天に輝くは黄金の北極星   作:帝月

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更新出来たので投稿です!

心理描写難しいなぁ

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『星の声』

「んふ〜」

 

太陽の光を受けてキラキラ光る私の手首に付けたアクセサリーを見て私は嬉しくて口元が弛むのを抑えられないの。

 

初めて誰かからこんなにキレイな物をもらえた事が嬉しくて何度もアクセサリーを見ちゃう。

 

「キレ〜イ」

 

「当然であろう 何せ嘗て幼少期の我に献上された逸品であるからな!」

 

この腕輪をくれた王さまはフフンッ!て鼻を鳴らしながら私に言う。

 

「献上? コレって高いの?」

 

献上って確か偉い人への贈り物だよね?

 

やっぱり王さまってこんな高そうなのを貰えるくらいだから偉いのかな?

 

「ふん お前が気にする様な事では無い まぁ現代の価値で考えればいくら金を積まれても買うことは不可能であろうな」

 

お金で買えない?それって学校で習った国宝とか? え? 待って!何でそんなの持ってるの!? それがホントならもらってもいいの!?

 

私がアタフタしているのを見た王さまは、

 

「だから気にするなと言うておるだろうが キサマは直接我から下賜された喜びを噛み締めるが良い!」

 

「かし?それって貸してくれるってこと?」

 

こんな高そうなのやっぱりくれないのかな?

 

「阿呆 下賜というのは我の様な身分の高い者が下の者に褒美を与える事を下賜と言うのだ! それに我が一度やると言った以上ソレは既にお前の物だ!」

 

王さまはヤレヤレと言った顔で私を見ながら言う。

 

へぇ〜かしってそう言う意味なんだ でも良かった〜こんなキレイなのがもらえて。

 

「フンッ! わかったなら良い! それよりもそろそろ日暮れが近いがお前は帰らんでも大丈夫なのか?」

 

王さまの言葉で私はハッとする。

 

そういえば王さまとお話ししててお昼ご飯も食べさせてもらって楽しかったから忘れてたけど、私今日学校行ってないんだった。

 

アイの顔からは学校をサボってしまった事で母親からまた折檻をされてしまう事に気がつき血の気が引いていた。

 

「どうしよう・・・私学校サボっちゃったからお母さんにまた殴られる」

 

私はまたお母さんに殴られる事にガタガタと震える。

 

そんな私の頭に大きな手が乗せられる。

 

「案ずるなもとより我がお前を此処に留まらせたのが原因故に、我に任せるが良かろう」

 

王さまは優しく笑いながらまた私の頭を撫でてくれる。

 

う〜ん何か癖になっちゃいそう

 

私は王さまに手を引かれて家への道を歩く。

 

「王さま こっちだよ」

 

王さまに私の家の場所を教えて案内する。

 

はぁ〜帰りたく無いな〜でも・・・行く場所は無いしお母さんもいるから帰らないと、

 

私は王さまに考えている事がバレないように『嘘』の笑顔を浮かべて案内する。

 

その時の王さまの顔は・・・何だろう?無表情ていうか、何か怖いけど私の事を怒ってる訳ではなさそう。

 

「アイ・・・お前にとってこの世界は辛いか?」

 

王さまは何処か悲しそうな顔で私を見ながら言う。

 

辛い?よくわからない・・・でも毎日が楽しいとは思えない。

 

「う〜ん よくわからないけど楽しくはないかな? あっ!でも王さまとお話しをしていた時は楽しかったかも!」

 

私がそう言うと、

 

「そうか・・・まぁ当然よな! 王たる我と共に過ごす事の出来る己が幸福を感じるが良いわ!」

 

王さまはまたエラそうに胸を張りながら言う。

 

「あ・・・着いちゃった」

 

王さまとお話ししながら移動してたから気づかなかったけどもう家に着いちゃった、あ〜ぁ王さまとのお喋りもコレでお終いか〜お母さんに殴られないと良いなぁ。

 

「ふむ・・・この粗末な荒屋がお前の家か?」

 

あばらやが何かはわからないけどとりあえず家の事をバカにされているのだけはわかった。

 

まぁ 此処古いもんね〜えーと安アパートって言うんだっけ?

 

「うん・・・あっ・・・お母さん」

 

私の視線の先にはお母さんが凄く怖い顔で待ち構えていた。

 

 

「アイ・・・アンタ何学校サボってんの? 誰のおかげで学校に通えてるかわかってんの!? 担任から連絡が来たわよ!アンタのせいで恥をかいたでしょう!」

 

お母さんは私の姿を見るなり怒鳴りながら私に詰め寄り、また手をあげて、

 

「答えなさい!」

 

そのあげた手を私に振り下ろそうとする。

 

「ひぅッ!」

 

私は怖くて顔を庇って殴られる事に耐えるために身体を強張らせる。

 

でも私にその手が届くことはなかったの。

 

「誰の許しを得て我のモノに狼藉を働こうとするのだ雑種?」

 

王さまがお母さんの手を握って私を守ってくれた。

 

「ハァッ! アンタ何よ!てか雑種って失礼ね!」

 

今まで王さまに気づいていなかったのか手を掴まれたお母さんは怒鳴る。

 

「まぁ良い だが自分の子を問答無用で殴るのは感心せんな」

 

王さまがお母さんの腕を強く握ると、ミシリッ!って何かが軋む音がした。

 

「ヒギィッ! 痛い!痛い! 何なのよ離しなさいよ!」

 

目に涙を浮かべながらお母さんが叫ぶ。

 

私は・・・

 

「王さまッ! わ、私は大丈夫だからッ! お母さんの手を離してあげて!」

 

王さまにお母さんの手を離してもらう様にお願いする!

 

「ふむ・・・お前が望むなら仕方がない アイに感謝するのだな雑種」

 

王さまは私に見せてくれた優しそうな笑顔じゃなく凄く恐い顔をしていた。

 

「うぅぅ アイッ!アンタのせいよッ!」

 

お母さんが私を睨みながら怒鳴る。

 

私は怖くて身体を震わせながら疼くまる。

 

「ハァ〜もう良い・・・雑種 お前は黙れ」

 

そんなお母さんの目の前に王さまは指を突き出して、

 

「アイが学校に行かなかったのは我のせいだ」

 

お母さんの前で呟くと、

 

「アイが・・・学校に行かなかったのはアンタのせい・・・」

 

お母さんは何処かボンヤリとした雰囲気で呟く。

 

あれ?何が起こったの!?

 

「アイは悪くない」

 

「アイは悪くない」

 

よく見たら王さまの指がちょっと光ってる?

 

「だからアイを叱らない」

 

「はい・・・アイを叱らない」

 

王さまの言葉にお母さんはボーとした感じで答える。

 

何あれ? もしかして催眠術!? 王さまって何でもできるの!?

 

「起きろ」

 

王さまが強めの口調で言うと、

 

「はっ! あれ?」

 

お母さんが起きて周りを見る。

 

「すまなんだな 休暇でコッチに来て迷っている時にコヤツに案内を頼んでな、それで学校を休ませるハメとなったのだ」

 

王さまがすまなそうにお母さんに言う。

 

あれ?そんな話だったかな?

 

「え? えぇそうですか?」

 

お母さんはキョトンとしながら答える。

 

「ふむ・・・コレは詫びだ」

 

そう言って王さまはポケットから大きな王さまの目の様な紅い宝石をお母さんに渡す。

 

「え? こ・・・これは!?」

 

突然の事でお母さんは慌ててる。

 

「何 コヤツの事で心配させたせめてもの詫びよ」

 

王さまから渡された宝石を見たお母さんは、

 

「いえ心配なんてしてませんわよ 学校から連絡があって手間取らされた事で腹が立っただけですし」

 

私の方を一切見ずに王さまから渡された宝石に釘付けになっていた。

 

やっぱり心配なんかされてなかったんだ・・・

 

悲しい?もう良くわかんないや・・・いつもの事だし。

 

「アイ・・・我は此処で一度帰る事とするが何か我に助けて欲しい時はお前にやった腕輪に助けてと念じるが良いさすれば我に通じよう、後コレは我の連絡先だ持っておけ」

 

王さまから一枚のカードを渡される、そこにはバビロニアカンパニー代表取締役『ギルガメッシュ・ウルク』っていう王さまの名前と住所と電話番号が書かれていた。

 

バビロニアカンパニーって何かどっかで聞いた事あるような?

 

王さま帰っちゃうんだ・・・そうだよね・・・もっと王さまといたかったな〜

 

「ふん その様な顔をするで無いわ 心配せんでもすぐに再び目見える事となる」

 

王さまはまた私の頭の上に手を置いて優しく撫でてくれる。

 

「ではまたな」

 

王さまは私に背を向けて歩いていく。

 

「さよならー! 王さま!」

 

王さまが帰った後お母さんと部屋に戻る、私はいつもの様に部屋の隅で目立たない様に座る。

 

お母さんは王さまからもらった紅い宝石を嬉しそうに見ては高く売れそうだと言って上機嫌だ。

 

「おい 帰ったぞ!」

 

玄関の方から男の人の声が聞こえてくる、あぁ・・・あの人が帰ってきたのか〜

 

「おかえりなさい! ねぇコレ見て! アイツが金持ってそうな外人を案内したお礼って渡して来たのよ!」

 

お母さんはあの人を見ると走って行って王さまからもらった宝石をあの人にみせる。

 

「おぉッ! 高く売れそうじゃねーか!」

 

あの人は私になんか目もくれず宝石に目が釘付けになる。

 

これなら今日は殴られずに済むかな?

 

「相変わらず辛気臭せー面しやがって」

 

うるさいな・・・私の勝手でしょ? ほっといてよ

 

「返事も碌にできねーのかこのガキは!」

 

あの人は私が返事をしないのにムカついたのか私の右手を強く掴む!

 

「痛いッ!」

 

やめてよ!触らないで!

 

「ん? 何だお前高そうなのもん付けてんじゃなーか!」

 

あの人は私の腕に着けられた腕輪を値踏みする様にみる。

 

「やめて! コレは私が王さまからもらってた宝物だもん!」

 

私は王さまからもらった私だけの宝物を盗られないために手を振り解く。

 

普段だとこんな強い力は出せないから多分鍛冶場の馬鹿力?っていうのかな?が使えたんだと思う。

 

「このガキッ!」

 

あの人は振り解かれた手をプラプラさせながら私を睨む。

 

「おい! ガキの躾がなってねーぞ!」

 

あの人は私を睨みながらお母さんに向かって怒鳴る。

 

「アンタ早く謝ってソレを渡しなさい!」

 

お母さんも私を睨みながら宝物を渡せと怒鳴る。

 

「イヤッ! 私が王さまからもらった初めての宝物だもん!」

 

私は初めてお母さんに向かって怒鳴った。

 

後が怖いけどこの宝物だけは渡したく無い!

 

「オイ 王さまって誰だ?」

 

あの人がお母さんに王さまの事を聞く。

 

「あぁ コイツが今日案内したっていう外国人の事ね そういえば凄くエラそうだったわね」

 

お母さんがあの人に答えると。

 

「何だそりゃ! 良い年こいて厨二病か!?」

 

ゲラゲラとバカみたいに笑うお母さんとあの人達、

 

私はそんな2人の姿に凄く嫌な気持ちになって・・・

 

「うるさいッ! 私の事をいつも殴るアンタ達と違って王さまはすっごく優しかったもん!」

 

気がつけば2人に怒鳴っていた。

 

怒鳴った事に私自身驚いている、普段だったら怖くて何もできないし、今みたいに怒鳴るなんて絶対にやらない。

 

「調子乗ってんじゃねーぞこのクソガキがぁッ!」

 

あの人は恐い顔をして右足を振りかぶって私を蹴ろうとしている。

 

「ッ!」

 

助けて王さまッ!

 

私は王さまがこの宝物に助けてって思えば助けてくれるって言ってたから王さまに助けてもらえる様に願う。




今回ちょっと気になる感じで終わりました。

早めに次の投稿ができる様に頑張ります!

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次回もお楽しみください!
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