博麗大結界が壊れたあの日から~東京project~ 作:冬希
幻想郷住民の懐かしき再開をどうぞ。
16話 祭り~開宴~
博麗大結界が壊れて本日で一週間が経つ。
こちらの生活にも徐々に慣れてきたちょうどその頃、納涼祭が開かれようとしていた。
七日目(土) PM3:00
「ではいきますか」
にとりが言った
「ちょっとまつんだぜ」
だが魔理沙は準備が終わっていない。「まあそんなに焦るなって。まだ始まんないよ」
小町はマイペースなようすで言った。~数分後…~
「よし、行こう」
と、四人は祭り会場へ向かった。
そこにつくとまだ準備段階であった。
「よう、神奈子に諏訪子!」
「あら、あんたたち。まだ早いよ」
「いやー、にとりが行きたいっていうから…」
「祭りは4:30からだからその辺でのんびりしてな」
「ああ。そのつもりだぜ」
と、魔理沙はそこのベンチに座る
「ちょっと飲み物だけ買いたいな。ちょっくら自動販売機探してくるぜ」
「わかった」
(さすがにまだ早すぎたな…)
「でもあのお二方が働いてるの、なんか慣れないわね」
「まあ、元神様で働くことなんてないからな」
にとりは気づく。
さすがにこの何もないベンチで1時間半待つのはさすがにつらい。
「ふ~、暇だからその辺ぶらりとしてくるね。」
「ああ。わかった。きをつけるんだよ」
~少女散歩中~
戻ってくるころには…
「あれ?みんながいない…」
そこには椅子しかなかった。
「ま、まってりゃいずれ来るよね」
PM4:30 祭り 開宴
にとりは開宴後、すぐに神奈子たちのとこへ飛んでいった。
特に理由はない。
じっくりとお話がしたいだけである。
「神奈子さま…?」
そこに一緒にいたのは魔理沙たちである。しかも、酒を飲んでいたので…
「ほら、にとりっ、飲めぇ」
「ひゅい?よ、酔っ払ってるよ…早いなあ」
祭とはいえ、幻想郷住民にとっては宴である。ああ迷惑極まりない。
とりあえずにとりは一旦脱出した。
「ふぅ~、まだ始まったばかりなのにもう飲んだら楽しめなくなるのに…、あ、みんなにとっては飲みまくることが祭りか」
とにとりが自己解析していると…
「待て~、最強のあたいから逃げられるとでも~?」
「いやー、助けてー!」
「ほらほら、見られてるぞ?」
「いや、あれはもう相当はしゃいでますね」
チルノにミスティアに慧音に早苗であった。
「あれ?あそこにいるのは…にとりさん?」
「ああ、早苗~」
「あれ?一人ですか?」
「他ならすでにあそこで呑んでるよ」
と指差した先にはすでに赤みがかった顔の魔理沙や小町、雛がいた。
「…って神奈子様に諏訪子様?」
というと、早苗は駆け出していった。(落ち着きないなあ、みんな)
にとりは少しあきれていた。
「おっ、早苗じゃないか」
「さなえ~」
三人は抱き合った。もう周囲の目とかは無視した。
「感動の再開じゃないか」
慧音はそれを見て言った。
「だね。結界が壊れてから離れ離れになった神様と巫女、感動の再会だよ」
と、ほのぼのした様子で二人は眺めていた。
「あ、ルーミアちゃん!」
「あ、チルノちゃんにミスティアちゃん!」
「おっ、白蓮さんたちも来たんだ」
「久しぶりだね!あたい、あんたのことは忘れないでいてあげたんだよ?感謝しなさい!」
「ありがとうチルノちゃん」
こんな子供っぽい会話もいまとなっては懐かしい。
「ああ。懐かしいな。寺子屋」
「そうか、みんな寺子屋の生徒か。」
「少し行ってやるか。おら~お前らあ~!」
「あ、けーね先生!」
「おお!ルーミアじゃないか。久しぶり!」
この光景をはたては写真に納めていた。
「これを文に見せてやるんだから!」
「誰が何を見せるって?」
はたての後ろに立っていたのは正真正銘、文であった。
「来ちゃいました。布都さんと一輪さんはバイトが終わり次第来るそうです…って輝夜さん!?」
「愚民ども。妹紅を知らないか?」
「輝夜。もこたんはここにはいないぞ。あと愚民ってなんだ愚民って。人にはなあ、それぞれ名前ってもん」
「妹紅…どこいった…」
「人の話を最後まできけー!!」
「あのー、幻想郷勢は集まりません?一箇所に」
「ああ。ここにいても迷惑だしな。ほら、お前ら、行くぞ」
はたては感づいた。
さっき、人には人の名前があるのに、お前といってるあんたはどうなんだ。と。
お祭りがとうとう始まりました。
幻想郷勢の常識に囚われない行動はどこまで続くんでしょうかねえ(笑)