やっぱりギャグって難しい!
『IF キリツーグ・ツグツグ』
これは何をとち狂ったのか、ギャグ漫画の様な世界を望んだ世界線の話である。
「もう人が死なないで済むのなら…僕はギャグ漫画の様な世界を望む!」
ただ…僕は創作物やこういった娯楽に疎いので、英雄王に何か参考になるものは無いかと問うと…
「ふむ…ならば『コレ』でも参考にするが良い」
差し出された一冊の漫画…タイトルは…読み辛いな…えっと…
『ボボボーボ・ボーボボ』
ボがいっぱい!?
とりあえず気を取り直して…僕は、願いを叶えなかった聖杯を再び手に掴み…願う。
そして願いを聞き入れた聖杯が先程とは違い、黄金に輝き世界を包み込む。
後に雁夜は語る…あの時止めときゃ良かった…と…
時は進み…なんやかんやあってキャスターを聖杯戦争で死んだアーチャーをのぞくサーヴァント全員でボコって、マスター共々関東野菜連合に引き渡した。
「「導入が雑ぅッ!」」
雁夜とウェイバーのツッコミが冴え渡る。
そこからさらに時間は進み…未来言峰もとい、ラス峰が真・聖杯戦争開幕を告げたところになる。
ついでに倒されたアーチャーも復活しているが、何故か暗黒汚染されている。
ちなみにヤング言峰は未来の自分が悪さをしているという理由で、関東野菜連合達に磔にされながら引き渡されてしまったのでお留守です。
「さぁ! 真なる聖杯戦争の幕開けといこうか!」
「もう1人の我を殺し、あの小娘を我がものとしてくれるわ!」
「お、お前は!」
「久しいな衛宮切嗣!」
終盤でやっとの出番なせいかハイテンションなラス峰(メメタァッ!)だが…
「誰?」
衛宮切嗣のあまりな反応に…
「き、貴様! 衛宮切嗣! 私を忘れたか!?
「いや僕の知り合いに、そんなジョージボイスで死んだ目でモジャモジャロン毛な愉悦部に所属していそうなのっていないからねぇ」
「え〜なにあれ? 新手のナンパ〜」
「ウケる〜」
何故かオレンジ色の金平糖のような奇妙なナマモノと、巨大なところてんがギャルの格好で騒いでいた。
「もう答えが出ているだろうが! というか何だその珍妙な生き物(?)は!?」
「あぁ? おい! テメェ! まさか知らねぇのか? 世界をマルハーゲ帝国から救った伝説の男。鼻毛真拳継承者ボボボーボ・ボーボボを」
「つまり、貴様の名はボボボーボ・ボーボボで良いのだな?」
ラス峰は謎の生き物を観察するように近づき、謎の生き物は静かに頷く。
「俺は首領ドンパッチだぁぁぁぁぁっ!!」
「ぶぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
そしてラス峰はオレンジ色の金平糖もとい首領パッチに殴り飛ばされる。
そしてその光景を見たギルガメッシュが爆笑する。
「おのれ珍妙な生物め!」
「おいラス峰! 何故こんな事をしたんだ!?」
切嗣がラス峰に問う。
「ふはははははッ! 良いだろう! 冥土の土産に教えてやろう! 私の目的は…「話が長いッ!」グッホッ!?」
上機嫌に口を開くラス峰だが、それは語られる事なく切嗣に殴られた事で中断する。
「ふざけよって!」
キレたラス峰が怒りのままに叫び、どこからか刃の無い柄だけの投擲武器「黒鍵」を指に挟み、計6本のそれから刃を出現させ構え、
「出でよ! 英雄達のなり損ない達よ!」
さらに影から全身真っ黒の人型の存在が大量に現れる。
「おいッ! アイツ何か呼び出しやがったぞ! コッチも何か武器を出さねぇと!」
「ボンタンなら有るわよ!」
いつの間にか現れたアイリスフィールと舞夜が、ダンボール箱いっぱいに入ったボンタンを見せる。
「え? 何でボンタン!?」
ツッコミ役の雁夜が叫ぶ。
「いや…確か…古来より、硬くなったボンタンは銃器に匹敵するという言い伝えが…」
今まで爆笑していたギルガメッシュが神妙な面持ちで語る。
「え? そうなの!?」
純粋な子供であるアイ達が驚く。
「織田信長の鉄砲隊も実はボンタン隊だったって婆ッちゃが言ってた!」
自信満々に首領パッチが言い切る。
「その婆さん絶対ボケてるよ!? そんな言い伝えがあってたまるか!」
これまたツッコミ役2号のウェイバーがツッコむ。
「やって見る価値ありだな」
神妙な表情の衛宮切嗣。
「あえて腐りかけの柔らかいのだけ集めて来ました!」
「よりにもよって!?」
「ナイスだアイリ! これなら勝てる! うぉぉぉぉぉぉっ!!」
切嗣、首領パッチ、ところ天の助の3人が両手にボンタンを装備し、
「「「ボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンタンボンンタンボンタンボンタン!!!」」」
全力投球する。
「「「「ボンタン強えぇぇぇッ!?」」」」
投擲されたボンタンがシャドウサーヴァント達に次々と命中していく。
「えぇぇぇぇッ!? 効いちゃうの!?」
大量のボンタンに蹂躙されていく英雄のなり損ないである、シャドウサーヴァント達。
「がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! ば、馬鹿なぁぁぁぁぁぁっ!!」
「おのれぇぇぇッ!」
「効いてるっ!?」
いくつものボンタンがラス峰とアーチャーを襲う。
「ブワハハハハハッ! 所詮は『
「ふざけおって!」
身体中からボンタンの果肉と汁を滴らせ、柑橘類特有の匂いを香らせながらラス峰とアーチャーが怒り狂う。
「今だッ! 鼻毛真拳奥義ッ!『鼻毛激烈拳』ッ!」
その隙をついて、突如切嗣の鼻から黒い鞭の様な物が伸び、ラス峰とアーチャーを吹っ飛ばす。
「「グバアァァァッ!」」
まさかの極太鼻毛によって2人は吹っ飛ばされていく。
「「鼻毛えぇぇぇッ!?」」
目が飛び出さんばかりに驚くツッコミ役。
「相変わらず無様だな間桐雁夜」
突如として雁夜の背後から気障な声が発せられる。
「その無駄に気障な声はまさか時o…」
振り向いた場所には、
ネクタイを締めてはいるが…全裸故に裸体を晒し、コントで見る様なアヒルパンツを履いた時臣の姿が…
「変態ダァァァァァァッ!!」
「おや? ネクタイが曲がっていたか。 私とした事がうっかりしていたな」
そう言いながらネクタイを締め直す
「時臣お前! 宇宙人にでも頭を弄られたのか!? そんなキャラじゃなかっただろ!?」
「まったく…何を可笑しな事を言うかと思えば、まぁ…よかろう。 間桐雁夜…私は貴様に敗れた後弟子であるはずの綺礼にハートキャッチ(物理)された後に『
何処ぞの悪のカリスマの様な決めポーズを晒しながらさらに…
「間桐雁夜ッ! 貴様に再び勝負を挑む!」
「お家に帰して…」
残念!
「チクショオォォォォォォッ!」
ちなみにこの光景を見ていた凛ちゃんはというと…
「私が憧れていたお父様はあんな変態じゃない!」
ガチ泣きしていた。 お労しや姉上…
「何を叫んでいる間桐雁夜? 」
「コッチミンナッ!」
「まずは戦装束に着替えねばな」
何処からか取り出したのは、
「何だあれ? ステッキ?」
赤色を基調とした、中心部に星型の装飾のある魔法少女が使う様な見た目の物であった。
「ラブリーマジカル真拳奥義! 『マジカル☆メイクアップ』!」
突如謎の光に包まれた時臣が、全体のシルエットを映しながら変身していく。
「キモッ!」
うん。 正直言ってオッサンの魔法少女風変身シーンなんてキモい。
「カレイドライナー・マジカル☆トッキーッ! 優雅に参上!」
猫耳と尻尾を生やし、赤い魔法少女風衣装と更には、妙に短いスカートを付けた変態が誕生してしまった。
確実に合体事故だよね!?
「変態が変態したーッ!」
なお凛ちゃんは…
「あははははははははは…見て見て桜…お姉さま…お母様…流れ星かな? 違うよね? 流れ星はもっと…パッて光って…」
なんかもう色々とヤバかった…
「落ち着いてりーーーんっ!?」
「姉さーーん!?」
「助けて王さまーーッ!」
阿鼻叫喚の地獄絵図である。
「時臣ーーーッ!」
この惨状を引き起こした下手人である時臣に殴りかかるが、突如突風が吹き荒れる。
「おや? イタズラな風が」
突風によって時臣のスカートが捲れ上がり、オッサンブリーフが見えてしまう。
今世紀最悪のパンチラである。
「目が腐る! 目が腐る!」
あまりの衝撃とキモさに雁夜は激しく吐血し、のたうち回ってしまう。
「フッ…無様だな間桐雁夜」
「オエェェェェッ!」
吐血と同時に虹色のナニカを吐き出して倒れ伏す雁夜に、時臣は優越感に浸りながら告げる。
「今の貴様を倒すのはHBの鉛筆をへし折るくらいに簡単な事であるが、それでは私の気持ちは晴れない…故に! 受け取るが良いッ!」
変態が何かを投げつけ、雁夜は反射的に『ソレ』を掴んでしまう。
「何だ…え”っ!?」
何と『ソレ』は青を基調とした変態が持つ物と同型等のステッキであった。
「うそだろ! うわあああああああ! 口と身体が勝手に!」
雁夜を突如謎の光が包み、強制的に変身シーンへと突入させられてしまう。
「ラブリーマジカル真拳奥義ッ!『マジカル☆メイクアップ』ッ!」
そして光の中から現れたのは、
「カレイドライナー・マジカル☆カリやん華麗に参上!」
まるでレオタードとスク水を足して割ったかの様な衣装に、腰回りには小さなスカートの様な物を付けた…
「 あれ? 何か胸が重…なんじゃこりゃーッ!?(松田
豊満な胸に長く白い髪の…
「良かったらコチラをどうぞ」
何故かステッキが喋り、手鏡を渡してくる。
「あっ…ども…」
恐る恐る覗いて見ると…
「何コレ!? 俺女になってる!? 僕の棒ーちゃんと玉ちゃんが家出したーッ!?」
どこか桜が成長した様な見た目の美少女が写っていた。
「雁夜君…」
「ハッ! 葵さん! 見ないで! こんな俺を見ないでーーーーッ!」
ジッと見つめる視線に気づき泣き喚く雁夜…
「大丈夫よ雁夜君! 私…百合もイケるから!」
まさかのカミングアウト!
「好きな人のそんな性癖なぞ知りとうなかった…」
「さぁ! 間桐雁夜! いやマジカル☆カリやん! 勝負だ!」
「こうなりゃヤケクソだーッ!」
泣きながらキレている雁夜もといマジカル☆カリやんである。
「ラブリーマジカル真拳究極奥義『
某天使の使う無数の棘付き金棒をフルスイングッ!
「グバアァァァッ!」
時臣君吹っ飛んだあぁぁぁぁッ!
「アレはまさか!『
「知っているのか雷d…ランスロットッ!?」
「はい王よ、あれは『
出典元 民明書房「『
「『
もう止めてぇぇぇぇぇっ! 時臣の
微妙にテツヲ混じっとるッ!? 殺意が高すぎる。
「うわぁ…ミンチより酷えや…」
ドン引きのウェイバーが現状を語る。
ところてん…じゃなくてところ変わって2人のギルガメッシュがお互いに睨み合い、
「喜べ敗者、我が直接地獄に送ってやろう! この『バビロン真拳』でな!」
そう言った次の瞬間王さまの頭に…
「何あれ? アイス?」
「見てわからんか? ハー◯ン◯ッツだ」
巨大な某高級アイス(被り物?)が装着される。
「ちなみに王道のバニラ味であるぞ」
そう言って王さまは、アイスクリームディッシャーで器用にアイスを掬って皿に盛り付けアイに渡す。
「あ、ホントだ美味しい〜!」
「ふん! ならば我も掟に従い正装にて迎え撃たねばな!」
黒いギルガメッシュも突如として同じ被り物が装着される。
「ふはははッ! 我のは大人のビターチョコである!」
こっちも器用にディッシャーで掬い取り、アイスを入れた皿をアイに渡す。
「あんまり甘くな〜い」
どうやら子供受けは余り良く無い様である。
「所詮は童か…この苦さの中の味わいを理解出来ぬとは」
「たわけ、子供の未熟な舌ではウケが悪いのは当然よ!」
表情は見えないが、どこか呆れた声色の王さま。
「まぁ良いッ! この後しっかりと躾けてやろう!」
「フンッ! 貴様はさっさと穢れた聖杯に還るが良い!」
「「バビロン真拳奥義ッ! 『ゲート・オブ・バビロン』ッ!」」
お互いの宝物庫から放たれる無数の宝具群が激突する。
「これもくらうが良いッ! バビロン真拳奥義『ルクセンブルクの雷鳴』ッ!」
雷鳴の如く疾い手刀がギルガメッシュを襲う。
「甘いわッ! バビロン真拳奥義『モロッコの流れ』」
流れる水の様な体捌きで躱し、
「「バビロン真拳奥義ッ!『ジャマイカの情熱』ッ!」」
「「砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕! 砕! 砕!砕! 砕!砕! 砕!」」
超高速の拳による連撃の応酬! 凄まじい打撃音が鳴り響き衝撃が飛び交う!
「グァッ!?」
打ち負けたのは黒いギルガメッシュの方で、お互い息をもつかせぬ超高速の連撃であったが、一撃の重さは王さまに軍配が上がり、黒いギルガメッシュが僅かに動きを止め、
「バビロン真拳奥義『ユーフラテスの誘い』ッ!」
両手に召喚した剣から放たれる、流れる様な美しい斬撃が黒いギルガメッシュを切り裂く。
「貴様に相応しい裁きをくれてやる!」
両手を交差させた後、独特なポーズをとり、両手の人差し指と小指を伸ばし、ギルガメッシュの胸部に突き刺す!
「バ・ビ・ロ・ンッ!」
その瞬間、世界が闇一色の空間に覆われる。
「固有結界ッ!?」
「おのれ! 我を裁くなどという不敬を!」
「貴様を裁くのは我では無い…」
そう言い放った次の瞬間に突如巨大な存在が現れる。
「裁くのは『バビロン神』だ」
現れたのは巨大な千手観音像の様な存在。
『闇に堕ちし王に救いあれ』
「キイャアアアアッ! シャベッターーーーーーッ!?」
ツッコミ役が1人離脱中(変態フルボッコ中)故にウェイバーが叫びをあげる。
言葉の次に起こったのは…
『救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!救済ッ!』
「滅多打ちダァァァァァァッ!?」
その巨大な大量の拳での情け容赦無い乱舞であった。
「グバアァァァッ!」
巨大質量による高速乱舞によってまるでボロ雑巾の様になったギルガメッシュにさらなる理不尽が降り掛かる。
「これでトドメだ!バビロン真拳最終究極奥義『マルドゥーク神の裁き』ッ!」
頭上から炎が現れ闇を燃やし、現れるは巨大な竜の頭、逞しい肉体、その手には金色に輝く斧を、もう片方の手には燃ゆる炎の剣を携し神像が顕現する。
『哀れなる王に断罪を』
刃の無い剣に炎が灯り、その熱量が上がり紅から蒼へ、そしてプラズマ化したその刃を振り下ろす。
『
「オノォォレエエエエエッ!」
振り下ろされた刃によって完全消滅!
ギルガメッシュ(
王さまが使う真拳をゴージャス真拳かバビロン真拳で迷いましたが、バビロンを選びました。
なおこの作品のギャグ回で毎回凛ちゃんが被害に遭ってますが、作者は凛ちゃんは嫌いではありません。
むしろ人間味溢れる好きなキャラですが、やっぱりイジりやすいんですよね。
すまん許せ凛ちゃん
おや?時臣の様子が…
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全力でBボタン連打ぁッ!
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おめでとう!時臣は『 』に進化した!
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神砂嵐