ちょっとコロナにかかってしまいダウンしていました
皆様もお気をつけください、忘れた頃にやってきますので、
因みに今回のネタがわかった人は、世代がわかるかもしれませんね
征服王との会話が終わった後、一度拠点たる間桐邸へと帰還し住人達を集め本日行われる酒宴への参加を告げる。
「聖杯問答ねぇ…豪快というか考え無しというか…」
まぁ普通の胆力ではこの様なバカらしい事などやらんわな。
「流石は世界征服まで手を伸ばした大王と言うべきですか?」
ランスロットと雁夜のコンビが困惑した顔を見せる中、
「ふぅむ…征服王は聖杯戦争の仕組みを確と理解しておるのか?」
製作者の1人である臓硯は訝しげに首を傾ける。
「さて…あの阿呆の事はともかく、屋敷が手薄になるのは面倒故、貴様らも連れて行くとしよう」
ついでに聖杯戦争中止に動くとするか。
「臓硯よ、貴様は急ぎ第三次聖杯戦争の資料を用意せよ。 特にアインツベルンのルール違反に関して、そして聖杯の中身について書かれている物をな」
「ハッ! 直様取り掛かりまする!」
我の命に従い資料の確保に向かう臓硯。
「貴様らも折角の宴だ、各々準備に掛かれ」
「わかった」
雁夜は葵と桜、凛達を連れ立って準備に取り掛かり、
「さてランスロットよ…些か早めに騎士王との邂逅の機会が訪れた故に精々謝罪の言葉でも考えておくが良い」
「感謝します、英雄王…」
何か思うところがある様子を見せるランスロットは霊体化し、この場から離れていく。
「さてアサ子よ、貴様らアサシンに仕事を与える」
「なんなりと…」
「……という訳だ…ついでだ、言峰の奴も宴に連れて来る様に伝えておけ」
「御意」
アサシン達の司令塔たるアサ子に命令を下し、迅速に行動を開始させる。
「さて…アイよ…」
此奴にはこの酒宴にて任せるべき仕事を与えるとしよう。
「どうしたの?」
不思議そうに我をその美しい瞳で見つめるアイ。
「お前に仕事を与える、恐らく…いや…必ずや必要となる故に心して掛かれ」
「うん!」
頼られる事が嬉しいのか、力強く返事を返すアイを連れ立って我は適当な空き部屋にて、宝具を設置し、定刻までの間『練習』させる事とする。
そして夜へと時間は進み…
夜空を我が自慢の船たる
「ふぅむ…やはりあの阿呆はやらかしおったな」
我の睨む遥か先では、この時代には似つかわしい白亜の城は無惨にもその正面入り口を破壊され、酒樽を抱えて征服王が自慢の戦車の上で何かをほざいているのが見える。
「あれは…」
その時ランスロットの目は目当てである騎士王を捉え、
「お先に失礼します!」
かなりの高度があるにも関わらず、まるで階段でも飛び降りるかの様に飛び出して行き…
「ちょッ!? ランスロットッ!? ここ空の上だぞ!?」
まるで放たれた弾丸の如く加速していくランスロットだが、地面にぶつかり、クレーターを造るだろうと思われたその瞬間、
「ウソだろオイッ!?」
行われたのは見事なまでの五点着地と呼ばれるものであった。
ランスロットの身体が接地する瞬間、揃えた膝を右に突出し、右側の脛→腿と接地してゆく段階において上体を思い切り左側にひねる。すると、右の尻から着地しながら、背中→左の肩の方に抜けてゆく。その後、背中が接地した勢いで足が上がり、そのままくるっと後転する。
それはもはや芸術的なまでの動きであった。
「王ーーーーーーーーーーーッ! 今すぐこのランスロットが参りますよーーーーーーーーーッ!」
闇に包まれた森を迷う事なく一直線に疾走していく
「あのアホスロットめ!」
直様意識を取り戻した我は
一方その頃…
「ライダー…貴様何をしに来た?」
怒り心頭とばかりに苛立ちを隠さずにいる騎士王と酒樽を抱えた征服王が対峙している。
ちなみに征服王のマスターであるウェイバー君は最早死にそうな表情をしながら、その顔には早く帰りたいと書いてあった。 哀れな奴である。
「見て解らんか? 一献交わしに来たに決まっておろうが、ほれそんな所に突っ立ってないで案内せい。 何処ぞ宴に誂え向きの庭園でも無いのか?」
キレかけている騎士王など知った事かと、ばかりに場所の催促を行う征服王に対して…
「アイリスフィール…どうしましょう?」
「え〜っと…わ、罠とか…そういうタイプじゃないものね彼。 まさか本当に酒盛りがしたいだけ? それともあの男…やっぱりセイバーを懐柔したいのかしら?」
理解が及ば無い人種たる征服王の言動に困惑の色を隠さずにいるアイリスフィールに、
「いいえ…これは歴とした挑戦です!」
自慢のアホ毛を逆立たせながら、騎士王は語る。
「挑戦?」
「はい…我も王、彼も王…それを弁えた上で酒を酌み交わすというのならそれは剣に依らぬ『戦い』です」
騎士王の語りに対し、征服王の反応はというと。
「解っておるではないか、剣を交えるのが憚られるな
不敵な笑みを浮かべながら値踏みするかの様に騎士王を睨む。
「面白い! 受けて立つッ!」
ーーーーーーーーぅーーーーーーぉーーーーーーーーーーう
真剣な場面に突如ドップラー効果を伴いながら、男の叫びが聞こえて来たため発生源の方角を見るため外へ出てみると…
「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉうッ!!」
なんと土煙をあげながら凄まじいスピードで迫り来る黒い騎士鎧を纏った男が…
「何だアレは?」
「新手のサーヴァントなのか!?」
迫り来る存在を怪奇の目で見やる征服王とは対照的にビビっているウェイバー。
「ヒッ!? 何アレ!? 紫っぽい髪のイケメンが涙と鼻血を流しながらコッチに向かって来るーッ!?」
怯えるアイリスフィールを守るべく、セイバーは前に立ち塞がる…が…その目に捉えたのは…
「まさか…ラ、ランスロット狂ッ!?(誤字にあらず)」
「えっ? セイバーの知り合い?」
信じ難いとばかりの表情で反射的にセイバーを見つめるアイリスフィール。
「えっ…え〜っと…」
そんな彼女を前にして目を泳がせながら言葉に詰まるセイバーであったが、無情にも
「トゥッ! ヘァーッ!」
奇声を上げながら加速した勢いを殺さず、空中高く飛び上がり、さらにそこから身を捩って無駄に芸術的なまでの三回転捻りを加え、両脚を折りたたんで
どこぞの世界征服を企むハゲも見惚れそうだな。
「申し訳ございませんでしたーーーーーッ!!」
「ラ、ランスロット卿なのですか?」
突然の奇行を見せつけた変態の正体が、かつての部下である事にセイバーは未だかつて味わった事の無い衝撃を受ける!
「王ッ! 私が不甲斐ないばかりにあの様な終わりを…申し訳ありませんでしたーーッ! どうか! どうかこの私に罰を! そしてどうか私を…」
漢泣きを見せるランスロットの次の発言は…
その瞬間空気が死んだ……
「ラ…ランスロット卿ッ!?」
「どうか王の御御足にて! この不甲斐無い私めを踏んで下さ…」
困惑するセイバーへ縋り付くかの様に懇願する
「そんなに踏んで欲しいのならば踏んでやろう」
突如上空から文字通り飛んで来たギルガメッシュによってその頭が踏み潰される。
「イェイッ!」
踏み潰されたランスロットの悲鳴(?)が響く。
「アイリスフィールッ!」
「キャッ!?」
咄嗟にアイリスフィールを抱き抱えて、直様その場から飛び退き距離を取る。
そして直様ランスロットのいた場所を見ると…
「ランスロット卿ーーーーッ!?」
その威力を物語るが如く石畳にはクレーターが出来上がっており、そこにいたランスロットは頭から地面に突き刺さり、見事な犬神家を披露している。
「英雄王ッ!? いくら何でもこれはやり過ぎです!?」
いくら変態的な行動を見せつけられようとも、かつての大切な部下の扱いに驚愕と怒りを露にするが、
「なに…案ずるな騎士王よ、何故ならランスロットは強い子だから、Mっ子だから大丈夫だ」
清々しいまでの笑顔で我は言い放ってやる。
「いやMでも限度がありますよねーーーッ!?」
最早己のキャラすら忘れ叫ぶ騎士王に対し、
「ほれ、態々そこの阿呆に誘われて来てやったのだ、さっさと案内せい」
我関せずとばかりに酒宴への案内を催促するギルガメッシュ。
その時、ズボッ!という音と共に地面から頭を引き抜いたランスロットが息も絶え絶えに此方へと詰め寄り抗議の意思を見せる。
「英雄王ッ! ハァハァッ! 折角王に! ハァハァッ! 断罪していただける機会であったのに! ハァハァッ! 何をなさるのですか!? 何よりも貴方に踏まれても私は嬉しくない!」
地面に頭を埋められた事で苦しいのか、単純に興奮しているのかが解らんなコイツなどと思いながら我は直様エクスカリパーで頭をシバク。
「ハァハァハァハァと喧しいわ! このたわけ! 騎士王も貴様の奇行にドン引きしておるではないか!」
このカオスなやり取りに理解の追いつかないセイバーは、まるで宇宙を見た猫の様な表情で此方を見ていた。
「王ッ!」
そんなセイバーに尚も迫ろうとするランスロットに我が行ったのは、
「……」
無言でキュッと頸動脈を締めて落とす事であった。 まるで糸の切れた操り人形の様に崩れ落ちるランスロット。
「さて…」
一仕事終えた殺し屋か何かの様な佇まいを見せながら、我は上空に停泊させていた
「ほれ、早う案内せい」
「アッハイ」
死んだ様な表情で我らを案内する騎士王に少しばかりの憐れみを感じる。
移動する際に床で寝ているランスロットの首を
案内された先は、
「わぁ〜きれ〜」
花が咲き誇る幻想的な雰囲気を醸し出す屋上庭園であった。
「凄くきれいです…」
「ふ…ふん…中々悪くないわね」
夜の闇と月が照らすその幻想的な風景に幼子達は心奪われる。
「凄いな…どんだけ金かかってんだろ…」
「家も流石に屋上庭園はなかったわね」
洗練された屋上庭園に雁夜達も圧倒されている様だ。
そしてその中央にて、征服王が担いでいた酒樽を降ろす。
「おい…征服王…貴様…まさか
仮にも王の器を競うなどと嘯いておいて、まさか何も用意しておらんとかありえんよな?
「余が用意したのはこの酒樽のみであるぞ、酒を酌み交わす故に他に必要な物など無かろう?」
不思議そうに、キョトンとした表情を征服王が浮かべる。
「貴様…えぇいッ! そもそも最初の様子から見て騎士王の方に事前連絡一つも寄越さぬ上に酒宴を開くのならば最低限の準備ぐらいはしておかんかこのたわけ!」
「…(この英雄王意外にもお気遣いの紳士だ!?)」
英雄王の意外にも几帳面な一面を見て驚愕するセイバーであった。
「まったく…」
呆れながらも我は宝物庫を開き、そこから観客となっておるマスター陣とアイ達にクッションを出してやり、
我用にクッションを取り出し、少々癪ではあるが阿呆と騎士王にもそれぞれ同じ物を出してやる。
「おぉッ! これは中々に座り心地が良いではないか!」
「確かに…素晴らしい物ですね」
物の良さを理解したのか2人が漏らす感想に少しばかり気分を直してやる。
「ふむ…では始めるとするか」
征服王のその鍛え上げられた拳が酒樽の上部を意図も容易く砕く。
「いささか珍妙な形だが、これがこの国の由緒正しき酒器だそうだ」
そういって柄杓で酒を掬いグビリと飲む。
「聖杯は相応しき者の手に渡る定めにあると言う…」
口上を述べながら、酒の入った柄杓をセイバーへと差し出し、セイバーはそれを躊躇う事なく口に付け、中の酒を飲む。
「そのための儀式がこの冬木における闘争だというが…何も見極めをつけるだけならば血を流すには及ばない。 英霊同士お互いの『格』に納得がいったならそれで自ずと答えは出る」
この瞬間理解する、やっぱりコイツ聖杯戦争の根本的なルールを理解しておらんな。
でなければこの様な世迷言を口になぞせんだろう。
あまりにも的外れな戯言を前に、頭を抱えた我を誰が笑えようか。
「それでまず私と『格』を競おうというわけか?」
「その通り…いわばこれは『聖杯戦争』ならぬ『聖杯問答』…騎士王と征服王そして英雄王どちらが『聖杯の王』に相応しき器かを酒杯に問うのだ」
そして我の方に柄杓を差し出してきたので一口飲むが…大した事のない安酒であるな。
口上の途中にてニタニタと嗤いながら…
「ああそういえば我らの他にも『王』だと言い張る輩がもう1人おったっけな?」
征服王の嘲りに反応するのは、
「戯れはそこまでにしておけ雑種」
この世界の我であった。
「アーチャー? 何故此処に…」
「いやな…街の方で暇そうにしておったもう1人の方の金ピカを見かけたんで誘うだけは誘っておいたのさ」
「よもやこんな場所を『王の宴』に選ぶとは底が知れるというものだ…我にわざわざ足を運ばせた非礼をどう詫びる?」
不機嫌そうに征服王を睨みつけ、侮蔑の視線をアーチャーは投げ掛ける。
「くだらん事で一々囀るな、器が知れるぞ」
メンドくさい奴だと思いながらも、内心征服王の勢い任せな行動に対する評価だけは同意してやろうと思う。
「貴様…」
我の台詞が気に障ったのか、睨みつけてくるがこの程度で一々キレる若い我の姿に少々腹が立つが今は抑えておくとするか。
「まぁ 固い事を言うで無い。 ほれ、駆けつけ一杯」
征服王から差し出された柄杓を奪い取り、一息に飲むアーチャー。 しかし口に含んだその時目つきは鋭くなり苛立ちを隠さずに見せる。
「何だこの安酒は? こんなもので本当に英雄の格が量れるとでも思ったか?」
「不本意ではあるがそれには賛成であるな」
「そうかぁ? お前さんからもらったビールに比べれば雲泥の差ではあるが、この土地じゃ中々の一品だぞ」
この程度の酒など、所詮は少しばかり値が張る程度の品に過ぎん。
「そう思うのはお前が本当の酒という物を知らぬからだ雑種め、見るがいいそして思い知れ」
そう言うと、アーチャーも腰を下ろし更に黄金の波紋
「これが『王の酒』というものだ」
征服王が躊躇う事なく杯を持ち口をつける。
「むほォ美味いっ!! 凄ェなオイ!」
目をこれでもかとばかりにカッと見開き大絶賛の様子である。
「こりゃあ人間の手による醸造じゃあるまい! 神代の代物じゃないのか!?」
「当然であろう。 酒も剣も我が宝物庫には至高の財しかありえない」
征服王の反応を見たセイバーが恐る恐る口をつけた次の瞬間、そのあまりの美味さに驚愕を隠せずにいた。
「これで王としての格付けは決まったようなものだろう」
たかが酒瓶一つで偉そうに踏ん反り返る阿呆。
「ふざけるな、酒蔵自慢で王道を語るなぞ道化の役儀だ!」
とはいえ神代の酒なぞ我以外では用意出来ぬ事を理解しているのか、悔しそうにその端正な顔を歪めながらも精一杯の反論を行うセイバーに少しばかり愛着を覚える。
「さもしいな…宴席に酒も供せぬような輩こそ王には程遠い」
「やれやれ…どちらもつまらん奴よな…」
「「何ッ!?」」
我の言葉に両者が反応する。啀み合っておるくせに両方とも反応が良いな。
「くだらん口論などで時間を無駄にする事の方が底が知れるというものよ、子供らですら行儀良くしておるのに、貴様らときたら…それでも王を名乗る者か?」
流石に子供を引き合いを出されては、思う部分があったのか押し黙る様子を見せる。
「こらこら、双方とも言い分がつまらんぞ。 アーチャーよ貴様の極上の酒はまさしく至宝の杯に注ぐに相応しい…が、生憎と聖杯と酒器は違う。 これは聖杯を掴む正当さを問うべき聖杯問答…まずは貴様がどれほともの大望を聖杯に託すのかそれを聞かせてもらわなければ始まらん」
「ふむ…征服王の言う事も一理あるが…」
我は『とある者達』が近づいている事に気づく。
「随分と遅かったな…遅刻であるぞ」
「お待たせしてしまい申し訳ありません王よ」
アサシンの片割れが1人音もなく現れる。
「なっ! アサシンッ!?」
突然の来訪者にセイバーが驚愕し我を睨む。
「案ずるな騎士王よ、この者達は既に我が配下、そして此奴が現れたのは…」
「久しいな騎士王」
我のセリフを遮りながら、突如ランサーがマスターである金髪の男性…ケイネスを連れ立って現れる。
良くみればケイネスは意外にも軽傷で、右腕を布で固定した状態ではあるがしっかりとした足取りで歩いている。
「ラ、ランサーッ!? 何故貴方が!?」
「何…我が呼んでやったまでよ、王の集う問答に傾聴人も必要であろうからな」
月の照らす屋上庭園にてキャスターを除く全てのクラスのサーヴァントが集い、王の宴が始まりを告げる。
病気などで気落ちはしてしまいましたが、まだ頑張ります!
因みに作中で使ったネタはわかりましたか?
ヒントは南国
まだまだ暑いですが完結目指して頑張ります!
速くZero終わらすゾイッ!
次回はランサーが!
もしもランサーが仮面を付けるとしたら
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タキシード仮面
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マスク
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ムジュラの仮面
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あるるかん
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シャア・アズナブル
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