跳ね返す程の弾力、しっかりとした味が付いているので、このままでも上手いが我はレモン汁を少量掛け、味変を行う。

 

レモンの酸味が加わった事で、脂をサッパリさせ、さらに食が進む。

 

そしておろしポン酢も試すと、大根おろしとポン酢の組み合わせは正に正義と言わんばかりに相性が良く、手が止まらなくなってしまう。

 

「あふ…熱いけど美味しい〜」

 

アイも小さな口を動かして、唐揚げをうまそうに食らっており、

 

「とても良い味ですね」

 

シドゥリも気に入ったのか、唐揚げとビールを交互に食している。

 

「祭りの定番のお好み焼きと、焼きそばだ」

 

祭りの定番とも呼べる2品がテーブルに置かれる。

 

お好み焼きは豚玉で、普通の物より大きめで、女子供でも食べやすい様に格子切りとなっており、ちょこちょこと摘む。

 

焼きそばも野菜スープを差し水に使っているのか、中々に美味く、ソースの香りが食欲を刺激する。

 

その後は食事を堪能して、持ち帰り様にかき氷を3つ購入して店を後にする。

 

店を出てから、アイとシドゥリが花を摘みに行ったので、適当な場所に腰掛け二人を待っていると、

 

「ウェーイッ! お兄さん1人?」

 

「ねぇねぇ私らと一緒に周らない?」

 

二人組の女子(おなご)に逆ナンをされる。

 

1人は水色に赤と黒の入り混じったカラフルな髪を持ち、もう1人は茶髪に狐色に焼けた肌の女子高生くらいの女子達であった。

 

「残念ながら待ち合わせ中だ」

 

2人が帰って来るのを待っている事を告げるも、

 

「えー だったら帰って来るまでアタシらとお喋りしない?」

 

まぁ暇潰しにはなるかと了承してやり、暫く話をする事となる。

 

2人組は見た目は最近のギャルといった感じではあるが、中々に話上手であり、また聞き上手であるため暇を潰すのには悪くなかった。

 

派手な髪色の方はなぎこと名乗り、もう1人は鈴鹿と名乗り話を聞いていると実は2人は良家の出である事が解る。

 

礼代わりに少々屋台の商品を奢ってやり、暫く話を続けていると、

 

「王さま〜って! その人達ダレ!?」

 

帰って来たアイが、我と話している2人に気づき驚きの表情を見せる。

 

「お待たせしました 王…そちらの方々は?」

 

そしてシドゥリも我と話す2人組について聞いて来る、そんな2人に対し逆ナンされた事と、暇潰しに話をしていた事を教えると、

 

「む〜」

 

何やら頬を膨らませながら、アイが我の足にしがみ付く。どうやら嫉妬している様だ、まぁ本人は解っていないようだがな。

 

「ありゃま そんな可愛いお姫様待ってたんだ」

 

「ちぇ〜 まっ! 屋台奢ってもらったからいっか また遊んでね〜」

 

どうやら多少の不満はあれど特に何か思う所は無いようで、軽口を叩きながら2人はこの場より離れていく。

 

「む〜 王さま楽しそうだった〜」

 

さて…膨れているコヤツをどうしたものか。

 

「フハハハ そう怒るでないわ 嫉妬とは愛いやつよ」

 

拗ねた猫の様なアイを抱き上げ宥めてやる。王たるこの我にここまでさせるのだ真っこと愛いやつよな。

 

「む〜」

 

まだ膨れっ面ではあったが、機嫌は落ち着いた様で先程よりはマシな様だ。

 

「さて…そろそろ花火の時間であろう?」

 

スマホを確認すれば、そろそろ花火が上がる時間が近づいていた。

 

「人多いけど場所とれるの?」

 

アイが花火大会の場所について質問をするが、

 

「たわけ 王たる我が庶民と同じ場所に行くわけが無かろう」

 

当然ながら王たる我が庶民のように態々地べたを這って、観賞などする筈があるまい。

 

「え? じゃあどうするの?」

 

「ふん こうするまでよ」

 

我は2人を人気のない場所へと連れ先に周囲に人避けと認識阻害の魔術を掛けて、

 

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』を開き中から『天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』を取り出し、

 

「キャッ!」

 

「ひゃあっ!」

 

2人を抱えて飛び乗る。

 

「フハハハッ! 発進せよ!『天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』ッ!」

 

3人を乗せた黄金の船が空を舞う。

 

「わぁ〜高〜い」

 

「王…せめて一声お掛けになって下さい」

 

ハシャグ アイとは対照的に、少しばかりジト目で我を睨むシドゥリを笑って誤魔化し。

 

天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』の操作を優先する。

 

「庶民は上を見上げるが、真の王たるもの天から見下ろすのが正しい観賞の仕方というものよ!」

 

高高度の上空へと舞い上がり、丁度良い高さをキープすると、

 

何処からかヒューンという何かが打ち上げられる音が聞こえ、

 

「わぁぁぁぁぁっ!」

 

ドーンッ!という炸裂音を響かせ、空に大輪の火花を咲かせる!

 

「これぞ打ち上げ花火 下からみるか、上から見下ろすかと言ったものだな!」

 

天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』の高度を見やすい高さへと合わせてやり、『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』から先程購入したかき氷を取り出し、2人に配り、

 

天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』の縁へと腰掛け打ち上げ花火を上から見下ろすという普通では味わう事の出来ない方法で楽しむ。

 

「ふむ…雑種共も時には良い物を創るものよ」

 

「ふわぁぁぁぁ……」

 

普通ではあり得ない程の高さから花火を間近で見るという体験に感動しているアイと、

 

「とても綺麗ですね」

 

何処となく風情を感じさせる、仕草を見せるシドゥリ。

 

非日常を感じさせる夜空の大輪を天空から眺めて、その美しさに暫しの間現実を忘れて楽しむ。

 

そして少々名残惜しいが、遂に花火も最後の大輪の火花を天空に咲かせ、終わりを告げる。

 

そして興奮し過ぎたのか、まるで電池が切れたかの様に、アイは船を漕ぎ始めたのでシドゥリが抱き抱える。

 

「さて…帰るか」

 

天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』を住処であるマンションへと飛ばす。

 

「フフ 嬉しそうに寝ていますね」

 

猫の様にシドゥリの膝の上で丸くなり、嬉しそうに眠るアイ。

 

「まぁ 良い思い出にはなったであろう」

 

「ええ…きっと良い思い出として残るハズでしょう」

 

その後はマンションの屋上へ『天翔ける王の御座(ヴィマーナ)』を着陸させ、部屋へと戻りアイはシドゥリが風呂に入れた後に部屋で寝かせて、

 

我は少しばかり風呂上がりに晩酌をしてから寝る事とした。

 

まだまだ夏は始まったばかり故に、楽しむ機会はあるであろう。

 

その様な事を考えながら、我も眠る事とする。




更新が遅くて申し訳ありません。

仕事に復帰したは良いのですが、二週間もダウンしていると体が辛いです。

最近は急に寒くなりましたので皆様もお身体を大切にしてください。

次の更新も頑張ります!
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