今回はちょっとグロい部分があります!
まだ甘かったかな?
時間は少し遡り、キャスターが撤退した時の事、
「あの…下郎がぁ…」
雁夜からの報告で、ただでさえキレていたギルガメッシュの堪忍袋の尾は完全に切れてしまい、怒りは天元突破してしまう。
「え、英雄王?」
そのあまりの豹変ぶりに騎士王は困惑しながら、ギルガメッシュに話しかける。
「騎士王…」
まるで地の底から響くかの様な声と共に、ギルガメッシュから発せられる暴力的な魔力の波動が、荒れ狂う台風の如く渦巻きその余波で、地を砕く。
「は、はい!」
「そこの童共は貴様らのマスターに保護させよ、我は用事が出来た」
「わ、わかりました」
ギルガメッシュのあまりの剣幕に押されて、流石の騎士王も意見する事も出来ずに了承する。
「我が手ずから保護してやったのだ、粗雑な扱いをすればどうなるか」
一呼吸置き、
言い放つ。
「もちろんです! 我が騎士王の名に掛けて丁重に子供達を保護します!」
「ならば良い」
アイ…あのたわけめが…我の命を破り、その挙句あの外道共に捕まるなど極刑に値するぞ!
まったく…この我を心配させおって…心配? この我が? たかが小娘に? ……まぁ…良い…
雁夜からの報告で、簡単ではあるが何故アイと桜が捕まったのかを聞き、その内容に苛立ちを隠さずにいる。
しかし、今はアヤツらを探し出さねばと思案していたその時!
ドクンッ!とまるで心臓が鼓動するかの様な衝撃が我に響く。
これは…あの時の感覚に近い、『聖杯』も中々に良い仕事をしよるわ。
鼓動を感じると共に我の身体に突然の浮遊感を感じ、この場より転移するのを感じる。
目の前の風景は一瞬で変わり、次の瞬間我の目に飛び込んできた映像は、
「下衆が…」
無垢な子供であったモノを素材とした、常人であるならば直視など出来ぬであろう狂気の産物、子供を加工したゲテモノのインテリアの数々、そしてまだ無理矢理生かされている加工途中の子供、
何よりも我が宝たるアイに手を伸ばしている下衆の姿であった。
「ナッ! ナヴェッ!?」
奴がアイに触れるよりも速く我は奴の前に移動すると同時に、顔面に容赦無く鉄拳を叩き込む!
我の鉄拳は確と鼻を捉えて、鼻骨を粉砕させるだけでは収まらず、顔面を陥没させながらキャスターを吹き飛ばす。
「ヴァアッ!?」
キャスターは突然の事に驚くよりも、襲い掛かる激痛に意識を持っていかれ、更に壁に激突した事で、意識が一瞬遠のく。
「
しかしその程度で赦されるなどあり得ず、更に追撃で大量の刀剣がキャスターの身体を貫いて壁に縫い止める。
「ヒギャアァァァァッ!?」
「お…王さま?」
あの下郎に愚物を見せられた事と、今の状況故に泣きそうな顔で我を見やるアイの姿に少々思うところはあるが、今は先にやる事がある。
「アイ…キサマに話す事は山ほどあるが、今はそやつらと共に目を閉じ、耳を塞いでいろ」
我は我が背後にいる3人の童共に忠告をしてやる。なにせ…これから行う事は小娘共に見せるのは躊躇われるもの故にな…
「は、はい!」
我の怒気に気圧されたのか、アイは背を向け上擦った声で答え、桜と恐らく姉と思われる赤い服の女童を己の胸に隠す様に抱きしめる。
我は宝物庫から簡易的な結界を張る宝具を展開させて守らせる。
「ヴォノレえぇぇぇぇッ! ヨグモ我が聖処女ドノオウゼを邪魔シオってェェェェッ!」
大量の刀剣によって貯水槽の屋根を支える柱に磔にされながらも、狂った様に我を睨み呪詛を吐き散らすゴミ。
そんなゴミへとゆるりと足を進める、その際に金属製の具足が地面に触れる事でカツーン…と金属音をたて木霊する。
「煩い」
今の我は普段とは違い、怒り心頭ではあるが、頭の中は何処までも冷静であり、普段ならば怒鳴り声の一つや二つは上げているが、今の我はまるで機械の様に冷たく冷酷に、ただただこの汚物をあらゆる手段を用いて屠殺する事を考えている。
「ボゴっ!」
喧しい口に液体の入った瓶を押し込んで塞ぎ。
顎に鋭いアッパーカットを叩き込む、そして口の中の瓶は粉々に砕け散った事で口中は砕けた大量のガラス片が突き刺さり、
「ヒギャアァァァァッ!」
大量の吐血と人のものとは思えない程の絶叫が響く。
「喧しい!」
煩いのでさらに追撃として、鋭い
どうやら殴った手に伝わる感覚だと臓器が潰れた様だ、その証拠にキャスターは血の泡を出しながら悶絶している。
「ベラベラと良く喋る事だ…さぞ脂のノリが良いのだろうなぁ」
宝物庫から『煌炎剣リットゥ』を取り出し、その刃無き刀身から炎を噴出させ、炎の剣を形成し、
「こういう時は確か、こう言うのだったな? 汚物は消毒だぁッ!」
「ヤッヤベボッ!?」
規格外の筋力ステータスから発現させられる、その万力の如き握力でキャスターの口をこじ開け、炎の刀身を突き刺す。
先程キャスターに噛ませた物はアテナのオリーブを加工して作られたオリーブオイルであり、煌炎剣リットゥの炎で引火し口内を焼く。
「オッギァガァィァァァアガァアヴァアギャァッ!!」
肉の焼ける音と不快な臭いと共にキャスターの絶叫が響く。
態と低温にした炎とはいえ、口の中を焼かれる事で激痛が走り、喉が焼ける事でマトモな呼吸が出来るわけも無く、汚らしく涙と鼻水や滝汗などの大量の液体を流しながらキャスターは踠き苦しみ、泣き叫ぶ。
その声に憐れみは感じず、ただただ不快感だけが蓄積していく。
「散々我の庭を穢し、財たる子供を弄んだ上に我が宝にまで手を付けようとしたその罪万死に値する! 偶にはされる側になるのも乙なものであろう?」
「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉッ! ヒデェよッ! 酷すぎる! こんな…こ…これが…これが人間のやることかよオオォッ! ウワアァアアアッ!」
その光景を目の当たりにしていたキャスターのマスター、雨生 龍之介は自分達の行う芸術品を創るための過程での加工とは違い、純粋な暴力をもって行われる拷問に絶叫し叫びを上げる。
だが、王の庭を荒らし、財に手を付けた罪人の主張が通る筈も無く、
「お前が言うな」
何処までも冷酷で冷静な声により否定され、
「ゴボェッ!」
龍之介の喉に一本の
「
そこに更なる追撃が加えられた事で咄嗟に守ったであろう令呪の宿った右腕以外の身体の部位を抉り飛ばされ、壊れた人形の様に無様に床に転がる。
「カッ! カヒューッ!」
信じられないものを見たとばかりに目を見開き、痙攣を起こして龍之介は磔にされているキャスターを見る。
「リュヴノズゲエェエェェェェッ!?」
舌が炭化しかけている事でマトモな声は出せず、獣の雄叫びの様なおどろおどろしい絶叫をキャスターは上げる。
そして、
「ムッ! まだ抵抗する力があったか!?」
何とキャスターは自身の宝具である魔導書
肉体を貫く刀剣を内側から押し出し、拘束から逃れ、瞬く間に大量の海魔を召喚し肉壁として使い、宝物庫から追撃として放たれる大量の武具の数々を防ぐ。
そしてマスターである龍之介を回収し、
「ゔぉのれぇッ! ゔぃっぷがぁッ! 我が ラ・ピュセルを拐かしオッでェェェェェッ! リュウノスケまでもぉッ!」
延々と呪詛の念を吐き出しながら、まるで迷路の様な下水道を使ってこの場から逃げ出す。
無論直様迎撃も出来たが、それをすればこの様な脆い施設などあっという間に崩落し、童共が生き埋めになりかねん故に、宝具を全て仕舞い童共の保護を優先する。
「さて…アイよ…何故我が命を破ったか疾く話すが良い」
今の我がどの様な表情をしているのか、我自身でもわからん。だが…何故か安堵感と少しばかりの怒りを抱いているのは間違い無い。
「あ、あの…王さま…ご、ごめんなさい! 私、桜ちゃんの心配する姿があの時の私みたいに見えて! 放っておけなくて!」
きゃすたーと戦った王さまが、私達の前に歩いて来て、私は安心しかけたけど、王さまの顔はとても怒っていて…恐くて…それでいて何処か悲しそうな顔をしていた。
王さまが何でこんなマネをしたのかを聞いてきたのだけれど…私は上手く話せなかった…ヤダ…王さまに嫌われたくない…『嘘』をついて誤魔化す事も考えたけど…王さまに私の『嘘』は通じない…
「王さま! ごめんなさいッ! 私がお姉ちゃんにワガママを言ったんです!」
そんな事を考えていた時、桜ちゃんが王さまの足元に抱きついて泣きながら私を庇ってくれた。
「待って! 桜とお姉様は悪くないわ! わ、私が友達を探しに勝手に外に出たのが悪いの! だから桜とお姉様を怒らないで!」
桜ちゃんのお姉ちゃんのりん?ちゃんだよね? …その子まで私を庇ってくれた。
「王さまごめんなさい! 私が悪いの! お願いします! 私を嫌いにならないで! わ、私を捨てないで!」
「ハァー …弁明を聞こう…話すが良い…」
流石の王も泣く子には勝てないのか、ため息を吐きながら弁明を聞く事とした。
ある意味騒動の原因たる凛が何故、危険な外に出たのかを説明する。
「そうか…この愚か者!」
それを聞き届けた我は、凛の頭にゲンコツを落とす。無論かなり手加減をしてな、我の力ではコヤツの頭なぞ柔らかな果実を潰す様に容易い故にかなり加減をしてやったが、
「ミギャーっ!?」
その威力故に頭を抑えながら泣き喚く女童であった。
「このたわけ! 友の為に危険を顧みずに行動出来る事は評価してやるが、お前のその軽はずみな行動のせいでどれだけの被害が出るハズであったかその軽い頭で考えるが良い!」
「う、うう〜 で、でもコトネは私の大切な…コトネ!?」
我に殴られ痛みに呻くが、その中で親友を思い出し、台の上に置かれていた哀れな犠牲者であり、魔術で無理矢理生かされている子供に凛が縋り付く。
「コトネ〜ッ!?」
「ヒュ〜 ヒュー り…んちゃゴフッ!」
腹を裂かれ、内臓が露出し、見るも無惨な姿へと変えられた少女は必死に呼吸と吐血を繰り返しながら友である凛の名を呼ぶ。
「やだ…ヤダヤダッ! 死なないでコトネッ!」
そんな哀れな犠牲者たる少女に縋り付く凛が、急に我を見やり飛び付いて来る。
「お願い! コトネを助けて! アナタなら助けられるんでしょ!? お願いします! 何でもするからコトネを助けて!」
「阿呆…キサマ…女子がましてや童が何でもするなどと軽々しく言うでないわ!」
何でもする、たかが口約束とはいえ、それが何を意味するのかを知らぬクセに我の前で軽々しくほざきおって。
「何でもすると言うのはな、たとえ口約束でも契約となり、何をされても文句は言え無くなるのだぞ! それこそ仮に我が先の外道共の様にお前の身体を弄ぶという事を選べば、キサマはそれに従わなければならないと言う事を理解しているのか!?」
諭してやる為に敢えて厳しい言葉で叱りつけるが、
「わ、わかっているわよ! 私は魔術師よ! 私に払えるものが他に無いのも分かっているから…私自身を支払うしか無いから…」
幼い見た目ではあるが、魔術師としての覚悟があるのか、対価として自身を捧げる覚悟を見せる。
「はぁ〜」
我はため息をつき、コトネと呼ばれる少女の元へと近づき、
「おい 女童よ、お前は生きたいか? それとも死にたいか? 死にたいのならば、そのまま目を瞑れ…我が痛み無く逝かせてやろう。 もし生きたいのであれば我を確と見るが良い!」
我はこの小娘に選択を迫る。
「お願いコトネッ! 生きて!」
小娘が選んだ結末は…
「それがお前の選択か…良かろう」
小娘は我を確と目を見開き、生きたいと訴えかけて来た。
「今は眠れ…目が覚めた時にこそお前の悪夢は終わる」
再生には地獄の痛みを伴う故に、慈悲として魔術を用いて意識を落としてやる。
「おい、小娘…いや凛よ、コトネにコレを口移しで食わせろ」
我は宝物庫から
「えっ? 口移し? え? えぇ?」
突然の事に困惑の色を隠せない様子を見せる凛だが、
「そやつの体は最早自分で飲み込む事も出来ない程に弱っておる故に、口移しでソレを与えるしかあるまい。 それとも我が手ずからコトネに口移しで食わしてやろうか?」
キャスターの魔術によって無理矢理生かされているコトネだが、その魔術の効果も切れかけており、猶予は幾ばくも無い。
「それに医療行為であるからノーカンというヤツであろう」
まぁ初めてが同性というのも一興であろう。内心笑いながらどうするかを見てやる。
「うぅ…だったら…」
何やら覚悟を決めた様子の凛が、我の前にへと歩み寄り…
「ちょっと! しゃがんでよ! アナタ大きいんだから私じゃ届かないじゃ無い!」
何やら偉そうに我に向かって捲し立てる様子を見せる。不敬ではあるが、面白い事が起きそうな為従ってやる。
「こんな事お父様にだってした事無いんだからね!」
何とコヤツは我の頬に突如口づけをしたのだ!
「私の初めてなんだからね! だからコレが私に払える対価何だから! 」
凛は流石に恥ずかしいのか、我から目を逸らし、そのまま背を向ける。
そしてそれを驚愕の表情でアイと桜が見ていた。どうやらあまりの出来事に放心している様だ。
「フ…フハハハッ! 先程まで泣いているだけかと思えば大胆な事をしおって! フハハハッ! あの顎髭の娘にしておくには惜しいヤツよな!」
予想だにせんような事を仕出かしたこの女童に、我は称賛を送ってやる。
「良い! 良いぞ! キサマの行いに免じて、その小娘を救う対価として受け取ってやろう! さぁ疾く食わせるが良い!」
「コトネ…コトネの初めてがこんな形になってごめんね…」
突如コトネの身体から蒸気が吹き出し、それと同時に切り取られ、無くなっていた両腕と片足は突然骨が新たに生え、神経や筋繊維などが伸びていき、
無くなっていた臓器も新たに作り出され、露出させられていた腸がまるで掃除機のコードの巻取りの様に胎内に戻っていく様は一言で言えばグロい。
現に見ていた女童共は身体を震わせながら、怯えた表情をしている。
逆再生の様に、身体が治されていくその様はある種の恐怖を齎すであろう。
「もしかして…私の時も…こんなのだったのかな?」
変わり果てた身体を綺麗さっぱりと戻された経験のある桜は少しばかり怯えた表情で言う。
「お前の場合は胎内だけであったからここまでグロくは無かったぞ」
そして数分後には完全に身体が治癒され、生まれたままの姿を晒すコトネの姿があった。
その身体にはあの拷問の痕など存在せず、健康的な肌へと戻り、正常な呼吸音と心臓の鼓動を刻む。
「ふむ…とりあえずはこれで良いな」
我は宝物庫から毛布を取り出して、コトネを包んでやる。流石に子供とはいえ、いつまでも女子を裸体で居させるわけにはいくまい故にな。
「ありがとう! コトネを助けてくれて! それと桜とお姉様もごめんなさい…私が外に出たせいで…危険な目にあわせてしまって…」
己の行為によって自分だけでは無く、他者まで危険に晒したのが理解出来たのか、素直に謝る凛であった。
もとより啀み合ってなどはおらんかったが、凛が頭を下げて謝罪した事で雰囲気は軽くなり、悲壮感も霧散しとりあえずの決着はついた。
故にそろそろこの辛気臭い場所から出ようとかと思ったその時、
「何? この音?」
「どんどん近づいて来るわ!」
「まさかさっきの人達が戻って来たの!?」
三者三様に声をあげるが、我には心当たりがある…というよりもここまで馬鹿正直に轟音を上げながら現れる者などアヤツしかおるまい。
「ん? 金ピカ! キサマも此処を嗅ぎつけたのか?」
「えっ! 僕たちが一番乗りだと思ったのに!?」
征服王とそのマスターが現れた。
やれやれまた面倒事が起こるな。
何とか投稿!
キャスジルは中々に痛い目にあったと思いますが、まだ足らなかったですかね?
そして相変わらずG並の生命力と逃げ足の速さで離脱
これには追跡者達も真っ青ですね
そしてピクシブでロ凛ちゃんとギルガメッシュのカップル絵を見てついやってしまった
次の更新も頑張ります!
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