投稿したと思っていたらできてなかった(泣)
ほんとなら大晦日の日に投稿したかったのに、
大分遅れてしまいすみません!
こんなアホ作者ですが、今年も皆様よろしくお願いします!
長かった一年の終わりの時が来た。
年の瀬という事もあり、街では人々が忙しげに新年を迎える準備で大忙しであった。
「雁夜君! そっちの部屋のお掃除は終わった?」
「あぁ 大丈夫だよ葵さん」
「雁夜、倉庫の粗大ゴミも出し終わりましたよ」
大人3人組は大掃除を行い、忙しなく働き、一年の汚れを落として新年を迎い入れる為の準備に奔走する。
「ふぅ…本の虫干しも終わったのぅ」
そしてゾォルケンは蟲の集合体であった状態から、元の身体を取り戻し、さらに若返った事で自由に動く様になった体を動かし、古い魔導書や巻物の手入れを行っていた。
古い物の中には危険な物も多く存在する故に、ゾォルケンが手ずから管理と虫干しを行っている。
「ふー…平和じゃの〜」
汗を拭って、自分で用意していた冷たいお茶を飲みながら一服し、束の間の平和を満喫している。
なお聖杯戦争についてはサーヴァント達の戦闘による広範囲の被害の隠蔽、キャスター組による快楽殺人の隠蔽、そして以前のクリスマス騒動もあり、ついにキャパオーバーを起こした監督役である言峰神父が過労で倒れ、少しばかりの休養を取る為に年末年始は聖杯戦争を中止させている。
因みに件のキャスター組は何故か謎の襲撃者によって痛めつけられ、現在はアジトで療養中との事だ。
ざまぁ
そして我らが英雄王と星の娘はというと、
「ほぅ、これが所謂、御節と呼ばれる物か」
「王さま、これ何?」
「それはしめ飾りですよお姉様」
「確か魔除けの道具でしたっけ?」
子供達を連れて買い出しに出掛けていた。
何故我がこの様な使いっ走りの様な事をやっているかと言うと、間桐邸では雁夜と葵の両名らがイチャついており少々鬱陶しく、暇を持て余していた故に暇つぶしに買い出しをしていたのだ。
向こうにいた時は海外で余暇を過ごす事が多かった故に、中々珍しい体験である。
年の瀬は我が良く海外に連れ回していた事もあり、アイは物珍しそうに桜と凛の2人に連れられ、辺りを散策している。
「おい童共! 買う物は既に買い終えた故にさっさと帰るぞ!」
必要な物は既に買い終え、後は帰るだけとなったのだが、童共に取っても年の瀬というのは興味深いものがあるのか、楽しそうに散策していた。
「は〜い!」
我の呼び掛けに答え、アイがこちらへと駆け出すと、まるでカルガモの親子か何かの様に2人もこちらへと走って来る。
我が童共を引き連れ、ガレージへ足を運べば、黄金に輝く我が愛車が鎮座しており、辺りの雑種共の視線を独り占めにしておった。
こちらは我が宝具たる
なお車体はメルセデス・ベンツ・マイバッハを改造して使っている、車のデザインも中々悪く無く、それなりに頑丈であるからな。
因みにだが、人数が多い時はコレを使っておる。
無論二輪にも負けんレベルに仕上がっておるぞ。
童共を車に乗せ、間桐邸へと戻ると、既に雑務は終わってある様で、既に宴の準備が出来ていた。
「さて、今年も残すところあと数時間、それぞれ最後の年を楽しむが良い!」
「「「「乾杯!!」」」」
我の号令に従って、全員がグラスを持ち、乾杯を行う。
その後は全員が馳走を楽しみ、前回のクリスマスの時の様に騒がしい宴となる。
因みにだが、今回もゾォルケンは不参加であったが、子供らが馳走と年越し蕎麦を持って行ったので、1人で楽しんではいるだろう。
そしてやはり大人に比べれば、体力の劣る童共は既にダウンしかけ、船を漕いでいる。
ついに電池が切れたのか、またもや童共はネコの親子の様に3人固まって眠っている。
そんな童共に毛布を掛けてやり、その後我はコタツにて、熱燗を呑む。
とある歌番組を見れば、トリとして、不敬にも我を差し置いてラスボスなどと呼ばれる、大物歌手が歌っており、その衣装…あれは衣装なのか?と疑問に思う物に身を包んだ女が歌っている。
ふと周りを見れば、雁夜は酔い潰れ顔を赤くしながら頭を天板に乗せ、ランスロットはコタツの暖かさにやられたのか同じく天板に頭を突っ伏しているという無様な醜態を晒しているのだが、
斯くいう我も何故か、コタツから離れる気が起きず、出るのを躊躇ってしまう。
コタツはもはや宝具にも匹敵する魔性の道具よな。
その様なくだらぬ事を考えておると、不意に何処からか鐘の鳴る音が聞こえてくる。
「お、除夜の鐘か」
「今年も終わってしまったわね」
「現界してから物珍しく、慌ただしい日々でしたね」
年が明ければ、いい加減にこのくだらぬ争いを平定し、在るべき所へ戻らねばならぬなと思いつつも、鳴り響く不思議な鐘の音に耳を傾ければ何やら不思議な気分となる。
スヤスヤと嬉しそうに眠る童共を見やれば、何故かこの様な日々も悪くは無い物だ、などと馬鹿な事を考えしまう。
どうやら今の我はコタツの暖かさと、除夜の鐘の音色に頭をやられているらしいな。
そして除夜の鐘が鳴り響く厳かな雰囲気の中、夜は更けていく。
なお他のマスター陣では、
「おおう! これが有名な御節と呼ばれる物か!?」
興味深そうに手を出そうとする征服王に、
「バカッ! それは年があけてから食べるんだだよ! まだ早いからこっちの年越しそばを食えッ!」
マスターであるウェイバーは御節料理に手を出そうとする征服王を止めながら年越しそばを進め、さらに除夜の鐘を突きに行こうとするその行動力に頭を抱えながら、必死で止めているというまるでコントの様なやり取りをしていた。
そしてセイバー陣営では、
「キリツグ…これはどういうおつもりですか?」
セイバーの前にはカップ蕎麦が一つだけ置かれていた事に対して不満を漏らす。
「……」
だが、キリツグはこの後に及んでもセイバーに応えるつもりは無い様で、無視を決め込んでいる。
「もう…キリツグったら…セイバー、こっちで一緒に食べましょう」
それを見かねたアイリスフィールが、まるで中の悪い兄弟の仲裁をするかの様に間に入り間を取り持とうとする。
「感謝しますアイリスフィール!」
まるで中の悪い兄に虐められた妹の様に、アイリスフィールへと飛んでいき、食事を取るセイバーと、
それを苦々しげに見ているキリツグの姿があった。
ランサー陣営では、
「あ、あの奥様…私はあくまで主の護衛ですので、どうか主とご一緒に宴をお楽しみください」
貼り付けたかの様な笑顔で、マスターであるケイネスの妻ソラウに対応をするが、
「そんな悲しい事を言わないで、むしろ護衛だからこそ近くにいるべきでしょ?」
艶のある獲物を狙う女豹の如く、ランサーの身体に自分の身体をまるで動物が自分の物にマーキングを施すかの様にすり寄せる。
「ギリッ!…オノレェェェェェ…下僕の分際でえぇぇぇぇ…」
そしてその光景を血の涙を流しながら、鬼の形相で射殺さんばかりに睨んでいるケイネスの姿があった。
「ハハハ…お戯れを…(頼むから誰かタスケテ…)」
己の黒子のせいで、ソラウには絡まれ、主であるケイネスからは蛇蝎のごとく嫌われている現状にサーヴァントでありながら胃に穴が開きそうなランサーであった。
そして遠坂邸では、
「何故だ…私は何を間違えたのだ…葵ぃぃぃ…凛んんん…」
顎髭ダンディ(笑)がワインを何本も開けながら、管を巻いていた。
「鬱陶しい奴よな」
そしてそれをまるで、道端の腐った生ごみでも見るかの様な目で見ているアーチャー。
「酒をもっと持って来い!」
「貴様! 雑種の分際で我に命令するな!」
酒に溺れて、気が大きくなっているのか、それとも誰がいるかわからないのか、何とアーチャーに命令していた。
「酒を…」
しかし突然顔を青くして、両頬がまるでナニカを詰め込んだかの様に大きくなる。
「き、キサマ…まさか…ヤメヨ! 王の前であるぞ!」
アーチャーの静止も意味をなさず、
「ウボァッ!」
「ぎゃーッ! キサマ不敬であるぞこのたわけ!!」
ここから先は語るまい。
「ハフハフッ! おかわり!」
「アイヨー、泰山特製マーボーお待ち!」
「ハフハフッ! おかわり!」
そしてアサシン陣営、もとい言峰綺礼はと言うと、クリスマスでは食べれなかった外道マーボーを思う存分に味わっていた。
因みに常人では最初の一口に耐えられるかどうかを試される様な劇物である事は言うまでも無い。
「……(良くあんな危険物を好き好んで食べれるな)」
霊体化しているアサシンは主である言峰が、ひたすらマーボーをかき込むその姿に戦々恐々としていたそうな。
そしてキャスター陣営は前回のクリスマスの襲撃時に念入りにヤラレタ事で、大人しく療養中である。
それぞれの夜が更けていく。
こんな形での新年のスタートですが、今年も何卒宜しくお願いします!
皆様は昨年は楽しまれましたか?
今年は良い年になる事を願いながら、投稿します!
せめて2月までにはZero編を終わらせる事を目標にします!
こんなダメ作者ですか、これからもよろしくお願いします!