博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~   作:冬希

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今まで楽をしてきたご一行

その報復…とまではいかないけど小さな苦労が待っていた…


12話 帰りは苦行

 

家までの距離はたかが700mぐらいである。

が、すいかや飲み物を始め、だいぶ買いだめした彼女たちを待ち受けていたのは長い長い帰りであった

 

「ここで悶絶していてもはじまらないぜ。とりあえず、重さが均等になるようにもつしかないぜ。」

と、ペットボトルを出してて気付く

「他のやつのうえにのせたら潰れちゃうね。」 

「…なら、ペットボトルを下にすればいいじゃない。」

「あ、そっか。」

天然も含んだ小町も愛嬌である。

そもそも1500mlの飲み物が7本、500mlのペットボトルも5本という、そんなに飲むのか?と問いたくなるほどの異常な量である。

1500mlのほうが確かにお得だが、まとめ買いするとこのような問題にぶちあたる。

 

「で、でもさ、これもってレジに並んだんだぜ?いけるよ」

魔理沙はそういった。が、決定的な違いがある。

「レジに並んでいる間は基本置くでしょ…」

「あーそっかー!」

「なにこいつらテンションたかすきだろ」

と目でいってくる人も何にもか出てきた頃、ようやくテンションの高い少女は旅にでた。

帰路という旅を。

 

まず、大通りは危険だという理由で、さっき通った道を通ることにした。

次に、すいかはペットボトルがなくても一番重いので、交代にしてもつことにする。

最後に、雨の降らないうちにゴールすること。現在、今すぐにでも降りそうな雰囲気である。

途中で降られては大量はかなり消費され、さらに帰るのが遅くなる→さらに雨に濡れる

という悪循環に陥ってしまう。

それだけはなんとしてもさけたい一同は、できるだけ急いだ。

が、やはり普通に歩くほうが速い。

どんどんと歩いてる人に追い抜かれる。

「ま、まさかこんなに重いとはなぁ…」

魔理沙の息も少しずつ荒く、早くなる。

でも、それはみんなも一緒である。

 

 

でも、あとあと気づいたもう一つの問題。それはビニールが故の問題。

「ビニールが手にめり込んでいたい…」

大半の人は経験している、あの痛みである。

「一旦下ろそう。」

と、道の脇に荷物を置き、自分の手をいざ眺めると、赤く、へこんだ線が一本ひかれていた。

 

よく考えてみれば1人7.8kgほどである。

が、魔理沙は元魔法使いで箒ぐらいしか持たない

にとりは技術者兼河童で、主に修理を担当し、終わったものは他の河童にもたせていたため、重いものをもたない

雛は厄をためこみ、それを処理していた。厄は重くない。

そして、小町も斧はもっていたが、基本は置いてサボるか船頭をしている。

そう。全体的にかなり筋力がないのだ。

「じゃあ次あたいすいかもつよ。」

「ええ。ありがとう。」

例の携帯ショップを過ぎ、残り半分となった。

 

 

 

歩き始めて15分。少々風が生ぬるく、いやな匂いが漂いはじめた。

「おい、これまずくないか?」

「だね。雨が近い」

嫌な予感は的中した。

にとりの額に雨粒がついた

「ひゅい!? あ、雨が降ってきた」「それは本当か?」

「うん。」

「…あ、本当だ。いまあたいの腕にも降ってきたよ。なおさら急がないとな。」

いつもならあと2分ほどで着く場所である。雨は徐々にその頻度を増しつつ彼女たちの服を濡らしていく。

すでに歩き始めて20分ほどたつ。

 

 

疲れもあって、そこからなんとか5分で帰宅した。

 

「結構濡れちゃったな」

「うん。まだ日は出てるけど、お風呂にしよう」

と、にとりは前の日に買ったタオルと50円玉を持ってお風呂場に一足先に向かった。

それに遅れて3人もむかう。

 

~少女入浴中~

 

 

風呂から上がったら時はすでに5:30である。

そして、ある問題に気づいた。

「あ。鍋と包丁がない…」

すっかり忘れていた。

ある程度の生活雑貨は揃っているが、鍋や包丁などはなかった。

オマケに、食べ物ばかりこだわっていたので調味料もまるまる買ってない。

ただ、幸運だったのは調理済み料理が多かったことである。

というかこの時点で3日連続で調理済み加工食品になってしまうが、彼女たちはそれどころではない。

…そもそも料理が出来る環境ではない

「私はこれだけでもいいけどね」

にとりはきゅうりをかじりながら言った

「それはあんただけだ!」




本来、7-8kgぐらいはもつだけならそうそうつらくはないんです。

ただ、魔法に頼ってた幻想郷出身の少女たちがもったこともあり、結構つらいです。

それを25分(休憩込み)…相当つらいです。
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