博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~ 作:冬希
バイトで誰もいなくなったので、仕方なく散歩に出かけたにとりであるが…
五日目(木)朝。
「それじゃあいってくるぜ」
魔理沙は7:00に家を出た
ごはんもそこらにあったものを10分で食した。
それに続いて小町も家を出て行ってしまった。
「さて。暇だ」
今日何もないにとりにとって、暇以外のなにものでもない。
テレビはあるが、朝は基本訳の分からないニュース番組とかぐらいしかしていない。
そして、にとりは思いついたように
「ちょっくらいってくるか」
と言い、思いつきで家を出た。
行った先は例の森である。
森というよりは公園である。
そこで偶然魔理沙と小町にであった、あの森である。
その奥へと進む。すると、やぐららしきものと人が数人いた。
「へえ~、祭りでもやるのかな?」
興味本位でそこに行ってみた。
「…あなたたちは」
そこでみた少女二人。
神奈子と諏訪子である。
「神奈子様に諏訪子様…」
「あら、にとりじゃないの」
「どうしたの?そんな唖然として」
「な、何をやってるんですか?」
「神祭りの手伝いさ」
「神祭りといっても、盆踊り納涼祭りの手伝いだけどね」
さすが神様二人である。祭りも大好きである。
「祭りは土日さ。来れたら来るといいよ」
「待ってるよ」
「は、はい!」
と、二人は手伝いに戻っていった。
そういえば神奈子様のいつものしめ縄がない。
神でなくなった以上、あれは邪魔なものでしかなくなったのだろうか。
次に、にとりはいつも駅に向かっている方向とは逆にいってみた。
いつも駅の方向にばっかいっているので、逆方向にいけばまた他に誰かとあえるかもしれない。
そんな淡い期待をのせて歩いてみる。
そして、その淡い期待は見事にかなった。
「おっと。危ない危ない」
と、走ってきた人を避けた。
「ちょっと~待ちなさ~い!」
にとりはみたことのある二人を追いかけてみた。
追いかけられている人は立ち止まった。
「あらら、はたてさん。お守りつきですか?」
「お守りとはなんだ!」
紛れもなく文とはたてである。
幻想郷での前職を捨てずに新聞社に入った様子である。
そして、何より今まで「弱小新聞」とか「妄想新聞」とか言い合ってた二人が仲良く(?)新聞配達をしていたところが変わった。
現実世界に飛ばされた以上、喧嘩しているところではないということだ。
「じゃあ仕事がありますので」
というと、あっという間にこの場を去る 幻想郷最速は伊達ではない。
「ちょ、ちょっと~?」
にとりは思った
「仕事休みでのんびりしてる人とかいないもんかねえ」
手を頭の後ろで交差させる。
「あ、ありゃなんだ?」
そこにいたのは例の僧侶と黒い少女である。
「あなたはもしかして…」
その人と子供は振り返った。
聖白蓮とルーミアである。
「ああ、あなたはにとりさんですね?」
白蓮は聞いた。相変わらずの優しそうな目つきでにとりにきいた。
「うん」
「なにをしてるんですか?こんなところで」
「私は、今日バイト休みで私以外みんたバイトで暇で散歩してたんだ」
「へ~。私はバイトやってないんですよね。はたてさんと青がさんと衣玖さんに任せてます」
「そーなのだー」
「聖さんはルーミアをみてるってこと?」
「はい」
にとりは思う。
幻想郷のみんなはそこまで広範囲に広がっていないんじゃないかと。
そう考えると、今度の祭りで久しぶりに集まれそうな予感がした。
「では、お互い頑張ろうね!」
「はい」「うん!」
といい、手を振って別れた。
「さて、戻るか」
にとりは来た道を戻り始めた。
今は午前10時。集合時間まで結構時間はあるが、目的は達成された。
「おっ、せっかくだから寄ってみるか。」
にとりはそこの図書館へ寄った。
「…さすがにいないか。いるとは思ったんだけどね」
にとりはここで紅魔館の頭脳、パチュリーノーレッジが働いてると思っていた。
仮にも魔法を使えなくとも素があの生活である
本に関わる仕事についてるか
と思ったがそうでもなかった。
にとりは図書館から出た。
そして、大通りではなく線路沿いの一昨日荷物を持って歩いた道と同じ道をとおり、家に戻っていった。
今回はにとりがいろんな人と出会う物語です。
なお、こちらはwiiで執筆しているので漢字がある程度知られているものしかでません。
青がのが(女に我)や、すい香のすい(草かんむりに卒)など、一部がひらがなになってしまうことがあります。
そして、青がが現れた瞬間のことです。
音楽をランダムで流していたんですが、偶然にも東方三月精の3巻収録の「古きユアンシェン」が流れて少しびっくりしましたw